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八章 千竜王と侍従長
少年と竜と「三つ子」
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「ーーーー」
「結界」の前に立って、前を見据える。
先程と同じく、見えるのは、侍従長の遺体と、おくるみの双子だけ。ここで僕が感知できないのなら、それで終わり。
自己満足ーーを得られずに、世界は救われる。本来、遣らなくていい危険な行為。下手すると、世界がやばいことになる。
「双子」ではなく「三つ子」だった。知った瞬間に、世界は救われた。魔力体の子を諦めればいいだけだった。「双子」だけなら、大した影響はない。
一人を犠牲にしなければ助からない世界なぞ滅びてしまえ。ーー僕は弱いなぁ。駄目です、老師。あのとき、クーさんの問いに、最後まで悩み続ける、と。そして、今もまだ、僕の内に答えはない。
ーー一人を救って、世界も救う。それが正しい答えに近いと、あのときは言ったけど。
うん、ぶっちゃけ、世界なんてどうでもいいや。紛う方なき本心である。こうして実際に、その場に立ってみると。本当に守りたいものが、そんなに多くないことに気付く。切り捨ててしまえるものの多さに愕然とする。
老師は、コウさんを選んだ。僕が選ぶのはーー。
大切な竜を、人を護る序でに、世界も護る。まぁ、僕が持てるのは、所詮この程度で。ずっと藻掻いてきたのが僕だから。今更変える必要もない。
ここに僕が居るからーーあ、エクが、兄さんが言っていたことの意味が、今、やっとわかった。なら、もう迷うことはない、僕が、これからも歩いていくのだ。その為に、僕は顔を上げてーー。
ーー見た。
わかった。おくるみの双子の上に、浮かんでいる。
衝動的に動いていた。
「「「「っ!」」」」
「結界」を壊した瞬間に、魔力が世界を焦がした。
世界魔法を使ったコウさんのときと同じように、感情ごと揺さ振るような魔力に抗って、魔力体の子をこの手にぃおごぁ!?
ごぅんっ。
「ごがぁあぁっ……ぃぎあぁっ!!」
構うな!! 先ずはっ、維持だ!
「揺籃」を、薄過ぎて、今にも壊れそうな殻を、痛みを、存在を消し去ろうとする絶望なのか空虚なのかを踏み砕いて、儚い膜のような「揺籃」を確かなものにする。
「はぁ、はぁ、…うぐぅ」
……危なかった。
「三つ子」に抗う為に、放たれた四大竜の魔力が、僕に集まった刹那に、這い上がってきた。衝動なのか魔力なのか、神経を辿って、頭部まで。首辺りまで遣って来たところで、噛み砕いた。
あれに頭を穿たれていたら、きっと終わっていた。まぁ、終わっていなくても、というか、まだ始まりだというのに。よろしくない感触が。
「…………」
見澄ます余裕などない。なのに、はっきりとわかる、液体が流れていっている。
きっと酷いことになってるんだろうなぁ、と笑えてくる。鼻血はまだいいとして、目や耳からも出血していれば、見れたものじゃないだろう。
一瞬、ぼんやりとしてしまった。
これはこれで綺麗だな。などと、コウさんの金色の波濤とは異なる、淡銀の衝動が逆巻くのを見ながら思って。でも、色彩は違っても、溢れてくるものは同じで、この魔力を僕が、受け容れられないはずがない。
「百竜! 手心など要りません、『千竜王』に応えたいのなら、全力で遣りなさい!」
「せーっんーっ!!」
「フィフォノは、そのままユミファナトラに! ヴァレイスナは、感情が乱れて魔力が過剰になっています! 抑えなさい!」
幸い、リンとフィンの声が届く。
僕の体の内で暴れていた四大竜の魔力が、リンが指示を出すごとに穏やかになってゆく。
ぞっ……。
……抉り取られる、心地がした。「揺籃」を強化しようとした間際に、突き落とされる。いや、突き上げられたのかもしれない。或いは、挟まれて、潰されたのかもしれない。
ぐっ! 何で今っ!?
