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モナミちゃんと遊ぼう(続々・元カノ泊めたことを今は後悔している)
へぶんずどあ
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「窒息プレイ?」
「はい」と笑顔のモナミちゃん。
「落ちるときのあの感覚が堪らないんです」
窒息プレイとは脳を低酸素状態にして起きる酩酊を楽しむ遊びある。立ちくらみを想像して貰えれば良い。
「フワッっとなるんです。きっと下手なドラッグより気持ちいいですよ。もちろんモナミはドラッグなんかやったことありませんけど」
「そーゆーのを前の旦那は普通にやっていたの?」
「ええ。キュッと締めてくれました。意識を失ったところをレイプするんです。意識が混濁している状態で犯されるのは、ホント楽しかったなぁ」と遠い目をするモナミちゃん。
怖えー。モナミちゃん怖えー。マナベくんは心底そう思った。
「窒息プレイって一人では出来ないんです。タオルを首に巻き自分で締めても、気を失う前に締める手が緩んでしまうからです」
「だろうね……」
「これを是非ともご主人様にお願いいたします!」
モナミちゃんからスリーパーホールドの仕方を入念に教わる。マナベくんはスリーパーホールドとチョークスリーパーが、全く異なる絞め技であることをこの日初めて知った。
「まずは練習しましょう」
二人してベッドの上に座わる。モナミちゃんに教わったとおり、後ろから首に手を巻き付けるマナベくん。
「それでは力をいれてください。もっときつく」
少しずつ力を強めてゆく。モナミちゃんの顔が鬱血してきた。
「もう少し強く……」と言ったときモナミちゃんの身体が弛緩するのがわかった。慌てて手を緩めるマナベくん。
「だ、大丈夫?」
「し、締め方は今ので完璧です。今の強さを……3秒キープしてみてください」
言われたまま3秒間キープする。3秒が恐ろしく長く感じられた。手を離すとモナミちゃんがベッドに崩れ落ちた。うっすらと目を開けているがあまりよく見えていないようだ。
「だ、大丈夫?」と頬を軽く叩いてみる。
「き……」
「え? なに? 聞こえないよ?」
「きもひ、ひい、さひこー、もっとひへー。このままほかひへー(気持ち良い。最高。もっとして。このまま犯して)」
本当に大丈夫なのだろうか。ちょっと時間をおき、モナミちゃんの回復を待つ。
「もう! あのまま犯してくれたら良かったのに!」と不満げなモナミちゃん。
「今度は7秒締めてください。7秒で完全に落ちます。その間に犯してください。意識が回復するなか犯されるって言うのが最高なんです。本当にレイプされているみたいで超萌えます」
嬉々と語るモナミちゃんを見て、マナベくんはだんだん恐ろしくなってきた。
「7秒ってかなり長いと思うんだけど、これって事故とか無いの?」
「……だ、大丈夫ですにょ」
「あるんだ……」
「窒息プレイは古くからあるプレイです。ドアノブなどにタオルを巻いて、それに首をかけ楽しむ個人は多いと言われていますが……」
「ますが?」
「最悪の場合そのまま死んでしまいます」
「……」
「警察ではこれを事故もしくは自殺として片付けてしまいます。世間ではあまり知られていませんが、このプレイによる死亡事例は結構多いようです」
「やっぱ危険じゃん。ダメじゃん!」
「一人では危険だからこそ、こうしてご主人様にお願いしているんじゃないですか!」
「止めた止めた! 今日はもうこれで終わり! はい、お終い!」
「はぁ? 今さら何言ってんの? 最後まで責任もってやりなさいよ!」
「イヤだ! 絶対やらない」
「この意気地無し! へたれ!」
「何を言われようがこれだけは絶対しない」
「じゃあ、代わりに浣腸してよ!」
「え?」
「窒息プレイと浣腸、今ここで選びなさい!」
「うぐぐ……」
「さぁ! 早く!」
「わ、わかったよ。浣腸するよ」
ついにこの言葉を引き出した!
心の中でガッツポーズを決めるモナミちゃん!
苦節数ヶ月。ここまでの道のりは長かった。
いよいよ自身の全てをご主人様の前にさらけ出す日が来たのだ!
「じゃ、ちょっと買ってくるね」と出かけるマナベくん。
「は?」
十数分後。
マナベくんが買ってきたのはイチジク浣腸だった。
「こんなもんで私が満足するとでも思ったのかぁ! 肉便器をなめんなぁ!」
モナミちゃんがブチ切れ、マナベくんは一晩漫画喫茶(まんきつ)に退避するハメとなった。
まだまだ学ぶことの多いマナベくんである。
「はい」と笑顔のモナミちゃん。
「落ちるときのあの感覚が堪らないんです」
窒息プレイとは脳を低酸素状態にして起きる酩酊を楽しむ遊びある。立ちくらみを想像して貰えれば良い。
「フワッっとなるんです。きっと下手なドラッグより気持ちいいですよ。もちろんモナミはドラッグなんかやったことありませんけど」
「そーゆーのを前の旦那は普通にやっていたの?」
「ええ。キュッと締めてくれました。意識を失ったところをレイプするんです。意識が混濁している状態で犯されるのは、ホント楽しかったなぁ」と遠い目をするモナミちゃん。
怖えー。モナミちゃん怖えー。マナベくんは心底そう思った。
「窒息プレイって一人では出来ないんです。タオルを首に巻き自分で締めても、気を失う前に締める手が緩んでしまうからです」
「だろうね……」
「これを是非ともご主人様にお願いいたします!」
モナミちゃんからスリーパーホールドの仕方を入念に教わる。マナベくんはスリーパーホールドとチョークスリーパーが、全く異なる絞め技であることをこの日初めて知った。
「まずは練習しましょう」
二人してベッドの上に座わる。モナミちゃんに教わったとおり、後ろから首に手を巻き付けるマナベくん。
「それでは力をいれてください。もっときつく」
少しずつ力を強めてゆく。モナミちゃんの顔が鬱血してきた。
「もう少し強く……」と言ったときモナミちゃんの身体が弛緩するのがわかった。慌てて手を緩めるマナベくん。
「だ、大丈夫?」
「し、締め方は今ので完璧です。今の強さを……3秒キープしてみてください」
言われたまま3秒間キープする。3秒が恐ろしく長く感じられた。手を離すとモナミちゃんがベッドに崩れ落ちた。うっすらと目を開けているがあまりよく見えていないようだ。
「だ、大丈夫?」と頬を軽く叩いてみる。
「き……」
「え? なに? 聞こえないよ?」
「きもひ、ひい、さひこー、もっとひへー。このままほかひへー(気持ち良い。最高。もっとして。このまま犯して)」
本当に大丈夫なのだろうか。ちょっと時間をおき、モナミちゃんの回復を待つ。
「もう! あのまま犯してくれたら良かったのに!」と不満げなモナミちゃん。
「今度は7秒締めてください。7秒で完全に落ちます。その間に犯してください。意識が回復するなか犯されるって言うのが最高なんです。本当にレイプされているみたいで超萌えます」
嬉々と語るモナミちゃんを見て、マナベくんはだんだん恐ろしくなってきた。
「7秒ってかなり長いと思うんだけど、これって事故とか無いの?」
「……だ、大丈夫ですにょ」
「あるんだ……」
「窒息プレイは古くからあるプレイです。ドアノブなどにタオルを巻いて、それに首をかけ楽しむ個人は多いと言われていますが……」
「ますが?」
「最悪の場合そのまま死んでしまいます」
「……」
「警察ではこれを事故もしくは自殺として片付けてしまいます。世間ではあまり知られていませんが、このプレイによる死亡事例は結構多いようです」
「やっぱ危険じゃん。ダメじゃん!」
「一人では危険だからこそ、こうしてご主人様にお願いしているんじゃないですか!」
「止めた止めた! 今日はもうこれで終わり! はい、お終い!」
「はぁ? 今さら何言ってんの? 最後まで責任もってやりなさいよ!」
「イヤだ! 絶対やらない」
「この意気地無し! へたれ!」
「何を言われようがこれだけは絶対しない」
「じゃあ、代わりに浣腸してよ!」
「え?」
「窒息プレイと浣腸、今ここで選びなさい!」
「うぐぐ……」
「さぁ! 早く!」
「わ、わかったよ。浣腸するよ」
ついにこの言葉を引き出した!
心の中でガッツポーズを決めるモナミちゃん!
苦節数ヶ月。ここまでの道のりは長かった。
いよいよ自身の全てをご主人様の前にさらけ出す日が来たのだ!
「じゃ、ちょっと買ってくるね」と出かけるマナベくん。
「は?」
十数分後。
マナベくんが買ってきたのはイチジク浣腸だった。
「こんなもんで私が満足するとでも思ったのかぁ! 肉便器をなめんなぁ!」
モナミちゃんがブチ切れ、マナベくんは一晩漫画喫茶(まんきつ)に退避するハメとなった。
まだまだ学ぶことの多いマナベくんである。
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