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第8章 継母と継子

第257話 なかぬけします

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アンジュは黙っておばばの指示にしたがってほうきをもって掃除を始めた。






「まぁ、とにかくはじめは掃除と整理が仕事だよ。

魔術はあんたの仕事に取り組む姿勢やら特性を見ながらおいおいだね。」





おばばのそんな言葉にアンジュはほうきを強く握りしめながら強く頷いた。





「いや~( ´_ゝ`)

完全な思い付きだったけど、案外奇跡的に色んなことがうまくいきそうな予感( ´_ゝ`)

神の啓示?

いやはやこの調子だと穴堀の早期再開も夢じゃありませんな( ´_ゝ`)

とりあえず、おばば、しばらくアンジュのことは任せても大丈夫かな??

本当は今日はリアナ様、新しくエレンのかーさまになったひとの検診の日なんだ( ´_ゝ`)

もうこの時間だと検診は終わって、チャージャンも医院にもどっているだろうから、チャージャンのとこにいって、話聞いたらここに戻ってアンジュを連れて帰るよ( ´_ゝ`)」






「ああ、そういやあんた前にそんな話をしていたね。

まぁ、しばらくなら大丈夫じゃないかい?

義理とはいえ、あんたの母親になるなんて、考えただけでも気の毒で気の毒で仕方ないね。

あんたの存在がリアナ様とやらの精神にいい作用をもたらすのか、悪い作用をもたらすのかさっぱりだけど、まぁ、あんたみたいな悪魔でも誰か騒がしいのがいた方が気が紛れるかもしれないしね。」






「悪魔なんて失敬な( ´_ゝ`)

エレンはリアナ様の前ではまだ純粋なお子さまなんだよ( ´_ゝ`)

風評被害はやめてよね( ´_ゝ`)

まぁ、こんなところで不毛な争いをしても時間の無駄だ( ´_ゝ`)

アンジュさんや、しばらくひとりでも大丈夫?

医院はここから結構近いから、そんなには時間はかからないけど、正午は少しすぎるかもしれないから、昼はドードーが作ったこのお弁当先に食べて、なんかあったら自分で警備の人に声をかければ大丈夫だから( ´_ゝ`)」




ほうきを握りしめて真剣に掃除に取り組むアンジュはエレンに向かってコクコクと頷いた。





「ありゃ?( ´_ゝ`)?

てっきり無理って騒ぐかと思ったけど、本当に大丈夫そうだね( ´_ゝ`)

まぁじゃあお言葉に甘えて本当にちょっと出かけてくるよ( ´_ゝ`)

おばば、なんかあったら外にいる警備の人に声をかければどこからともなく人が現れるから( ´_ゝ`)」






おばばは了解と言って、一心不乱に働くアンジュを残してエレンはチャージャンの医院に向かった。
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