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シュレディンガーのネコ死なず 千葉電波大が再現実験
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千葉電波大学理学部の研究グループは8日、粒子の振る舞いと連動して毒ガスが出る箱にネコを閉じ込めて生死を確かめる実験で、ネコの生存する確率が100%になることを確認した。「観測するまで生死は確定しない」としてきた、これまでの定説を覆す結果によって、今後理論の見直しを迫られそうだ。
この思考実験は、1935年、オーストリアの物理学者エルヴィン・シュレディンガーが提唱したことから、「シュレディンガーのネコ」として広く知られる。
量子物理学の分野では、粒子の状態は観測されるまで決まらない「重ね合わせ」という特殊な状態になるとされる。シュレディンガーは、粒子の状態に応じて毒ガスが出る箱にネコを閉じ込めた場合、箱を開けて観測するまで、ネコは生と死が重なり合った不可解な状態になるとして、量子力学が抱える問題点を指摘した。
千葉電波大の奇異愛教授らのグループでは、1時間に50%の確率で放射線を出すラジウムと、放射線を検出して青酸ガスを放出する装置、そしてネコを閉じ込める箱を用意。シュレディンガーが提唱した実験装置と同じ条件で、ネコの生死を確かめる実験を10回繰り返した。
その結果、10回の実験全てでネコは生存。確率的に5回は箱の中からネコが死んだ状態で見つかるはずだが、実際には1回もネコは死ななかった。
ネコが生存した理由について、論文では「ネコを箱に入れようとしたが、嫌がってすぐに逃げ出してしまった」と説明。何度箱に入れようとしても、引っ掻いたり噛んだり強く抵抗したことから、「この実験でネコが死ぬことはあり得ない」と結論付けた。
さらに、「量子以上に身勝手な振る舞いをする、ネコの生態を無視したこの思考実験は、思考の前提で既に誤っていた」として、シュレディンガーの想像力の欠如を指摘。「おそらく彼はネコを飼ったことがないのだろう」と結んでいる。
論文は英科学誌「フェノメノン」夏休み直前特大号に掲載された。また、ネコを使った今回の動物実験は、学会や国が定める実施手続きを踏んでいなかったことから、研究を主導した奇異教授は倫理規定違反により、100%の確率で学会から除名されることが決まった。
この思考実験は、1935年、オーストリアの物理学者エルヴィン・シュレディンガーが提唱したことから、「シュレディンガーのネコ」として広く知られる。
量子物理学の分野では、粒子の状態は観測されるまで決まらない「重ね合わせ」という特殊な状態になるとされる。シュレディンガーは、粒子の状態に応じて毒ガスが出る箱にネコを閉じ込めた場合、箱を開けて観測するまで、ネコは生と死が重なり合った不可解な状態になるとして、量子力学が抱える問題点を指摘した。
千葉電波大の奇異愛教授らのグループでは、1時間に50%の確率で放射線を出すラジウムと、放射線を検出して青酸ガスを放出する装置、そしてネコを閉じ込める箱を用意。シュレディンガーが提唱した実験装置と同じ条件で、ネコの生死を確かめる実験を10回繰り返した。
その結果、10回の実験全てでネコは生存。確率的に5回は箱の中からネコが死んだ状態で見つかるはずだが、実際には1回もネコは死ななかった。
ネコが生存した理由について、論文では「ネコを箱に入れようとしたが、嫌がってすぐに逃げ出してしまった」と説明。何度箱に入れようとしても、引っ掻いたり噛んだり強く抵抗したことから、「この実験でネコが死ぬことはあり得ない」と結論付けた。
さらに、「量子以上に身勝手な振る舞いをする、ネコの生態を無視したこの思考実験は、思考の前提で既に誤っていた」として、シュレディンガーの想像力の欠如を指摘。「おそらく彼はネコを飼ったことがないのだろう」と結んでいる。
論文は英科学誌「フェノメノン」夏休み直前特大号に掲載された。また、ネコを使った今回の動物実験は、学会や国が定める実施手続きを踏んでいなかったことから、研究を主導した奇異教授は倫理規定違反により、100%の確率で学会から除名されることが決まった。
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