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強風すぎる手持ち型扇風機 利用者が空飛ぶトラブル相次ぐ
しおりを挟むハンディファンの使用中に浮き上がってしまった女性
暑さ対策グッズとして昨年ヒットしたハンディファン(手持ち型扇風機)の使用中に、空を飛んでしまうトラブルが今年になって相次いでいる。風量の強い機種が出回っていることが原因とみられ、発売元では購入者に注意を呼びかけている。
消防庁の調べによると、ハンディファンが関係した今年の事故件数は15日までに237件と、昨年の72件を上回り、3倍以上に達した。また、指や髪が回転中の羽根に巻き込まれたことによる軽傷が多くを占めた昨年とは異なり、今年は頭を強く打ったり、首を痛めたりする比較的程度の重い負傷事故が特徴だという。
これらの事故の原因は、ファンの回転数を上げすぎたことによるものが大半を占める。浮き上がったハンディファンを握ったまま一緒に浮上して、天井に頭をぶつけたり、飛行中のドローンやヘリと衝突したりしてけがを負う事故が増えているようだ。
強力なハンディファンを製造する株式会社浮汽製作所(滋賀県)では、今年発売した改良モデルの風量に「弱」「中」「強」のほか、弱の2.5万倍の風力が出せる「滅」ボタンを追加した。記録的な猛暑を記録した昨年、購入者から「風が弱すぎて暑さをしのげない」というクレームが多く寄せられたためだ。相次ぐ負傷事故を受け、同社では今月の出荷分から「滅ボタンの使用中、体が浮きそうになったら本体からすぐに手を放してください」と記した注意書きを同梱している。
強力な機種が出回っている背景について、ハンディファン専門家の岡田かすみさんは、「昨年のヒット以来、多くのメーカーが参入して、しのぎを削りあっている状態。他社との差別化を図るため、各社間で風量競争が続いている」と話す。「5月ごろまでは、9割以上が中国で製造されていたが、検品作業の際、上空の雲を全て吹き飛ばして雨が降らなくなってしまったため、政府が製造禁止を通達した。現在は製造拠点が日本国内に移っており、それが今年の空梅雨の一因なのではないか」と推測する。
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