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プロローグ 居場所を失った四天王
冤罪
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一瞬、アースはフレアルド何を言っているのかが理解できなかった。
まったく身に覚えがないことを、さも絶対的な事実といった様子で不意に宣告されたのだから、当然とも言える。
「――――馬鹿なっ! 俺がそんなことをするわけがないだろう!」
「ハッ! 黙れ反逆者が! 口を慎めよ!」
当然ながらアースにはそのような闇深い陰謀と関わった覚えはない。完全にでっち上げだった。
「……フレアルド、こんな状況で冗談を言ってる場合じゃない。今はすべての魔族が協力して――」
「黙れと言っただろう! アース! ……いや、反逆者アース! 貴様に発言権などないんだよ!」
フレアルドは問答無用と言わんばかりにアースの言葉に聞く耳を持とうとしない。
「……待って、フレアルド。何か証拠はあるの?」
あまりに乱暴に事を進めるフレアルドに、それを見かねたミストリカが問う。その言葉を受けたフレアルドは、まるでそう聞かれることを待っていたかのようニヤリと笑った。
「――フン、当然だ。これを見ろ」
フレアル懐より一枚の書状を取り出し、この場の全員の目につくよう高く掲げる。そこには魔王暗殺決行の日時とその方法が詳細に書き記されていた。さらに宛名はアースの名前が記されている。
「――っ!? これは……!」
はっと息を飲むミストリカは、信じられないと言った表情でアースへと振り向く。
アースもそんな書状が存在したなどとは知る由もなく、頬に汗が伝うほど動揺していた。
「こいつ宛に届いてた書状を押収させてもらったぜ。通常の手段とは異なる方法で送られてきたものだったからなァ」
「な、ち、違う……! 俺は……!」
「ふむ、拝見させていただこう」
狼狽するアースをよそに、ガルダリィは書状を手にし、あくまでも冷静に目を通す。
「……昔から帝国の重要な書状には偽造防止のために特殊なインクが使われておる。そして、この製法は明かされておらず、帝国のごく一部の者しか知らん。当然、他国では再現不可能じゃ」
老将の経験豊富な知識から一つの結論が導き出された。
「儂が確認した限りこのインクは本物。つまり、この書状はガンドルヴァ帝国よりアース宛に送られたもので相違ないじゃろう」
ガルダリィのその言葉は、アースにとって事実上の有罪判決のようなものであった。
「知らない……俺は何も知らないぞ!」
「あァん!? 往生際がワリィんだよ! お前が反逆者っていう証拠はもう一つある!」
そう言ってフレアルドはアースを指差す。
「皆よく聞け、こいつはなァ……人間族の血が混じってるんだよ。忌み子ってやつさ。俺達魔族を裏切って人間族どもに尻尾を振ってやがったんだよ!」
「――ッ!!」
フレアルドの指摘にアースの心臓はドクンと跳ねあがる。
確かにアースは魔族の父と人族の母から生まれた混血であり、いがみ合いの歴史の中で過去に記録が残っていない極めて稀有な存在である。
人間族との戦争の歴史から、人間族に忌避感を持つ魔族は少なくない。その人間族とのハーフともなると、彼はこの国では爪弾き者になるだろう。
いや、魔王国に限らず、何処へ行っても同じことかもしれない。
故にアースは素性を隠していた。普段は外套を被り素顔を隠しており、四天王でありながら軍隊などを率いずに、他人との接触が少ない錬金術師として働いていた。
そして、アースの素性を知っていたのは、両親を除くと、魔王夫妻だけのはずであった。それを知っているなど、ありえないことだ。
「……そんなのはでたらめだ! 何の証拠がある!」
「魔王様の遺品の中に手記があってなァ……そこにお前のことが書かれてたんだよ、アースゥ!」
「な……!?」
アースの記憶をたどると、確かに魔王は日頃から手記を書く習慣があった。その一部にアースのことも書いていたのであろう。
魔王が亡くなったことで遺品整理が行われたのだろうか。魔王の私物であれば信憑性は高く、いくらこの場で自分が否定しても信じる者は少ないだろうとアースは悟る。
実際、混血であるのは覆しようのない事実なのだから。
「…………確かに俺には半分、人間族の血が流れている。だが決して帝国の内通者などではない! 信じてくれ、皆!」
アースは事実を認めながらフレアルド以外の二人に助けを求めるような視線を送るが、ミストリカはアースと目が合うと申し訳なさそうにしながら目線を逸らす。
一方ガルダリィは、言葉を発さずにその鋭い目でアースに冷たい視線を送り続けていた。
もはやアースの味方をする者は、この場には存在しない。今まで素性を隠し続けてきたのだ、隠し事がある男の言葉など、簡単に信じられないのは当然のことだ。
むしろ反論すればするほど疑わしく見えるだろう。
「くっ……いや! そもそも――」
「あァ! そうそう! お前らに新しい四天王候補を紹介するぜ!」
絶望に打ちひしがれるアースに、追い討ちをかけるかのようにフレアルドはアースの言葉を遮る。
それと同時にドスッ、とアースの脇腹を太い針のようなものが貫く。
「ぐ……ガハッ……!」
ズボッ、と生々しい音と共に針が引き抜かれ吐血するアース。傷口からも少なくない量の血液が吹き出る。
総じて人間族より生命力が高い種族である魔族の血を引いているとはいえ、放置すれば致命傷になりかねない傷であった。
「――ドウモ。ご紹介に与りましタ、この度新しく四天王に立候補致しましタ。ワタクシ、マダラと申しまス」
アースの背後よりマダラと名乗る細身の男が現れた。いや、現れたというよりはずっとそこに潜んでいたのかもしれない。
発声器官の構造の問題だろうか、片言のような言葉でそう名乗った細身の男には長い尻尾が付いており、その先端は針のように鋭利である。
針に血が滴っていることから、その尾でアースを刺したのであろうことが容易に予想できた。
「まァそう言う訳だ、アース。お前の後釜は既にいる……裏切り者の反逆者はこの場で即処刑だ!!」
「――くっ! か、体が動かない……!?」
傷を負い、命の危機を感じたアースは抵抗しようとするも、体が痺れまともに動かせないことに気付く。
「オット、無理に動かない方が良いですヨ。ワタクシ達死蠍族の毒は動けば動くほど早く死が近づきマスからネ」
「ガハハハハハッ! 無様だなァ! 惨めだなァ! アースよ!」
毒による麻痺と傷の痛みで地面に膝を付き、表情を歪めるアース。その姿を見て、フレアルドは満足そうに高笑いをする。
「お前はいつもいつもいつも目障りだったんだよ! 死ねよ、ゴミクズが!」
フレアルドの掌から炎が迸り、アースを襲う。
「ぐあぁぁぁっ!!」
炎の直撃を受けたアースは、炎に包まれ全身を焼かれる激しい痛みに絶叫する。纏っていた外套も焼かれ、その素顔が晒された。
アースは魔族領で暮らしながらも、魔族らしいこれといった身体的特徴を持っていない。初めて彼らの前で外套を纏わない姿を晒したアースは、それこそ人間族と全く同じ見た目をしており、他の四天王達は目を見張らせる。
「……ハッハッハァ! それ見たことか! こいつは殆ど人間族と同じ見た目じゃないか! やっぱり敵の密偵だったんだなァ!」
(――もはや何を言っても無駄か)
生命の危機感じたアースは、最後の力を振り絞りこの場からの脱出を試みる。
アースは掌を床に付け、意識を集中させる。
「天地創造!」
すると不思議なことにアースの足下の石床が、液体のようにうねり始め一瞬のうちに円柱の形をとり、そのまま勢いよくアースを突き上げた。
これがアースの持つ特異能力『天地創造(クリエイション)』。
土や石、金属などの鉱物、さらには植物の性質や形状を変化させ、自在に操ることができる力だ。
上位魔法をも超えるこの力は『天与(ギフト)』と呼ばれ、先天的に使えるものであり、魔族のみならず全種族から稀に生まれる。そして、発揮できる能力もギフトを有する者の性質により異なるのだ。
「――ぐっ!」
身動きがままならなかったため、受け身もとれずアースは強い衝撃を受けるが、狙い通りに自らの体を高く打ち上げることに成功した。
その勢いで天井近くの窓を突き破り、魔王城の外へと身を投げ出されたアースは、そのまま側にある大瀑布へと落ちていく。
「チッ! 無駄な抵抗をしやがる! ……ミストリカ、水中ならお前の領分だろう。奴の捜索を頼めるか?」
「……いいえ、フレアルド。あの状態で瀧に落ちたら助からないでしょう。捜索するのは時間の無駄よ」
アースを信じきれずに目を背けてしまい、後ろめたい思いがあるミストリカは、これ以上の追撃はしないようフレアルドを諭した。
実際、魔王城は切り立った崖の上に建造されており、かなりの高所であるため、満足に身動きの取れないような体では、四天王であれど助かる可能性は限りなく低い。
「……まァ、それもそうか。できればこの手で奴の首をはねてやりかったんだがな……お前の言うとおり、動けない状態であそこに落ちたら間違いなく死ぬだろうなァ……クククッ」
こうして会議は終了し、アースは魔王暗殺の反逆者として処刑されたとのお触れが出され、その後マダラが新たに四天王の座につく。
この件を通し魔王国内にも魔王の死の情報は広まり、魔王が100年かけて作り出した人間族との共存への架け橋が音を立てて崩れ始める。
更にはその後の会議で四天王全員の意見が合致し、ガンドルヴァ帝国との全面戦争が決定した。
魔王の死をきっかけに、魔族と人間との争いの歴史がまた繰り返されようとしていた。
まったく身に覚えがないことを、さも絶対的な事実といった様子で不意に宣告されたのだから、当然とも言える。
「――――馬鹿なっ! 俺がそんなことをするわけがないだろう!」
「ハッ! 黙れ反逆者が! 口を慎めよ!」
当然ながらアースにはそのような闇深い陰謀と関わった覚えはない。完全にでっち上げだった。
「……フレアルド、こんな状況で冗談を言ってる場合じゃない。今はすべての魔族が協力して――」
「黙れと言っただろう! アース! ……いや、反逆者アース! 貴様に発言権などないんだよ!」
フレアルドは問答無用と言わんばかりにアースの言葉に聞く耳を持とうとしない。
「……待って、フレアルド。何か証拠はあるの?」
あまりに乱暴に事を進めるフレアルドに、それを見かねたミストリカが問う。その言葉を受けたフレアルドは、まるでそう聞かれることを待っていたかのようニヤリと笑った。
「――フン、当然だ。これを見ろ」
フレアル懐より一枚の書状を取り出し、この場の全員の目につくよう高く掲げる。そこには魔王暗殺決行の日時とその方法が詳細に書き記されていた。さらに宛名はアースの名前が記されている。
「――っ!? これは……!」
はっと息を飲むミストリカは、信じられないと言った表情でアースへと振り向く。
アースもそんな書状が存在したなどとは知る由もなく、頬に汗が伝うほど動揺していた。
「こいつ宛に届いてた書状を押収させてもらったぜ。通常の手段とは異なる方法で送られてきたものだったからなァ」
「な、ち、違う……! 俺は……!」
「ふむ、拝見させていただこう」
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「……昔から帝国の重要な書状には偽造防止のために特殊なインクが使われておる。そして、この製法は明かされておらず、帝国のごく一部の者しか知らん。当然、他国では再現不可能じゃ」
老将の経験豊富な知識から一つの結論が導き出された。
「儂が確認した限りこのインクは本物。つまり、この書状はガンドルヴァ帝国よりアース宛に送られたもので相違ないじゃろう」
ガルダリィのその言葉は、アースにとって事実上の有罪判決のようなものであった。
「知らない……俺は何も知らないぞ!」
「あァん!? 往生際がワリィんだよ! お前が反逆者っていう証拠はもう一つある!」
そう言ってフレアルドはアースを指差す。
「皆よく聞け、こいつはなァ……人間族の血が混じってるんだよ。忌み子ってやつさ。俺達魔族を裏切って人間族どもに尻尾を振ってやがったんだよ!」
「――ッ!!」
フレアルドの指摘にアースの心臓はドクンと跳ねあがる。
確かにアースは魔族の父と人族の母から生まれた混血であり、いがみ合いの歴史の中で過去に記録が残っていない極めて稀有な存在である。
人間族との戦争の歴史から、人間族に忌避感を持つ魔族は少なくない。その人間族とのハーフともなると、彼はこの国では爪弾き者になるだろう。
いや、魔王国に限らず、何処へ行っても同じことかもしれない。
故にアースは素性を隠していた。普段は外套を被り素顔を隠しており、四天王でありながら軍隊などを率いずに、他人との接触が少ない錬金術師として働いていた。
そして、アースの素性を知っていたのは、両親を除くと、魔王夫妻だけのはずであった。それを知っているなど、ありえないことだ。
「……そんなのはでたらめだ! 何の証拠がある!」
「魔王様の遺品の中に手記があってなァ……そこにお前のことが書かれてたんだよ、アースゥ!」
「な……!?」
アースの記憶をたどると、確かに魔王は日頃から手記を書く習慣があった。その一部にアースのことも書いていたのであろう。
魔王が亡くなったことで遺品整理が行われたのだろうか。魔王の私物であれば信憑性は高く、いくらこの場で自分が否定しても信じる者は少ないだろうとアースは悟る。
実際、混血であるのは覆しようのない事実なのだから。
「…………確かに俺には半分、人間族の血が流れている。だが決して帝国の内通者などではない! 信じてくれ、皆!」
アースは事実を認めながらフレアルド以外の二人に助けを求めるような視線を送るが、ミストリカはアースと目が合うと申し訳なさそうにしながら目線を逸らす。
一方ガルダリィは、言葉を発さずにその鋭い目でアースに冷たい視線を送り続けていた。
もはやアースの味方をする者は、この場には存在しない。今まで素性を隠し続けてきたのだ、隠し事がある男の言葉など、簡単に信じられないのは当然のことだ。
むしろ反論すればするほど疑わしく見えるだろう。
