娼年赤ずきんは暗殺者

 ――とある時代。とある世界。
 ひとつの宗教国家に支配された大陸。

 故郷を失った少年は男娼として働いていた。

 エルフ族の血を引いた少年は、少女と見紛うほどに美しく……しかしそのサファイア色の瞳には、復讐の炎を宿す。

 男娼は仮の姿。
 その正体は暗殺者にして、神聖メアリス教国に滅ぼされた太陽の国の元王子。

 彼は愛する婚約者を取り戻すため、今宵も返り血で赤く衣装を染めるのだった……。



※ この物語は作者の長編作品『強靭不死身の魔獣王 ~美女の愛はノーサンキュー~』の番外編です。
 本編主人公が登場しないIF時間軸の作品となっております。

※ 独立した物語であるため、こちら単品でも楽しめますが、興味があれば本編もどうぞ!
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,163 位 / 192,163件 ファンタジー 44,590 位 / 44,590件

あなたにおすすめの小説

女A(モブ)として転生したら、隠れキャラルートが開いてしまいました

瀬川秘奈
ファンタジー
乙女ゲームを中古ショップへ売り払ったすぐあとに、ベタな死に方をした私が次に目覚めたら、死ぬ直前に売ったゲームの世界に転生してました! 生前決して叶わなかっためくるめく恋愛ファンタジーが始まると胸を踊らせて覗いた水面、私の顔には鼻と口しかありません……。 残念ながら私、モブの中のモブ【女A】に転生した模様です。 更に、何故か劇中に出てくる隠れキャラクターに気に入られ、付き纏われているからたまったもんじゃありません。 モブだからこそ出来ることを駆使して、多少卑怯な手を使ってでも、モブからせめて脇キャラくらいにはなれるよう、目指せちゃんとした顔面!目指せ個人名!目指せCv! 今日から私異世界で、のし上がり生活はじめます!

ボッチ英雄譚

3匹の子猫
ファンタジー
辺境の村で生まれ育ったロンは15才の成人の儀で「ボッチ」という聞いたこともないジョブを神様から授けられました。 ボッチのジョブはメリットも大きいですが、デメリットも大きかったのです。 彼には3人の幼馴染みと共に冒険者になるという約束がありましたが、ボッチの特性上、共にパーティーを組むことが難しそうです。彼は選択しました。 王都でソロ冒険者になることを!! この物語はトラブルに巻き込まれやすい体質の少年ロンが、それらを乗り越え、いつの日か英雄と呼ばれるようになるまでを描いた物語です。 ロンの活躍を応援していきましょう!!

レベル“0”ですが、最強です。

勇崎シュー
ファンタジー
 突如勇者として転移された鹿羽琢真。  ステータスを確認したところ、何と彼のレベルは1ではなく“0”だった!  それ故戦力外と判断され王国から追放されるが……。  琢真はレベルが一切上がらない代わりに、本来習得出来ない強力な“剣召喚”スキルを手に入れていた!  追放されたのなら好き勝手に生きます。  どんな相手も最強の剣でやりたい放題!  広大な世界を旅するソードファンタジー。

旦那様、離縁の申し出承りますわ

ブラウン
恋愛
「すまない、私はクララと生涯を共に生きていきたい。離縁してくれ」 大富豪 伯爵令嬢のケイトリン。 領地が災害に遭い、若くして侯爵当主なったロイドを幼少の頃より思いを寄せていたケイトリン。ロイド様を助けるため、性急な結婚を敢行。その為、旦那様は平民の女性に癒しを求めてしまった。この国はルメニエール信仰。一夫一妻。婚姻前の男女の行為禁止、婚姻中の不貞行為禁止の厳しい規律がある。旦那様は平民の女性と結婚したいがため、ケイトリンンに離縁を申し出てきた。 旦那様を愛しているがため、旦那様の領地のために、身を粉にして働いてきたケイトリン。 その後、階段から足を踏み外し、前世の記憶を思い出した私。 離縁に応じましょう!未練なし!どうぞ愛する方と結婚し末永くお幸せに! *女性軽視の言葉が一部あります(すみません)

魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。

imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。 今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。 あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。 「—っ⁉︎」 私の体は、眩い光に包まれた。 次に目覚めた時、そこは、 「どこ…、ここ……。」 何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

拝啓神様。転生場所間違えたでしょ。転生したら木にめり込んで…てか半身が木になってるんですけど!?あでも意外とスペック高くて何とかなりそうです

熊ごろう
ファンタジー
俺はどうやら事故で死んで、神様の計らいで異世界へと転生したらしい。 そこまではわりと良くある?お話だと思う。 ただ俺が皆と違ったのは……森の中、木にめり込んだ状態で転生していたことだろうか。 しかも必死こいて引っこ抜いて見ればめり込んでいた部分が木の体となっていた。次、神様に出会うことがあったならば髪の毛むしってやろうと思う。 ずっとその場に居るわけにもいかず、森の中をあてもなく彷徨う俺であったが、やがて空腹と渇き、それにたまった疲労で意識を失ってしまい……と、そこでこの木の体が思わぬ力を発揮する。なんと地面から水分や養分を取れる上に生命力すら吸い取る事が出来たのだ。 生命力を吸った体は凄まじい力を発揮した。木を殴れば幹をえぐり取り、走れば凄まじい速度な上に疲れもほとんどない。 これはチートきたのでは!?と浮かれそうになる俺であったが……そこはぐっと押さえ気を引き締める。何せ比較対象が無いからね。 比較対象もそうだけど、とりあえず生活していくためには人里に出なければならないだろう。そう考えた俺はひとまず森を抜け出そうと再び歩を進めるが……。 P.S 最近、右半身にリンゴがなるようになりました。 やったね(´・ω・`) 火、木曜と土日更新でいきたいと思います。

色のない虹は透明な空を彩る〜空から降ってきた少年は、まだ『好き』を知らない〜

矢口愛留
ファンタジー
虹色の髪を持つ子爵令嬢、パステル・ロイドは、色を見分けることができない。 パステルは人との関わりを拒否し、社交シーズンでも領地で少数の使用人とのんびり過ごしていた。 閉ざされた世界で静かに暮らすパステルの元に、ある日、突然空からセオと名乗る少年が降ってきた。 セオは、感情を持たず、何処から来たかも分からない不思議な少年だった。 他人に必ずと言っていいほど憐憫や嫌悪、好奇の目を向けられるパステルは、何の感情も向けずに真っ直ぐ自分に向き合うセオに、徐々に惹かれていく。 だが、セオには「好き」の意味が分からない。 さらには、パステルの眼と、セオの失われた感情には、隠された秘密があって——? 不器用に、一歩ずつ、それでも成長しようともがく二人。 欠けている二人の、不思議な関係が始まる——。 【序章】 主人公の少女パステルと、不思議な少年セオとの出会いと交流を描く。 【本編】 失われた『色』と記憶、感情を取り戻すために二人は精霊たちを探して旅に出る。 *タイトルに◆が付いている回は過去の回想を含む回です。 *タイトルに★が付いている回は他者視点の回です。 *パステルは虹色の髪、灰色の瞳。セオは水色の髪、金色の瞳です(色を識別出来ないという設定上、人物描写が物語後半になりますので、混乱を避けるために載せています)。 *「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。 *コンテスト履歴 『第8回カクヨムWeb小説コンテスト(ライト文芸)』中間選考通過 『マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ 第一回WEB小説大賞』一次選考通過