26 / 180
一章 炎竜氷竜と侍従長
少年の記憶
しおりを挟む
風竜の間から心持ち早足で通路に出ると、エーリアさんが居た。
僕を待っていた、という風情ではなく、その顔には怪訝な、実見するに敵を射竦めるような鋭さがあった。
見ると、殺意さえ窺える彼の双眸の先には、見知った、というか、ただの知己、というか。あ、今僕に気付いたのに、知らん振りして立ち去ろうとしている。
「暫しっ! お待ちいただきたい!」
見た目だけならエーリアさんと同周期の男が背中を見せた瞬間、詰問するような調子で呼び掛ける。
半瞬の停滞、そして、ちらりと見えた、これは紛う方なきーー。
三歩、出遅れたが、すぐさま駆け出したエーリアさんを追う。
エーリアさんの声に、冒険者組合の職員の制服を着た男が嫌そうに振り返って、僕らを見遣る。
三十歳を超えている童顔の雷守、僕に恩義がある故、頭の上がらないコル・ファタが、現況がわかっているのだろうか、いつもの胡散臭い笑みを貼り付けた顔で僕らを待ち受けている。
魔法か、剣を抜くのではないかと警戒していたが、相手を逃がさぬことに全神経を傾けていたのか、全力疾走のエーリアさんは、ファタの直前で急停止。
炎竜の如き猛々しさを宿したものの、すべてを焦がし尽くしたのだろうか、穏やかとさえ言える声音でファタに問い掛ける。
「初めましてーーではありませんね。過日、鼻っ柱を圧し折られまして、ーー適性がないのか治癒魔法は使えないので、苦労いたしました」
「ああ、あのときの若者ですか。うっかり手が鼻に当たってしまい、鼻血が出たようですが、問題ないようで何よりです。大丈夫です。あのときの、あなたの無礼な振る舞いによる一連の、よろしくない記憶は、暗竜に食べさせてしまったので、咎め立てするつもりはありません」
「…………」
ファタの表情から悪意は窺えないが、随分と際どい会話をするものである。
慇懃無礼に、尻尾を見せているようで、捕まえさせる気はなく、どこまでわかっているのか、平然と立場を入れ替えている。いや、それはファタが暴漢であったとするならばーーだが。
「それでは、失礼いたします」
「…………」
ファタの姿が通路の先に消えるまで、身動ぎせず見詰め続けるエーリアさん。
「マギルカラナーダ」を解き明かす旅の途上で、疲れ果て、有り金を奪われ、捨て置かれた。握り締められる両の拳が、彼の真情を伝えている。
「……リシェ君、彼は?」
「コル・ファタ。冒険者組合の元幹部、氷焔の担当。組合のお金を横領したので、竜の国の保証で身柄を預かり、現在は竜地の雷竜で雷守の任に就いています」
「ーー失敗した、かな。ちょっと、直裁的に過ぎたか」
「ん~、そうですね、ファタを犯人であると断じて脅迫、余罪を捏造して、一部だけでも認めさせたほうが良かったかもしれませんね」
「……あー、その、リシェ君。先達として前々から言おうと思っていたのだけれど。竜の国の侍従長という役に染まり過ぎていないか? 嘘が必要なときはある。だが、嘘を前提に物事を成り立たせてしまっては、嘘に慣れ過ぎてしまってはーー」
ーーリシェは嘘を吐くとき、まるで罪悪感がないんだね。
エーリアさんの姿に、逢ったばかりの兄さんのーー。
どっ、と背中に壁が当たって、いや、正確には僕がふらついて、って、あれ?
