上 下
14 / 21

厄介な誓約 クリスside②

しおりを挟む
魔法大臣次席秘書官補佐となり、秘書官室に出入りするようになったクリスが時折ふと感じる魔力があった。
直接的な魔力というよりは魔力の残滓のようなものを、ふとした時に感じのだ。

それが一体何なのか、クリスは不思議に感じていたのだが、ある日それを知る事となる。

王都内にある施設への視察を終え、そのまま直帰するという次席秘書官であるドウマ卿(次席秘書官は男爵位を持つ)を自邸まで送った時の事だ。

ドウマ男爵夫人にお茶でも飲んでいくようにと誘われ、補佐仲間と共にお茶をご馳走になっている時にふと近頃感じていた魔力を感知した。
それもかなり強く、至近距離に。

クリスが「ん?」と思った時、突如転移してきた魔法生物がクリスに飛びかかった。

一緒の長椅子に座っていた同僚(男)の悲鳴が聞こえたと同時にクリスの体がなぎ倒される。
その瞬間、クリスは確信した。

───コイツだ、コイツの魔力だ

自分に飛びかかり、今も体の上に伸し掛る魔法生物を見てクリスはそう思った。

今、クリスの目の前にいるのは大型犬くらいの、容貌も犬に近いモフモフの長毛種の魔法生物である。

「お前……」

クリスはその魔法生物を見て眉を顰める。
と同時に次席秘書官ドウマ卿とその夫人の切羽詰まった声が聞こえた。

「バンスっ……!なんて事だっ!」

「バンスちゃん!」

体に伸し掛ったままのバンスと呼ばれた中型の魔法生物を見て、クリスは言った。

「お前、バンスというのか……ドウマ卿、これは……この魔法生物は誓約で結ばれた使い魔ですか?」

クリスのその言葉に、ドウマは何か確信したように話し出した。

なんでもこの魔法生物バンスはドウマが若かりし頃に召喚した魔法生物なのだそうだ。
今では召喚が禁じられている、いわば超レアな希少種。
しかし召喚禁止対象種となる前に契約を結び、使い魔として使役し続ける者は例外としてその所有を許されている。
そのため近頃ではその所有者から希少種を奪い、無理やり契約を解除して裏で売買する犯罪が後を絶たない。

なので希少種を有する術者には国からその存在を秘匿とするか、契約を解除して魔法生物を元のフェーズに戻すかの二択を迫られた。
そして使役を続行するとした者とその関係者達には、その魔法生物の情報が他者に漏れ出さないように簡易的な誓約魔法を課す事を義務付けた。

多くの者がその誓約魔法を厭い契約を解除したそうたが中にはこうやって国と誓約を交わしてでも使役し続ける者がいるという。
次席秘書官ドウマはその後者のようだ。

しかし問題はそこではない。

クリスは自身の上に伸し掛る魔法生物に話しかけた。

「お前……著しく魔力が減っているじゃないか。それにこんなに痩せ衰えて……」

クリスのその言葉を聞き、ドウマは情けなさそうな顔をして告げる。

「じつは……私の魔力に飽きたのか近頃食傷気味でな……魔力を一切摂取しなくなったのだ」

召喚された使い魔は普通、契約した使役者の魔力を糧として現世に存在する事ができる。
(たまに気まぐれでオヤツ程度に他者の魔力も食するが)
その使役者の魔力を摂取しないと言う事は、生命維持に必要な魔力を補えないということだ。

「それでコイツはこんなに弱っているのですね……契約を解除して元の世界へ帰すという選択は取られないのですか?」

「バンスを召喚してすでに四十年が経過している。ここまで共にいれば家族も同然だ。それにバンス自身も元の世界の記憶が薄れて、戻ったとしても自力で生きていける保証はない……」

「でも、だからと言って……ん?」

魔力を補う事が出来なくなっているのにこの世界に留めてもよい訳がないとクリスが言おうとしたその時、バンスの異変に皆が気付いた。

「バンスっ……お前!」

「コイツ、俺の魔力を食ってやがる……!」

思わずクリスが素で言ってしまうほどの驚きであった。
魔力欠乏というか栄養失調で衰弱していたバンスがクリスの肌に接触し、直接魔力を摂取しているのだ。

どうやらクリスがドウマの自邸に来た時からバンスは彼の魔力の波長を感じ取り、魔力を補おうと転移して飛んできたらしい。

またクリスが秘書官室で不思議な魔力を感じ取っていたのもこのバンスの魔力だったのだ。
二人……いや一人と一体の魔力の波長は不思議なまでに合致していた。

とはいえまだまだバンスが衰弱している事に変わりはなく、クリスはこの希少種の魔法生物の生命維持の為に魔力提供を余儀なくされたのであった。

というか、バンスが自らの意思でクリスの前に姿を現したその時からすでにクリスも誓約魔法の干渉下にあるのだ。
ドウマがクリスに秘密を打ち明けられたのはそのためだ。

奇しくもこの魔法生物保護責任という魔法律もクリスが法務二課にいた頃に改正の素案作りに携わった内容の一つであった。
従って当然希少種に関わるにあたり、クリス自身も魔法律により定められた誓約対象者となってしまう。

この魔法生物の情報を外部に一切漏らす事を禁ずる誓約魔法を、クリスはその身に課せられた。

誓約の重さはそんなには強くはないが、誓約違反を犯すと一定期間声を失ったり両腕の自由を奪われたりとペナルティが下される。

ハッキリ言ってかなり迷惑な話だが、クリスが魔力提供を行わねばバンスが命を落とすのは目に見えていた。
今、研究機関に魔力提供を受けずとも生命を維持してゆけるフードの開発を大金を投入して依頼しているらしいので、それが完成するまではと期限付きなのがせめてもの救いだ。

というより希少種の生命の危機を知った以上、救護せねばクリスが魔法律により罰せられ最悪懲役刑を食らうのだ。
なので協力するより他、道はなかった。

魔力提供は一週間に一、二度ほど。
しかし毎日の激務の上に休日の魔力の給輸協力と、クリスの体力はどんどん削られてゆく。

何よりクリスが辛いのは魔力と体力を削られる事ではなくジュリアと共にすごす時間を削られる事だ。
しかも誓約によりその内容を詳しく話す事も出来ない。
バンスの事だけではない、補佐官の業務内容は守秘義務により一切語れないのだ。

クリスがジュリアに言える事はただ、

「忙しくてごめん」「時間が取れなくてごめん」
「家にいても寝てばかりでごめん」

だけであった。

そんな中、ドウマの娘であるルメリアとの縁談を、ドウマから直接打診された。

魔法生物看護師の資格を取得しているルメリアとは、バンスの治療の関係で頻繁に接していた。
そのやり取りを見て、ドウマが娘の結婚相手としてクリス・ライナルドはなかなか良いのではないかという考えを抱き、申し入れをしてきたのだ。

「ライナルド。キミは本当によくやってくれている。我が娘ルメリアとも息がピッタリで、しかも並んでいても実に似合いの二人で好ましい。どうだ?ルメリアと結婚して、ウチの婿にならんか?」

「あはは。ご冗談を。お断り申し上げます」

間髪入れずに、一瞬の迷いもなく即答というより瞬答したクリスにドウマは面食らって問い正してくる。

「なっ、何故だっ!?ウチの婿になれば出世は間違いなし、いずれはドウマ男爵となれるのだぞっ!良い事尽くめではないかっ」

「すみません。出世は自分の実力で出来なければ下らないと思っておりますし、それになによりも妻にしたい女性はただ一人ですから」

「何っ!?そんな相手がいるのかっ!!」

「居ますよ。というかいずれプロポーズするつもりなのですから縁談は謹んでお断り申し上げます」

「ぬ、ぬ、ぬ、ぬ……」

ドウマは唸り声を上げていたが、クリスはそれに構わずに抱えている多くの案件を一つ一つ片付けてゆくことに集中した。

減らない雑務、片付けても片付けても降って湧いてくる魔法案件、その中でバンスの治療、それに関わるルメリアとのやり取り、そして慢性化しつつあるジュリア不足。

その全てがクリスの心身に悪影響を及ぼしてゆく。
しかしそれらに負けないように踏ん張って毎日をすごす他方法はなかった。

だから自身の事で魔法省にどんな噂が飛び交っていたのか、どんな思惑により周囲が動いていたのか、完全に失念していたのだ。

それによりジュリアがどれほど辛い思いをしていたのかも。

何かがおかしいと気付いた時には、ジュリアの顔から笑顔が消えていた。

どうしてよいのか分からず、ただジュリアだけを愛している事を伝えたくて、彼女に触れると愛しさが溢れて自制が利かずに激しく求めてしまう。
人間、疲労がたまるほど生殖本能が強くなるというのは本当のようだ。
その夜、クリスは敢えて普段は気を付けていた避妊はしなかった。

子どもが出来れば、ジュリアは結婚に踏み切ってくれるはずだ。
それに未だに諦められないのか時折、縁談を勧めてくるドウマを黙らせる事も出来る。

しかし朝になるとその自身の身勝手な考えに頭を抱えてた。
ジュリアの同意もなしに避妊を怠った。
実際に妊娠して出産をするのはジュリアの体であるというのに、勝手に子どもが欲しいと願った。

───ヤバい、そんな善悪の判断も付かなくなってる……。

そしてそんな自分自身をボコボコにボコりたい状態の時に限り、事態は悪化を辿るものなのか。

バンスの容態が急変したのだ。
大量の魔力が必要との事でクリスは急遽ドウマ邸へ赴き、ルメリアや魔法生物医師と共に治療に協力する。
今夜が峠ということで屋敷に泊まり込みとなった。
ジュリアに連絡を入れ、その夜は医師とバンスを診た。

その中で、このバンスの契約者をドウマからルメリアに移行する事を医師から聞かされる。

年齢のためかドウマがバンスをこの世界に留まらせる契約を維持する力が弱まっているという。

それならば契約者を娘のルメリアに移行した方が良いとの事らしいのだ。

明日にでもさっそく魔法省にて契約移行の手続きを取るのだと、バンスの主治医は言っていた。

そして明くる朝。容態が落ち着いたバンスを医師に託し、いつも通り登省する。
徹夜明けなので本当は休みたいが仕事が山積みで休めない。

そんな満身創痍のクリスに、ドウマに一緒に馬車に乗るようにと勧められた。

手続きの為にルメリアも魔法省へ行くので大きめの馬車を出すと聞き、許可を得て移動の間少しでも仮眠を取らさせて貰うことにした。

その行動が、そして馬車を降りる時に同じく徹夜でふらついていたルメリアに手を貸したその行動が、ジュリアに見られ誤解を生じていた事にも気付けずに。

その後もクリスの過酷な日々は続いていく。
幸い、バンスはあの急変した日を境にぐんぐん回復してゆき、バンス用に開発されたフードのおかげで魔力も栄養も給輸に頼らずとも満足に補えるようになった。

そうしてようやく補佐官の業務だけになったと少し安堵したその時に、
クリスはジュリアの魔力が魔法省から消えたのを感知した。


とてつもなく嫌な予感がして駆け込んだ法務二課でクリスは、ジュリアが魔法省を退省した事を知らされたのであった。





───────────────────────



補足です。

次席秘書官令嬢ルメリアは他に好きな相手がおります。
その相手は魔法省の準職員で、彼との交際は愚か結婚など到底父親には認めて貰えないような立場の者なのでした。

ルメリアがランチを持って度々魔法省を訪れていたお目当ての相手は実はクリスではなくその職員。

ルメリアは自身とクリスの噂話を逆手に取り、それを隠れ蓑に利用してその準職員と逢瀬を繰り返していたようです。

次席秘書官令嬢がクリスに懸想して父親に結婚を強請ったというのは、補佐官たちの勝手な憶測に尾が付いて広がってしまったようです。

ルメリアはクリスに恋人がいるのも知っていたようですね。

強かというか結構卑怯?

彼女は本来、あまり人間には興味がないようです。

ルメリアがその後どうなったかは、また補足としてお伝えしますね。



クリスの言い訳、ちょっと長くなりましてここで一旦切らさせていただきます。

次回でクリスsideも終わりです。







しおりを挟む
感想 321

あなたにおすすめの小説

永遠の誓いを立てましょう、あなたへの想いを思い出すことは決してないと……

矢野りと
恋愛
ある日突然、私はすべてを失った。 『もう君はいりません、アリスミ・カロック』 恋人は表情を変えることなく、別れの言葉を告げてきた。彼の隣にいた私の親友は、申し訳なさそうな顔を作ることすらせず笑っていた。 恋人も親友も一度に失った私に待っていたのは、さらなる残酷な仕打ちだった。 『八等級魔術師アリスミ・カロック。異動を命じる』 『えっ……』 任期途中での異動辞令は前例がない。最上位の魔術師である元恋人が裏で動いた結果なのは容易に察せられた。 私にそれを拒絶する力は勿論なく、一生懸命に築いてきた居場所さえも呆気なく奪われた。 それから二年が経った頃、立ち直った私の前に再び彼が現れる。 ――二度と交わらないはずだった運命の歯車が、また動き出した……。 ※このお話の設定は架空のものです。 ※お話があわない時はブラウザバックでお願いします(_ _)

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす

まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。  彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。  しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。  彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。  他掌編七作品収録。 ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します 「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」  某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。 【収録作品】 ①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」 ②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」 ③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」 ④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」 ⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」 ⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」 ⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」 ⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」

どなたか私の旦那様、貰って下さいませんか?

秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
私の旦那様は毎夜、私の部屋の前で見知らぬ女性と情事に勤しんでいる、だらしなく恥ずかしい人です。わざとしているのは分かってます。私への嫌がらせです……。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 政略結婚で、離縁出来ないけど離縁したい。 無類の女好きの従兄の侯爵令息フェルナンドと伯爵令嬢のロゼッタは、結婚をした。毎晩の様に違う女性を屋敷に連れ込む彼。政略結婚故、愛妾を作るなとは思わないが、せめて本邸に連れ込むのはやめて欲しい……気分が悪い。 彼は所謂美青年で、若くして騎士団副長であり兎に角モテる。結婚してもそれは変わらず……。 ロゼッタが夜会に出れば見知らぬ女から「今直ぐフェルナンド様と別れて‼︎」とワインをかけられ、ただ立っているだけなのに女性達からは終始凄い形相で睨まれる。 居た堪れなくなり、広間の外へ逃げれば元凶の彼が見知らぬ女とお楽しみ中……。 こんな旦那様、いりません! 誰か、私の旦那様を貰って下さい……。

愛を語れない関係【完結】

迷い人
恋愛
 婚約者の魔導師ウィル・グランビルは愛すべき義妹メアリーのために、私ソフィラの全てを奪おうとした。 家族が私のために作ってくれた魔道具まで……。  そして、時が戻った。  だから、もう、何も渡すものか……そう決意した。

【完結】それぞれの贖罪

夢見 歩
恋愛
タグにネタバレがありますが、 作品への先入観を無くすために あらすじは書きません。 頭を空っぽにしてから 読んで頂けると嬉しいです。

【電子書籍発売に伴い作品引き上げ】私が妻でなくてもいいのでは?

キムラましゅろう
恋愛
夫には妻が二人いると言われている。 戸籍上の妻と仕事上の妻。 私は彼の姓を名乗り共に暮らす戸籍上の妻だけど、夫の側には常に仕事上の妻と呼ばれる女性副官がいた。 見合い結婚の私とは違い、副官である彼女は付き合いも長く多忙な夫と多くの時間を共有している。その胸に特別な恋情を抱いて。 一方私は新婚であるにも関わらず多忙な夫を支えながら節々で感じる女性副官のマウントと戦っていた。 だけどある時ふと思ってしまったのだ。 妻と揶揄される有能な女性が側にいるのなら、私が妻でなくてもいいのではないかと。 完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。 誤字脱字が罠のように点在します(断言)が、決して嫌がらせではございません(泣) モヤモヤ案件ものですが、作者は元サヤ(大きな概念で)ハピエン作家です。 アンチ元サヤの方はそっ閉じをオススメいたします。 あとは自己責任でどうぞ♡ 小説家になろうさんにも時差投稿します。

処理中です...