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クマさんとダンジョン その1
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自分を律するために水を被って、おもいっきり風邪を引いてしまった僕だったのですが、みんなの手厚い看病のおかげで、数日のうちに元気になることが出来ました。
中でもやっぱり効果があったのはピリの食事だったと思います。
「クマ様が食べやすい物を作ってきましたからね」
そう言ってピリが準備してくれたのは、僕が元いた世界でいうところのおじやみやいなご飯でした。
これがとっても美味しかったんです。
「これってさ、お婆ちゃん直伝の料理なんだけど、どうです?」
「うん、美味しい! すっごく美味しい!」
体調が悪くて食欲がなかった時だったというのに、思わず5杯もおかわりしてしまったんですよ。
毎回具材を変えてくれているおかげで飽きもこないし、僕が元気になってくると徐々に固形物を増やしてくれたりして……ホント、ピリには感謝してもしきれません。
……でも、それ以上に嬉しかったのは……
「……クマ殿、遅くなってすまないのじゃ……」
毎晩、仕事を終えたシャルロッタがお見舞いに来てくれたことでした。
毎日、村の事であれこれ忙しくしているシャルロッタなのですが、毎晩僕の部屋へやってきては、
「どれ、熱はどうかの?」
って、言いながら、おでこをくっつけて僕の体温をチェックしてくれていたんです。
……ただ、しばらくして僕が元気になってくるとシャルロッタも色々な事が気になりだしたといいますか……この体制だと僕とすごく接近している事に、今更ながら気がついたみたいで、
「……あ、あの……く、クマ殿……な、なんだかこの体制は恥ずかしいものじゃな……」
頬を赤くしながらそんな事を口にしたりし始めまして……
そんな事を言われてしまうと、意識しないようにしていた僕も必然的に意識してしまうわけです……
ある時、
ちゅ
って……つい、シャルロッタの鼻先にキスをしてしまった僕だったのですが……
「……クマ殿……はむ……」
シャルロッタが、頬を染めながら、僕の唇に自分の唇を重ねてくれたんです。
その頃には、かなり元気になっていた僕だったものですから……その……シャルロッタのキスで、僕の下半身がすっごく反応してしまったのですが……それに気がついたシャルロッタは、
「……そ、その……そうさせてしまった責任をとらねばならぬよな……」
って言いながら、僕の下半身に移動していって……
結果的に、体力は消耗してしまったのですが、精神的にすっごく満たされた一夜を過ごしたりした次第なんです。
* * *
朝、ベッドから起きた僕は、軽く運動をしながら自分の体の具合をチェックしていました。
「よし、もう大丈夫だ」
完全に体調が戻った事を確信した僕は、両手をグッと握り締めて気合いを入れました。
「1週間近くお休みしてしまったんだ。今日からまた、シャルロッタのために頑張るぞ!」
勇ましい言葉を口にしている僕なのですが……シャルロッタとの出来事を思い出すと、思いっきり口元がニヤけてしまって、なんかもうぐだぐだになってしまいます。
ででで、でもですね……そりゃ仕方がないんです。
僕の理想そのものと言っても過言ではないシャルロッタと結ばれたんですから。
シャルロッタも、僕の事を慕ってくれているんですから。
そんなシャルロッタと、あああ、あんな事や、こここ、こんな事まで……してしまえる仲になっているんですから。
「あああ、あわわわわ、駄目だ駄目だ……公私のけじめはつけないと」
慌てて両頬を張った僕は、部屋から駆けだしていきました。
まずはシャルロッタの執務室に行って、何か仕事がないか聞かないと。
書類仕事は手伝えないけど、魔獣退治や村のみんなの護衛ならこなせますからね。
コンコン
シャルロッタの執務室のドアをノックする僕。
「うむ、開いておるのじゃ」
シャルロッタの返事を確認した僕は、部屋の中へと入りました。
すると、僕の顔を見たシャルロッタは、満面の笑みを浮かべながら僕の元へ駆け寄ってきました。
「クマ殿! もうよいのか?」
「あ、はい。おかげさまでもうバッチリよくなりました」
「そうか……うむ、安心したのじゃ」
僕の様子を見つめながら安堵のため息を漏らしているシャルロッタ。
その表情から、心の底から安堵しているのが伝わってきます。
僕なんかの事をここまで心配してくれるなんて……
本当にありがとうシャルロッタ……一生大事にします
そんな事を考えてしまった僕だったのですが、
「う、うぇ……い、一生って……そ、その……あの……」
いきなりシャルロッタが耳まで真っ赤にしながらあたふたしはじめたんだけど……あ、あれ? 僕ってば、また心の中で思った事を口に出してしまっていたみたいですね……
ででで、でも、今回のこの言葉は、むしろ好都合といいますか……
「ううう、うん、ししし、シャルロッタ……ぼぼぼ、僕、いいい、一生君の事をだだだ、大事にするから……」
勢いに任せて言ってはみたものの……
顔は真っ赤になっているし……
緊張してろれつは回らないし……
足がガクガク震えているし……
なんかもう、この上なく恥ずかしい状態になってしまった僕だったのですが、そんな僕を、シャルロッタは笑顔で見つめていました。
しばらく、無言で僕を見つめ続けているシャルロッタ。
「クマ殿……このシャルロッタ……クマ殿と……」
そう言いながら、僕の腕の中に飛び込んで……
「村長さん、ちょっとお邪魔するッス!」
そこに飛び込んで来たのは、ドンタコスゥコ商会のポリンカでした。
いきなりの来訪者に、慌てて身を離した僕とシャルロッタ。
「あれ? 何かなさってたッスか?」
「いいい、いえいえいえ、ななな、何でもないんです、何でも……」
「そそそ、そうなのじゃ、なんでもないのじゃ、なんでも……」
怪訝そうな表情を浮かべているポリンカを前にして、僕とシャルロッタは、両手をあたふたさせながら、首を左右に振っていました。
気のせいか、2人の動作がすっごくシンクロしていたような気がしたのですが……
「そそそ、それよりもポリンカよ、何か用事かの?」
「そうなんス、ちょっとお話があって来たッス」
そう言うと、ポリンカは応接机の上に書類を広げました。
「これは……村の周囲の地図じゃな」
「そうッス。で、ですね……」
ポリンカが、その地図のある箇所を指さしました。
「そこって……村から少し南に行ったあたりだね。確か、森の中で小さな湖があったはずだけど」
そこはドラコさんと一緒に何度か狩りに行ったことがある場所でした。
「そうなんス。その湖の近くに切り立った崖があるんスけど、そこに地下に伸びている洞窟があったんスよ」
「「洞窟?」」
ポリンカの言葉に、僕とシャルロッタは同時に言葉を発しました。
そんな僕達の様子を交互に見つめていたポリンカなんだけど、しばらくすると、大きく頷いた。
「……で、ですね、この洞窟の奥から魔力反応が漏れてきているんでスけど……ひょっとしたら魔法系のアイテムが眠っているかもしれないんスよ。それで、洞窟の探索をしたいんスけど、用心棒としてクマ氏に同行願えないかと思ってすッス」
「僕を用心棒に、ですか?」
「クマ氏でしたら、そんじょそこらの冒険者よりもたよりになるッスからね。基本給とは別に、お宝が見つかったら成功報酬もお出しするッスよ」
僕とポリンカがそんな会話をしていると、シャルロッタが大きく頷いた。
「……うむ、クマ殿よ、病み上がりのところ申し訳ないのじゃが、お願い出来るかの」
「え? あ、はい、そりゃあもう」
「うむ……洞窟の奥から魔力が漏れておるとなると……ひょっとしたら魔力を持った魔獣が住み着いたのかもしれぬ……早めに確認しておかねば、村に被害が出るかもしれぬでな」
こんな時にも、僕の体調を気遣ってくれるシャルロッタ。
その心遣いに感動しながら、僕は、
「そうだね、うん! 僕、頑張ってくるよ!」
右手の拳で自分の胸板をドンと叩きました。
中でもやっぱり効果があったのはピリの食事だったと思います。
「クマ様が食べやすい物を作ってきましたからね」
そう言ってピリが準備してくれたのは、僕が元いた世界でいうところのおじやみやいなご飯でした。
これがとっても美味しかったんです。
「これってさ、お婆ちゃん直伝の料理なんだけど、どうです?」
「うん、美味しい! すっごく美味しい!」
体調が悪くて食欲がなかった時だったというのに、思わず5杯もおかわりしてしまったんですよ。
毎回具材を変えてくれているおかげで飽きもこないし、僕が元気になってくると徐々に固形物を増やしてくれたりして……ホント、ピリには感謝してもしきれません。
……でも、それ以上に嬉しかったのは……
「……クマ殿、遅くなってすまないのじゃ……」
毎晩、仕事を終えたシャルロッタがお見舞いに来てくれたことでした。
毎日、村の事であれこれ忙しくしているシャルロッタなのですが、毎晩僕の部屋へやってきては、
「どれ、熱はどうかの?」
って、言いながら、おでこをくっつけて僕の体温をチェックしてくれていたんです。
……ただ、しばらくして僕が元気になってくるとシャルロッタも色々な事が気になりだしたといいますか……この体制だと僕とすごく接近している事に、今更ながら気がついたみたいで、
「……あ、あの……く、クマ殿……な、なんだかこの体制は恥ずかしいものじゃな……」
頬を赤くしながらそんな事を口にしたりし始めまして……
そんな事を言われてしまうと、意識しないようにしていた僕も必然的に意識してしまうわけです……
ある時、
ちゅ
って……つい、シャルロッタの鼻先にキスをしてしまった僕だったのですが……
「……クマ殿……はむ……」
シャルロッタが、頬を染めながら、僕の唇に自分の唇を重ねてくれたんです。
その頃には、かなり元気になっていた僕だったものですから……その……シャルロッタのキスで、僕の下半身がすっごく反応してしまったのですが……それに気がついたシャルロッタは、
「……そ、その……そうさせてしまった責任をとらねばならぬよな……」
って言いながら、僕の下半身に移動していって……
結果的に、体力は消耗してしまったのですが、精神的にすっごく満たされた一夜を過ごしたりした次第なんです。
* * *
朝、ベッドから起きた僕は、軽く運動をしながら自分の体の具合をチェックしていました。
「よし、もう大丈夫だ」
完全に体調が戻った事を確信した僕は、両手をグッと握り締めて気合いを入れました。
「1週間近くお休みしてしまったんだ。今日からまた、シャルロッタのために頑張るぞ!」
勇ましい言葉を口にしている僕なのですが……シャルロッタとの出来事を思い出すと、思いっきり口元がニヤけてしまって、なんかもうぐだぐだになってしまいます。
ででで、でもですね……そりゃ仕方がないんです。
僕の理想そのものと言っても過言ではないシャルロッタと結ばれたんですから。
シャルロッタも、僕の事を慕ってくれているんですから。
そんなシャルロッタと、あああ、あんな事や、こここ、こんな事まで……してしまえる仲になっているんですから。
「あああ、あわわわわ、駄目だ駄目だ……公私のけじめはつけないと」
慌てて両頬を張った僕は、部屋から駆けだしていきました。
まずはシャルロッタの執務室に行って、何か仕事がないか聞かないと。
書類仕事は手伝えないけど、魔獣退治や村のみんなの護衛ならこなせますからね。
コンコン
シャルロッタの執務室のドアをノックする僕。
「うむ、開いておるのじゃ」
シャルロッタの返事を確認した僕は、部屋の中へと入りました。
すると、僕の顔を見たシャルロッタは、満面の笑みを浮かべながら僕の元へ駆け寄ってきました。
「クマ殿! もうよいのか?」
「あ、はい。おかげさまでもうバッチリよくなりました」
「そうか……うむ、安心したのじゃ」
僕の様子を見つめながら安堵のため息を漏らしているシャルロッタ。
その表情から、心の底から安堵しているのが伝わってきます。
僕なんかの事をここまで心配してくれるなんて……
本当にありがとうシャルロッタ……一生大事にします
そんな事を考えてしまった僕だったのですが、
「う、うぇ……い、一生って……そ、その……あの……」
いきなりシャルロッタが耳まで真っ赤にしながらあたふたしはじめたんだけど……あ、あれ? 僕ってば、また心の中で思った事を口に出してしまっていたみたいですね……
ででで、でも、今回のこの言葉は、むしろ好都合といいますか……
「ううう、うん、ししし、シャルロッタ……ぼぼぼ、僕、いいい、一生君の事をだだだ、大事にするから……」
勢いに任せて言ってはみたものの……
顔は真っ赤になっているし……
緊張してろれつは回らないし……
足がガクガク震えているし……
なんかもう、この上なく恥ずかしい状態になってしまった僕だったのですが、そんな僕を、シャルロッタは笑顔で見つめていました。
しばらく、無言で僕を見つめ続けているシャルロッタ。
「クマ殿……このシャルロッタ……クマ殿と……」
そう言いながら、僕の腕の中に飛び込んで……
「村長さん、ちょっとお邪魔するッス!」
そこに飛び込んで来たのは、ドンタコスゥコ商会のポリンカでした。
いきなりの来訪者に、慌てて身を離した僕とシャルロッタ。
「あれ? 何かなさってたッスか?」
「いいい、いえいえいえ、ななな、何でもないんです、何でも……」
「そそそ、そうなのじゃ、なんでもないのじゃ、なんでも……」
怪訝そうな表情を浮かべているポリンカを前にして、僕とシャルロッタは、両手をあたふたさせながら、首を左右に振っていました。
気のせいか、2人の動作がすっごくシンクロしていたような気がしたのですが……
「そそそ、それよりもポリンカよ、何か用事かの?」
「そうなんス、ちょっとお話があって来たッス」
そう言うと、ポリンカは応接机の上に書類を広げました。
「これは……村の周囲の地図じゃな」
「そうッス。で、ですね……」
ポリンカが、その地図のある箇所を指さしました。
「そこって……村から少し南に行ったあたりだね。確か、森の中で小さな湖があったはずだけど」
そこはドラコさんと一緒に何度か狩りに行ったことがある場所でした。
「そうなんス。その湖の近くに切り立った崖があるんスけど、そこに地下に伸びている洞窟があったんスよ」
「「洞窟?」」
ポリンカの言葉に、僕とシャルロッタは同時に言葉を発しました。
そんな僕達の様子を交互に見つめていたポリンカなんだけど、しばらくすると、大きく頷いた。
「……で、ですね、この洞窟の奥から魔力反応が漏れてきているんでスけど……ひょっとしたら魔法系のアイテムが眠っているかもしれないんスよ。それで、洞窟の探索をしたいんスけど、用心棒としてクマ氏に同行願えないかと思ってすッス」
「僕を用心棒に、ですか?」
「クマ氏でしたら、そんじょそこらの冒険者よりもたよりになるッスからね。基本給とは別に、お宝が見つかったら成功報酬もお出しするッスよ」
僕とポリンカがそんな会話をしていると、シャルロッタが大きく頷いた。
「……うむ、クマ殿よ、病み上がりのところ申し訳ないのじゃが、お願い出来るかの」
「え? あ、はい、そりゃあもう」
「うむ……洞窟の奥から魔力が漏れておるとなると……ひょっとしたら魔力を持った魔獣が住み着いたのかもしれぬ……早めに確認しておかねば、村に被害が出るかもしれぬでな」
こんな時にも、僕の体調を気遣ってくれるシャルロッタ。
その心遣いに感動しながら、僕は、
「そうだね、うん! 僕、頑張ってくるよ!」
右手の拳で自分の胸板をドンと叩きました。
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