記憶が、底無しの沼に嵌まったような……。
「リシェ殿っ!」
「……ん?」
気付けば、倒れかけた僕をザーツネルさんが支えてくれていた。
「ーーふぅ、侍従長、また、なのかな?」
「あはは……、また、の部分を強調しないでください。僕はいつも、振り回されているだけなんですから」
「「…………」」
いや、二人とも、あっかんりゅうをした邪竜を見るような、そんな目を向けなくても、多少は、些少は、ほんの少しは、僕が原因の騒動があったかもしれないことを認めることに吝かではないというか、あー、いやいや、今は僕の行状を論っている場合ではない。
「忘れていたわけではありませんが、思い出したことがあります。聞いて貰えますか?」
竜にも角にも、ザーツネルさんの手を借りて立ち上がって、でも、まだ頭が濁っているので、壁に背中を預ける。
すると、周期が上の二人の、何やらよくわからない遣り取り。
「竜官殿。目の前に居たのに間に合わないとは、少々体が鈍っているのでは?」
「いやさ、副隊長殿。副隊長殿が駆け寄る姿が見えたので、譲ったまでのこと」
睨み合っているわけではないが、炎竜氷竜な雰囲気を醸している御二人。
「二人とも、僕の特性のことは知っていますよね。今朝のことですが、炎竜と氷竜から、僕の内に『千竜王』なるものが在ると知らされました」
「「……、ーー」」
二人の興味がこちらに向いたので、話を続ける。
「僕は幼い頃、一風変わった性向でした。これまで、それに疑問を抱くことはなかったのですが、『千竜王』のことを知った所為でしょうか、過去の、気にならなかった部分に、意識が向くようになりました。僕は、幼い時分、『千竜王』の差し響きを大きく受けていました。僕でありながら僕でない、そんな夢のような情景。そんな掠れたような僕を、見つけ出してくれたのは、引っ張り上げてくれたのは、兄さんなんです」
記憶が繋がってゆく。僕という存在が薄れるほどに、明確になってゆく。
「思い出した、というのも変ですが、やっぱり、思い出した、というのが適当なんでしょう。出逢った頃の兄さんは、酷く冷たい目をしていました。たぶん、僕に興味などなかったでしょう。でも、『千竜王』と僕に気付いてから、……どうやったのかは見当も付きませんが、僕が僕になって……、『千竜王』のことを自覚することがなくなっていきました」
冷える、冷える、冷える……、兄さんの冷たい目、ただの興味だけで僕を見る、氷竜の冷たさとは違った、底無しの、暗く、どこまでも落ちていくようなーー。
「リシェ君! これだけは断言する! 君のいない場所でも、ニーウと長く過ごしたから知っている。ニーウの、君に向けた愛情は、本物だ。友情では勝てないと、嫉妬した僕が言うのだから、本当だ! ニーウは君を変えた、そして、ニーウを変えたのも君なんだ。そこに偽りなどない、今に繋がるもので、肯定してしまって良いんだ!」
がっと両肩を掴まれる。炎竜の息吹のような熱い言葉がぶつけられる。
最後はもう、エーリアさん自身、何を言っているのかわかっていないかもしれない。だけど、十分。吹き払ってくれる。
然てまた溢れる。兄さんとの、冷たさを押し遣る暖かな記憶が。
然う、あれも兄さんで、忌避する必要などない、本当の兄さんの姿なのだ。
色は塗り重ねられる。本当に美しいものは、綺麗なものだけでは作れない。いや、見目良く、着飾らせても意味はない。僕と兄さんの間にあるものは、そんなものじゃない。
「ーーありがとうございます、エーリアさん」
「うっ、ああ、落ち着いたようだね……」
素直に感謝すると、自身の言行に忸怩たる思いがあったのか、すすすっと下がっていく若き竜官。
嘗てエーリアさんは、怒りなどの感情を制御する必要がある、と言っていたが。
そういうところも好感が持てるので、ああ、きっと兄さんも同じように思って、彼を数少ない友人として認めていたのだろう。
然ても、照れ隠しだろうか、そっぽを向いて、誤魔化すように言葉を零すと。
「里に居た頃のニーウからすると、いまいち想像できないけれどね」
「そうかな? 俺は昔、考えたことがある。もし自分が最強だったら、とかな。自分に勝てる奴なんて一人もいない。初めは愉快な気分になったものさ。だが、考え続けているとだ、すぐに詰まんなくなった。誰も勝てないってことは、自分と同じ場所に誰もいないってことだ。ははっ、どうやら俺は最強ってやつを楽しめない狭量な奴だったらしい。聞く限り、リシェ殿の兄は天才の、更に一握りなんだろう。世界が色褪せて見えてたって不思議じゃないだろうさ」
応じて、兄さんの少年時代を斟酌して、言外にエーリアさんを否定する黄金の秤隊の副隊長。
ん? ……あれ?
エーリアさんもザーツネルさんも、お互い若くして枢要の地位に就いているのだし、相性は良さそうなものだが。何だろう、百竜とスナが混ざって汗と冷や汗が同時に噴き出すような、この緊張感は。
「……、ーー」
「ーー、……」
「……?」
二人とも、にまっ、て感じで笑って、同時に背を向けて。
記憶を整理する為に、もう少し話に付き合って欲しかったのだが。振り返ったほうが負け、みたいな勝負でもしているのだろうか、枢要の二人は、兄貴分たちは、すたすたと立ち去っていくのだった。
僕を待っていた、という風情ではなく、その顔には怪訝な、実見するに敵を射竦めるような鋭さがあった。
見ると、殺意さえ窺える彼の双眸の先には、見知った、というか、ただの知己、というか。あ、今僕に気付いたのに、知らん振りして立ち去ろうとしている。
「暫しっ! お待ちいただきたい!」
見た目だけならエーリアさんと同周期の男が背中を見せた瞬間、詰問するような調子で呼び掛ける。
半瞬の停滞、そして、ちらりと見えた、これは紛う方なきーー。
三歩、出遅れたが、すぐさま駆け出したエーリアさんを追う。
エーリアさんの声に、冒険者組合の職員の制服を着た男が嫌そうに振り返って、僕らを見遣る。
三十歳を超えている童顔の雷守、僕に恩義がある故、頭の上がらないコル・ファタが、現況がわかっているのだろうか、いつもの胡散臭い笑みを貼り付けた顔で僕らを待ち受けている。
魔法か、剣を抜くのではないかと警戒していたが、相手を逃がさぬことに全神経を傾けていたのか、全力疾走のエーリアさんは、ファタの直前で急停止。
炎竜の如き猛々しさを宿したものの、すべてを焦がし尽くしたのだろうか、穏やかとさえ言える声音でファタに問い掛ける。
「初めましてーーではありませんね。過日、鼻っ柱を圧し折られまして、ーー適性がないのか治癒魔法は使えないので、苦労いたしました」
「ああ、あのときの若者ですか。うっかり手が鼻に当たってしまい、鼻血が出たようですが、問題ないようで何よりです。大丈夫です。あのときの、あなたの無礼な振る舞いによる一連の、よろしくない記憶は、暗竜に食べさせてしまったので、咎め立てするつもりはありません」
「…………」
ファタの表情から悪意は窺えないが、随分と際どい会話をするものである。
慇懃無礼に、尻尾を見せているようで、捕まえさせる気はなく、どこまでわかっているのか、平然と立場を入れ替えている。いや、それはファタが暴漢であったとするならばーーだが。
「それでは、失礼いたします」
「…………」
ファタの姿が通路の先に消えるまで、身動ぎせず見詰め続けるエーリアさん。
「マギルカラナーダ」を解き明かす旅の途上で、疲れ果て、有り金を奪われ、捨て置かれた。握り締められる両の拳が、彼の真情を伝えている。
「……リシェ君、彼は?」
「コル・ファタ。冒険者組合の元幹部、氷焔の担当。組合のお金を横領したので、竜の国の保証で身柄を預かり、現在は竜地の雷竜で雷守の任に就いています」
「ーー失敗した、かな。ちょっと、直裁的に過ぎたか」
「ん~、そうですね、ファタを犯人であると断じて脅迫、余罪を捏造して、一部だけでも認めさせたほうが良かったかもしれませんね」
「……あー、その、リシェ君。先達として前々から言おうと思っていたのだけれど。竜の国の侍従長という役に染まり過ぎていないか? 嘘が必要なときはある。だが、嘘を前提に物事を成り立たせてしまっては、嘘に慣れ過ぎてしまってはーー」
ーーリシェは嘘を吐くとき、まるで罪悪感がないんだね。
エーリアさんの姿に、逢ったばかりの兄さんのーー。
どっ、と背中に壁が当たって、いや、正確には僕がふらついて、って、あれ?
