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5.Music festival.-雨野秋良の場合-
迷走
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─そういえば⋯ 雪弥とはあれ以来会っていない。
確か8月頭だったから丸2ヶ月。
これだけ期間が空いて雪弥から何も言ってこないのも珍しいな。
千尋とはコンタクトを取っているからか?
ナナツボシもミュージックフェスに出るし、いい加減話ししないとな⋯
「何か指示ある?」
ヘッドフォンを外しながら千尋が聞いてくる。
「ウィスパー気味で、後は千尋の感覚で良いよ」
「蛍は?」
「ウェットでセクシーな感じだと前と繋がるかなと思う」
「セクシーね。了解」
やるとなれば妥協は許さない。
蛍の顔付きが変わったのを見逃さなかった。
─つーか、1回しか聞いてないけどタイミング大丈夫なんだろうな?
既にブースに入り準備をする千尋に目をやると、何やら楽しげ気だ。
そんな心配は無駄だったようで、順調に進んで一発OK.
流石だ。
「千尋、Good job!」
ブースから出てきた千尋とハイタッチをして蛍が言った。
その会話を遮断するように音のチェックを始める。
─はぁ⋯ 学習能力本当無いな。
無駄だと分かってるけど、もうちょっと努力しようぜ、俺。
あ、でもこの感じは凄く良い。
蛍と仲良いのは気になるところだけど、声質的にも技術的にも千尋で正解だ。
“スペシャルサンクス:千尋(TRAP)” は忘れずに入れよう。
「OK.千尋、Thank you!」
「俺も参加出来て嬉しいし、気にしないで。
あ、でも雪弥は怒るかもね⋯ 」
千尋が苦笑いを浮かべると、蛍が食らいつく。
「雪弥ってそんな感じだっけ?もっとこうクールな、人に興味が無い印象しかないや。
関わっていた時の事、余り覚えてないからその記憶も怪しいけど」
「人に興味が無いのは正解かな。
興味がある人間への固執がなんともまぁ個性的?」
人事のように笑う千尋に蛍はへぇと答えて笑った。
「⋯ 確かにまずいかもしれないな。
前に揉めてから2ヶ月くらい、雪弥と会ってない」
「揉めてからって⋯ 本当に?!道理で雪弥の機嫌がずっと悪いわけだ。
聞いても何も言わないし、最近一緒の仕事もそんなに多くはない上に、雪弥忙しいみたいだから」
─やっぱり先に手を打っておくべきだったか⋯
直ぐに連絡無かった事におかしいとは感じていたんだ。
考えてみれば、過去にこんなに時間が開く事は無かった。
明らかに俺が悪い事でも、雪弥が謝ってきてたな。
その辺は年上なだけあって雪弥の方が大人だ。
今回の事は雪弥でも許せないレベルの事だったって事なんだろう。
いやでも、俺だってそうだ。
蛍をあんな風に言われて、イラついている。
無いようなものだったけど夏休みや、卒業旅行にミュージックフェスの準備。
それに蛍の事。
忙しくて忘れていたけど、忘れて良い話ではなかったな。
でも、話そうって言った所で素直に従うとは思えないし、正直ミュージックフェスまでは余裕が無いんだよな⋯
「はあ⋯ 」
「秋?」
「秋ちゃん⋯ 」
溜め息が漏れたことに、2人から名前を呼ばれて気付いた。
「ごめん、千尋。
お前が一番辛いポジションだよな。迷惑かけてごめん」
「ううん、俺は大丈夫。さっきも言ったけど俺も最近雪弥と一緒にならないから多分大変なのは鷹城さんかな」
「⋯ 鷹城なら良いか。雪弥が鷹城に八つ当たりするとは思えないし」
「良いんだ⋯ 」
蛍のツッコミに3人で笑い合う。
─どうにかしなくてはいけないことはわかっている。
けど、今は目の前の事優先だ。
まだまだやる事がいっぱいある。
それにシンプルな話、蛍の方が大事だし。
取り敢えずはこっそりこのまま鷹城に任せておこう。
「よし!じゃあ後は、Cメロ。千尋、頼んだ」
「わかった」
─こういう時は本当に助かる。
何でも興味示して吸収したがるやつだったから、TRAPができた頃に千尋にも録り方は教えてある。
流石に編集は出来ないにしても、何テイクか録り直す程度であれば問題ない。
「同時に録るの?」
「ああ、“かまわない~” からは一緒にいる感じ出したいから、同じブースで録ってみるのも面白いかなと思って」
ブースに入り準備をしながら録りたいイメージを伝えると、蛍は面白そうだと言って笑う。
“舞台のように目で見る事が出来ない分、余計にその見えない部分こそ拘りたい” そうだ。
こうやって昔の舞台の話もちょくちょく出てくる様になった。
ナナツボシに誘ってから蛍自身が封じ込めていたものが開放されていく気がして、それが素を出してくれているように思えて嬉しい。
「千尋、OK!」
「はーい!」
録り直しを予定した分はこれで終了だ。
千尋にも協力して貰って思っていた以上のものになりそう。
後は編集を残すのみ。
作業進捗としては予定通りだ。
─その間、蛍には魅せ方研究してもらおう。
どっかに映像あるだろうし、心強いサポーターもいる。
「千尋、パフォーマンスとは何ぞや?」
「えっ?何それ?」
「良いから」
「⋯ うーん、自己アピールかな」
「は?つまんねー」
「じゃあ秋ちゃんは何だと思ってるの?」
普通すぎる答えに文句を言うと、膨れっ面で返される。
それを蛍が笑って見ていた。
「俺はプレイヤーじゃないから」
「えー!ズルイ!」
─今まで表に立ってこなかったから、そういう意味では蛍と同じラインに立ってるんだ。
そこは経験者に聞こうじゃないの。
「秋ちゃん答えないなら、蛍は?」
「やっぱ聞く?⋯ そうだなぁ、役者目線だけど “己の存在価値を計る術” かな。」
「其の心は?」
「舞台とか表に立つってさ、見る側に求めさせるって大事だと思うんだよね。
稽古で積み重ねてきた技術を今の自分の最大限発揮するのは勿論なんだけど、お客さんにもっと見たい、次も観たいって認めてもらえるように努力し続けるべきだと思ってる」
「へぇ⋯ 」
「需要に対して供給できたら、それは成功だろうし。でも、必ずしも成立するものじゃないけどね。
勿論、そんな事考えながらパフォーマンスなんてしないよ?悩んだり迷ったり、うまくいかないこともあるけどさ。結局最後は楽しんだ者勝ちと思っているかな」
─そうか。
蛍は役者として表に立っていた経験があるのか。
俺も表に立ったことが無いわけじゃないけど、あの時は必死で “楽しむ” なんて程遠い状況だった。
しかし、舞台に立ってたのは中学の頃の話だろ?
今でも感覚が鈍ってないというのは嬉しい誤算だ。
「結構きちんと考えてるんだな、蛍」
「でも、そう考えると舞台もステージも同じかもね。だから教える事なんてないのかも」
「いやいや、経験のある千尋様がいて助かります」
「もう!そういうの好きじゃないから辞めてって言ってるのに」
千尋はふんわり色白の女の子みたいなルックス。
女の子の格好をして誘惑をしたら男はコロッと騙されてしまうんだろう。
歌っている時は変に男っぽいところはあるが、基本的には中性的な部類の人間だ。
トークの時とのギャップが良いとファンから言われていると鷹城から聞いたことがある。
──トントン
ノックの音が聞こえるとストロボライトの点滅と共に、スタジオの扉がゆっくりと開かれる。
「ごめん、千尋。急遽打ち合わせ。良い?」
鷹城が顔を覗かせた。
「あ、うん。大丈夫⋯ だよね?」
「大丈夫。予定通り10日辺りに少し時間貰えれば」
「わかった。蛍も頑張ってね。じゃあ鷹城さん、行きましょう」
「千尋、ありがとう」
その、女の子みたいな笑顔を向けると鷹城と共にスタジオから出ていった。
「蛍はどうする?
あとスタジオでやれる事は編集作業だけだし、今日の目的は達成したから、この後はオフで大丈夫」
「わかった。じゃあそうさせてもらおうかな」
「ああ。この後忙しくなるから、ゆっくり休んで」
「うん、秋も無理しないで?」
そんな気遣いの言葉を残して、あっさりと蛍はスタジオを出て行った。
─なんだ。
もう少し遠慮するかと思ったのに。
先程まで賑やかだったスタジオで不意にひとりになると、少しだけ寂しさを感じた。
今まではひとりでいる時間の方が多かったのに、ここ最近は蛍といる事の方が多くなっている。
気付かないうちに生活や感じ方が変わっていて、ひとりでいる事への寂しさに過剰反応するようになっていた。
今はまだ、その事を少しの違和感があるだけだった。
確か8月頭だったから丸2ヶ月。
これだけ期間が空いて雪弥から何も言ってこないのも珍しいな。
千尋とはコンタクトを取っているからか?
