上 下
51 / 55
モナミちゃん放浪記

俺のにくべんきになれ〈後編〉

しおりを挟む
 朝十時。モナミちゃんは床に耳をくっつけ聞き耳を立てる。
 階下から玄関を施錠する微かな音が聞こえ、しばらくするとリクのママさんが運転するミニクーパーがエンジン音を立て遠ざかって行った。
「よし」
 屋根裏部屋(屋根裏収納)の床を開け、柄にヒモを付けた蓋付きポリバケツを慎重に下ろす。これをひっくり返すと悲惨な事になる。中にモナミちゃんのオシッコ10時間分が入っているからだ。無事バケツを降ろし、自身もハシゴを伝ってクローゼットの中に降りた。扉を開けるとそこはリクの部屋。もちろんリクは学校だ。つまりこの屋敷には今モナミちゃんしかいない。
 トイレにポリバケツのオシッコを流す。今日はオシッコだけだが、これがママさんの休日ともなると大変だ。34時間以上屋根裏部屋から出られない事もあるので、34時間分の排泄物をポリバケツに溜めておかなければならない。だがモナミちゃんはこれを「監禁プレイ」として楽しんでいる。
 洗顔し、ペットボトルに水道水を充填してリクの部屋に戻る。リクは冷蔵庫のモノをなんでも勝手に飲み食いして構わないと言うが、けして主婦を舐めてはいけない。冷蔵庫は主婦の聖域である。リク以外の人間が触れたことにママさんが気付く可能性がある。いや、絶対気付く。なのでモナミちゃんはリクから渡されるもの以外手を付けない。唯一例外なのは水道水だけ。これだけは飲み放題。
 リクの部屋はモナミちゃんにとって楽園と言えた。テレビ、ゲーム、パソコン、マンガなど一通りの娯楽が揃っているので退屈することがないのだ。食べ残しのスナック菓子を朝食に、テレビのワイドショーを見る。テレビに疲れたらリクの部屋を掃除する。
 昨日リクがお小遣いで買ってきてくれたお総菜パンでお昼を済ませ、昼寝(もちろん屋根裏で)をしてゲームをする。リクの帰宅時間が近づくと、風呂場に行き股間を洗浄し剃毛する。いつ如何なるときでもリクを受け入れるためだ。このとき排水溝等に痕跡が残らないよう細心の注意を払う。
「ただいま!」とリクが学校から帰ってきた。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
 三つ指突いて出迎えるモナミちゃんに向かってリクがズボンを下ろす。
「モナミ! チンコ舐めて、チンコ!」
「夜まで待てないのですか?」
「はち切れそうだよ。舐めてくれないのなら自分でしちゃうぞ!」
 玄関口で抜いたあと、早めの夕食を摂る。これからリクは塾に出かけるのだ。夕食はママさんが作りおいたものをレンジで温めふたりで分けて食べる。「最近お腹が減って堪らないんだ!」とリクがママさんにお願いし、多めに作って貰っているのだ。実際リクは育ち盛りなので怪しまれることはない。これに加え、リクが自腹を切って買ったお弁当・お総菜パン・お菓子等がモナミちゃんの食事(餌)となる。あとはやっぱり水道水。
 食事を終えたリクが「じゃ、行ってくる!」と塾に出かけた。
 モナミちゃんはリクの肉便器である。奴隷の中で最も卑しむべき存在だ。リクをご主人様と仰ぐ以上、本来リクの前での着衣は許されない。だが常時ハダカでいるとリクの性欲は止まることを知らず、放っておくと一晩中腰を振り続ける。ほぼ猿なのだ。宿題に手が付かない状況はモナミちゃんも本意ではない。だから残念ではあるが普段から着衣を心掛け、宿題を済ませるとそのご褒美として性行為を提供することにした。どうしても我慢できないときは、さっきのようにフェラチオで処理をするのだ。
 リクの精液の味を思い浮かべながらベッドの上で微睡んでいたところ、つい寝落ちしてしまった。どのぐらいの時間が立ったのだろう。にわかに股間に違和感を覚え、はっと目を開ける。いつの間にか帰宅したリクがモナミちゃんのパンツをおろし、勃起した陰茎をモナミちゃんの膣口に押し当てているところだった。ママさんでなくて良かった。気を付けねば……。
「ご主人様! 宿題は済ませたんですか?」
「まだ」
「じゃ、ダメです。宿題が終わるまでエッチはお預けです。そう決めたでしょう?」
「ちぇ、肉便器のくせに生意気なんだよ。やらせろよ、この精液便所」
「じゃあ、宿題を終えたら特別に、モナミオリジナルの泡踊りを披露しましょう。本日限定ですよ。明日はしません」
「あわおどり? なんだよそれ」
「お風呂でしかできない、とてもエッチな踊りです。このままベッドの上で普通にエッチをしますか? それとも宿題を済ませてから泡踊りをしますか?」
「宿題なんかマッハで終わらせてやる!」
 これが小学生専用肉便器モナミちゃんの標準的な一日である。