「くっ……いや! そもそも――」
「あァ! そうそう! お前らに新しい四天王候補を紹介するぜ!」
絶望に打ちひしがれるアースに、追い討ちをかけるかのようにフレアルドはアースの言葉を遮る。
それと同時にドスッ、とアースの脇腹を太い針のようなものが貫く。
「ぐ……ガハッ……!」
ズボッ、と生々しい音と共に針が引き抜かれ吐血するアース。傷口からも少なくない量の血液が吹き出る。
総じて人間族より生命力が高い種族である魔族の血を引いているとはいえ、放置すれば致命傷になりかねない傷であった。
「――ドウモ。ご紹介に与りましタ、この度新しく四天王に立候補致しましタ。ワタクシ、マダラと申しまス」
アースの背後よりマダラと名乗る細身の男が現れた。いや、現れたというよりはずっとそこに潜んでいたのかもしれない。
発声器官の構造の問題だろうか、片言のような言葉でそう名乗った細身の男には長い尻尾が付いており、その先端は針のように鋭利である。
針に血が滴っていることから、その尾でアースを刺したのであろうことが容易に予想できた。
「まァそう言う訳だ、アース。お前の後釜は既にいる……裏切り者の反逆者はこの場で即処刑だ!!」
「――くっ! か、体が動かない……!?」
傷を負い、命の危機を感じたアースは抵抗しようとするも、体が痺れまともに動かせないことに気付く。
「オット、無理に動かない方が良いですヨ。ワタクシ達死蠍族の毒は動けば動くほど早く死が近づきマスからネ」
「ガハハハハハッ! 無様だなァ! 惨めだなァ! アースよ!」
毒による麻痺と傷の痛みで地面に膝を付き、表情を歪めるアース。その姿を見て、フレアルドは満足そうに高笑いをする。
「お前はいつもいつもいつも目障りだったんだよ! 死ねよ、ゴミクズが!」
フレアルドの掌から炎が迸り、アースを襲う。
「ぐあぁぁぁっ!!」
炎の直撃を受けたアースは、炎に包まれ全身を焼かれる激しい痛みに絶叫する。纏っていた外套も焼かれ、その素顔が晒された。
アースは魔族領で暮らしながらも、魔族らしいこれといった身体的特徴を持っていない。初めて彼らの前で外套を纏わない姿を晒したアースは、それこそ人間族と全く同じ見た目をしており、他の四天王達は目を見張らせる。
「……ハッハッハァ! それ見たことか! こいつは殆ど人間族と同じ見た目じゃないか! やっぱり敵の密偵だったんだなァ!」
(――もはや何を言っても無駄か)
生命の危機感じたアースは、最後の力を振り絞りこの場からの脱出を試みる。
アースは掌を床に付け、意識を集中させる。
「天地創造!」
すると不思議なことにアースの足下の石床が、液体のようにうねり始め一瞬のうちに円柱の形をとり、そのまま勢いよくアースを突き上げた。
これがアースの持つ特異能力『天地創造(クリエイション)』。
土や石、金属などの鉱物、さらには植物の性質や形状を変化させ、自在に操ることができる力だ。
上位魔法をも超えるこの力は『天与(ギフト)』と呼ばれ、先天的に使えるものであり、魔族のみならず全種族から稀に生まれる。そして、発揮できる能力もギフトを有する者の性質により異なるのだ。
「――ぐっ!」
身動きがままならなかったため、受け身もとれずアースは強い衝撃を受けるが、狙い通りに自らの体を高く打ち上げることに成功した。
その勢いで天井近くの窓を突き破り、魔王城の外へと身を投げ出されたアースは、そのまま側にある大瀑布へと落ちていく。
「チッ! 無駄な抵抗をしやがる! ……ミストリカ、水中ならお前の領分だろう。奴の捜索を頼めるか?」
「……いいえ、フレアルド。あの状態で瀧に落ちたら助からないでしょう。捜索するのは時間の無駄よ」
アースを信じきれずに目を背けてしまい、後ろめたい思いがあるミストリカは、これ以上の追撃はしないようフレアルドを諭した。
実際、魔王城は切り立った崖の上に建造されており、かなりの高所であるため、満足に身動きの取れないような体では、四天王であれど助かる可能性は限りなく低い。
「……まァ、それもそうか。できればこの手で奴の首をはねてやりかったんだがな……お前の言うとおり、動けない状態であそこに落ちたら間違いなく死ぬだろうなァ……クククッ」
こうして会議は終了し、アースは魔王暗殺の反逆者として処刑されたとのお触れが出され、その後マダラが新たに四天王の座につく。
この件を通し魔王国内にも魔王の死の情報は広まり、魔王が100年かけて作り出した人間族との共存への架け橋が音を立てて崩れ始める。
更にはその後の会議で四天王全員の意見が合致し、ガンドルヴァ帝国との全面戦争が決定した。
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