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魔法学校編
迷宮攻略
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迷宮へとやってきたヴァイオレット達一行は枝分かれした道を進み最奥に置かれているという魔石の場所を目指した
ヴァイオレットが選んだ道は蛇行している上に起伏の激しい道、他の生徒達が道がどうなっているかは分からないが明らかに外れ道の匂いがした
『うーん、選んだ道間違えたかなぁ。でも今から引き返してもなぁ』
選択した道を後悔しながらも進む足を止めず歩いていく
すると奥の方から何かの音が聞こえてきた
物陰に隠れながらその様子を窺うと先行していた生徒が魔物と戦っているのが見えた
『アイススピア!』
『ギギャー!』
生徒が相手していたのはゴブリン
必要であれば助けに入ろうかと思ったがゴブリン程度の相手であれば流石に学生でも遅れを取ることはなく、危なげなくゴブリンを倒していた
ゴブリンを倒すとその生徒は先へと進んでいった
倒れたゴブリンを見てヴァイオレットは森での生活を思い出す
『ゴブリンって見た目酷いし肉は基本的に固くて美味しくないけどじっくり煮込むことで柔らかくなって案外イケるんだよねぇ……ハッ!こんなことしてる場合じゃなかった!私も早く先に進まなきゃ!』
ヴァイオレット気を取り直して奥へと進む
ゴブリンとの戦闘を目の当たりにした辺りからまだ倒されたばかりの魔物の死体がそこら中に転がっている
先を進んでいる生徒が倒してくれるお陰でヴァイオレットは戦わず楽ができたが、久しぶりの実戦が出来ないことに対して多少の不満はあった
そのまま暫く進んでいくとまたいくつかに道が分かれていた
『また道が分かれてる。んーどっちに行けばいいんだろう……悩んでても仕方ないし適当に決めよう』
ヴァイオレットはそこら辺に落ちていた枝を拾い、倒れた方に進むことにした
枝は一番左の道に向かって倒れた
『よしこっちね、レッツゴー!』
運に身を任せて枝が指し示した道を歩いていく
その道は誰も足を踏み入れていなかったのか、魔物が倒された形跡もなかった
ここなら魔物が現れて戦うことができるかもしれないと考えながら進んでいると、案の定ヴァイオレットの目の前に魔物が現れた
二足歩行で全身が毛に覆われた狼の魔物、バトルウルフだ
『グルルルル……』
『おっ、バトルウルフかぁ。バトルウルフは炙り焼きが美味しいんだよねぇ。ちょっとだけなら持って帰っても怒られないかな……ジュルリ』
『グル…ルル……キャインキャイン!』
『あっ!ちょっとどこいくの!待ってよー!』
魔物を敵としてではなく完全に食料として見ているヴァイオレット
それを魔物も察知したのかバトルウルフは戦意を失い尻尾を巻いて逃げて行ってしまった
それ以降も魔物と何度も遭遇はしたのものの、この迷宮ではヴァイオレットに立ち向かってくる度胸のある魔物がいないようで魔物と戦うことなく進むことができた
『もー!皆なんで逃げるのー!私も戦いたいよー!』
ヴァイオレットが選んだ道は蛇行している上に起伏の激しい道、他の生徒達が道がどうなっているかは分からないが明らかに外れ道の匂いがした
『うーん、選んだ道間違えたかなぁ。でも今から引き返してもなぁ』
選択した道を後悔しながらも進む足を止めず歩いていく
すると奥の方から何かの音が聞こえてきた
物陰に隠れながらその様子を窺うと先行していた生徒が魔物と戦っているのが見えた
『アイススピア!』
『ギギャー!』
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必要であれば助けに入ろうかと思ったがゴブリン程度の相手であれば流石に学生でも遅れを取ることはなく、危なげなくゴブリンを倒していた
ゴブリンを倒すとその生徒は先へと進んでいった
倒れたゴブリンを見てヴァイオレットは森での生活を思い出す
『ゴブリンって見た目酷いし肉は基本的に固くて美味しくないけどじっくり煮込むことで柔らかくなって案外イケるんだよねぇ……ハッ!こんなことしてる場合じゃなかった!私も早く先に進まなきゃ!』
ヴァイオレット気を取り直して奥へと進む
ゴブリンとの戦闘を目の当たりにした辺りからまだ倒されたばかりの魔物の死体がそこら中に転がっている
先を進んでいる生徒が倒してくれるお陰でヴァイオレットは戦わず楽ができたが、久しぶりの実戦が出来ないことに対して多少の不満はあった
そのまま暫く進んでいくとまたいくつかに道が分かれていた
『また道が分かれてる。んーどっちに行けばいいんだろう……悩んでても仕方ないし適当に決めよう』
ヴァイオレットはそこら辺に落ちていた枝を拾い、倒れた方に進むことにした
枝は一番左の道に向かって倒れた
『よしこっちね、レッツゴー!』
運に身を任せて枝が指し示した道を歩いていく
その道は誰も足を踏み入れていなかったのか、魔物が倒された形跡もなかった
ここなら魔物が現れて戦うことができるかもしれないと考えながら進んでいると、案の定ヴァイオレットの目の前に魔物が現れた
二足歩行で全身が毛に覆われた狼の魔物、バトルウルフだ
『グルルルル……』
『おっ、バトルウルフかぁ。バトルウルフは炙り焼きが美味しいんだよねぇ。ちょっとだけなら持って帰っても怒られないかな……ジュルリ』
『グル…ルル……キャインキャイン!』
『あっ!ちょっとどこいくの!待ってよー!』
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それを魔物も察知したのかバトルウルフは戦意を失い尻尾を巻いて逃げて行ってしまった
それ以降も魔物と何度も遭遇はしたのものの、この迷宮ではヴァイオレットに立ち向かってくる度胸のある魔物がいないようで魔物と戦うことなく進むことができた
『もー!皆なんで逃げるのー!私も戦いたいよー!』
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