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マナベくん奮闘記(続・元カノ泊めたことを今は後悔している)

粗相

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 モナミちゃんは度々(たびたび)マナベくんに「叩いてください」と迫る。だがマナベくんは痛いのが苦手だ。あまり痛くない方法でモナミちゃんを満足させることができないものか、マナベくんは日々考えていた。ある日仕事の進捗状況を上司に口頭で報告していたところ、上司の机の上のペン立てにセルロイド製の小さな定規を見つけた。
 これって使えるんじゃないか。
 仕事が終わるとコンビニに駆け込み定規を買って帰った。

 モナミちゃんを後ろ手に拘束する。足を肩幅に開いた状態で立たせ、身体を定規でペチペチと叩いた。初めモナミちゃんは訳が分からずキョトンとしていた。ほとんど痛くないのだから仕方がない。だが痛みとは蓄積していくものだ。お尻のような鈍感な場所はともかくも、乳首や性器を繰り返し叩けばどうだろう。マナベくんはそう考えた。
 身体全体を一頻り叩いた後、狙いを乳首に集中する。乳首はたちまち固く勃起した。趣旨を理解したらしく、モナミちゃんの目つきも変わってくるのが分かった。今度は定規をクリトリス中心に股間に当てる。ペチペチと小刻みに叩くうち、クリトリスが充血し勃起してくるのがわかった。構わず叩き続けるとモナミちゃんが腰を引いた。身体をよじって逃れようとしたのだ。
 効いているぞ、これは!
 マナベくんは透かさず「動くな!」とご主人様らしく命令する。モナミちゃんが「はい」と姿勢を正した。マナベくんは叩き続けた。
 音が変わった。ペタペタと湿っぽい音になった。定規を見ると少し濡れていた。マナベくんは叩き続ける。音はさらに湿っぽさを増し、とうとう定規が糸を引いた。
「これは何?」と糸の引いた定規をモナミちゃんに見せる。
「モナミの……エッチなお汁です」
「どうしてこうなっちゃったの?」
「気持ち良かったからです」
「叩かれて気持ち良くなったの?」
「はい」
「もう一回ちゃんと説明してよモナミちゃん」
「モナミは叩かれ、気持ち良さのあまりアソコを濡らしてしまいました。この性欲に飢えた卑しい雌豚に何とぞお仕置きを」
 そう言ったモナミちゃんの声は震えていた。
 マナベくんは仕上げだとばかりに、モナミちゃんのクリトリスを指先でピンと弾(はじ)いてやった。モナミちゃんが珍しく「ああん」と声をあげ腰を屈めた。そのとき床にボトボトと何かをこぼした。不意打ちを食らったモナミちゃんが、ごく少量ではあったが失禁してしまったのだ。モナミちゃんは「申し訳ありません」と床に這いつくばり、粗相したものを舐め清めた。

 モナミちゃんは「締まり」に絶対的な自信があり、失禁などあり得ないと考えていた。だがクリトリスを弾(はじ)かれた瞬間、オーガズムとともに失禁してしまった。繰り返し叩かれたことで股間が麻痺し、痛み・尿意・オーガズムを混同してしまったのだ。
 プレイのあとモナミちゃんは「やはりご主人様は才能がある」と絶賛した。また是非お願いしますとマナベくんに平伏した。
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