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第7章 ふたたびの王都

第189話 謝罪

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「……痛い」






ユーリはエレンにポカリと殴られた頭をさすりながら言った。







「え~~~~( ´_ゝ`)

そんなに強くは殴ってないよ( ´_ゝ`)」









「……エレン、ごめん。」








「謝る内容が定まってないのに謝るのは無意味だよ( ´_ゝ`)」







「相変わらず容赦ないな。

そうだね。

そうだよね。

エレンの気持ちも考えないで、あんな手紙を一方的に送ってごめん。」







「うむ( ´_ゝ`)」








「せっかく来てくれたのに、会いもせず、立て籠ってごめん。」









「うむ( ´_ゝ`)」








「僕は、僕は王族で、兄様にもあがき続けなきゃいけないって言われて、頭では分かってるのに。

自分の不幸に酔って、弱音ばかり言ってごめん。

まだ、気持ちの整理はつかないけど、でも、でももう現実から逃げて引きこもるのだけはやめるよ。」








「うむ( ´_ゝ`)」








「………エレン、会いに来てくれてありがとう。」








「うむ( ´_ゝ`)

まぁ、よかろう!( ´_ゝ`)!

あ!

あと、ユーリの部屋に香水送り込む際に臭くて鼻が曲がりそうだったんだ( ´_ゝ`)

それについても謝ってもらっていいかな?( ´_ゝ`)?」








「…………それは嫌だ。」







ユーリはそう言って、エレンに再会してからはじめて笑った顔を見せた。
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