「千竜王」のものではない魔力が、ガーナを取り込もうとした魔力が。
今度は僕を取り込もうとしているのか、遥かな底からーーいや、これに、底なんてあるのだろうか。須臾、触れた、その隙間に。不意に、理解する。
今在る、世界の異変は、「千竜王」が齎したものではない。数々の魔力異常も、延いてはコウさんも、この魔力が影響を与えていたのか。
「邪魔を……するな!!」
僕が喰った魔力を、痕跡すら残さず、すべてを叩き付ける。
僕の意思が及ぶ限り何処までも覆い尽くして、二度と悪さが出来ないように蓋をする。
「何ですわっ、今のは!?」
「わからないです! でも、場は安定したです!」
然も候ず。竜にとっては、当たり前の魔力となってしまっているから、浸食されてしまっているから、気付けないのかもしれない。
これでやっとーー、
ぱきんっ。
ーー世界が壊れる音がした。
いや、違った。世界、というにはちっぽけなものが、僕が罅割れた。
コウさんのときのように、体に罅が入ったのかと思ったが、どうやら、もっと深刻なようだ。然のみやは、「揺籃」の膜なのか殻は、薄っぺらのままーー。
ぱりんっ。
ああ、決断しないといけないようだ。呼んでもいないのに、勝手に足許まで来ている心象。
そんな風に揺らいでしまったから、「千竜王」は、もうすぐ至近にいた。
ぱんっ。
いや、至近、などという言葉では温い。もう僕と重なっていて。
きぃんっ。
「ーー竜共よ。我に力を……、……はぁぐぅ…ぐああああああああぁぁっっ!!」
「「「「っ!?」」」」
砕けろと、あらん限りの力で、拳で額を殴る。
然し、そんなことに意味はない。飢える、存在に懸けて、叩き潰すのでは足りない、拒絶ではない排除で、僕より上手くやるであろう「千竜王」を、僕という僕で染め上げて、
「ーーっ」
僕は馬鹿か! いやっ、馬鹿だ!
りぃんっ。
もう、壊れてはいけないものが壊れてしまったことが、わかる。
ーーわかってしまう。認めたくはないが、これが最後かもしれない、竜と交わす、最後の言葉かもしれない。だのに、……だのに、その最後に、僕ではない「千竜王」の言葉を、そんなことが許せるか、許せるはずがない、命が消し飛ぼうとも、
ばぎんっ。
一緒に在った竜に、僕のすべてでーー。
「どうやら、まだ足りないようだからーー。皆……、やって」
微かに残っている感覚で。竜の心を動かせるようなーー、
「僕からの……お願いだよ」
どごぅんっっ!!
ーー僕の中心の、真ん中の、何かが壊れたような気がしたけど、音は聞こえなかったから、実感もなくて。そんなことよりも、目に焼き付けないはずがない。
こんなときだというのに、スナの尻尾を撫でてみたい、とか思っている僕は、デアさんも超えてしまったのかも。
ラカは、初めて見たけれど、凛々しく、はなってないかな、ぽやんぽやんなのは変わっていない。
あー、百は、泣きそうな顔になって。ナトラ様にも迷惑を掛けてしまった。リンとフィンも、最後まで付き合ってくれて、ありがとう。
「半竜化」した六竜は、僕のお願い通りに、力を尽くして。
からんっ、からっ、からっ、かららんっ。
落ちていって、砕ける音だろうか。妙に鮮明な、消失が響いて。
百の魔力が僕を重ねて、スナの魔力が僕を解して、ラカの魔力が繋いで、ナトラ様の魔力が紡いで。
ひとつ、だけで良かった。一度だけ、四つの魔力が、僕を奏でたから。
ごとんっ。
これまでと違って、何だか、酷く現実的な音がした。
ごどっ。
「……あ」
見ると、「揺籃」を持ったアランが倒れたところだった。まぁ、そうなると、先の音は、僕が倒れた音だったわけで。
僕に飛び付こうとしたラカが、ナトラ様に捕まって、竜になった風竜は、アランたちを乗せて、奈落に向かって飛び立ってゆく。
「ーーっ、……っ」
冷たいのか、温かいのか、わからない。
ただただ、申し訳なさで一杯だった。
涙を拭ってあげたいのに、手は動かなくて。
あと出来ることは少しだけだから。
「……っ、父様っ!」
ああ、良かった。
聞こえた。
僕の体、よくぞ頑張った。
スナの声が、僕で響いた。
僕の所為なのだろう。
悲痛な声でも、ぼろぼろと涙を流した、愛しい娘の顔でも。
僕にとっては、すべてが宝物で。
炎竜は、氷竜の後ろで僕を睨んでいる。
百の願いは、これからでも叶えられるのだから、柔らかな炎で包んでくれてもいいだろうに。
