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俺の思い出初恋話
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「あっ君」
俺の事をそう呼ぶアイツがこちらに手を振っている。ああ、これは昔の記憶『俺の儚い初恋』だ
俺は普通の平民の子供で、誇れる所といえば顔位の奴だった。だから近寄ってくる女共はたくさんいたが、どいつもこいつも俺の外見ばかりが好きで、無視してるとすぐに違う男の所に行った。すると次第に俺は女嫌いになっていった
そんな俺に天使の笑みで手を差し伸べたのが超御曹司の娘(公爵家)藍川周だった
周は他の女とは違って誰よりも真っ直ぐで、曲がったことが嫌いな女だった。
淡いストレートの黒髪に海と蒼空を詰め込んだような瞳の凛としてけど、可愛いさが残っているそんな美少女だった。だから俺の悪口を囁く女達に注意する、それが俺達の出会いだった
次第に俺達は仲良くなり、あっ君・あーちゃんなどと呼び合う仲になった。それでも俺は気づかなかったんだ…周が俺のせいで虐められているなんて
気づいたのはいつも通り待ち合わせの木の下に向かっていた時に遭遇してしまったのだ。周はあることない事を糞女共に吐かれていた、内容は「本当に汚らわしい藍川家の恥ですわ」「男が大好きなのでしょう!醜い女」など、その言葉を受けていても最初は苦笑いだったが「貴方なんていなければ蒼人様はもっとたくさんの人に囲まれていたかも知れないのにっ!貴方が蒼人様の全てを奪ったのよ!!この面汚しが」その言葉を聞いた時に周は青白い肌色になり、蒼空のようにキラめく瞳が色あせ涙をポロポロとながす周を見た瞬間、俺の中で何かが切れた。
その瞬間その女達に殴りかかった。いつの間にか大人が来て俺を取り押さえた、あいつは俺に何度も泣きながら謝った…そんな顔見たかった訳じゃなかったのに
しばらくして俺の両親が交通事故で死んでしまった。行き場のなくした俺に周は一緒に大泣きしてくれて、精一杯抱き締めてくれた。お陰で俺は今まで溜めていた物が一気に解放されて柄でもなくわんわん泣いた。その後からは周が俺の場所を捜してくれた、しばらくしてくれてまだ周がいじめにあっていると知って俺は逃げるように引っ越したアイツに相談すらせずに……これが俺のたった一つの後悔だ
そこから月日が経ち俺は暗殺者となっていたそれは養親に無理やりやらされていた仕事だった、そして俺は紅い月の日ある令嬢の暗殺を依頼された。女を殺すのは好みではないが仕事なので恨まないで欲しい。そしてその日が来た、紅い月の日庭から侵入したのだが誰か居るみたいだった。仕方が無いそいつも殺そうと思った時そいつは歌を歌いだした。その歌は何処か懐かしくてそしてとても綺麗でどこか消えてしまいそうな歌声だった、驚いたのは動けない事だ金縛りにあったように動けないのだ そしてそいつが振り向く
風が揺れた、心臓が早く脈を打っている、深い海底のような吸い込まれる瞳と風に煌めき揺れるサラサラなロングの黒髪、スタイル抜群の美少女はこちらを愛おしそうな目で見つめる あぁ、アイツは
「あ、ちゃっー」
掠れた声で呟く、アイツには聴こえていないだろうか?
「⋯おかえりあっ君」
しばらく会話した後そう呼ばれるやっぱりあいつは⋯自然に仕事の話が出てきてしまった。
周はそれでも良いよと笑ってくれた。そんなアイツに笛を渡した俺をいつでも呼んで貰えるように、俺は笑う 笑ったのは何年ぶりだろうか?愛しい初恋の君へ、今も俺は懲りずに貴方に恋をしています。
俺の事をそう呼ぶアイツがこちらに手を振っている。ああ、これは昔の記憶『俺の儚い初恋』だ
俺は普通の平民の子供で、誇れる所といえば顔位の奴だった。だから近寄ってくる女共はたくさんいたが、どいつもこいつも俺の外見ばかりが好きで、無視してるとすぐに違う男の所に行った。すると次第に俺は女嫌いになっていった
そんな俺に天使の笑みで手を差し伸べたのが超御曹司の娘(公爵家)藍川周だった
周は他の女とは違って誰よりも真っ直ぐで、曲がったことが嫌いな女だった。
淡いストレートの黒髪に海と蒼空を詰め込んだような瞳の凛としてけど、可愛いさが残っているそんな美少女だった。だから俺の悪口を囁く女達に注意する、それが俺達の出会いだった
次第に俺達は仲良くなり、あっ君・あーちゃんなどと呼び合う仲になった。それでも俺は気づかなかったんだ…周が俺のせいで虐められているなんて
気づいたのはいつも通り待ち合わせの木の下に向かっていた時に遭遇してしまったのだ。周はあることない事を糞女共に吐かれていた、内容は「本当に汚らわしい藍川家の恥ですわ」「男が大好きなのでしょう!醜い女」など、その言葉を受けていても最初は苦笑いだったが「貴方なんていなければ蒼人様はもっとたくさんの人に囲まれていたかも知れないのにっ!貴方が蒼人様の全てを奪ったのよ!!この面汚しが」その言葉を聞いた時に周は青白い肌色になり、蒼空のようにキラめく瞳が色あせ涙をポロポロとながす周を見た瞬間、俺の中で何かが切れた。
その瞬間その女達に殴りかかった。いつの間にか大人が来て俺を取り押さえた、あいつは俺に何度も泣きながら謝った…そんな顔見たかった訳じゃなかったのに
しばらくして俺の両親が交通事故で死んでしまった。行き場のなくした俺に周は一緒に大泣きしてくれて、精一杯抱き締めてくれた。お陰で俺は今まで溜めていた物が一気に解放されて柄でもなくわんわん泣いた。その後からは周が俺の場所を捜してくれた、しばらくしてくれてまだ周がいじめにあっていると知って俺は逃げるように引っ越したアイツに相談すらせずに……これが俺のたった一つの後悔だ
そこから月日が経ち俺は暗殺者となっていたそれは養親に無理やりやらされていた仕事だった、そして俺は紅い月の日ある令嬢の暗殺を依頼された。女を殺すのは好みではないが仕事なので恨まないで欲しい。そしてその日が来た、紅い月の日庭から侵入したのだが誰か居るみたいだった。仕方が無いそいつも殺そうと思った時そいつは歌を歌いだした。その歌は何処か懐かしくてそしてとても綺麗でどこか消えてしまいそうな歌声だった、驚いたのは動けない事だ金縛りにあったように動けないのだ そしてそいつが振り向く
風が揺れた、心臓が早く脈を打っている、深い海底のような吸い込まれる瞳と風に煌めき揺れるサラサラなロングの黒髪、スタイル抜群の美少女はこちらを愛おしそうな目で見つめる あぁ、アイツは
「あ、ちゃっー」
掠れた声で呟く、アイツには聴こえていないだろうか?
「⋯おかえりあっ君」
しばらく会話した後そう呼ばれるやっぱりあいつは⋯自然に仕事の話が出てきてしまった。
周はそれでも良いよと笑ってくれた。そんなアイツに笛を渡した俺をいつでも呼んで貰えるように、俺は笑う 笑ったのは何年ぶりだろうか?愛しい初恋の君へ、今も俺は懲りずに貴方に恋をしています。
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