2 / 2
第1章ー森の中のレストランー
そこは、レストラン?
しおりを挟む
「はぁはぁはぁはぁはぁ~」
(に、逃げ切った~。つらかったー)
佳奈と優菜は、運動していなかったのか私が山の階段に差し掛かる部分で、もう追いかけてきていなかった。きっと、校門を出てしばらくしたところで、諦めたのだろう。
(なんでも、いいか……それよりも……やばい……)
「ここどこぉぉぉお!」
山に着いたのは、いいが回想してる間に階段を登って右折したのか、左折したのか覚えてないが、それも困ったし。まず、現在どこにいるのかわからない。
(これは、困った。私は、昔から方向音痴なんだよな~こっちに、引っ越してきてから、何回も学校と家を行き来してやっと覚えたぐらいのダメさだったし…)
(まぁ、進んでいけばその内何かあるだろう。山は、なんかお寺とかありそうだし神主さんとかに聞けばなんとかなるわ!)
そして、しばらく登っていった。どのくらい登ってったか、わからないが…足も、棒の様になり体が全体的に重い。
(もう、げん…かい。)
と、思い前を見ると。
…あれは……
………もしや………!
「レストラン?……えっ?!レストラン!!本当にあったんだ!!」
ヘトヘトの体を持ち上げてそのレストランに駆け寄って行き、ドアを開けた。すると、コーヒーのいい香りや。ホットケーキだろうか。とても、甘い匂いがする。
(はぁ~。今の私には、身体に染みる匂いだなぁ~。)
そんなことを思って、浸っていると。
「あ、あの~?お客様??」
はっと、我に戻り。前を向くと、まぁなんとも美形なことだろう。黒髪の爽やか系とは、このことを言うんだろう。切れ長の目の割には、まつ毛が長く。目元にホクロは、特徴的だ。すらっと背が高い。
(この人が、コーヒーでも飲んでたら絵になりそうだな~。)
「あの~?お、お客様ー??」
「ひゃいっ!」
声が裏返った。とても、恥ずかしい。そうとう、頬が赤いだろう。それが伝わってくるぐらい、暑い。
クスクスっと黒髪の男性が笑うと、奥のキッチンから「おい。」と低い声が聞こえてきた。
「おい。斗亜(とあ)。いつまで、やってる?早く客を、奥の机に案内しろ。」
すると、黒髪の男性が。
「あぁ、はいはい。今連れてくよ。水脈(みお)、メニューを。」
その声に反応して、これまた奥のキッチンから。
「ホイホイ~。メニューねぇ~!」
と、かわいらしい声がした。黒髪の男性、斗亜さんが「ここに座ってください。」と席に案内してくれたところに、タイミングよく金髪のかわいらしい目の大きい男の子が「はい!」とメニューを、私に手渡してくれた。私が、見とれていると奥から。
「おい。おせぇ、さっさと注文させろ。」
と低い声とともに、これまた美形の顔が。茶髪の髪に切れ長の目愛想はよくなさそうだが、とても綺麗だ。
「もぉ、瀬成(せな)は、せっかちなんだからぁ~。」
「俺は、正直なことを言ったまでだ。」
すると、金髪の男の子、水脈くんがぷぅっと頬を膨らませると、こちらを振り返って。
「もぉ、全く瀬成はせっかちなんだからぁ~。ごめんなさい!ご注文はー?」
とかわいらしく、聞いてきたもんだから。えーっと、とニコニコしながら見ると…
「えっ?!」
思わず声に出してしまった。
ー続くー
(に、逃げ切った~。つらかったー)
佳奈と優菜は、運動していなかったのか私が山の階段に差し掛かる部分で、もう追いかけてきていなかった。きっと、校門を出てしばらくしたところで、諦めたのだろう。
(なんでも、いいか……それよりも……やばい……)
「ここどこぉぉぉお!」
山に着いたのは、いいが回想してる間に階段を登って右折したのか、左折したのか覚えてないが、それも困ったし。まず、現在どこにいるのかわからない。
(これは、困った。私は、昔から方向音痴なんだよな~こっちに、引っ越してきてから、何回も学校と家を行き来してやっと覚えたぐらいのダメさだったし…)
(まぁ、進んでいけばその内何かあるだろう。山は、なんかお寺とかありそうだし神主さんとかに聞けばなんとかなるわ!)