      ◆

 今日は塾のない日だ。宿題さえ済ませれば、ママさんが帰ってくるまでのあいだリクとのプレイを存分に楽しむ事ができる。これまでの一晩における最高射精回数は5回。果たして今日はこの記録を塗り替えることが出来るだろうか。そんなことを考えながら、いつものように三つ指突いてリクを出迎える。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
 顔を上げたモナミちゃんは思わず「あ」と声をあげた。
 リクの後ろに小学生がふたり立っていたのだ。
「これ、オレの肉便器、モナミ」とリクがモナミちゃんをふたりに自慢気に紹介する。そして「モナミ。こっちがカイで、そっちがクウだ。オレの友達」とモナミちゃんに紹介した。
 あーあ。内緒だよって言ったのに。
 誰にも言っちゃダメだよって言ったのに。
 秘密はそれを共有する人間が多くなればなるほど露見する確率が高くなる。
 こりゃ……潮時だな……。
「リク、マジでこの女とセックスしてるのかよ」と言ったのはカイ。
「ああ、もう何十回もしたぜ。すっげー気持ち良いんだ」
「チンコ舐めるって本当かよ」とクウ。
「モナミは精子(せーし)が大好きなんだ。なぁ、モナミ?」
 えー、このガキ何言ってんの? 馬鹿なの? 猿なの? ミノムシなの……と思いつつも笑顔で「はい、大好物でございます」と答えるモナミちゃん。モナミちゃんはご主人様の体面を損なう真似は絶対にしない。どんなに馬鹿であろうと、ご主人様と決めたのはモナミちゃん自身なのだ。
「カイ、クウ。突っ立ってないで早く上がれよ。モナミのオマンコ見せてやるぜ」
 この家も今晩限りか。残念だなぁ。結構居心地良かったのに。
 どうせ最後なら……せめて小学生との4P、楽しんでやろう。
 小学生のオチンチン、トコトン堪能しよう。

 全裸になったモナミちゃんを見て、カイとクウのふたりが前屈みになり股間を押さえた。
「すげぇ、おっぱいでけぇ」
「……大人なのに、あそこに毛がない?」
「カイ、クウ。オナニーは絶対しちゃダメだからな。したら絶対後悔するぞ」と知った顔をするリク。
 モナミちゃんは「偉そうに」と思いつつもベッドの上に寝転び、「どうぞご覧ください」とM字開脚する。
「ほら、もっと近くで見ろよ」とリクに促され、カイとクウがモナミちゃんの股間に顔を近づける。
「な、なんか、前に見たのと違う……スマホで見たのはもっとビラビラして、グロかったような……」
「これ、どこにチンコ入れるの? どこからオシッコ出るの?」
 リクが「教えてやる」と小陰唇をくぱぁと開いた。
「ほら、これがクリトリス、これがオシッコの穴、これがチンコ入れる穴」と、またまた知った顔で女性器の解説を始めるリク。全部わたしが教えてやったのに……。まったくガキってヤツは! 
「ほら、触ってみろよ。遠慮しなくていいぜ」
 カイとクウのふたりは、おっかなびっくりモナミちゃんのオマンコを弄った。クリトリスを押してみたり、小陰唇を引っ張ってみたり。
「指、入れてみろよ、指!」
 リクに促され、人差し指を入れるカイ。
「なんだこれ、トロトロだぁ!」
 モナミちゃんのオマンコは既に仕上がっていた。これから小学生3人に犯されるのである。期待に胸が高鳴る。当然股間も濡れる。
「こん中にチンコ入れるんだぜ。すっげー気持ち良いんだ。お前らも入れて良いぞ」
「ま、マジか?」
「ああ。モナミも構わないよな? 精液便所なんだから」
「もちろんでございます。どうかモナミのオマンコを使ってやってくださいませ」と答えるモナミちゃん。ふと見ると、クウがズボンの上から自慰を始めたのに気が付いた。この状況にあって小学生に自慰を我慢しろと言う方が無茶な話なのだ。
「とりあえず二人とも一回出しちゃいましょうか。それが一番です」
 むくりと起き上がり、恥ずかしがるカイとクウのパンツを無理矢理下ろすモナミちゃん。既に勃起した陰茎が二本、モナミちゃんの目の前にピコンと現れた。いずれも包皮が亀頭の三分の二ぐらいを隠していたが、手で後退させると恥垢だらけの亀頭が露出した。ムワンと広がる恥垢の香り。目に沁みるほどきつい。だがモナミちゃんはそんな陰茎を躊躇いなくパクリと咥えしゃぶった。
 カイが「うあ、ああ」と声を上げ、たちまち射精してしまった。しかしモナミちゃんは構わずカイの陰茎をしゃぶり続ける。舌と唇で恥垢を全て取り除き、精液と共に飲み込んでから口を陰茎から離した。
 香ばしく芳醇な味わいの恥垢と、フレッシュで瑞々しい精液のコラボレーション!
 肉便器に生まれて良かったと思える至福の瞬間である。
 ピカピカになった亀頭に「チュッ」とキスをして「ご馳走様。次はクウ君の番ですよ」と間髪入れずにクウの陰茎を咥える。クウも「はううう」と声を上げ、あっという間に射精してしまった。茫然自失状態のカイとクウをみて「リクも昔はこのぐらい可愛かったのに。今はすっかり擦れちゃったなぁ」と寂しく思うモナミちゃん。
「それではこれからみんなで楽しくエッチをしましょう。でもいきなり4Pというのもハードルが高いと思うので、はじめはひとりずつ順番にしましょう」
 カイとクウがジャンケンをし、カイが先にすることになった。体位は正常位。全裸になったカイはモナミちゃんに飛びつくと、おっぱいを揉みしだき乳首をチュウチュウ吸った。
 ああ、可愛いなぁ。それに比べリクは……。
「モナミー。チンコ舐めろよぉ」と勃起した陰茎をモナミちゃんの口元に押しつけてきたのだ。
「ダメです。今はカイくんの番ですよ。ご主人様は最後」
「ちぇっ」
 ひとしきりモナミちゃんの身体を弄ったカイは、挿入を試みた。
「あれ? うまく入らない? あれ?」と焦るカイ。
 モナミちゃんは挿入しやすいよう両手で自身の足を抱えていたが、カイはうまく挿入することができない。ギャラリーがいるのだ。仕方がないだろう。
「カイ、もっと下だよ、下!」とリクが野次る。
 ますます焦るカイ。顔が真っ赤になっている。
「ちょっと待ってくださいね」とモナミちゃんがベッドの端に移動し、再び足を抱え込む。
「これなら膝を付いた状態で出来るので、入れやすいと思いますよ」
 今度はツルンと入った。
「ああ、気持ち良いぃ。暖かいぃい」とカイ。
「ゆっくり動かしてごらん」
「う、うん」
 しかしカイは犬のようにカクカクと腰をふると、あっと言う間に果ててしまった。それでもモナミちゃんは「とても上手でしたよ」と入念なお掃除フェラをした。そして膣内の精液を用意していたコップに出した。クウが「それ、どうするの?」と聞くと「溜めておいて、あとで一気飲みするんです」とモナミちゃんが当たり前のように答える。クウは絶句した。
 次はそのクウの番。クウはカンが良いのか、正常位での挿入に一回で成功。「オチンチンが熱いぃ!」と言いながらも、カイより長い時間モナミちゃんのオマンコを楽しんでから射精した。またまた入念なお掃除フェラをしてから精液をコップに出す。
「どうでしたか。カイくん、クウくん。気持ち良かったですか?」
「うん」と照れくさそうに答えるふたり。
 ああ、なんて可愛い! なのに……。
「じゃ、今度は俺の番だ。肉便器の使い方を教えてやるぜ」とリクはモナミちゃんを四つん這いにさせると、モナミちゃんのお尻を掴んで腰を振った。
「こうやって後ろから突くと、モナミは喜ぶんだ。……おお? カイとクウの精液でオマンコがヌルヌルのドロドロだ。これは超ヤベぇ」
 そう言いながら射精した。クウとさして変わらない長さだった。これもコップに出す。
「それではこれからみんなでもっと気持ち良いことをしましょう」
「もっと気持ち良いこと?」と三人が色めき立つ。
「3穴同時挿入にチャレンジしましょう。こんなチャンス、人生で何回もあるものではありませんよ」
「3穴? ケツに入れるのか?」とリク。
「そうです。ひとりはオマンコ。ひとりはお口。三人同時に挿入して同時に射精! チームワークを要する高等プレイですが、成功したときの達成感は格別ですよ。誰が何処に入れるか決めてください!」
 もっと気持ちの良いこと。それはリク・カイ・クウにとっての気持ち良いことではなく、モナミちゃんにとっての気持ち良いことだった。そんなこととは露知らず、嬉々としてジャンケンをする三人。結果、リクがお尻に入れることになった。
「マジかよ、なんで俺がケツなんだよ」
「ご主人様はこれまで散々モナミのお口とオマンコに出してきたではありませんか。ご主人様らしく覚悟を決めてください」
 肛門挿入が決まったリクと、既に2回ずつ射精したカイとクウ。萎えかけていた三人をモナミちゃんは一列に並べた。ズラリと並んだ小学生のオチンチン! 肉便器にとってまさに夢のシチュエーション。交互にフェラチオをすると、三人の陰茎はたちまち勢いを取り戻した。さすが若い。
「けど、どうやって同時に入れるんだよ。ケツとオマンコ、近すぎて入んないぜ?」
「任せてください」
 オマンコ挿入が決まったクウを仰向けに寝かせ、お尻の下に枕を敷く。それをモナミちゃんが跨ぎ騎乗位で挿入。モナミちゃんは身体を反らしお尻を突き出しながら言った。
「さぁ、ご主人様、これでお尻の穴が丸見えになっているはずです。後ろから入れてください。カイくんはお口に! 早く!」
 結論から言うと……チャレンジは失敗した。
 リクが肛門挿入に手間取っているあいだにクウは射精してしまった。リクも結局肛門への挿入が出来ず、モナミちゃんの背中に射精してしまった。カイはカイでモナミちゃんの頭を掴んでカクカクと腰を振り、他の二人の状況とは関係なく自分のタイミングで射精した。
 三人にお掃除フェラをしながら、やっぱり無理だったかと肩を落とすモナミちゃん。しかしかき集めた射精6回分の精液は想像以上に飲み応えがあり、モナミちゃんはそれなりに満足した。それを見た三人がドン引きしたことは言うまでもない。

 このあと四人一緒にお風呂に入り、膣洗浄と排尿の観察会を行った。
 またモナミちゃん自慢の泡踊りも大好評を得た。
 良い想い出ができた。
 モナミちゃんはそう思った。

      ◆

「ただいま!」
 リクが玄関を開ける。
 いつも三つ指突いて出迎えるモナミちゃんがいなかった。
「モナミ! どこ? チンコ舐めて、チンコ!」と自室に入る。
 机の上に置き手紙があった。

『さようならリク。わたしはリクのパンツの染み汚れ』

 リクはモナミちゃんのため買ったお総菜パンをひとり食べた。
 モナミちゃん大好物のポテトサラダパン。
 少し塩辛かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

社長の奴隷

星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

処理中です...