継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

第７章 ふたたびの王都

第160話 過去に学ぶ

「町外れの薬屋のおばばに聞いたんだけどさ( ´_ゝ`)

王都に『魔女ルナルナのおまじない屋』ってのがあってね、

そこで『告白が必ず成功する恋文』ってのが売ってるんだって( ´_ゝ`)

もうそれ買ってさ、リンに恋文ラブレター渡して告白しなよ( ´_ゝ`)」







町外れの薬屋のおばばとは以前テオドアール領にある深淵の森に住んでいた魔女で、

魔女は魔女同士横のつながりがあるそうで、

おばばは王都の最新情報に詳しかった。






「え！！でも、俺、恋文なんて！！

やっぱりこの思いは言葉で伝えたいし！！」







チキンハートなわりに結構めんどくさいジンだった。







「あのさ、今まで何回も言葉で告白しようとしてダメだったんだからさ( ´_ゝ`)

ちょっとは過去から学びなよ( ´_ゝ`)

言葉で伝えるより恋文渡す方が難易度低いんじゃない？( ´_ゝ`)？」







エレンはとりあえず恋文で告白して、

うまくいったら後でいくらでも言葉で伝えればいいんじゃないのともっともなことをいった。

ジンとリンにうまくいってほしいというエレンの気持ちに嘘はなかった。

リンは10才の頃からテオドアール家に勤めはじめてもう20才を過ぎていた。

ウィルもサーヤもテオドアール家の者はリンの嫁ぎ先を心配していた。

ジンは少し頼りないところもあるが、

とても優しく誠実だったし、

エレンはジンを気に入っていたので、

二人の結婚を望んでいた。