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四章 周辺国と魔法使い
竜の寝顔は七祝福の一つです
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「皆が僕を怖がっていて、切なくなってきます。人の悪意は冷たくて、視線が痛いというのは本当だったんですね。心が罅割れてしまいそうです」
「それが目的とはいえ、実際に畏怖の対象になれるんだから、能力の高さを誇ってもいいんじゃないかな?」
「それ、本気で言ってませんよね? 楽しんでますよね? 面白がってますよね?」
「……、……ぅ」
あれから一巡りが過ぎて、客人たちの大半が竜の国を後にしている。
初日に遣って来た者たちは、すでに彼らの主に伝え終えている頃だろうか。ストーフグレフ国や西方の国だと、あと幾日かは掛かるだろう。
必須だったストリチナ同盟国と三国の城街地に関係のある者たちの来訪は確認できている。
様々な人が遣って来た。収穫もあった。そうして客人の受け入れは今日が最後。少人数なので、クーさん一人で案内することになっている。
炎竜の地に相応しい、燃えるような空模様。もうすぐ陽が沈んで、魔工技術による明かりが竜の都に灯ることになる。
翠緑宮の、硝子の壁の内側にも明かりが灯されて、巨大な淡緑の宝石が夜と暗闇に囁くことになる。
魔工技術で、魔力を用いるのでなければ、もったいなくて出来ない芸当である。本来なら魔力による対価のほうが割に合わないのだが、そこは無制限とも言えるコウさんの魔力を使用しているので、芳しの魔法使いの然らしめるところか。
優しい緑光は、竜の民の心を安らかにしてくれることだろう。
周囲には誰もいない。
翠緑宮の居室に帰るところで、闘技場での訓練を終えた黄金の秤隊の面々と鉢合わせて。ザーツネルさんと、世間話、というか、僕の愚痴を聞いてもらっていた。
他の隊員たちは僕を見るなり退散。エンさんとクーさんとの、夜々行われている鍛錬の噂が伝わっているらしく、遺跡での「暴発事件」と相俟って彼らから危険物扱いされている。
「……、……ゃぅ」
ザーツネルさんは、みーを肩車している。
そろそろ僕たち以外にも慣れる頃合いではないかと、黄金の秤隊の名誉隊員として参加させてみたのだ。
結果、負傷者、多数。
「みー様が『さーう、みーちゃんつよいのだー?』って仰るので、隊で数少ない子持ちの隊員が子供をあやすつもりで試合して、一撃で敗北。次からは人数を増やしながら全力で戦ったが、怪我人の山ができただけ。あれで手加減、ええと『甘噛』か、してるんだから、みー様最強だな」
「それでコウさんに治してもらうなり、また挑んでいくのだから凄いですね。『人化』しているとはいえ、竜を相手に怯まないとは。……えっと、因みに、みー様を含めた氷焔の中での最強は、フィア様です」
「……、ゅぅ……」
遠隔で治癒魔法が使えるコウさんには驚いたが、黄金の秤隊の順応能力にも恐れ入る。
「黄金の秤隊は、実力主義の武闘派集団だからな。勇気と力が旗印、気力と体力、夢と希望、妄想と思い込み、独断と偏見、若さと運に任せて突き破るのが信条だ」
「……何はともあれ、みー様が大人気で良かったです」
「ゅぅ……、……ゃぅ」
僕は、うつらうつらと船を漕いでいるみーを見上げた。
何だかんだで、見ず知らずの人たちとの交流で疲れたのだろう。明日も明後日も、ずっと楽しいことが続く、それをまったく疑っていないかのようなみーの幸せそうな寝顔に、僕の顔も緩んでしまう。
幸せのお裾分けである。
これは、もう、「竜の寝顔」として、七祝福の一つに決定してもいいのではないだろうか。
ああ、ささくれた心が癒やされるようだ。
竜にも角にも、和んでいられる時間は少ない。今日と、明日と、その先のことについて、ひとつひとつ思慮を深めていかなくてはならない。
コウさんは、たどたどしくも一生懸命、竜の国を案内した。それが好評だったことは、男たちの顔を見れば一目竜然。
ときに大人びて見えたり、見掛け通りの子供っぽさを発揮したり、男たちからすれば、娘や妹の成長を見守るような気持ちだったのかもしれない。
反比例するように、僕への負の感情がいや増していったわけだが。
「客人たちは、竜の国のことを伝えてくれたはずなので、明日交渉に行ってきます。もし、まだお客さんが来るようなら、案内をお願いします。僕は、クラバリッタで〝サイカ〟に会ってきます。カイナス三兄弟の長兄ですね。エンさんとクーさんは、三国の城街地を。コウさんは、ユミファナトラ大河の上流から周辺五国の付近まで巡ってきます」
「ん? 北方に? フィア様は、何をしに行かれるんで?」
「えっと、説明が足りませんでしたね。その辺りには、幾つかの有力な遊牧民がいるんですが、一周期くらい前から餌となる草が枯れて、死活問題になっているそうなんです。その地域では、枯れる前に白い粉を吹くところから、白魔病と呼ばれているそうです。竜の国にはその影響が及んでいないので、彼らを竜地の一つである風竜に招き、定住を希望する方には、畜産をお願いしようかと思っています。その為の交渉に、コウさん一人で行ってもらうわけです」
「……、……ぁぅ」
コウさんは、「飛翔」の魔法で単独行動。
みーは、先ずクラバリッタで僕たちを降ろして、待て、ではなく、待機。
僕は交渉が済みしだい各種組合などと最終交渉、エンさんとクーさんは城街地での交渉後、みーに乗って残りの二国、サーミスールとキトゥルナの城街地へ。
恐らく、一番危険なのが僕で、一番不安なのがエンさんとクーさん、そして一番心配なのがコウさん、ということになるのだろうか。
コウさんが同行しないので、明日みーは彼女の「隠蔽」の魔法で、外出時は周囲から認識されなくなる仕様にしたらしい。
……みーが大人しくしてくれるとは到底思えないので、何か対策を考えておかないと。
竜の国の王様は、客人たちと、ほどほどに上手くやれた。遊牧民たちとの交渉が一人で行えたならーー。
ふぅ、薄靄の彼方、未来のことを想見して、手に汗を掻いてしまった。
はぁ、ともう一度、内心で溜め息を吐く。
僕が緊張してどうするというのか。危なっかしい子供の成長を見守る親でもあるまいし。
……ああ、いや、もう自分を偽るのは無理だと諦めた。心配なものは心配なのだ。何が心配なのか、いまいちわかっていないような気がするが、心配なものは心配なのだ。
……くっ、恥ずかしい。心配が過ぎたのか、二度も同じことを思ってしまった。
「ザーツネルさん、どうしよう。僕は、自分のことよりコウさんのことを心配してしまっています。子供を持った親の心境とは、こんなものなんでしょうか?」
「……、ぇぅ……」
他人が失敗するかもしれない、それを思っただけでこんなにも気に病んでしまうとは。生まれて初めてかもしれない。
エンさんやクーさんは、いつもこんな気持ちを抱えていたのだろうか。彼らのように、僕も、もっと留意しなくてはならないようだ。
「……あ~、一つだけ忠告させてもらうとだな。フィア様には、今の言葉は言わないほうがいいと思うぞ。……微妙な周期であらせられるわけだし」
「えっと、それは、何というか、……手遅れだと思います」
「……ぅ、……ぅぅ」
どうやら僕は、何が駄目なのかということさえ、わかっていなかったらしい。
今の言葉が駄目ならば、今まで僕はコウさんに対して誤った接し方をしていたことになる。
「なるほど、コウさんに嫌われていることの理由がやっとわかりました。道理で嫌われてしまうわけです。なんか諦めがつきました、ありがとうございます」
「……うぃ、ぅ……」
僕がお礼を言うと、なぜだかわからないが、ザーツネルさんが頭を抱えていた。余程苦悩が深いのか、前屈みになったので、みーが落ちそうになって、慌てて支える。
「申し訳ありません、フィア様。俺には荷が勝ち過ぎたようです」
「ぅゃ……、……ぅゅ」
声が小さく、みーの安らかな寝息に紛れて聞こえなかったが、ザーツネルさんが翠緑宮に向かって、何か呟いているようだった。
「それが目的とはいえ、実際に畏怖の対象になれるんだから、能力の高さを誇ってもいいんじゃないかな?」
「それ、本気で言ってませんよね? 楽しんでますよね? 面白がってますよね?」
「……、……ぅ」
あれから一巡りが過ぎて、客人たちの大半が竜の国を後にしている。
初日に遣って来た者たちは、すでに彼らの主に伝え終えている頃だろうか。ストーフグレフ国や西方の国だと、あと幾日かは掛かるだろう。
必須だったストリチナ同盟国と三国の城街地に関係のある者たちの来訪は確認できている。
様々な人が遣って来た。収穫もあった。そうして客人の受け入れは今日が最後。少人数なので、クーさん一人で案内することになっている。
炎竜の地に相応しい、燃えるような空模様。もうすぐ陽が沈んで、魔工技術による明かりが竜の都に灯ることになる。
翠緑宮の、硝子の壁の内側にも明かりが灯されて、巨大な淡緑の宝石が夜と暗闇に囁くことになる。
魔工技術で、魔力を用いるのでなければ、もったいなくて出来ない芸当である。本来なら魔力による対価のほうが割に合わないのだが、そこは無制限とも言えるコウさんの魔力を使用しているので、芳しの魔法使いの然らしめるところか。
優しい緑光は、竜の民の心を安らかにしてくれることだろう。
周囲には誰もいない。
翠緑宮の居室に帰るところで、闘技場での訓練を終えた黄金の秤隊の面々と鉢合わせて。ザーツネルさんと、世間話、というか、僕の愚痴を聞いてもらっていた。
他の隊員たちは僕を見るなり退散。エンさんとクーさんとの、夜々行われている鍛錬の噂が伝わっているらしく、遺跡での「暴発事件」と相俟って彼らから危険物扱いされている。
「……、……ゃぅ」
ザーツネルさんは、みーを肩車している。
そろそろ僕たち以外にも慣れる頃合いではないかと、黄金の秤隊の名誉隊員として参加させてみたのだ。
結果、負傷者、多数。
「みー様が『さーう、みーちゃんつよいのだー?』って仰るので、隊で数少ない子持ちの隊員が子供をあやすつもりで試合して、一撃で敗北。次からは人数を増やしながら全力で戦ったが、怪我人の山ができただけ。あれで手加減、ええと『甘噛』か、してるんだから、みー様最強だな」
「それでコウさんに治してもらうなり、また挑んでいくのだから凄いですね。『人化』しているとはいえ、竜を相手に怯まないとは。……えっと、因みに、みー様を含めた氷焔の中での最強は、フィア様です」
「……、ゅぅ……」
遠隔で治癒魔法が使えるコウさんには驚いたが、黄金の秤隊の順応能力にも恐れ入る。
「黄金の秤隊は、実力主義の武闘派集団だからな。勇気と力が旗印、気力と体力、夢と希望、妄想と思い込み、独断と偏見、若さと運に任せて突き破るのが信条だ」
「……何はともあれ、みー様が大人気で良かったです」
「ゅぅ……、……ゃぅ」
僕は、うつらうつらと船を漕いでいるみーを見上げた。
何だかんだで、見ず知らずの人たちとの交流で疲れたのだろう。明日も明後日も、ずっと楽しいことが続く、それをまったく疑っていないかのようなみーの幸せそうな寝顔に、僕の顔も緩んでしまう。
幸せのお裾分けである。
これは、もう、「竜の寝顔」として、七祝福の一つに決定してもいいのではないだろうか。
ああ、ささくれた心が癒やされるようだ。
竜にも角にも、和んでいられる時間は少ない。今日と、明日と、その先のことについて、ひとつひとつ思慮を深めていかなくてはならない。
コウさんは、たどたどしくも一生懸命、竜の国を案内した。それが好評だったことは、男たちの顔を見れば一目竜然。
ときに大人びて見えたり、見掛け通りの子供っぽさを発揮したり、男たちからすれば、娘や妹の成長を見守るような気持ちだったのかもしれない。
反比例するように、僕への負の感情がいや増していったわけだが。
