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待ち時間にミニゲーム 「ゲーミング電子レンジ」発表
しおりを挟むミニゲームが楽しめる「ゲーミングウェーブX(エックス)」
家電メーカーのローセンスは4日、大画面液晶でミニゲームが楽しめる電子レンジ「ゲーミングウェーブX(エックス)」を発表した。料理を温め終わるまでの待ち時間を短く感じさせる効果があるという。年内発売予定で価格は13万8000円(税別)。
加熱を始めると、扉部分全体を覆う20インチの大画面タッチパネル液晶にゲームが表示。プレイに熱中している間に加熱が終わる仕組みだ。電子レンジとして特筆すべき性能はない。
担当者によると、開発のきっかけは電子レンジの扉に反射して映る自分の姿を見たこと。死んだ魚のようなうつろな目で庫内を見つめていることに驚き、「何とかしなければ」と使命感を覚えたという。
「加熱の待ち時間を楽しくできないか」と思い出したのが、子どものころ、テレビゲーム機のディスクを読み込んでいる最中に遊ぶことができたミニゲームだった。読み込み時間のストレスを減らすため、ミニゲームを収録したり、サルにお手玉をさせたりするなど当時は多くのメーカーが工夫を凝らしていた。
「電子レンジとテレビゲームの融合」を目指したゲーミングウェーブXは、約2年の開発期間を経て試作機が完成。内蔵するゲームにはインベーダーゲームや倉庫番などのレトロゲーム16本を厳選収録した。
試作機によるモニターテストでも、おおむね好評。9割にのぼる「画面が大きすぎて中が見えない」「ラインナップが古くさい」という意見を切り捨てれば、「時間を忘れて熱中してしまった」との声が多数を占めた。中には「コンティニューを繰り返しすぎて弁当がまた冷めてしまった」という声もあったほどで、大きな手応えを感じたという。
電子レンジについて詳しい京都大学マイクロウェーブ研究所の坂本義太夫所長は「ディスクメディアに移行して以来、長すぎる読み込み時間がゲーム機の弱点とされていたが、今年発売予定の次世代機『プレイステーション5』では、その時間がほとんどゼロになったと言われている。世代が変わるごとに大きな進歩を遂げるゲーム機に比べて、近年の電子レンジの進歩はほとんど停滞していると言わざるを得ない。日の丸家電の凋落が叫ばれて久しいが
Q.真ん中に入る数は何でしょう?
つまり、消費者が求めているのは、待ち時間なしで温められる根本的かつ本質的な技術革新であって、このような小手先のごまかしではない」と辛口だ。
【おことわり】
坂本所長のコメントが長すぎたため、途中で暇つぶし用のミニパズルを挿入しました。ご了承ください。
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