私が転生したのは乙女ゲームの世界でどの選択でも死ぬ悪役令嬢でした(泣)

追いかけてくる鬼と逃げる私(聖ちゃん)

Ahーーーーこの死刑実行委員会の皆さんをーーーー
「アハ、あはははは⋯」
よーし、窓の前には誰も立っていない⋯出撃じゃあーーーー
タタタタッ タン
「ごめんなさーーーいぃ！！」
「ローゼ！？」
タン
「待てっ！」
「ｼｭﾝｯ」
「⋯あははははっ」
「どうしたのスピカ！頭イカレちゃっ⋯イダッ！ゴメンてー」
「面白い…絶対捕まえる タイム･トリック」
「ちょっと待ってよスピカ」 
「ｼｭﾝｯ」
「「「「ハァー 俺らも行ってくるわ」」」」
「「いってらっしゃいましー」」
「コツコツ」
「「ﾆﾀｧ⋯」」
「無双結界！！」
キーン
「勝ったぁーー！」
「おめでとうございますわロゼちゃん」
「おめでとうございます！」
「うん、協力ありがとう♪やっぱり持つべき物は可愛い友よね！」
「うふふ そうでしてよ」
「男などいらないのです」
ハイライト消えてないっ！ねぇ！？
「ローゼ！」
ヤバっ！
「隠れますわね！」
所詮10歳隠れる所はいっぱいあるのだ！
「ローゼ見なかった？」
「ええ、どこに行ってしまわれたのでしょう」
「さっきから心配で私は達もさがしたいです」
おぉー演技上手いね！流石悪役令嬢
「そうですか、すみませんもう少しだけ待ってください」
「行きました？」
「はい」
「ひゃっほーー！透明にでもなろうかしら」
「そうですね その方がいいかと」
「あっ桜よ 見に行って来るわ！」
「あっ、ロゼちゃん！！」
ガチャ
「へ？」
「「「「「「「「「みーつけた‪♥︎」」」」」」」」」
「ぎゃああああああああぁーーー」
「タイム･トリッ⋯」
「させませんよ…ローゼ？」
「え、ちょ、ちょっとー」
「今時を止め いま凍らせ ブリザード」
「ひっー冷たっ」
「どうするんですか義姉さんは」
「お仕置きです」
「ちょ、何故ですかっ！？」
「俺も手伝おう」
「エレンっ！？」
「兄貴俺もやる」
「あ、アスカ？」
「うん、僕も！」
「聖ちゃん聖ちゃん聖ちゃん～助けてぇーーー」
「あっ、ローゼ！」
「今度はなんだ⋯」
「え、聖竜！？」
「聖ちゃん助けてーー(泣)」
「はぁー困った奴だほんとに ホレ」
ふわっ        ポスっ
「ひゃっ お、お姫様抱っこ…」
「返して下さい」
「ﾎﾞｿﾎﾞｿあいつもしかして…」
「前の人です！」
「えー我が死ぬかも知れないってことか」
「そう、です、ね」
「おい 逃げるぞ！」
「合点承知之助ですわ」
「古いな」
「タイム･トリック パワレル･ワールド」
「逃がさねぇよ！」
ぎゃああああ追ってきてるぅーー