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第1章 化物に成った少年
うねうね6 親友との再会
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なんだこいつ?
俺は自分の背中を見ようと首を後ろに回したり体をひねってみたり、その場でアホみたいにぐるぐる回っていた。これが自転てやつか。いやそんなくだらんこと考えてる場合じゃねえ。
「ああ、もう鏡がねぇから背中が見えねえ。」
すると触手が、うねうねと半壊したがれきの中から鏡の破片をとってくる。
なんて便利なやつだ。じゃなくて
「あ、ありがとう。つーかお前なんなの?俺の一部なの?モンスターなの?生き返った主人公って、伝説の剣とか強力な古代魔法とかを携えて復活するんじゃないの?」
矢継ぎ早に質問するが、触手は器用に首をかしげるポーズをするだけだった。
喋れないのか。
きゅいきゅい。
「イルカみたいな声で鳴いた?いや、海見たこともイルカ見たこともないんだけどね。お前には驚かされてばっかりだ。」
とにかく鏡で背中を確認すると触手と背中のつなぎ目が紫色に発光しており、どこかへ通じているような感じだ。俺の体の一部が異界のゲートみたいになってる?
いやでも、なんかこいつとは完全に繋がってる気がする。あの闇の残りカスども、俺にこんな置き土産残しやがって。ぬおおおおおお。
「きゃああああああ。」
突如俺の耳に悲鳴が届く。
ブーツに足を突っ込み勢いよく飛び出す。見られちゃまずいと背中に力を入れるとしゅるしゅると触手が巣穴に戻る蛇のように収納されていった。
目の前にグリーンウルフの ようなものに襲われている女の人を発見した。
「サリーさん!!」
俺は叫びながらグリーンウルフの形をしたまっ黒い化物に斬りかかった。
ガキン
牙で剣を受け止められる。
「は、舐めるなよ。レベルアップで力が上がってるんだこのまま力押しで・・・・?」
なんだコイツびくともしねえ。
グルルッルルルルルル。
「なんて力だ。コイツFランクモンスターじゃねえのか?」
不審に思いながら懸命に謎の黒狼の牙とつばぜり合いをしているとどこからか
矢が飛んでくる。
矢が敵の首筋に当たった瞬間、剣を切り返し渾身の力で首を切り落とす。
「油断するなテンタ!」
聴き慣れた声が耳に入ると同時に首を切り落としたはずの敵が爪で切り裂いてくる。おれは素早く胴体を蹴り距離をとった。
「どうなってやがんだ。」
構え直しているとすぐそばにラルスが寄ってくる。
「サリーさん無事だったんだね。早く避難所まで逃げるんだ。」
サリーは黒犬を怖がってはいたが即座に立ち上がるとありがとうとお礼を言って走りだした。しかしその時俺を見る目が若干訝しげだった気がした。
「ラルス。援護を頼む」
「任せて。冷たき礫敵を討て。」
ラルスが呪文の詠唱に入っている間に再び首なし犬に突っ込む。下段に横薙ぎ。からの十字切り。すべて交わされるが想定内。少し大ぶりに剣を降ることでわざと隙を見せてやる。すると狙い通りまた敵が爪で攻撃してきた。
そうだよな。牙のないお前はそうするしかねえよな。俺は待ってましたとばかりに、剣の腹で攻撃を受け止める。仁王立ちした犬が俺に爪を突き立てようと覆いかぶさるような態勢になる。
「今だ」
俺の合図とともにラルスが魔法を放つ」
「『フリーズコフィン』」
ダイヤモンドの形をした直径30センチほどのでかい塊が俺のすぐそばをかすめて敵に被弾する。
グルアッ
氷にぶつかりウルフの体がくぼむ。そこに追い打ちをかけるようにバラバラに斬撃を浴びせとうとう首なしの犬っころは動かなくなった。
「ふう、連携は成功だな。お前を信じてはいるが、やはり氷の塊が高速でかすめるとヒヤッとするぜ。」
と安心でニヤっとしながら親友の方を向く。さっきまで一緒に狩りをしていたのにもう随分とあっていないような気がした。
「テンタぁ!!生きてたんだね。村の人が死んだのを見たっていうからてっきり奴らみたいに化物になったのかと。」
ラルスは男にしては長い青髪を振りながら俺に抱きついてくる。
「まてまてまて、誰が死んだって。つーか抱きつくな。」
とりあえずラルスを引き離すと、状況の確認をおこなった。
「何が起きてる?村のみんなは無事なのか?被害は?あの黒いグリーンウルフは?山では一度も見かけたことないぞ。ランクは?なぜ頭を落としても死なないんだ?それに化物になるってどういうことだ?」
いつも余裕が爽やかな顔を真剣にしながらラルスは俺の質問に答え始めた。
「数日前、父さんの予知で伝説級の化物が村を襲うことがわかったんだ。村のみんなで避難所の櫓に仮説のテントを張り結界をつくり避難をした。村は化物がとおりめちゃくちゃになったが、みんなで村はずれの避難所にいたため誰ひとり犠牲者はいなかった。狩りから帰ってきたばかりでこの事実をしらなかった君を除いてね。」
「なるほどな。俺も実際死んだと思ったよ。あれが伝説級か。絵本でしか見たことないぜ。」
「俺とウィックスはなんとか避難所に間に合ったんだけど、テンタが心配で村長に捜索の許可をもらおうとしたけどだめだった。代わりに大人をひとり馬に乗せて走らせたんだけどすぐに戻ってきてこう報告したんだ。遠くから・・・・・テンタが。」
急にラルスがえずく。
「テンタが化物に潰されるのを見たって・・・グス。」
なるほど、あの『逃げろ』って声は俺を探しに来てくれた人のものだったんだ。
「おいおい泣くなよ。俺はこのとおりピンピンしてるんだ。体もすこぶる調子がいいんだぜ。」
「本当に?本当に何もないの?」
ラルスの必死な問に俺は 気圧される。
背中がむずむずしてきた。
「いやあ、まあ、大丈夫かな?」
思わず声が上ずる。
俺のあまりも間抜けな返答にラルスは意表をつかれたらしく。
「ぷっくっく、その様子なら大丈夫そうだね。」
笑われてしまった。
「それと気になることが増えたんだが?数日前ってどういうことだ?」
俺の疑問にラルスは疑問で返す。
「何言ってるの?村が襲われてからもうもう三日立つんだよ。」
お前こそ何言ってんだって感じだ。
化物に踏み潰されたのは俺の体感時間ではついさっきだぜ。軽い浦島太郎の気分だ。
「三日か、ならもう伝説級はいねえんじゃねえのか。あいつらは台風みたいな災害で一箇所に留まることはあまりないっていうぜ。」
「それが、あの黒いウルフと関係してくるんだ。俺たちは最小限に荷物をまとめて避難所に立てこもった。災害が過ぎ去る一瞬を待ってね。しかし、あの伝説級の恐ろしいところは過ぎ去ったあとだったんだ。奴の名前は『ヘルパージ・ヌル』。地獄を追放された虚無って意味だ。」
「ヘルパージヌル。聞いたことがある。闇を振りまき心を虚無へ誘う化物だとか。」
御伽話の内容を思い出しながら俺は頷く。
「やつが通ったところの生物は黒く塗りつぶされ虚無になる。そして心に闇を植え付けられるんだ。そしてヌルと同じような存在になる。」
「てことはあの黒い犬は。」
「そう、あれはヌルによって 変えられたグリーンウルフなんだよ。それだけじゃない。あいつに変えられた生き物は凶暴にそして強くなりより一層人をおそうようになる。もう奴らはFランクじゃない。F+ランクモンスターだ。奴らが群れて村を襲ってるんだよ。強い上に数が多い。このままじゃ・・・。」
死に物狂いで倒したグリーンベアよりちょい弱いくらいになっちまったのかよ。
それが何匹もだなんて冗談じゃない。強さだけじゃなくて首を切られても生きてる生命力も。もはや闇に飲まれた別の物体とかしてるってわけか。
俺は軽く絶望した。一難去ってまた一難だ。
俺は自分の背中を見ようと首を後ろに回したり体をひねってみたり、その場でアホみたいにぐるぐる回っていた。これが自転てやつか。いやそんなくだらんこと考えてる場合じゃねえ。
「ああ、もう鏡がねぇから背中が見えねえ。」
すると触手が、うねうねと半壊したがれきの中から鏡の破片をとってくる。
なんて便利なやつだ。じゃなくて
「あ、ありがとう。つーかお前なんなの?俺の一部なの?モンスターなの?生き返った主人公って、伝説の剣とか強力な古代魔法とかを携えて復活するんじゃないの?」
矢継ぎ早に質問するが、触手は器用に首をかしげるポーズをするだけだった。
喋れないのか。
きゅいきゅい。
「イルカみたいな声で鳴いた?いや、海見たこともイルカ見たこともないんだけどね。お前には驚かされてばっかりだ。」
とにかく鏡で背中を確認すると触手と背中のつなぎ目が紫色に発光しており、どこかへ通じているような感じだ。俺の体の一部が異界のゲートみたいになってる?
いやでも、なんかこいつとは完全に繋がってる気がする。あの闇の残りカスども、俺にこんな置き土産残しやがって。ぬおおおおおお。
「きゃああああああ。」
突如俺の耳に悲鳴が届く。
ブーツに足を突っ込み勢いよく飛び出す。見られちゃまずいと背中に力を入れるとしゅるしゅると触手が巣穴に戻る蛇のように収納されていった。
目の前にグリーンウルフの ようなものに襲われている女の人を発見した。
「サリーさん!!」
俺は叫びながらグリーンウルフの形をしたまっ黒い化物に斬りかかった。
ガキン
牙で剣を受け止められる。
「は、舐めるなよ。レベルアップで力が上がってるんだこのまま力押しで・・・・?」
なんだコイツびくともしねえ。
グルルッルルルルルル。
「なんて力だ。コイツFランクモンスターじゃねえのか?」
不審に思いながら懸命に謎の黒狼の牙とつばぜり合いをしているとどこからか
矢が飛んでくる。
矢が敵の首筋に当たった瞬間、剣を切り返し渾身の力で首を切り落とす。
「油断するなテンタ!」
聴き慣れた声が耳に入ると同時に首を切り落としたはずの敵が爪で切り裂いてくる。おれは素早く胴体を蹴り距離をとった。
「どうなってやがんだ。」
構え直しているとすぐそばにラルスが寄ってくる。
「サリーさん無事だったんだね。早く避難所まで逃げるんだ。」
サリーは黒犬を怖がってはいたが即座に立ち上がるとありがとうとお礼を言って走りだした。しかしその時俺を見る目が若干訝しげだった気がした。
「ラルス。援護を頼む」
「任せて。冷たき礫敵を討て。」
ラルスが呪文の詠唱に入っている間に再び首なし犬に突っ込む。下段に横薙ぎ。からの十字切り。すべて交わされるが想定内。少し大ぶりに剣を降ることでわざと隙を見せてやる。すると狙い通りまた敵が爪で攻撃してきた。
そうだよな。牙のないお前はそうするしかねえよな。俺は待ってましたとばかりに、剣の腹で攻撃を受け止める。仁王立ちした犬が俺に爪を突き立てようと覆いかぶさるような態勢になる。
「今だ」
俺の合図とともにラルスが魔法を放つ」
「『フリーズコフィン』」
ダイヤモンドの形をした直径30センチほどのでかい塊が俺のすぐそばをかすめて敵に被弾する。
グルアッ
氷にぶつかりウルフの体がくぼむ。そこに追い打ちをかけるようにバラバラに斬撃を浴びせとうとう首なしの犬っころは動かなくなった。
「ふう、連携は成功だな。お前を信じてはいるが、やはり氷の塊が高速でかすめるとヒヤッとするぜ。」
と安心でニヤっとしながら親友の方を向く。さっきまで一緒に狩りをしていたのにもう随分とあっていないような気がした。
「テンタぁ!!生きてたんだね。村の人が死んだのを見たっていうからてっきり奴らみたいに化物になったのかと。」
ラルスは男にしては長い青髪を振りながら俺に抱きついてくる。
「まてまてまて、誰が死んだって。つーか抱きつくな。」
とりあえずラルスを引き離すと、状況の確認をおこなった。
「何が起きてる?村のみんなは無事なのか?被害は?あの黒いグリーンウルフは?山では一度も見かけたことないぞ。ランクは?なぜ頭を落としても死なないんだ?それに化物になるってどういうことだ?」