ナナツボシもミュージックフェスに出るし、いい加減話ししないとな⋯
「何か指示ある?」
ヘッドフォンを外しながら千尋が聞いてくる。
「ウィスパー気味で、後は千尋の感覚で良いよ」
「蛍は?」
「ウェットでセクシーな感じだと前と繋がるかなと思う」
「セクシーね。了解」
やるとなれば妥協は許さない。
蛍の顔付きが変わったのを見逃さなかった。
─つーか、1回しか聞いてないけどタイミング大丈夫なんだろうな?
既にブースに入り準備をする千尋に目をやると、何やら楽しげ気だ。
そんな心配は無駄だったようで、順調に進んで一発OK.
流石だ。
「千尋、Good job!」
ブースから出てきた千尋とハイタッチをして蛍が言った。
その会話を遮断するように音のチェックを始める。
─はぁ⋯ 学習能力本当無いな。
無駄だと分かってるけど、もうちょっと努力しようぜ、俺。
あ、でもこの感じは凄く良い。
蛍と仲良いのは気になるところだけど、声質的にも技術的にも千尋で正解だ。
“スペシャルサンクス:千尋(TRAP)” は忘れずに入れよう。
「OK.千尋、Thank you!」
「俺も参加出来て嬉しいし、気にしないで。
あ、でも雪弥は怒るかもね⋯ 」
千尋が苦笑いを浮かべると、蛍が食らいつく。
「雪弥ってそんな感じだっけ?もっとこうクールな、人に興味が無い印象しかないや。
関わっていた時の事、余り覚えてないからその記憶も怪しいけど」
「人に興味が無いのは正解かな。
興味がある人間への固執がなんともまぁ個性的?」
人事のように笑う千尋に蛍はへぇと答えて笑った。
「⋯ 確かにまずいかもしれないな。
前に揉めてから2ヶ月くらい、雪弥と会ってない」
「揉めてからって⋯ 本当に?!道理で雪弥の機嫌がずっと悪いわけだ。
聞いても何も言わないし、最近一緒の仕事もそんなに多くはない上に、雪弥忙しいみたいだから」
─やっぱり先に手を打っておくべきだったか⋯
直ぐに連絡無かった事におかしいとは感じていたんだ。
考えてみれば、過去にこんなに時間が開く事は無かった。
明らかに俺が悪い事でも、雪弥が謝ってきてたな。
その辺は年上なだけあって雪弥の方が大人だ。
今回の事は雪弥でも許せないレベルの事だったって事なんだろう。
いやでも、俺だってそうだ。
蛍をあんな風に言われて、イラついている。
無いようなものだったけど夏休みや、卒業旅行にミュージックフェスの準備。
それに蛍の事。
忙しくて忘れていたけど、忘れて良い話ではなかったな。
でも、話そうって言った所で素直に従うとは思えないし、正直ミュージックフェスまでは余裕が無いんだよな⋯
「はあ⋯ 」
「秋?」
「秋ちゃん⋯ 」
溜め息が漏れたことに、2人から名前を呼ばれて気付いた。
「ごめん、千尋。
お前が一番辛いポジションだよな。迷惑かけてごめん」
「ううん、俺は大丈夫。さっきも言ったけど俺も最近雪弥と一緒にならないから多分大変なのは鷹城さんかな」
「⋯ 鷹城なら良いか。雪弥が鷹城に八つ当たりするとは思えないし」
「良いんだ⋯ 」
蛍のツッコミに3人で笑い合う。
─どうにかしなくてはいけないことはわかっている。
けど、今は目の前の事優先だ。
まだまだやる事がいっぱいある。
それにシンプルな話、蛍の方が大事だし。
取り敢えずはこっそりこのまま鷹城に任せておこう。
「よし!じゃあ後は、Cメロ。千尋、頼んだ」
「わかった」
─こういう時は本当に助かる。
何でも興味示して吸収したがるやつだったから、TRAPができた頃に千尋にも録り方は教えてある。
流石に編集は出来ないにしても、何テイクか録り直す程度であれば問題ない。
「同時に録るの?」
「ああ、“かまわない~” からは一緒にいる感じ出したいから、同じブースで録ってみるのも面白いかなと思って」
ブースに入り準備をしながら録りたいイメージを伝えると、蛍は面白そうだと言って笑う。
“舞台のように目で見る事が出来ない分、余計にその見えない部分こそ拘りたい” そうだ。
