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ピンク色の髪の女性の思い
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※ピンク色の髪の女性、ローラ視点になります
私は、ローラ。平民として暮らしてきたけれど、なんと、突然、貴族になることになった!
この珍しいピンク色の髪の毛と、私の美しさが、町に遊びに来ていた伯爵家の息子の目にとまった。
そして、私にメロメロになった伯爵の息子。
すぐに結婚を申し込まれた。
好きでもないけど、私は一も二もなくOKしたわ。
だって、貴族になれば、きれいなドレスをきて、美味しいものを食べ、贅沢しほうだい!!
そっちのほうが、大事よね。
でも、簡単にはいかなかった。伯爵夫妻が猛反対したから。
平民なんてダメだ。うちの息子には立派な家柄の立派な令嬢をむかえる、…なんて言いたい放題。
が、伯爵の息子があきらめない。家をでると言い出した。
ほんと、それはやめて。だって、貴族じゃなくなったら、あなたなんて興味がないもんね。
と思ってたら、伯爵夫妻がおれた。
私を、つながりのある男爵家の養女にし、貴族の学園に入れると言った。
そして、いい成績で卒業したら、息子の嫁として認めよう、と。
貴族の学園! 私は、うきうきして編入した。
そこは、15歳から21歳の貴族が通う学園だそう。
校舎もわかれていて、私は主に下位貴族の通う校舎に通うことになった。
伯爵家の地味な息子とはくらべものにならない、きらびやかな貴族の子息たちが沢山いる。
私は考えた。
そうだ、あのうるさい両親のいる伯爵の息子じゃなくて、もっとかっこいい、そして、もっと位の高い貴族に近づくチャンスじゃないって?
私の美しさがあれば、のりかえるのも簡単だもんね。
だから、私は、自分の通うはずの校舎ではなくて、位の高い貴族たちの校舎をうろつき、目についた人に近づいていった。
でも、なかなか、伯爵家の息子のように、コロッとはいってくれない。
おかしいわね。私の魅力が通じないなんて…。
そう思ってた時、見たこともないほど、きれいな人を見た。
なんと、本物の王子様!
第二王子のルイス殿下なんだって。
これだ! と、私は思った。
最高の位、最高の美貌をもつ男、それを手にした私!
想像がとまらない。最高だわ!
噂を集めると、公爵令嬢の婚約者がいるが、5歳年下だということ。
つまり、まだまだお子様。
私のかもしだす大人の色気にはかなわない!
見てなさい。何が何でも落としてみせるから。
私は、ローラ。平民として暮らしてきたけれど、なんと、突然、貴族になることになった!
この珍しいピンク色の髪の毛と、私の美しさが、町に遊びに来ていた伯爵家の息子の目にとまった。
そして、私にメロメロになった伯爵の息子。
すぐに結婚を申し込まれた。
好きでもないけど、私は一も二もなくOKしたわ。
だって、貴族になれば、きれいなドレスをきて、美味しいものを食べ、贅沢しほうだい!!
そっちのほうが、大事よね。
でも、簡単にはいかなかった。伯爵夫妻が猛反対したから。
平民なんてダメだ。うちの息子には立派な家柄の立派な令嬢をむかえる、…なんて言いたい放題。
が、伯爵の息子があきらめない。家をでると言い出した。
ほんと、それはやめて。だって、貴族じゃなくなったら、あなたなんて興味がないもんね。
と思ってたら、伯爵夫妻がおれた。
私を、つながりのある男爵家の養女にし、貴族の学園に入れると言った。
そして、いい成績で卒業したら、息子の嫁として認めよう、と。
貴族の学園! 私は、うきうきして編入した。
そこは、15歳から21歳の貴族が通う学園だそう。
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私は考えた。
そうだ、あのうるさい両親のいる伯爵の息子じゃなくて、もっとかっこいい、そして、もっと位の高い貴族に近づくチャンスじゃないって?
私の美しさがあれば、のりかえるのも簡単だもんね。
だから、私は、自分の通うはずの校舎ではなくて、位の高い貴族たちの校舎をうろつき、目についた人に近づいていった。
でも、なかなか、伯爵家の息子のように、コロッとはいってくれない。
おかしいわね。私の魅力が通じないなんて…。
そう思ってた時、見たこともないほど、きれいな人を見た。
なんと、本物の王子様!
第二王子のルイス殿下なんだって。
これだ! と、私は思った。
最高の位、最高の美貌をもつ男、それを手にした私!
想像がとまらない。最高だわ!
噂を集めると、公爵令嬢の婚約者がいるが、5歳年下だということ。
つまり、まだまだお子様。
私のかもしだす大人の色気にはかなわない!
見てなさい。何が何でも落としてみせるから。
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