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ドライパイン

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昨日まで

書くねたとぼやき

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 次に何を書こうかと、ネタを考えてみる。
 浮かばない。
 全く浮かばない。
 はじめの頃は適当に夢想したことを羅列していただけなのに、今はそれすら浮かばない。
「書けねえ」とボヤく他ない。
 いや、書かないことで何か不利益なことが生じる訳ではない。しかしながら、昔は何となくで思いついたものを書けていたのに今はそれすらストップしている。
 「ま、寝る前になんか浮かぶでしょ」
 「まぁ、帰り道でなんか思い浮かぶでしょ」
 「ま、まぁ……なんか思いつくでしょ多分」

 そんな感じではや1年。悲しきかな、投稿済み小説に何年に投稿したかがつきはじめました。
 あれ、けっしてこのサイトに長いこと住まわせてもらっているわけではないのですが。
 無駄に年を食ったってこういうときの気分を言うんでしょうか。もう年ですな。

 ちょっと原因を考察してみよう。
ありうる原因①「あれ、これ書いていて面白いんですかね」

 書けども書けども、自分ですら「これ面白いんやろか」と疑問符のつくような文書の大量生産。需要はつくはずもなく、敢え無く供給多寡となった在庫の皆さんは悲しみのPv一桁を叩き出すのみ。某所で白饅頭漫画が流行ったものの、あれはハートがつくので十分満足するべきだったのだ! あの下の方には回転矢印もハートもつかないのが大量に存在している、日の目を浴びない作品がある中でいいねが付いた分歓声を上げるぐらいの慎ましやかがあってもいい! などと雑多な物書きが言ったところで意味もなく。でも、評価してもらえるのとされないのとで確かにやる気switchは違うよねと思いました。他の人が4桁ptsとっているのを見て、スカウターで戦闘力測られた挙句罵られる雑魚の気分をよく味わいます。自分の書きたいものとは何かという主題を持って考えると分かりやすいかもしれないけども、そんなに重たいものを伝えきれるかという別方面の不安が。

「自分の書いたものに何点付けられる?」と、とある作品での問いかけがありました。自分は自分の作品に大量の難点をつけることになります。自分で100点つけられなかったら、他の人から100点もらえるはずも無いよね。……そうはいっても、自分の書きたいもの、読みたいものってなんだろうという思考になると個人レベルで「何が面白い」という話題になる。そこまで突っ込むのは少々、いやかなり難しい。昔の友人に薦められた小説がダレンシャンで、その方の次回作がデモナータだったときに果たして別の友人にデモナータを薦めることができるかはわりと悩みどころである。冗談抜きでダークファンタジでグロ込みだったので、当時のトラウマになりかけました。流石に知人にこれは薦められんわ、と子供ごころにおもいました。でも面白かったのは個人的な趣向なんだろうなぁと。でもこういうのは受け付けない人は絶対に無理だなと思う気分もありまして、人が死ぬだけで拒絶を示す人も居るには居るのです。ただ卑小な書き手である自分には万人に好まれる小説も、ある方面にとても好かれる小説のどちらも書ける気がしないのです。諦めて世の中の誰にも出さない小説を書こうか。僕はヘンリーダーガーにはなれないと思う。

 自分に自信が無いだけ? 作り方が欲しいです。出来れば技量が欲しい。ついでに5000兆円はいいので宝くじ当たって欲しい。買い切らないけど。

次。
②「最近の若者の流行りがわからないのう」

 流行に全力で乗るか、流行なんざ無視してやるぐらいの気概が足りないですじいさんや。良くあるものとして「なろうでのテンプレに乗るか否か」というのがあるけれども、それはいわゆる「伊勢回転性」であったり「悪役礼状」であったり、「VRゲーム」であったり。恐らくはそのなかで面白い小説があって、皆真似てみて、それが一ジャンルとして形成されていったという感じだと思われる。ここ数年だけの流れかと思いがちだけれども、非現実を体感したいという思いはどの年代にもあったのだろうと思う。

「実は私の前世はエーテル星の戦士だったんだよ!」
「な、なんだってー!?」
「そして2000年に恐怖の大王が舞い降りて地球は滅亡するんだよ!」

 真偽はともかくとして、現実をぶっ壊したい、仮想の世界を楽しんでみたいという欲求は少なからずある。きつい現実から逃れたい瞬間はある。学校に強襲犯がやってきて、突如超能力に目覚めた自分がバッタバッタとなぎ倒す妄想は誰だってやったことがある。……え、無い?

 流行とは呼ぶものの、根底にあるものは近しいのではないかと思います。根底が同じなら、テンプレでなくても物語を読ませることは出来るはず……きっと……メイビー……うん。

 分かりやすいのがきっと利点だとは思います。非現実的な存在を比較的簡単に登場させることが出来るのは面白い。設定が現実世界なら、魔法の1つを使うだけで回りは大騒ぎすることになるし、スライムが出てきたら皆触りたがるか。剣が錆びるタイプの「強いスライム」が出てきたら大被害まったなしではあるのですが。そういう面では「敵でた! 倒すぞ!」や「魔法だ! もっと凄いの撃ってやる!」と素早い応酬が出来るのは利点で、そういう話を書き進めて行きたい場合はとても楽しそうです。

 実は最近RPGモノをやっていないのです。ドラクエは石版集めで挫けました。FFはよく分からぬままに死の指輪を最強装備してデス食らってました。これではゲーマーも名乗れぬな。

③「評価もらえぬから」

 一寸待てガード。欲しいのは本当のところを言うと読んでもらったときの反応であったり、読んでもらうことソノモノのような気がする。

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