そして、しばらく登っていった。どのくらい登ってったか、わからないが…足も、棒の様になり体が全体的に重い。
(もう、げん…かい。)
と、思い前を見ると。
…あれは……
………もしや………!
「レストラン?……えっ?!レストラン!!本当にあったんだ!!」
ヘトヘトの体を持ち上げてそのレストランに駆け寄って行き、ドアを開けた。すると、コーヒーのいい香りや。ホットケーキだろうか。とても、甘い匂いがする。
(はぁ~。今の私には、身体に染みる匂いだなぁ~。)
そんなことを思って、浸っていると。
「あ、あの~?お客様??」
はっと、我に戻り。前を向くと、まぁなんとも美形なことだろう。黒髪の爽やか系とは、このことを言うんだろう。切れ長の目の割には、まつ毛が長く。目元にホクロは、特徴的だ。すらっと背が高い。
(この人が、コーヒーでも飲んでたら絵になりそうだな~。)
「あの~?お、お客様ー??」
「ひゃいっ!」
声が裏返った。とても、恥ずかしい。そうとう、頬が赤いだろう。それが伝わってくるぐらい、暑い。
クスクスっと黒髪の男性が笑うと、奥のキッチンから「おい。」と低い声が聞こえてきた。
「おい。斗亜(とあ)。いつまで、やってる?早く客を、奥の机に案内しろ。」
すると、黒髪の男性が。
「あぁ、はいはい。今連れてくよ。水脈(みお)、メニューを。」
その声に反応して、これまた奥のキッチンから。
「ホイホイ~。メニューねぇ~!」
と、かわいらしい声がした。黒髪の男性、斗亜さんが「ここに座ってください。」と席に案内してくれたところに、タイミングよく金髪のかわいらしい目の大きい男の子が「はい!」とメニューを、私に手渡してくれた。私が、見とれていると奥から。
「おい。おせぇ、さっさと注文させろ。」
と低い声とともに、これまた美形の顔が。茶髪の髪に切れ長の目愛想はよくなさそうだが、とても綺麗だ。
「もぉ、瀬成(せな)は、せっかちなんだからぁ~。」
「俺は、正直なことを言ったまでだ。」
すると、金髪の男の子、水脈くんがぷぅっと頬を膨らませると、こちらを振り返って。
「もぉ、全く瀬成はせっかちなんだからぁ~。ごめんなさい!ご注文はー?」
とかわいらしく、聞いてきたもんだから。えーっと、とニコニコしながら見ると…
「えっ?!」
思わず声に出してしまった。
ー続くー
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お兄ちゃんは今日からいもうと!
沼米 さくら
ライト文芸
大倉京介、十八歳、高卒。女子小学生始めました。
親の再婚で新しくできた妹。けれど、彼女のせいで僕は、体はそのまま、他者から「女子小学生」と認識されるようになってしまった。
トイレに行けないからおもらししちゃったり、おむつをさせられたり、友達を作ったり。
身の回りで少しずつ不可思議な出来事が巻き起こっていくなか、僕は少女に染まっていく。
果たして男に戻る日はやってくるのだろうか。
強制女児女装万歳。
毎週木曜と日曜更新です。
【R15】アリア・ルージュの妄信
皐月うしこ
ミステリー
その日、白濁の中で少女は死んだ。
異質な匂いに包まれて、全身を粘着質な白い液体に覆われて、乱れた着衣が物語る悲惨な光景を何と表現すればいいのだろう。世界は日常に溢れている。何気ない会話、変わらない秒針、規則正しく進む人波。それでもここに、雲が形を変えるように、ガラスが粉々に砕けるように、一輪の花が小さな種を産んだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる