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勇者くん1
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「ごめん、ごめんね、ミゲラねえ……! おれがせきにんとるから……! みげらねえのこと、ぜったいひとりにしない……!」
小さな俺が泣き喚く。目の前には頭を包帯で巻かれたミゲラ姉の姿。血の気が引いて顔色が青白い。
俺の言葉にミゲラ姉は力無く笑って。
「せきにん、いらない……。ヴィンスは、いらないの」
そして、とても残酷な言葉を吐く。
一番最初の記憶は俺の顔を覗き込む両親の顔。
この世に生まれたときから、俺には自我があったと思う。両親の次に見たのは、赤ちゃんのミゲラ姉。
俺の両親とミゲラ姉の両親は親友同士で、ミゲラ姉の物心つく前から俺たちは一緒にいた。ずっと一緒にいたから、俺は息をするようにミゲラ姉に恋をした。
五歳のとき、ミゲラ姉の両親が死んだ。
ミゲラ姉の両親が亡くなったのは、俺のせいだった。
俺が好奇心で森の中に入った。ミゲラ姉と離れることは考えられなかったから、もちろんミゲラ姉と手を繋いで一緒に。
そこで俺たちは魔物に襲われて、ミゲラ姉は頭を打って気絶。俺たちを追いかけてきたミゲラ姉の両親は魔物と相討ちになって死んだ。魔物は災厄と呼ばれる竜だった。
俺は今でも覚えてる。
「勇者」と呼ばれたミゲラの父親。「姫様」と呼ばれたミゲラの母親。
二人が覚悟を持って手を繋ぎ、竜に立ち向かう姿を。
“ミゲラをどうかよろしくね”
そう言った二人は竜を炭にするのと同時に、砂となった。
俺はミゲラ姉に遠くに行って欲しくなかった。
俺たちを助けにきた大人たちに、ただただ泣いてミゲラ姉を助けてと叫んだ。
そして、目が覚めたミゲラ姉に俺は突き離された。
最初は罰なんだと思った。
ミゲラ姉をひとりにした罰。ミゲラ姉の両親がもしかしたら勇者とお姫様だったかもしれないと言ったら、ミゲラ姉はしかるべきところに連れて行ってもらえたかもしれない。
でも、嫌だった。俺をひとりにしないで欲しかった。
ずっとずっと側にいて欲しかった。
ミゲラ姉をひとりにしたのに、俺はすごく身勝手だった。
『ヴィンスは、いらないの』
あの言葉が付いて回る。
ミゲラ姉は孤児が集まる教会に入れられた。俺の家で引き取る案は、他でもないミゲラ姉が絶対に嫌だと言った。そこまで迷惑はかけられないと。
俺には「責任を感じなくていいんだよ」と優しく言って突き離した。
ミゲラ姉にしつこくして嫌われるのが怖くなった。幼い頃に感じてたミゲラ姉はなにをしても俺を嫌わない、その自信はミゲラ姉に「いらない」と言われたことですっかり消え失せた。
俺はミゲラ姉がいなくちゃ生きていけないけど、ミゲラ姉は俺がいなくても生きていけると理解してしまった。
だから、俺はミゲラ姉への気持ちをなくさなくちゃいけない。
ミゲラ姉はしつこくしなければ一緒にいてくれる。かわいがってくれる。かわいいかわいいと抱き締めてくれる。
領分をわきまえて、ミゲラ姉に嫌われないように。
「わあ! きみ、すごくきれいなかお! かっこよくなるね!」
そう言ったのはクラリスだった。
ミゲラ姉より前に教会にいたクラリスは、ミゲラ姉に会いにくるようになって知り合った。
ミゲラ姉はどこでもお姉さんで、すぐに教会の子どもたちの人気者になった。ミゲラ姉の後ろには俺じゃない子どもたちが付いて回って、ミゲラ姉の隣にはミゲラ姉と同じぐらいの年齢の男がいた。
クラリスはかわいい顔をしていて、大人たちからはかわいがられてる。俺にとって一番かわいいのはミゲラ姉だけど。
クラリスはすぐに俺の恋心を見抜いて、ミゲラ姉との仲を応援してくれた。
クラリスが離れることも大事だよ、って言ったから、ミゲラ姉に見せつけるように、クラリスと遊ぶようになった。
「ヴィンス、仲良しのお友達ができたんだね。よかったね。少しさみしいな」
「ミゲラ姉……、それって、」
おれのこと、ひつようってこと? ミゲラ姉の人生におれがいないとやだってこと? おれ、いらなくない?
期待する。さみしい、そう言ったミゲラ姉の顔はたしかに沈んでて。
でも、やっぱりミゲラ姉はおれを優しく突き離す。
「ヴィンスとクラリスが結婚したら、おねえさん、二人の子どもいっぱいかわいがる!」
「ぇ……」
「きっと二人の子どもはすっごくかわいいんだよ。えへへ、さみしいけど、すぐに楽しくなるね!」
あげて、おとされた。
泣きそうなくらいに苦しくて、辛くて、それでおれは慰めてくれたクラリスに縋った。
いつのまにかミゲラ姉を想う気持ちほどではないにしろ、クラリスに惹かれ始める。
クラリスのことを想うと穏やかな気持ちになれた。
十八歳になった日、この国では成人の儀として教会に魔力を捧げるようになっている。
そこで、おれは勇者に選ばれた。
勇者と聞いて思い出すのはミゲラ姉の父親だった。ミゲラ姉をひとりにする気持ちはない。ミゲラ姉がこの街から離れることはないと知っていた。
ミゲラ姉は情に厚くて、優しいから。だから。きっと。
プロポーズした。クラリスと幸せになろうと決意を込めて。
勇者の旅が終わって、クラリスと結婚して、子どもができて、そしたらミゲラ姉はきっと子どもをかわいがってくれる。
みんなで幸せになれる。
そう思ったのに、クラリスはおれを裏切った。
どうすればよかったかと思う。
久し振りにに帰省すると、クラリスの腹は目立ちはしないものの大きくなっていて、妊娠中だとわかってしまう。
隣には弓の勇者だという男の姿。
クラリスはおれを見て大きく目を見開いて、ちがう、ちがうの、と叫び始める。
男はニヤニヤとおれを見てて、悲しいという気持ちよりも先に失望した。
クラリスも別におれを好きではなかったのか、と。
おれの中身じゃなくて顔。それとも地位だろうか。
少なくとも、おれでも弓の勇者でも、どっちでもよかったんだろう。
人が集まり始めても、クラリスはまるで自分こそが被害者だとでもいうように違うのだと叫ぶ。
おれが一緒にいなかったから、おれがクラリスをひとりにしたから、と。キスもしてくれない、抱き締めてもくれない、そんなおれが悪いのだと。
弓の勇者がなにかを言っていた気がするけど、もうどうでもよかった。
──ただずっと一緒にいたかったのに。
その場からふらりと離れて、向かうところはミゲラ姉の両親を死なせたあの場所だった。
おれの前の世代の勇者に婚約者のいた一国の姫と駆け落ちした人がいたらしい。
ああ、その人がミゲラ姉の両親なんだってわかった。
遠い地にある北の姫だったその人は光り輝く金髪にラピスラズリのような紺色の瞳。その姿を見にその国まで行った。
その姿は記憶にあるミゲラ姉の母親で、髪の色さえ同じならミゲラ姉にそっくりだった。
ミゲラ姉の母親の兄で、今は北の国の王でもあるその人は妹をとても大切にしていて、今でも妹姫を探していると言っていた。勇者との結婚に反対していた父王はもう死んだ。安心して戻ってきてほしい、と言っていた。
おれは、言えなかった。
勇者も妹姫もおれを守って死んでいるなんて。唯一血の繋がった娘がいるなんて。
だって、そしたらミゲラ姉はこんな遠く離れた地に連れていかれてしまう。
もしかしたらミゲラ姉と同じ年齢の王子に奪われてしまうかもしれない。
ミゲラ姉はおれとクラリスと子どもと、みんなで一緒に暮らすんだ。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
だから、おれは何も言わずに故郷に帰ってきた。
「おれは、どうすればよかったのかな、おじさん、おばさん」
墓石に縋るように触れる。
どうしようもない自分に呆れて、そしたら涙が出てきた。
クラリスに裏切られたのに、おれの心は傷付いていない。
ただ描いていた将来が壊れたことがどうしようもなく苦しくて悲しかった。
小さな俺が泣き喚く。目の前には頭を包帯で巻かれたミゲラ姉の姿。血の気が引いて顔色が青白い。
俺の言葉にミゲラ姉は力無く笑って。
「せきにん、いらない……。ヴィンスは、いらないの」
そして、とても残酷な言葉を吐く。
一番最初の記憶は俺の顔を覗き込む両親の顔。
この世に生まれたときから、俺には自我があったと思う。両親の次に見たのは、赤ちゃんのミゲラ姉。
俺の両親とミゲラ姉の両親は親友同士で、ミゲラ姉の物心つく前から俺たちは一緒にいた。ずっと一緒にいたから、俺は息をするようにミゲラ姉に恋をした。
五歳のとき、ミゲラ姉の両親が死んだ。
ミゲラ姉の両親が亡くなったのは、俺のせいだった。
俺が好奇心で森の中に入った。ミゲラ姉と離れることは考えられなかったから、もちろんミゲラ姉と手を繋いで一緒に。
そこで俺たちは魔物に襲われて、ミゲラ姉は頭を打って気絶。俺たちを追いかけてきたミゲラ姉の両親は魔物と相討ちになって死んだ。魔物は災厄と呼ばれる竜だった。
俺は今でも覚えてる。
「勇者」と呼ばれたミゲラの父親。「姫様」と呼ばれたミゲラの母親。
二人が覚悟を持って手を繋ぎ、竜に立ち向かう姿を。
“ミゲラをどうかよろしくね”
そう言った二人は竜を炭にするのと同時に、砂となった。
俺はミゲラ姉に遠くに行って欲しくなかった。
俺たちを助けにきた大人たちに、ただただ泣いてミゲラ姉を助けてと叫んだ。
そして、目が覚めたミゲラ姉に俺は突き離された。
最初は罰なんだと思った。
ミゲラ姉をひとりにした罰。ミゲラ姉の両親がもしかしたら勇者とお姫様だったかもしれないと言ったら、ミゲラ姉はしかるべきところに連れて行ってもらえたかもしれない。
でも、嫌だった。俺をひとりにしないで欲しかった。
ずっとずっと側にいて欲しかった。
ミゲラ姉をひとりにしたのに、俺はすごく身勝手だった。
『ヴィンスは、いらないの』
あの言葉が付いて回る。
ミゲラ姉は孤児が集まる教会に入れられた。俺の家で引き取る案は、他でもないミゲラ姉が絶対に嫌だと言った。そこまで迷惑はかけられないと。
俺には「責任を感じなくていいんだよ」と優しく言って突き離した。
ミゲラ姉にしつこくして嫌われるのが怖くなった。幼い頃に感じてたミゲラ姉はなにをしても俺を嫌わない、その自信はミゲラ姉に「いらない」と言われたことですっかり消え失せた。
俺はミゲラ姉がいなくちゃ生きていけないけど、ミゲラ姉は俺がいなくても生きていけると理解してしまった。
だから、俺はミゲラ姉への気持ちをなくさなくちゃいけない。
ミゲラ姉はしつこくしなければ一緒にいてくれる。かわいがってくれる。かわいいかわいいと抱き締めてくれる。
領分をわきまえて、ミゲラ姉に嫌われないように。
「わあ! きみ、すごくきれいなかお! かっこよくなるね!」
そう言ったのはクラリスだった。
ミゲラ姉より前に教会にいたクラリスは、ミゲラ姉に会いにくるようになって知り合った。
ミゲラ姉はどこでもお姉さんで、すぐに教会の子どもたちの人気者になった。ミゲラ姉の後ろには俺じゃない子どもたちが付いて回って、ミゲラ姉の隣にはミゲラ姉と同じぐらいの年齢の男がいた。
クラリスはかわいい顔をしていて、大人たちからはかわいがられてる。俺にとって一番かわいいのはミゲラ姉だけど。
クラリスはすぐに俺の恋心を見抜いて、ミゲラ姉との仲を応援してくれた。
クラリスが離れることも大事だよ、って言ったから、ミゲラ姉に見せつけるように、クラリスと遊ぶようになった。
「ヴィンス、仲良しのお友達ができたんだね。よかったね。少しさみしいな」
「ミゲラ姉……、それって、」
おれのこと、ひつようってこと? ミゲラ姉の人生におれがいないとやだってこと? おれ、いらなくない?
期待する。さみしい、そう言ったミゲラ姉の顔はたしかに沈んでて。
でも、やっぱりミゲラ姉はおれを優しく突き離す。
「ヴィンスとクラリスが結婚したら、おねえさん、二人の子どもいっぱいかわいがる!」
「ぇ……」
「きっと二人の子どもはすっごくかわいいんだよ。えへへ、さみしいけど、すぐに楽しくなるね!」
あげて、おとされた。
泣きそうなくらいに苦しくて、辛くて、それでおれは慰めてくれたクラリスに縋った。
いつのまにかミゲラ姉を想う気持ちほどではないにしろ、クラリスに惹かれ始める。
クラリスのことを想うと穏やかな気持ちになれた。
十八歳になった日、この国では成人の儀として教会に魔力を捧げるようになっている。
そこで、おれは勇者に選ばれた。
勇者と聞いて思い出すのはミゲラ姉の父親だった。ミゲラ姉をひとりにする気持ちはない。ミゲラ姉がこの街から離れることはないと知っていた。
ミゲラ姉は情に厚くて、優しいから。だから。きっと。
プロポーズした。クラリスと幸せになろうと決意を込めて。
勇者の旅が終わって、クラリスと結婚して、子どもができて、そしたらミゲラ姉はきっと子どもをかわいがってくれる。
みんなで幸せになれる。
そう思ったのに、クラリスはおれを裏切った。
どうすればよかったかと思う。
久し振りにに帰省すると、クラリスの腹は目立ちはしないものの大きくなっていて、妊娠中だとわかってしまう。
隣には弓の勇者だという男の姿。
クラリスはおれを見て大きく目を見開いて、ちがう、ちがうの、と叫び始める。
男はニヤニヤとおれを見てて、悲しいという気持ちよりも先に失望した。
クラリスも別におれを好きではなかったのか、と。
おれの中身じゃなくて顔。それとも地位だろうか。
少なくとも、おれでも弓の勇者でも、どっちでもよかったんだろう。
人が集まり始めても、クラリスはまるで自分こそが被害者だとでもいうように違うのだと叫ぶ。
おれが一緒にいなかったから、おれがクラリスをひとりにしたから、と。キスもしてくれない、抱き締めてもくれない、そんなおれが悪いのだと。
弓の勇者がなにかを言っていた気がするけど、もうどうでもよかった。
──ただずっと一緒にいたかったのに。
その場からふらりと離れて、向かうところはミゲラ姉の両親を死なせたあの場所だった。
おれの前の世代の勇者に婚約者のいた一国の姫と駆け落ちした人がいたらしい。
ああ、その人がミゲラ姉の両親なんだってわかった。
遠い地にある北の姫だったその人は光り輝く金髪にラピスラズリのような紺色の瞳。その姿を見にその国まで行った。
その姿は記憶にあるミゲラ姉の母親で、髪の色さえ同じならミゲラ姉にそっくりだった。
ミゲラ姉の母親の兄で、今は北の国の王でもあるその人は妹をとても大切にしていて、今でも妹姫を探していると言っていた。勇者との結婚に反対していた父王はもう死んだ。安心して戻ってきてほしい、と言っていた。
おれは、言えなかった。
勇者も妹姫もおれを守って死んでいるなんて。唯一血の繋がった娘がいるなんて。
だって、そしたらミゲラ姉はこんな遠く離れた地に連れていかれてしまう。
もしかしたらミゲラ姉と同じ年齢の王子に奪われてしまうかもしれない。
ミゲラ姉はおれとクラリスと子どもと、みんなで一緒に暮らすんだ。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
だから、おれは何も言わずに故郷に帰ってきた。
「おれは、どうすればよかったのかな、おじさん、おばさん」
墓石に縋るように触れる。
どうしようもない自分に呆れて、そしたら涙が出てきた。
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