5 / 184
予言書
しおりを挟む
「予言書?」
「正確に言うと、これから人類が経験する終末の神の計画書というべきでしょうか」
「悪魔のあんたが、なぜ、これを私に」
「人類を滅ぼそうとするのは神であって、悪魔ではありません。もともと悪魔は天使であったり、古い土着の神であった者たちで、人々に畏怖されることはあっても、人類を根絶やしにしようなんて考えたこともありません。ですが、唯一神と喧伝する今の神は、人類の滅亡を予言し、自分の気に入った人間しか救わないと明言しています。だから、神の計画を事前にあなたたちに漏らすのです」
「つまり、神の思い通りにさせたくないから、教えてくれると」
「そうです。これを手にして、滅亡を回避できるかどうかは、あなたたちの努力次第」
「こっちの努力次第って、神は自ら助くる者を助くって言うのと同じじゃない?」
「ま、そうですね、これを受け取るか、受け取らないかも、あなたの自由です」
「正確に言うと、これから人類が経験する終末の神の計画書というべきでしょうか」
「悪魔のあんたが、なぜ、これを私に」
「人類を滅ぼそうとするのは神であって、悪魔ではありません。もともと悪魔は天使であったり、古い土着の神であった者たちで、人々に畏怖されることはあっても、人類を根絶やしにしようなんて考えたこともありません。ですが、唯一神と喧伝する今の神は、人類の滅亡を予言し、自分の気に入った人間しか救わないと明言しています。だから、神の計画を事前にあなたたちに漏らすのです」
「つまり、神の思い通りにさせたくないから、教えてくれると」
「そうです。これを手にして、滅亡を回避できるかどうかは、あなたたちの努力次第」
「こっちの努力次第って、神は自ら助くる者を助くって言うのと同じじゃない?」
「ま、そうですね、これを受け取るか、受け取らないかも、あなたの自由です」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる