あの日、心が動いた

「明里朱里(あかりあかり)という名前が嫌だから」と妊娠中の妻に離婚を切り出された明里悠也。

 その妻が突然居なくなって、あの時妊娠していた双子を児童養護施設に入れない為に悠也が引き取る事になる。悠也も児童養護施設育ちだった為に、自分の娘達を施設に入れる事が出来なかったのだ。

 双子の一花と百花は天真爛漫で、常に悠也を振り回すが、悠也も何とかシングルファザーとして努力していた。

 ある朝双子の世話に困って、つい大きな声を出してしまった時、アパートの隣室に住むシングルファザーの高橋が部屋を訪れる。

 それをきっかけに隣室同士のシングルファザー達は交流を持つことになった。

 
 二つの家族のそれぞれの悩み、そして新たな家族のカタチとは……

 
24h.ポイント 0pt
21
小説 190,701 位 / 190,701件 現代文学 8,181 位 / 8,181件

あなたにおすすめの小説

あおとみずいろと、あかいろと

蒼真まこ
現代文学
私は、父と母の愛を知らない。けれど悲しいと思ったことはなかった。大好きなおじさんが傍にいてくれたから──。 父の双子の兄である青葉おじさんに育てられた私は、幸せに暮らしていた。実の父である水樹が突然海外から帰国するまでは。 「私を捨てて海外に行ってしまったくせに……」 今更「お父さん」なんて呼びたくない。 私と父の和解を望む青葉おじさんの気持ちを考え、どうにか父親を受け入れようとした。 けれど父の水樹は衝撃の告白をする。 「俺は朱里を殺そうとした。おまえは俺を、一生許してはいけない」  私がいらない子だから、父は私を捨てたの? おじさんの言葉も信じられなくなった私は家を飛び出し、同級生の少年海斗に救いを求める。 ぶっきらぼうだけど優しい海斗に支えられながら、私はおじさんと父に向き合うことを決めた。 「全部話すよ。朱里の母親のことも、僕たち兄弟のことも」 父とおじさんは語る。 それぞれに青春と出会い、切ない別れがあったことを。 そして私は、生まれてきた意味と生きていく尊さを知る──。   不可思議な絆で結ばれた双子の兄弟、 その娘の朱里と、今は亡き母の桃子。 これはとある家族の、絆と再生の物語。 章ごとに視点が変わっていきます。 第一章は主人公の朱里 第二章は朱里のおじさんである青葉 第三章は朱里の実父である水樹 第四章で視点は再び朱里に戻り、完結へと進みます。 ※エブリスタと小説家になろうにも掲載していますが、こちらは改稿版となります。

【完結】最愛の人 〜三年後、君が蘇るその日まで〜

雪則
恋愛
〜はじめに〜 この作品は、私が10年ほど前に「魔法のiらんど」という小説投稿サイトで執筆した作品です。 既に完結している作品ですが、アルファポリスのCMを見て、当時はあまり陽の目を見なかったこの作品にもう一度チャンスを与えたいと思い、投稿することにしました。 完結作品の掲載なので、毎日4回コンスタントにアップしていくので、出来ればアルファポリス上での更新をお持ちして頂き、ゆっくりと読んでいって頂ければと思います。 〜あらすじ〜 彼女にふりかかった悲劇。 そして命を救うために彼が悪魔と交わした契約。 残りの寿命の半分を捧げることで彼女を蘇らせる。 だが彼女がこの世に戻ってくるのは3年後。 彼は誓う。 彼女が戻ってくるその日まで、 変わらぬ自分で居続けることを。 人を想う気持ちの強さ、 そして無情なほどの儚さを描いた長編恋愛小説。 3年という途方もなく長い時のなかで、 彼の誰よりも深い愛情はどのように変化していってしまうのだろうか。 衝撃のラストを見たとき、貴方はなにを感じますか?

キミの秘密も愛してる

シェリンカ
恋愛
恋人からの暴力に傷つく私が、ある晩偶然に出会ったのは、 名前も教えてくれない年下の男の子だった。 彼の秘密と恋人の執着に怯えながらも、惹かれていく心は……止められない。 あなたは誰ですか。 どうして私の前に現われるの。 私のこと、本当はどう思っていますか……? 厳しい状況の中、不安に怯える心は次第に彼でいっぱいになって…… ※『それでもキミに恋をした』の真実視点です。  個別にお楽しみいただけますが、あわせて読んでいただけば、それぞれの心情がより理解できるかと……  よろしくお願いいたします。

歪なカタチ

なな色
現代文学
シングルマザーの家庭で育った美月が、母との親子関係で感じたかった愛情を与えられず、それでも母を憎む事が、出来ずに葛藤している姿を描く

ハルのてのひら、ナツのそら。

華子
恋愛
中学三年生のナツは、一年生の頃からずっと想いを寄せているハルにこの気持ちを伝えるのだと、決意を固めた。 人生で初めての恋、そして、初めての告白。 「ハルくん。わたしはハルくんが好きです。ハルくんはわたしをどう思っていますか」 しかし、ハルはその答えを教えてはくれなかった。 何度勇気を出して伝えてもはぐらかされ、なのに思わせぶりな態度をとってくるハルと続いてしまう、曖昧なふたりの関係。 ハルからどうしても「好き」だと言われたいナツ。 ナツにはどうしても「好き」だと言いたくないハル。 どちらも一歩もゆずれない、切ない訳がそこにはあった。 表紙はフリーのもの。

【完結】忘れてください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。 貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。 夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。 貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。 もういいの。 私は貴方を解放する覚悟を決めた。 貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。 私の事は忘れてください。 ※6月26日初回完結  7月12日2回目完結しました。 お読みいただきありがとうございます。

シングルパパ

谷川流慕
現代文学
妻に出て行かれ、子育てにてわやわんやの上村寿人。ところが子供を預けている保育園のユリカ先生に、仄かな恋心を抱いてしまう。ある日ユリカ先生が〝おはなし〟があると言って近づいてきた。上村は舞い上がったが、そのおはなしというのは、長男がお片付けをしないことに対する、やんわりとした苦言だった。上村はユリカ先生の迷惑にならないよう、子どもたちの躾を決意するのだが、言うことをきかない子どもたちにやがて辟易してしまう。

妻と愛人と家族

春秋花壇
現代文学
4 愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず, 5 下品な振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。愛は傷つけられても根に持ちません。 6 愛は不正を喜ばないで,真実を喜びます。 7 愛は全てのことに耐え,全てのことを信じ,全てのことを希望し,全てのことを忍耐します。 8 愛は決して絶えません。 コリント第一13章4~8節

処理中です...