記憶が、底無しの沼に嵌まったような……。
「リシェ殿っ!」
「……ん?」
気付けば、倒れかけた僕をザーツネルさんが支えてくれていた。
「ーーふぅ、侍従長、また、なのかな?」
「あはは……、また、の部分を強調しないでください。僕はいつも、振り回されているだけなんですから」
「「…………」」
いや、二人とも、あっかんりゅうをした邪竜を見るような、そんな目を向けなくても、多少は、些少は、ほんの少しは、僕が原因の騒動があったかもしれないことを認めることに吝かではないというか、あー、いやいや、今は僕の行状を論っている場合ではない。
「忘れていたわけではありませんが、思い出したことがあります。聞いて貰えますか?」
竜にも角にも、ザーツネルさんの手を借りて立ち上がって、でも、まだ頭が濁っているので、壁に背中を預ける。
すると、周期が上の二人の、何やらよくわからない遣り取り。
「竜官殿。目の前に居たのに間に合わないとは、少々体が鈍っているのでは?」
「いやさ、副隊長殿。副隊長殿が駆け寄る姿が見えたので、譲ったまでのこと」
睨み合っているわけではないが、炎竜氷竜な雰囲気を醸している御二人。
「二人とも、僕の特性のことは知っていますよね。今朝のことですが、炎竜と氷竜から、僕の内に『千竜王』なるものが在ると知らされました」
「「……、ーー」」
二人の興味がこちらに向いたので、話を続ける。
「僕は幼い頃、一風変わった性向でした。これまで、それに疑問を抱くことはなかったのですが、『千竜王』のことを知った所為でしょうか、過去の、気にならなかった部分に、意識が向くようになりました。僕は、幼い時分、『千竜王』の差し響きを大きく受けていました。僕でありながら僕でない、そんな夢のような情景。そんな掠れたような僕を、見つけ出してくれたのは、引っ張り上げてくれたのは、兄さんなんです」
記憶が繋がってゆく。僕という存在が薄れるほどに、明確になってゆく。
「思い出した、というのも変ですが、やっぱり、思い出した、というのが適当なんでしょう。出逢った頃の兄さんは、酷く冷たい目をしていました。たぶん、僕に興味などなかったでしょう。でも、『千竜王』と僕に気付いてから、……どうやったのかは見当も付きませんが、僕が僕になって……、『千竜王』のことを自覚することがなくなっていきました」
冷える、冷える、冷える……、兄さんの冷たい目、ただの興味だけで僕を見る、氷竜の冷たさとは違った、底無しの、暗く、どこまでも落ちていくようなーー。
「リシェ君! これだけは断言する! 君のいない場所でも、ニーウと長く過ごしたから知っている。ニーウの、君に向けた愛情は、本物だ。友情では勝てないと、嫉妬した僕が言うのだから、本当だ! ニーウは君を変えた、そして、ニーウを変えたのも君なんだ。そこに偽りなどない、今に繋がるもので、肯定してしまって良いんだ!」
がっと両肩を掴まれる。炎竜の息吹のような熱い言葉がぶつけられる。
最後はもう、エーリアさん自身、何を言っているのかわかっていないかもしれない。だけど、十分。吹き払ってくれる。
然てまた溢れる。兄さんとの、冷たさを押し遣る暖かな記憶が。
然う、あれも兄さんで、忌避する必要などない、本当の兄さんの姿なのだ。
色は塗り重ねられる。本当に美しいものは、綺麗なものだけでは作れない。いや、見目良く、着飾らせても意味はない。僕と兄さんの間にあるものは、そんなものじゃない。
「ーーありがとうございます、エーリアさん」
「うっ、ああ、落ち着いたようだね……」
素直に感謝すると、自身の言行に忸怩たる思いがあったのか、すすすっと下がっていく若き竜官。
嘗てエーリアさんは、怒りなどの感情を制御する必要がある、と言っていたが。
そういうところも好感が持てるので、ああ、きっと兄さんも同じように思って、彼を数少ない友人として認めていたのだろう。
