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第5章 これから

第133話 手紙が

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「ふーむ………………( ´_ゝ`)」

その日エレンは珍しく悩んでいた。

エレンはレオンと遊びながらリアナがテオドアール領に来てくれる日を楽しみに過ごしていた。

レオンと一緒に遊ぶのは楽しいし、

レオンのサーヤからの信頼度は抜群に高く、

レオンと遊んでいる間はエレンはサーヤに怒られもせず、

超絶平和に過ごしていた。

「エレン様、どうかしたんですか?」

珍しく悩んで机に突っ伏していたエレンを心配したレオンが聞いた。

「ふーむ( ´_ゝ`)

いや、別に悩んでいる訳ではないのですが。

別になくてもいいし、

いっそないほうがめんどくさくないし………( ´_ゝ`)」

そういいながらもエレンは突っ伏したままだった。

「…エレン様、私では力になれないかもしれませんが、

何か私にできることがあれば言ってください。」

レオンは自分の留学準備も忙しかったが、

なるべくエレンと一緒に過ごすようにしていた。

珍しく悩んでいたエレンにレオンは優しく言った。

エレンはしばらく黙ったままだったが、

レオンは気長に待った。

沈黙に耐えかねたエレンはボソッと言った。

「……………手紙が( ´_ゝ`)」

「手紙?」

「王都にいる友達から毎日のようにめんどくさい手紙が来てたのに……( ´_ゝ`)

数日前から急に来なくなって…………( ´_ゝ`)」

エレンはブスッとしながら言った。

王都にいる毎日のようにめんどくさい手紙を送ってくる友人とはユーリのことだった。

エレンはユーリから毎日のように分厚い手紙が送られてくることに辟易し、

毎日送るのはやめろだの、

長いから短くまとめろだの苦情を言っていたが、

なんだかんだユーリからの手紙は楽しみにしていた。

その手紙が急にぱたりと来なくなった。
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