「客人たちは、竜の国のことを伝えてくれたはずなので、明日交渉に行ってきます。もし、まだお客さんが来るようなら、案内をお願いします。僕は、クラバリッタで〝サイカ〟に会ってきます。カイナス三兄弟の長兄ですね。エンさんとクーさんは、三国の城街地を。コウさんは、ユミファナトラ大河の上流から周辺五国の付近まで巡ってきます」
「ん? 北方に? フィア様は、何をしに行かれるんで?」
「えっと、説明が足りませんでしたね。その辺りには、幾つかの有力な遊牧民がいるんですが、一周期くらい前から餌となる草が枯れて、死活問題になっているそうなんです。その地域では、枯れる前に白い粉を吹くところから、白魔病と呼ばれているそうです。竜の国にはその影響が及んでいないので、彼らを竜地の一つである風竜に招き、定住を希望する方には、畜産をお願いしようかと思っています。その為の交渉に、コウさん一人で行ってもらうわけです」
「……、……ぁぅ」
コウさんは、「飛翔」の魔法で単独行動。
みーは、先ずクラバリッタで僕たちを降ろして、待て、ではなく、待機。
僕は交渉が済みしだい各種組合などと最終交渉、エンさんとクーさんは城街地での交渉後、みーに乗って残りの二国、サーミスールとキトゥルナの城街地へ。
恐らく、一番危険なのが僕で、一番不安なのがエンさんとクーさん、そして一番心配なのがコウさん、ということになるのだろうか。
コウさんが同行しないので、明日みーは彼女の「隠蔽」の魔法で、外出時は周囲から認識されなくなる仕様にしたらしい。
……みーが大人しくしてくれるとは到底思えないので、何か対策を考えておかないと。
竜の国の王様は、客人たちと、ほどほどに上手くやれた。遊牧民たちとの交渉が一人で行えたならーー。
ふぅ、薄靄の彼方、未来のことを想見して、手に汗を掻いてしまった。
はぁ、ともう一度、内心で溜め息を吐く。
僕が緊張してどうするというのか。危なっかしい子供の成長を見守る親でもあるまいし。
……ああ、いや、もう自分を偽るのは無理だと諦めた。心配なものは心配なのだ。何が心配なのか、いまいちわかっていないような気がするが、心配なものは心配なのだ。
……くっ、恥ずかしい。心配が過ぎたのか、二度も同じことを思ってしまった。
「ザーツネルさん、どうしよう。僕は、自分のことよりコウさんのことを心配してしまっています。子供を持った親の心境とは、こんなものなんでしょうか?」
「……、ぇぅ……」
他人が失敗するかもしれない、それを思っただけでこんなにも気に病んでしまうとは。生まれて初めてかもしれない。
エンさんやクーさんは、いつもこんな気持ちを抱えていたのだろうか。彼らのように、僕も、もっと留意しなくてはならないようだ。
「……あ~、一つだけ忠告させてもらうとだな。フィア様には、今の言葉は言わないほうがいいと思うぞ。……微妙な周期であらせられるわけだし」
「えっと、それは、何というか、……手遅れだと思います」
「……ぅ、……ぅぅ」
どうやら僕は、何が駄目なのかということさえ、わかっていなかったらしい。
今の言葉が駄目ならば、今まで僕はコウさんに対して誤った接し方をしていたことになる。
「なるほど、コウさんに嫌われていることの理由がやっとわかりました。道理で嫌われてしまうわけです。なんか諦めがつきました、ありがとうございます」
「……うぃ、ぅ……」
僕がお礼を言うと、なぜだかわからないが、ザーツネルさんが頭を抱えていた。余程苦悩が深いのか、前屈みになったので、みーが落ちそうになって、慌てて支える。
「申し訳ありません、フィア様。俺には荷が勝ち過ぎたようです」
「ぅゃ……、……ぅゅ」
声が小さく、みーの安らかな寝息に紛れて聞こえなかったが、ザーツネルさんが翠緑宮に向かって、何か呟いているようだった。
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