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SSの置き場&番外編
転生王女の新婚旅行2
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一言でいってリード伯爵家の別邸は居心地が良かった。
アルザス公爵邸にはたくさんの使用人がいるのでプライバシーなどあったものではない。
エリアスはそんなことを気にする人ではないが、だいぶ忘れたとはいえ前世の記憶があるセシリアは人前に近い環境でいちゃいちゃ以上のベッドでの行為はかなり恥ずかしいもので、声を抑えることに忙しくて、エリアスのすることに集中できないことが多々あった。
「セシリア?」
「…っっん!」
今はエリアスの膝に抱きかかえられて、お茶をしているはずなのだか、エリアスの長くしなやかな指はセシリアの豊かな胸の頂を弄びながら、
「もう、フィナンシェはいらないのかな?」
生クリームが乗せられたフィナンシェを食べさせられていたはずなのにいつの間にかセシリアがいただかれてしまっている。
「これは、やはり、あなたにつけたほうが美味しく食べられますね」
紫の瞳が一瞬鋭く光り、セシリアのなだらかな胸にクリームをつけるとそれをエリアスの赤い舌が舐めとっていく。
「エリアス、わたくし、お菓子じゃ…ああん」
「そうですね。あなたは菓子などよりずっと甘く中毒性があります」
すでにセシリアの上半身は空気にさらされており、彼女の柔らかな金髪がうっすらと色づいた背中を覆っている。
「晩餐までには時間もあるし、馬車の中ではあなたを思い切り味わうことはできませんでしたからねえ。それに新婚旅行ですし」
「…んっ、はっ、駄目、支度もしなきゃならないし」
「新婚旅行の目的は夫婦の愛を高め合うため、なのですよ?」
セシリアはエリアスの言葉に戸惑う。ロマンス小説などで新婚旅行の話はあまり出てこなかった。ほとんどは結婚式で、めでたしめでたし。という感じの話がほとんどだった。侍女といえども下級貴族の子女読む本のため猥褻な閨の行為がほとんどという話はなかった。あくまで恋愛ストーリーの一環として愛の行為がロマンチックに書かれていた。ガートランドの王女としてルーレシアに嫁ぐ身だったセシリアには「新婚旅行」などという甘い行事は含まれておらず、婚姻を結んだ後は後宮暮らしというロマンのかけらもないものだったから、新婚旅行の目的などセシリアが知らないのは当たり前のことであった。
「そっそうなの?」
「ええ。だから閨の行為が最も大事な目的なのです」
確かに妻のしての役目は夫の子供を身ごもることで、それが愛する相手なら愛も高め合いたいと思う。
「だから、私との時間を大切んしてください」
エリアスはそういってセシリアの最も大切な部分に指を忍び込ませると、セシリアが甘い声をあげ始めた。
「セシリア、あなたは私の女神、何度こうしても、美しいままだ」
彼女のしなやかな首に唇を落とし、最近見つけた耳の弱い部分を巧みに舌で刺激し始める。
「やあああ、それ、駄目、変になるからあ…」
耳の中に舌を差し入れられて、その音が頭の中に響いていく。それと同時にセシリアの大事な部分も可愛がられているため、すごくいけないことをしている気分になるのだ。
「はあっっん」
「セシリア、可愛い。愛していますよ」
エリアスはそういって、セシリアの華奢な体を持ち上げると、己自身を埋め込めるように彼女を座り直させた。
「すべて衣服を脱がなくても、繋がることはできるんですよ」
ドレスのスカートの中でセシリアを射抜きながら、エリアスがいう。
「これから、大丈夫でしょう?私の小鳥」
「きゃああん、エリアス、これっ…」
「気に入っていただけたようですね?」
エリアスはセシリアの声が一層高くなったのを見逃さず、侍女たちが着替えを大急ぎでしなけらばならないギリギリの時間までセシリアを啼かせ続けた。
アルザス公爵邸にはたくさんの使用人がいるのでプライバシーなどあったものではない。
エリアスはそんなことを気にする人ではないが、だいぶ忘れたとはいえ前世の記憶があるセシリアは人前に近い環境でいちゃいちゃ以上のベッドでの行為はかなり恥ずかしいもので、声を抑えることに忙しくて、エリアスのすることに集中できないことが多々あった。
「セシリア?」
「…っっん!」
今はエリアスの膝に抱きかかえられて、お茶をしているはずなのだか、エリアスの長くしなやかな指はセシリアの豊かな胸の頂を弄びながら、
「もう、フィナンシェはいらないのかな?」
生クリームが乗せられたフィナンシェを食べさせられていたはずなのにいつの間にかセシリアがいただかれてしまっている。
「これは、やはり、あなたにつけたほうが美味しく食べられますね」
紫の瞳が一瞬鋭く光り、セシリアのなだらかな胸にクリームをつけるとそれをエリアスの赤い舌が舐めとっていく。
「エリアス、わたくし、お菓子じゃ…ああん」
「そうですね。あなたは菓子などよりずっと甘く中毒性があります」
すでにセシリアの上半身は空気にさらされており、彼女の柔らかな金髪がうっすらと色づいた背中を覆っている。
「晩餐までには時間もあるし、馬車の中ではあなたを思い切り味わうことはできませんでしたからねえ。それに新婚旅行ですし」
「…んっ、はっ、駄目、支度もしなきゃならないし」
「新婚旅行の目的は夫婦の愛を高め合うため、なのですよ?」
セシリアはエリアスの言葉に戸惑う。ロマンス小説などで新婚旅行の話はあまり出てこなかった。ほとんどは結婚式で、めでたしめでたし。という感じの話がほとんどだった。侍女といえども下級貴族の子女読む本のため猥褻な閨の行為がほとんどという話はなかった。あくまで恋愛ストーリーの一環として愛の行為がロマンチックに書かれていた。ガートランドの王女としてルーレシアに嫁ぐ身だったセシリアには「新婚旅行」などという甘い行事は含まれておらず、婚姻を結んだ後は後宮暮らしというロマンのかけらもないものだったから、新婚旅行の目的などセシリアが知らないのは当たり前のことであった。
「そっそうなの?」
「ええ。だから閨の行為が最も大事な目的なのです」
確かに妻のしての役目は夫の子供を身ごもることで、それが愛する相手なら愛も高め合いたいと思う。
「だから、私との時間を大切んしてください」
エリアスはそういってセシリアの最も大切な部分に指を忍び込ませると、セシリアが甘い声をあげ始めた。
「セシリア、あなたは私の女神、何度こうしても、美しいままだ」
彼女のしなやかな首に唇を落とし、最近見つけた耳の弱い部分を巧みに舌で刺激し始める。
「やあああ、それ、駄目、変になるからあ…」
耳の中に舌を差し入れられて、その音が頭の中に響いていく。それと同時にセシリアの大事な部分も可愛がられているため、すごくいけないことをしている気分になるのだ。
「はあっっん」
「セシリア、可愛い。愛していますよ」
エリアスはそういって、セシリアの華奢な体を持ち上げると、己自身を埋め込めるように彼女を座り直させた。
「すべて衣服を脱がなくても、繋がることはできるんですよ」
ドレスのスカートの中でセシリアを射抜きながら、エリアスがいう。
「これから、大丈夫でしょう?私の小鳥」
「きゃああん、エリアス、これっ…」
「気に入っていただけたようですね?」
エリアスはセシリアの声が一層高くなったのを見逃さず、侍女たちが着替えを大急ぎでしなけらばならないギリギリの時間までセシリアを啼かせ続けた。
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