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第二章 王女の来訪
第四話 勇者ハロルドの冒険
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その日、ニコは村に薬を卸しに来ていた。
これまではニコがひとりで薬を作って売りに来ていたから、どうしても量が少なかった。けれど、ハロルドが一緒に住みだしてから格段に作業効率は上がったし、一度に運べる薬の量と種類も増えた。
今日は、腹痛の薬と痛み止め、それから傷薬の軟膏を揃えていた。
ニコが薬を卸しているのは、村にたった一軒しかない商店だ。この村では基本的に食料は自給自足だが、それでは手に入らないものがある。そういったものを店主がわざわざ隣町まで買い付けに行き、この店で売っているのだ。
ニコは薬を卸すついでに、よく塩や砂糖といった必要な日用品を買っている。
「今日は何か入用かい」
薬の代金を渡しながら、店主が言った。それにニコはうーん、と首をひねる。
「塩と砂糖はまだあったな」
「小麦粉は前買ったから大丈夫……、あ、石鹸がなかった気がする」
「ああ、そうだった。後は何か書物があれば欲しいんだが」
ハロルドの言葉にニコが賛同すると、それを聞いていた店主がふたりを交互に見て、がははと豪快に笑った。
「あんたら本当に仲がいいな。あんたのところにいきなりこの若い兄ちゃんが来たときは驚いたもんだが、今じゃすっかりちゃんと夫夫だ」
店主は五十を少しすぎた恰幅のいい男で、立派な口髭を蓄えている。一見、強面ではあるが馴染んでしまえば気さくで話し好きの陽気な男だ。ハロルドがニコの元に来た当初から色々と話していたからか、今ではすっかり雑談をする仲になっていた。
ハロルドは夫夫と言われたことが嬉しかったのだろう。喜色を満面に浮かべて、にこにことニコの方を振り向いた。
「で、書物はあるのか?」
ハロルドを無視して、ニコは呆れたように言った。
「書物ねぇ。ああ、王都で大人気だっていう本が一冊……」
少し考える素振りを見せて、店主が店の奥に引っ込んだ。そして持ってきたのは一冊の物語だった。真新しいこげ茶色の革表紙に、金色の箔で題名が書かれている。
「……勇者ハロルドの冒険」
「ぶふっ」
憮然とした声で、ハロルドがその題名を読み上げた。それを聞いてニコは思わず自らの口を押えた。そうしなければ、声を上げて笑ってしまいそうだったからだ。
「勇者様の旅を書いた冒険譚だ。子どもはもちろん、大人にも人気らしいぞ」
店主の話を聞いて、ニコはさらに笑った。くすくすと笑い続けるニコと憮然としたハロルド。二人を前にした店主は訝しげに眉を上げた。
「ああ、そういや兄ちゃんの名前も『ハロルド』だったな。勇者様にあやかって、王都じゃ今年生まれた男の子の大半の名前が『ハロルド』だって言うじゃねぇか。縁起がいい名前だな」
で、買うのかい? と問われて、迷うことなくニコは頷いた。元々、この店に書物があれば何の本でも買い取るようにはしていた。こんな辺境の村に貴重な書物が入ってくることなどほとんどないからだ。
しかし、今日の書物は絶対買わなければいけないと思う。森に帰って、ハロルドに読み聞かせてやらなければ。
店主はニコの返事を聞いて、じゃあ七百ギニーだな、と言った。今日、ニコが売った薬の卸値が八十ギニーだったので、大赤字である。
「いい物が買えたな」
商店を出たニコは買った本を抱えて満足そうに笑った。そんなニコの様子が気に入らないのだろう。ハロルドは無駄遣いじゃない? と盛大に顔を顰めた。
王都でもそうだが、書物は高級品でその値段はニコの薬の売り上げの何倍もするのだ。小麦粉が大袋で三十ギニーであることを考えれば、今日買った本は今のニコたちにとって破格の値段だった。しかし、ニコはこの本が手に入って嬉しかった。
「だって、俺はハロルドがどんな旅をしてきたか知らないからな」
軽い調子でニコが言えば、ハロルドは少しだけ気まずそうに視線を逸らした。その拗ねたような態度にニコは苦笑する。
一緒に暮らし始めてから、ハロルドは魔王討伐の旅について一度も話したことはなかった。たまに興味を惹かれたニコが訊ねるのだが、すっと話題を変えてはぐらかしてしまう。きっとハロルドは、旅の中で想像を絶するほどの経験をしてきたのだろう。
思い出したくなければ、話さなくていいと思う。無理に聞きたいとも思わない。けれども、民衆の多くが知っている、ハロルドの物語を一緒に見るくらいはしたいのだ。
その内容が大衆向けの――特に子どもたちが楽しんで読めるように脚色されたもので、英雄譚として大いに作り話を交えて描かれているとしても、その内容のほとんどが真実ではないとしても、今ニコの手にあるこれは間違いなくハロルドの物語だ。
「伴侶である俺が、真っ先に読まなきゃだろ」
そう言ってにっと笑えば、ハロルドは諦めたように眉を下げて笑い返してくる。
伴侶という言葉が嬉しかったのか、それとも楽しそうなニコに呆れたのか、どちらだろうか。
ともあれ、ニコは勇者ハロルドの前で勇者ハロルドの物語を読む権利を手に入れた。
魔術師だったニコは幼い頃から書物に親しんで育ってきた。王都を出たときに、それまで集めていた蔵書のほとんどを処分したが、今でも本を読むことは大好きだ。
今日手に入れた「勇者ハロルドの冒険」は、ニコが久しぶりに手に入れた貴重な本だった。
早く読みたい。早く感想を話したい。そんなことを思って、少々浮かれていたのかもしれない。
だから、ニコはその日の村の様子が少し違うことに気づかなかった。
「見つけましたわ」
不意に凜とした声が響いた。
鈴の転がるような可憐なそれは、綺麗な上流階級の発音で「ハロルド様」とニコの夫を呼んだ。
振り向けば、そこにはひとりの人物がいた。質素な旅装を身に纏っているが、その分厚い毛織は上質で明らかに庶民のものではなかった。
銀色の髪に薄青の瞳。大きな瞳は長い睫毛に縁どられていて宝石のように煌めいていた。つんとした小作りな鼻に真っ赤に色づいた唇。その頬は薔薇のようでどこからどう見ても美しい――まだ年端もいかぬ少女だった。
「誰?」
知り合いか、とハロルドを見ると当のハロルドも首を横に振る。しかし、相手はハロルドの名前も顔も、それから彼が「何者であるか」も知っているようだった。
仁王立ちでニコとハロルドの前に立ちはだかるようにして立っていた少女は、外套の裾を掴むとさっと腕を拡げ、足を引く。
それは見事なカーテシーだった。
かつてニコがまだ王城へ出入りしていた頃、夜会などで貴族の令嬢たちがやっているのを見たことがあった。幼いながらに美しい姿勢と凛とした空気。
本当に誰だ、と思いながら少女に目を奪われていると、顔を上げた少女は口の端を上げて柔らかく微笑んだ。
「わたくしの名前はメアリー・アン。この国の第二王女です。どうぞよしなに」
高らかに名乗った少女の声は、村の羊たちの鳴き声にその大半がかき消されてしまった。けれども、それでよかったのだ、とニコは思った。
だって、こんな辺鄙な田舎に王女だなんて。何も知らない村人たちが聞けば、大騒ぎになってしまっただろう。
これまではニコがひとりで薬を作って売りに来ていたから、どうしても量が少なかった。けれど、ハロルドが一緒に住みだしてから格段に作業効率は上がったし、一度に運べる薬の量と種類も増えた。
今日は、腹痛の薬と痛み止め、それから傷薬の軟膏を揃えていた。
ニコが薬を卸しているのは、村にたった一軒しかない商店だ。この村では基本的に食料は自給自足だが、それでは手に入らないものがある。そういったものを店主がわざわざ隣町まで買い付けに行き、この店で売っているのだ。
ニコは薬を卸すついでに、よく塩や砂糖といった必要な日用品を買っている。
「今日は何か入用かい」
薬の代金を渡しながら、店主が言った。それにニコはうーん、と首をひねる。
「塩と砂糖はまだあったな」
「小麦粉は前買ったから大丈夫……、あ、石鹸がなかった気がする」
「ああ、そうだった。後は何か書物があれば欲しいんだが」
ハロルドの言葉にニコが賛同すると、それを聞いていた店主がふたりを交互に見て、がははと豪快に笑った。
「あんたら本当に仲がいいな。あんたのところにいきなりこの若い兄ちゃんが来たときは驚いたもんだが、今じゃすっかりちゃんと夫夫だ」
店主は五十を少しすぎた恰幅のいい男で、立派な口髭を蓄えている。一見、強面ではあるが馴染んでしまえば気さくで話し好きの陽気な男だ。ハロルドがニコの元に来た当初から色々と話していたからか、今ではすっかり雑談をする仲になっていた。
ハロルドは夫夫と言われたことが嬉しかったのだろう。喜色を満面に浮かべて、にこにことニコの方を振り向いた。
「で、書物はあるのか?」
ハロルドを無視して、ニコは呆れたように言った。
「書物ねぇ。ああ、王都で大人気だっていう本が一冊……」
少し考える素振りを見せて、店主が店の奥に引っ込んだ。そして持ってきたのは一冊の物語だった。真新しいこげ茶色の革表紙に、金色の箔で題名が書かれている。
「……勇者ハロルドの冒険」
「ぶふっ」
憮然とした声で、ハロルドがその題名を読み上げた。それを聞いてニコは思わず自らの口を押えた。そうしなければ、声を上げて笑ってしまいそうだったからだ。
「勇者様の旅を書いた冒険譚だ。子どもはもちろん、大人にも人気らしいぞ」
店主の話を聞いて、ニコはさらに笑った。くすくすと笑い続けるニコと憮然としたハロルド。二人を前にした店主は訝しげに眉を上げた。
「ああ、そういや兄ちゃんの名前も『ハロルド』だったな。勇者様にあやかって、王都じゃ今年生まれた男の子の大半の名前が『ハロルド』だって言うじゃねぇか。縁起がいい名前だな」
で、買うのかい? と問われて、迷うことなくニコは頷いた。元々、この店に書物があれば何の本でも買い取るようにはしていた。こんな辺境の村に貴重な書物が入ってくることなどほとんどないからだ。
しかし、今日の書物は絶対買わなければいけないと思う。森に帰って、ハロルドに読み聞かせてやらなければ。
店主はニコの返事を聞いて、じゃあ七百ギニーだな、と言った。今日、ニコが売った薬の卸値が八十ギニーだったので、大赤字である。
「いい物が買えたな」
商店を出たニコは買った本を抱えて満足そうに笑った。そんなニコの様子が気に入らないのだろう。ハロルドは無駄遣いじゃない? と盛大に顔を顰めた。
王都でもそうだが、書物は高級品でその値段はニコの薬の売り上げの何倍もするのだ。小麦粉が大袋で三十ギニーであることを考えれば、今日買った本は今のニコたちにとって破格の値段だった。しかし、ニコはこの本が手に入って嬉しかった。
「だって、俺はハロルドがどんな旅をしてきたか知らないからな」
軽い調子でニコが言えば、ハロルドは少しだけ気まずそうに視線を逸らした。その拗ねたような態度にニコは苦笑する。
一緒に暮らし始めてから、ハロルドは魔王討伐の旅について一度も話したことはなかった。たまに興味を惹かれたニコが訊ねるのだが、すっと話題を変えてはぐらかしてしまう。きっとハロルドは、旅の中で想像を絶するほどの経験をしてきたのだろう。
思い出したくなければ、話さなくていいと思う。無理に聞きたいとも思わない。けれども、民衆の多くが知っている、ハロルドの物語を一緒に見るくらいはしたいのだ。
その内容が大衆向けの――特に子どもたちが楽しんで読めるように脚色されたもので、英雄譚として大いに作り話を交えて描かれているとしても、その内容のほとんどが真実ではないとしても、今ニコの手にあるこれは間違いなくハロルドの物語だ。
「伴侶である俺が、真っ先に読まなきゃだろ」
そう言ってにっと笑えば、ハロルドは諦めたように眉を下げて笑い返してくる。
伴侶という言葉が嬉しかったのか、それとも楽しそうなニコに呆れたのか、どちらだろうか。
ともあれ、ニコは勇者ハロルドの前で勇者ハロルドの物語を読む権利を手に入れた。
魔術師だったニコは幼い頃から書物に親しんで育ってきた。王都を出たときに、それまで集めていた蔵書のほとんどを処分したが、今でも本を読むことは大好きだ。
今日手に入れた「勇者ハロルドの冒険」は、ニコが久しぶりに手に入れた貴重な本だった。
早く読みたい。早く感想を話したい。そんなことを思って、少々浮かれていたのかもしれない。
だから、ニコはその日の村の様子が少し違うことに気づかなかった。
「見つけましたわ」
不意に凜とした声が響いた。
鈴の転がるような可憐なそれは、綺麗な上流階級の発音で「ハロルド様」とニコの夫を呼んだ。
振り向けば、そこにはひとりの人物がいた。質素な旅装を身に纏っているが、その分厚い毛織は上質で明らかに庶民のものではなかった。
銀色の髪に薄青の瞳。大きな瞳は長い睫毛に縁どられていて宝石のように煌めいていた。つんとした小作りな鼻に真っ赤に色づいた唇。その頬は薔薇のようでどこからどう見ても美しい――まだ年端もいかぬ少女だった。
「誰?」
知り合いか、とハロルドを見ると当のハロルドも首を横に振る。しかし、相手はハロルドの名前も顔も、それから彼が「何者であるか」も知っているようだった。
仁王立ちでニコとハロルドの前に立ちはだかるようにして立っていた少女は、外套の裾を掴むとさっと腕を拡げ、足を引く。
それは見事なカーテシーだった。
かつてニコがまだ王城へ出入りしていた頃、夜会などで貴族の令嬢たちがやっているのを見たことがあった。幼いながらに美しい姿勢と凛とした空気。
本当に誰だ、と思いながら少女に目を奪われていると、顔を上げた少女は口の端を上げて柔らかく微笑んだ。
「わたくしの名前はメアリー・アン。この国の第二王女です。どうぞよしなに」
高らかに名乗った少女の声は、村の羊たちの鳴き声にその大半がかき消されてしまった。けれども、それでよかったのだ、とニコは思った。
だって、こんな辺鄙な田舎に王女だなんて。何も知らない村人たちが聞けば、大騒ぎになってしまっただろう。
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