「私がっ、間違って! 一竜にっ、許さないのですわ!」
ありがとう。
なんて言ったら、スナの心に、残ってしまう。
そんなことを考えてしまったから。
きっと僕は、本当に馬鹿なのだろう。
「……ごめんね」
動いてくれた手が、氷竜の頬に。
ああ、綺麗な顔に血が付いてしまった。
落ちていく手を、スナが握ってくれたけど、僕が、僕から放れていくように、沈んでいって。
やっぱり地の国なのかなぁ。
浮かんでいくのではなく、
落ちていくのは、
……いやいや、
最後に考えるのがそんなことなのはーー、
ーー、……とぷんっ。
何かを失いながら、
潜っていって。
境界を越えた僕は、
最後の賭けに勝ったことを、
知ったのだった。
「結界」の前に立って、前を見据える。
先程と同じく、見えるのは、侍従長の遺体と、おくるみの双子だけ。ここで僕が感知できないのなら、それで終わり。
自己満足ーーを得られずに、世界は救われる。本来、遣らなくていい危険な行為。下手すると、世界がやばいことになる。
「双子」ではなく「三つ子」だった。知った瞬間に、世界は救われた。魔力体の子を諦めればいいだけだった。「双子」だけなら、大した影響はない。
一人を犠牲にしなければ助からない世界なぞ滅びてしまえ。ーー僕は弱いなぁ。駄目です、老師。あのとき、クーさんの問いに、最後まで悩み続ける、と。そして、今もまだ、僕の内に答えはない。
ーー一人を救って、世界も救う。それが正しい答えに近いと、あのときは言ったけど。
うん、ぶっちゃけ、世界なんてどうでもいいや。紛う方なき本心である。こうして実際に、その場に立ってみると。本当に守りたいものが、そんなに多くないことに気付く。切り捨ててしまえるものの多さに愕然とする。
老師は、コウさんを選んだ。僕が選ぶのはーー。
大切な竜を、人を護る序でに、世界も護る。まぁ、僕が持てるのは、所詮この程度で。ずっと藻掻いてきたのが僕だから。今更変える必要もない。
ここに僕が居るからーーあ、エクが、兄さんが言っていたことの意味が、今、やっとわかった。なら、もう迷うことはない、僕が、これからも歩いていくのだ。その為に、僕は顔を上げてーー。
ーー見た。
わかった。おくるみの双子の上に、浮かんでいる。
衝動的に動いていた。
「「「「っ!」」」」
「結界」を壊した瞬間に、魔力が世界を焦がした。
世界魔法を使ったコウさんのときと同じように、感情ごと揺さ振るような魔力に抗って、魔力体の子をこの手にぃおごぁ!?
ごぅんっ。
「ごがぁあぁっ……ぃぎあぁっ!!」
構うな!! 先ずはっ、維持だ!
「揺籃」を、薄過ぎて、今にも壊れそうな殻を、痛みを、存在を消し去ろうとする絶望なのか空虚なのかを踏み砕いて、儚い膜のような「揺籃」を確かなものにする。
「はぁ、はぁ、…うぐぅ」
……危なかった。
「三つ子」に抗う為に、放たれた四大竜の魔力が、僕に集まった刹那に、這い上がってきた。衝動なのか魔力なのか、神経を辿って、頭部まで。首辺りまで遣って来たところで、噛み砕いた。
あれに頭を穿たれていたら、きっと終わっていた。まぁ、終わっていなくても、というか、まだ始まりだというのに。よろしくない感触が。
「…………」
見澄ます余裕などない。なのに、はっきりとわかる、液体が流れていっている。
きっと酷いことになってるんだろうなぁ、と笑えてくる。鼻血はまだいいとして、目や耳からも出血していれば、見れたものじゃないだろう。
一瞬、ぼんやりとしてしまった。
これはこれで綺麗だな。などと、コウさんの金色の波濤とは異なる、淡銀の衝動が逆巻くのを見ながら思って。でも、色彩は違っても、溢れてくるものは同じで、この魔力を僕が、受け容れられないはずがない。
「百竜! 手心など要りません、『千竜王』に応えたいのなら、全力で遣りなさい!」
「せーっんーっ!!」
「フィフォノは、そのままユミファナトラに! ヴァレイスナは、感情が乱れて魔力が過剰になっています! 抑えなさい!」
幸い、リンとフィンの声が届く。
僕の体の内で暴れていた四大竜の魔力が、リンが指示を出すごとに穏やかになってゆく。
ぞっ……。
……抉り取られる、心地がした。「揺籃」を強化しようとした間際に、突き落とされる。いや、突き上げられたのかもしれない。或いは、挟まれて、潰されたのかもしれない。
ぐっ! 何で今っ!?