こうやって昔の舞台の話もちょくちょく出てくる様になった。
ナナツボシに誘ってから蛍自身が封じ込めていたものが開放されていく気がして、それが素を出してくれているように思えて嬉しい。
「千尋、OK!」
「はーい!」
録り直しを予定した分はこれで終了だ。
千尋にも協力して貰って思っていた以上のものになりそう。
後は編集を残すのみ。
作業進捗としては予定通りだ。
─その間、蛍には魅せ方研究してもらおう。
どっかに映像あるだろうし、心強いサポーターもいる。
「千尋、パフォーマンスとは何ぞや?」
「えっ?何それ?」
「良いから」
「⋯ うーん、自己アピールかな」
「は?つまんねー」
「じゃあ秋ちゃんは何だと思ってるの?」
普通すぎる答えに文句を言うと、膨れっ面で返される。
それを蛍が笑って見ていた。
「俺はプレイヤーじゃないから」
「えー!ズルイ!」
─今まで表に立ってこなかったから、そういう意味では蛍と同じラインに立ってるんだ。
そこは経験者に聞こうじゃないの。
「秋ちゃん答えないなら、蛍は?」
「やっぱ聞く?⋯ そうだなぁ、役者目線だけど “己の存在価値を計る術” かな。」
「其の心は?」
「舞台とか表に立つってさ、見る側に求めさせるって大事だと思うんだよね。
稽古で積み重ねてきた技術を今の自分の最大限発揮するのは勿論なんだけど、お客さんにもっと見たい、次も観たいって認めてもらえるように努力し続けるべきだと思ってる」
「へぇ⋯ 」
「需要に対して供給できたら、それは成功だろうし。でも、必ずしも成立するものじゃないけどね。
勿論、そんな事考えながらパフォーマンスなんてしないよ?悩んだり迷ったり、うまくいかないこともあるけどさ。結局最後は楽しんだ者勝ちと思っているかな」
─そうか。
蛍は役者として表に立っていた経験があるのか。
俺も表に立ったことが無いわけじゃないけど、あの時は必死で “楽しむ” なんて程遠い状況だった。
しかし、舞台に立ってたのは中学の頃の話だろ?
今でも感覚が鈍ってないというのは嬉しい誤算だ。
「結構きちんと考えてるんだな、蛍」
「でも、そう考えると舞台もステージも同じかもね。だから教える事なんてないのかも」
「いやいや、経験のある千尋様がいて助かります」
「もう!そういうの好きじゃないから辞めてって言ってるのに」
千尋はふんわり色白の女の子みたいなルックス。
女の子の格好をして誘惑をしたら男はコロッと騙されてしまうんだろう。
歌っている時は変に男っぽいところはあるが、基本的には中性的な部類の人間だ。
トークの時とのギャップが良いとファンから言われていると鷹城から聞いたことがある。
──トントン
ノックの音が聞こえるとストロボライトの点滅と共に、スタジオの扉がゆっくりと開かれる。
「ごめん、千尋。急遽打ち合わせ。良い?」
鷹城が顔を覗かせた。
「あ、うん。大丈夫⋯ だよね?」
「大丈夫。予定通り10日辺りに少し時間貰えれば」
「わかった。蛍も頑張ってね。じゃあ鷹城さん、行きましょう」
「千尋、ありがとう」
その、女の子みたいな笑顔を向けると鷹城と共にスタジオから出ていった。
「蛍はどうする?
あとスタジオでやれる事は編集作業だけだし、今日の目的は達成したから、この後はオフで大丈夫」
「わかった。じゃあそうさせてもらおうかな」
「ああ。この後忙しくなるから、ゆっくり休んで」
「うん、秋も無理しないで?」
そんな気遣いの言葉を残して、あっさりと蛍はスタジオを出て行った。
─なんだ。
もう少し遠慮するかと思ったのに。
先程まで賑やかだったスタジオで不意にひとりになると、少しだけ寂しさを感じた。
今まではひとりでいる時間の方が多かったのに、ここ最近は蛍といる事の方が多くなっている。
気付かないうちに生活や感じ方が変わっていて、ひとりでいる事への寂しさに過剰反応するようになっていた。
今はまだ、その事を少しの違和感があるだけだった。
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