いつも余裕が爽やかな顔を真剣にしながらラルスは俺の質問に答え始めた。
「数日前、父さんの予知で伝説級の化物が村を襲うことがわかったんだ。村のみんなで避難所の櫓に仮説のテントを張り結界をつくり避難をした。村は化物がとおりめちゃくちゃになったが、みんなで村はずれの避難所にいたため誰ひとり犠牲者はいなかった。狩りから帰ってきたばかりでこの事実をしらなかった君を除いてね。」
「なるほどな。俺も実際死んだと思ったよ。あれが伝説級か。絵本でしか見たことないぜ。」
「俺とウィックスはなんとか避難所に間に合ったんだけど、テンタが心配で村長に捜索の許可をもらおうとしたけどだめだった。代わりに大人をひとり馬に乗せて走らせたんだけどすぐに戻ってきてこう報告したんだ。遠くから・・・・・テンタが。」
急にラルスがえずく。
「テンタが化物に潰されるのを見たって・・・グス。」
なるほど、あの『逃げろ』って声は俺を探しに来てくれた人のものだったんだ。
「おいおい泣くなよ。俺はこのとおりピンピンしてるんだ。体もすこぶる調子がいいんだぜ。」
「本当に?本当に何もないの?」
ラルスの必死な問に俺は 気圧される。
背中がむずむずしてきた。
「いやあ、まあ、大丈夫かな?」
思わず声が上ずる。
俺のあまりも間抜けな返答にラルスは意表をつかれたらしく。
「ぷっくっく、その様子なら大丈夫そうだね。」
笑われてしまった。
「それと気になることが増えたんだが?数日前ってどういうことだ?」
俺の疑問にラルスは疑問で返す。
「何言ってるの?村が襲われてからもうもう三日立つんだよ。」
お前こそ何言ってんだって感じだ。
化物に踏み潰されたのは俺の体感時間ではついさっきだぜ。軽い浦島太郎の気分だ。
「三日か、ならもう伝説級はいねえんじゃねえのか。あいつらは台風みたいな災害で一箇所に留まることはあまりないっていうぜ。」
「それが、あの黒いウルフと関係してくるんだ。俺たちは最小限に荷物をまとめて避難所に立てこもった。災害が過ぎ去る一瞬を待ってね。しかし、あの伝説級の恐ろしいところは過ぎ去ったあとだったんだ。奴の名前は『ヘルパージ・ヌル』。地獄を追放された虚無って意味だ。」
「ヘルパージヌル。聞いたことがある。闇を振りまき心を虚無へ誘う化物だとか。」
御伽話の内容を思い出しながら俺は頷く。
「やつが通ったところの生物は黒く塗りつぶされ虚無になる。そして心に闇を植え付けられるんだ。そしてヌルと同じような存在になる。」
「てことはあの黒い犬は。」
「そう、あれはヌルによって 変えられたグリーンウルフなんだよ。それだけじゃない。あいつに変えられた生き物は凶暴にそして強くなりより一層人をおそうようになる。もう奴らはFランクじゃない。F+ランクモンスターだ。奴らが群れて村を襲ってるんだよ。強い上に数が多い。このままじゃ・・・。」
死に物狂いで倒したグリーンベアよりちょい弱いくらいになっちまったのかよ。
それが何匹もだなんて冗談じゃない。強さだけじゃなくて首を切られても生きてる生命力も。もはや闇に飲まれた別の物体とかしてるってわけか。
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