「千竜王」のものではない魔力が、ガーナを取り込もうとした魔力が。
今度は僕を取り込もうとしているのか、遥かな底からーーいや、これに、底なんてあるのだろうか。須臾、触れた、その隙間に。不意に、理解する。
今在る、世界の異変は、「千竜王」が齎したものではない。数々の魔力異常も、延いてはコウさんも、この魔力が影響を与えていたのか。
「邪魔を……するな!!」
僕が喰った魔力を、痕跡すら残さず、すべてを叩き付ける。
僕の意思が及ぶ限り何処までも覆い尽くして、二度と悪さが出来ないように蓋をする。
「何ですわっ、今のは!?」
「わからないです! でも、場は安定したです!」
然も候ず。竜にとっては、当たり前の魔力となってしまっているから、浸食されてしまっているから、気付けないのかもしれない。
これでやっとーー、
ぱきんっ。
ーー世界が壊れる音がした。
いや、違った。世界、というにはちっぽけなものが、僕が罅割れた。
コウさんのときのように、体に罅が入ったのかと思ったが、どうやら、もっと深刻なようだ。然のみやは、「揺籃」の膜なのか殻は、薄っぺらのままーー。
ぱりんっ。
ああ、決断しないといけないようだ。呼んでもいないのに、勝手に足許まで来ている心象。
そんな風に揺らいでしまったから、「千竜王」は、もうすぐ至近にいた。
ぱんっ。
いや、至近、などという言葉では温い。もう僕と重なっていて。
きぃんっ。
「ーー竜共よ。我に力を……、……はぁぐぅ…ぐああああああああぁぁっっ!!」
「「「「っ!?」」」」
砕けろと、あらん限りの力で、拳で額を殴る。
然し、そんなことに意味はない。飢える、存在に懸けて、叩き潰すのでは足りない、拒絶ではない排除で、僕より上手くやるであろう「千竜王」を、僕という僕で染め上げて、
「ーーっ」
僕は馬鹿か! いやっ、馬鹿だ!
りぃんっ。
もう、壊れてはいけないものが壊れてしまったことが、わかる。
ーーわかってしまう。認めたくはないが、これが最後かもしれない、竜と交わす、最後の言葉かもしれない。だのに、……だのに、その最後に、僕ではない「千竜王」の言葉を、そんなことが許せるか、許せるはずがない、命が消し飛ぼうとも、
ばぎんっ。
一緒に在った竜に、僕のすべてでーー。
「どうやら、まだ足りないようだからーー。皆……、やって」
微かに残っている感覚で。竜の心を動かせるようなーー、
「僕からの……お願いだよ」
どごぅんっっ!!
ーー僕の中心の、真ん中の、何かが壊れたような気がしたけど、音は聞こえなかったから、実感もなくて。そんなことよりも、目に焼き付けないはずがない。
こんなときだというのに、スナの尻尾を撫でてみたい、とか思っている僕は、デアさんも超えてしまったのかも。
ラカは、初めて見たけれど、凛々しく、はなってないかな、ぽやんぽやんなのは変わっていない。
あー、百は、泣きそうな顔になって。ナトラ様にも迷惑を掛けてしまった。リンとフィンも、最後まで付き合ってくれて、ありがとう。
「半竜化」した六竜は、僕のお願い通りに、力を尽くして。
からんっ、からっ、からっ、かららんっ。
落ちていって、砕ける音だろうか。妙に鮮明な、消失が響いて。
百の魔力が僕を重ねて、スナの魔力が僕を解して、ラカの魔力が繋いで、ナトラ様の魔力が紡いで。
ひとつ、だけで良かった。一度だけ、四つの魔力が、僕を奏でたから。
ごとんっ。
これまでと違って、何だか、酷く現実的な音がした。
ごどっ。
「……あ」
見ると、「揺籃」を持ったアランが倒れたところだった。まぁ、そうなると、先の音は、僕が倒れた音だったわけで。
僕に飛び付こうとしたラカが、ナトラ様に捕まって、竜になった風竜は、アランたちを乗せて、奈落に向かって飛び立ってゆく。
「ーーっ、……っ」
冷たいのか、温かいのか、わからない。
ただただ、申し訳なさで一杯だった。
涙を拭ってあげたいのに、手は動かなくて。
あと出来ることは少しだけだから。
「……っ、父様っ!」
ああ、良かった。
聞こえた。
僕の体、よくぞ頑張った。
スナの声が、僕で響いた。
僕の所為なのだろう。
悲痛な声でも、ぼろぼろと涙を流した、愛しい娘の顔でも。
僕にとっては、すべてが宝物で。
炎竜は、氷竜の後ろで僕を睨んでいる。
百の願いは、これからでも叶えられるのだから、柔らかな炎で包んでくれてもいいだろうに。
「私がっ、間違って! 一竜にっ、許さないのですわ!」
ありがとう。
なんて言ったら、スナの心に、残ってしまう。
そんなことを考えてしまったから。
きっと僕は、本当に馬鹿なのだろう。
「……ごめんね」
動いてくれた手が、氷竜の頬に。
ああ、綺麗な顔に血が付いてしまった。
落ちていく手を、スナが握ってくれたけど、僕が、僕から放れていくように、沈んでいって。
やっぱり地の国なのかなぁ。
浮かんでいくのではなく、
落ちていくのは、
……いやいや、
最後に考えるのがそんなことなのはーー、
ーー、……とぷんっ。
何かを失いながら、
潜っていって。
境界を越えた僕は、
最後の賭けに勝ったことを、
知ったのだった。
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