然ても、照れ隠しだろうか、そっぽを向いて、誤魔化すように言葉を零すと。
「里に居た頃のニーウからすると、いまいち想像できないけれどね」
「そうかな? 俺は昔、考えたことがある。もし自分が最強だったら、とかな。自分に勝てる奴なんて一人もいない。初めは愉快な気分になったものさ。だが、考え続けているとだ、すぐに詰まんなくなった。誰も勝てないってことは、自分と同じ場所に誰もいないってことだ。ははっ、どうやら俺は最強ってやつを楽しめない狭量な奴だったらしい。聞く限り、リシェ殿の兄は天才の、更に一握りなんだろう。世界が色褪せて見えてたって不思議じゃないだろうさ」
応じて、兄さんの少年時代を斟酌して、言外にエーリアさんを否定する黄金の秤隊の副隊長。
ん? ……あれ?
エーリアさんもザーツネルさんも、お互い若くして枢要の地位に就いているのだし、相性は良さそうなものだが。何だろう、百竜とスナが混ざって汗と冷や汗が同時に噴き出すような、この緊張感は。
「……、ーー」
「ーー、……」
「……?」
二人とも、にまっ、て感じで笑って、同時に背を向けて。
記憶を整理する為に、もう少し話に付き合って欲しかったのだが。振り返ったほうが負け、みたいな勝負でもしているのだろうか、枢要の二人は、兄貴分たちは、すたすたと立ち去っていくのだった。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
奥さまは魔王女 3rd season 〜天使達に花束を〜
奏 隼人
ファンタジー
仙石優也はひょんなことからプラティナという美女と恋に落ちた…
二人は普通の恋、普通の結婚、普通に子育てをして幸せに暮らすのだが一つだけ普通じゃないことが…
そう…奥さまは魔王女だったのです…
「奥さまは魔王女」シリーズの三作目です。
「奥さまは魔王女」「奥さまは魔王女 2nd season 〜ジーナは可愛い魔女〜」の続編になります。
ぜひ併せてご覧になってみて下さい。
宜しくお願い致します。
婚約破棄の場に相手がいなかった件について
三木谷夜宵
ファンタジー
侯爵令息であるアダルベルトは、とある夜会で婚約者の伯爵令嬢クラウディアとの婚約破棄を宣言する。しかし、その夜会にクラウディアの姿はなかった。
断罪イベントの夜会に婚約者を迎えに来ないというパターンがあるので、では行かなければいいと思って書いたら、人徳あふれるヒロイン(不在)が誕生しました。
カクヨムにも公開しています。
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
転生料理人の異世界探求記(旧 転生料理人の異世界グルメ旅)
しゃむしぇる
ファンタジー
こちらの作品はカクヨム様にて先行公開中です。外部URLを連携しておきましたので、気になる方はそちらから……。
職場の上司に毎日暴力を振るわれていた主人公が、ある日危険なパワハラでお失くなりに!?
そして気付いたら異世界に!?転生した主人公は異世界のまだ見ぬ食材を求め世界中を旅します。
異世界を巡りながらそのついでに世界の危機も救う。
そんなお話です。
普段の料理に使えるような小技やもっと美味しくなる方法等も紹介できたらなと思ってます。
この作品は「小説家になろう」様及び「カクヨム」様、「pixiv」様でも掲載しています。
ご感想はこちらでは受け付けません。他サイトにてお願いいたします。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する
くみたろう
ファンタジー
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる