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一章 ――王家の使命――
ロキ4 『使者』
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【ロキ⑦】
客室に入ると、円卓に既に座り込んでいるローブ姿の男が目に入ってきた。正餐形式の室内ど真ん中だ。後ろには守護騎士らしき屈強な男が三人。良いご身分だことで。
「待たせたな。始めよう」
領主がガラハドの引いた椅子に座り、男に微笑み掛ける。だが目は笑っていない。ファティは外に待たせてある。
「私も忙しい身ですからねぇ~、なるべく急いでいただきたかったですな」
ボブカットにした金髪のオッサンがやけに甲高い声を上げる。領主の方を見ることもなく爪磨きに賢明になっている。なんだこいつは。
「こちらにも国務があるのでな」
「この田舎国家で、ですか? それはそれは……畑に害獣でも出ましたか」
自分の台詞にくっくっく、と笑っている。もう一度言う、なんだこいつは?
促され席に付いた途端に横の王から足を蹴られる。どうやら顔に出てしまっていたようだ。それだけ使者とは思えない態度だ。
「それで? そこの部外者は誰です? 私は返事さえ頂ければ直ぐに帰りたいのですが」
半分眠ったような目を俺に向ける。たった三口で永久に眠らせてやりたい衝動に駆られたのは生まれて初めてだ。
「うむ、こちらのお方はルスラン王国第五王子。我が国の元首国守護者だ」
「初めまして。この国の管理を任されているロキ――」
「ああ、いいです。どうせ直ぐ忘れる名だ。私も忙しいんでね」
こいつ、王族の口上を塞いできやがった。ちょっと、このままじゃ会話にならないな。
「なるほど、ターンブル帝国とは随分とお偉い方を使者にされているようだな」
「何がおっしゃりたいので?」
俺のことなどまるで興味ない、といったご様子。ならば、
「王族に対してその態度、ルスランならば不敬罪で切り捨てるところだ」
オッサンが再び足を蹴って来た。だが引けない物は引けない。外交は舐められたら終わりだ。
「ここはルスランであってルスランではない。竜の威を借るなら巣でやるんですな」
「その台詞、王国《ルスラン》を帝国《ターンブル》に変えてそっくりお返ししよう。それとも帝国はルスランとの関係悪化をお望みか?」
「はっ! 使者に何かあれば困るのはこの国でしょう? ルスランとは何も関係がない」
「勘違いされているようだが、エスタールは『行政特区の属国』。ルスランとしては領土の一部と同等に扱っている」
「エスタール王族を残し、占領もせずに何が領土か。私には腑抜けにしか見えませんな」
「腑抜けかどうか今試そうか?」
ボブカットの後ろに佇む騎士が殺気を見せる。対して俺と、後ろに控えるガラハドが眼光を放つ。正に一触即発だ。
「……ま、いいでしょう。今こうしてることも無駄だ」
ボブカットが椅子に深く腰掛ける。一気に場の緊張が解れる。横の領主が小さく安堵の息を吐く。
「それで? 姫はいつ帝国に嫁《か》するのですか?」
受けることを前提に話を進めようとするボブカット。
「うむ……その件だがな。本人とも話をして――」
「本人? はっ! 女の意見なんぞ聞くだけ無駄ですな」
「ガラハド、どうやら帝国様はお前の力が見たいようだ」
「……は!」
ガラハドが剣に手を掛ける。ターンブルの騎士達にも緊張が走る。
「……ま、いいでしょう。続けて下さい」
折れたつもりらしい。再び緊張が解かれる。どうでもいいが、この台詞、謝ってるつもりなのだろうか。
「本人とも話をしてみると、驚くべき事が分かってな……あ~、後はこのお方から説明する」
お、おいおい。オッサン、丸投げしやがった! どうなっても知らないからな。
「……先ず聞きたいが、帝国はエスタール第一息女を側室で迎える用意がある。これで間違いはないな」
「分かっている事を態々と……だからこうして来ているんですよ」
このやろう。一々目くじら立ててたら何時まで経っても話が進まないのかもしれないが、ちょっとこいつにはハッキリ言ってやった方がいいのかもしれない。
「そうか……だが、もう遅かったな。アレは既に俺の女《もの》だ」
「!?」
お……初めて感情を見せたな。驚愕……かな。
「一足遅かったな。もうあいつは身も心も俺無しじゃ生きられない。そう『教育《ちょうきょう》』した。と言う訳で、お引き取り願おう」
「ひ、姫に手を掛けるだと……? し、し、信じられませんな」
「おや? 貴方が仰っていただろう。田舎国家だと。侍女もいない公女と六年も同じ屋根で暮らして、何もしない訳がない」
まあ何もしなかったんだけどな。
「ふ、不埒なッ! ルスランは神をも恐れぬのか!」
神……? ああ、『教会』の教えね。悪いが俺は一般的な日本人なんでね。無神論者だ。
「それも貴方が先ほど言ったな。『ここはルスランであってルスランではない』と。悪いがここはエスタール。教会聖堂など無い!」
その上側室を取ろうとする方が神を語る? はっ、片腹痛いわ。
「都合の良い引用ばかりしよって……ふざけるな!」
「ふざける? ふざけているのはどちらだ。 領主の手前見逃していたが、使者であればもう少し弁えた話し方をしたらどうだ?」
「はっ! 私はターンブルの軍団長側近にして千人隊長――」
「千隊長風情が、王族と同等の口を叩くな」
怒声に場がシン――と静まり返る。本当はそんなことは思っちゃいない。だが舐められると後が面倒になる。心情はクールだが、外面だけは怒りを見せる。
「それとも、戦争でもしたいのか? もしそうならば、公国ではなく、王国が相手になる。ルスラン王家への侮辱な訳だからな」
「ぐっ……」
「さて、戦争したいのか? どちらだ?」
もはやボブカットに最初の時の余裕はない。あるのは俺への怒り、それとターンブル帝国の立場がせめぎ合い、心の中で渦巻いている。だが千隊長まで登り詰めているのであれば、結局の所――
「わ、分かった。本国にはそう話そう」
そう、私情は捨てるしかないだろう。この場ではだが。しかし、まだ甘い。
「耳が腐っているのか? もう一度聞こう。どちらだ?」
「……」
「田舎国の守護者だと軽く考えてたか? 構わない。そちらがそのつもりならば、こちらもそれなりのことを考るだけだ」
「……後悔するぞ」
「後悔? 縁談を持って行ったら戦争を持ち帰ってきた何処かの馬鹿な千人隊長のことか?」
「……くっ」
「それとも、使命を全うできず、ここにもたどり着けず、野党に蹂躙された何処かの使者のことか?」
完全に侮辱と受け取ったのだろう。後ろの騎士達が剣を抜――
一閃だった。甲高い声が響き、騎士達の剣は三本とも床を滑る。騎士達は空の手を見て唖然とする。
「ああ、後ろのガラハドだが。六年前は本国で『雷英』と呼ばれていてな。そこの雑魚どもじゃ束になっても敵わないぜ」
当のガラハドは相変わらず俺の背後で憮然とした態度を取っているはずだ。剣すら抜いていないように見えたことだろう。
「……ま、まあいいでしょう」
形勢不利と見たか、ボブカットが謝ってるつもりになる。頼むから、怒っているフリをしてるこっちの身にもなってくれ。
「俺は優しいが、これが最後だ。王国と争いたいのか? どちらだ?」
「……我々は敵ではない」
「ならば、その口はなんだ?」
「……――た」
「あ゛っ?」
「……失礼しました」
絞り上げるような声を聞き、やっと溜飲が下がる。最初から素直にやっときゃこんなことにならなかったんだ。
****
「……やってしまった」
「ま、まあ仕方ないな。使者のことを伝えなかったわしも悪い」
ボブカットに詳細を伝え封書を渡し、とっととお引き取り願った直後、頭を抱える。
完全に予想外の人選だった。というかターンブルもよくあんな奴を寄越してきたものだ。国が国なら本当に戦争になってるぜ、アレは。
出来るならば穏便に済ませておきたかったんだが、やってしまったのはしょうが無い。
十六歳のガキが偉そうにしやがって、と思ったかもしれないが王族とは偉そうにするのが仕事だ。外交上少しでも気弱な面を出せば、そこから一気に攻められる。国に不利な条件を叩きつけられる。だからいつ如何なる時も自分は絶対に正しいといった姿を見せなくてはならない。
伊達に俺も十六年王族をやってないということだな。
「ロキぃ……!」
そしてファティがさっきから俺の腕をギュッと抱えて放さない。やめろ、当たってる。
「ったく……覗いていたなら分かっただろうが、見苦しいだけだっただろ。使者も俺も頭に血が上ってて」
「ううん、胸がすーっとしたよ」
「はっはっは、実はわしもだ。帝国め、田舎国家だと思って馬鹿にしやがって」
「そう思ってるなら何か発言が欲しかったですがね」
我関せずで通しやがって……。まあ、あの場でエスタールも交じったら余計ややこしいことになっていた。それが分かってるから何も言ってこなかったんだろう。
「だがまあ、仕方ないこととは言え、心証は悪くしてしまったな。帝国は大丈夫か?」
「ああいった人間は弱い物に強く出て、強い物には媚びを売るタイプです。自分の立ち位置をあえて悪くはしないはず。ルスランに喧嘩を売る真似はしないでしょう。ターンブルにも上手く伝えるんじゃないですか? 皇帝の顔色を伺いながら」
とは言ったものの、俺は暗雲の錯覚と一抹の不安を覚えていた。
そしてルスラン本国へ帰国の日が来た。
客室に入ると、円卓に既に座り込んでいるローブ姿の男が目に入ってきた。正餐形式の室内ど真ん中だ。後ろには守護騎士らしき屈強な男が三人。良いご身分だことで。
「待たせたな。始めよう」
領主がガラハドの引いた椅子に座り、男に微笑み掛ける。だが目は笑っていない。ファティは外に待たせてある。
「私も忙しい身ですからねぇ~、なるべく急いでいただきたかったですな」
ボブカットにした金髪のオッサンがやけに甲高い声を上げる。領主の方を見ることもなく爪磨きに賢明になっている。なんだこいつは。
「こちらにも国務があるのでな」
「この田舎国家で、ですか? それはそれは……畑に害獣でも出ましたか」
自分の台詞にくっくっく、と笑っている。もう一度言う、なんだこいつは?
促され席に付いた途端に横の王から足を蹴られる。どうやら顔に出てしまっていたようだ。それだけ使者とは思えない態度だ。
「それで? そこの部外者は誰です? 私は返事さえ頂ければ直ぐに帰りたいのですが」
半分眠ったような目を俺に向ける。たった三口で永久に眠らせてやりたい衝動に駆られたのは生まれて初めてだ。
「うむ、こちらのお方はルスラン王国第五王子。我が国の元首国守護者だ」
「初めまして。この国の管理を任されているロキ――」
「ああ、いいです。どうせ直ぐ忘れる名だ。私も忙しいんでね」
こいつ、王族の口上を塞いできやがった。ちょっと、このままじゃ会話にならないな。
「なるほど、ターンブル帝国とは随分とお偉い方を使者にされているようだな」
「何がおっしゃりたいので?」
俺のことなどまるで興味ない、といったご様子。ならば、
「王族に対してその態度、ルスランならば不敬罪で切り捨てるところだ」
オッサンが再び足を蹴って来た。だが引けない物は引けない。外交は舐められたら終わりだ。
「ここはルスランであってルスランではない。竜の威を借るなら巣でやるんですな」
「その台詞、王国《ルスラン》を帝国《ターンブル》に変えてそっくりお返ししよう。それとも帝国はルスランとの関係悪化をお望みか?」
「はっ! 使者に何かあれば困るのはこの国でしょう? ルスランとは何も関係がない」
「勘違いされているようだが、エスタールは『行政特区の属国』。ルスランとしては領土の一部と同等に扱っている」
「エスタール王族を残し、占領もせずに何が領土か。私には腑抜けにしか見えませんな」
「腑抜けかどうか今試そうか?」
ボブカットの後ろに佇む騎士が殺気を見せる。対して俺と、後ろに控えるガラハドが眼光を放つ。正に一触即発だ。
「……ま、いいでしょう。今こうしてることも無駄だ」
ボブカットが椅子に深く腰掛ける。一気に場の緊張が解れる。横の領主が小さく安堵の息を吐く。
「それで? 姫はいつ帝国に嫁《か》するのですか?」
受けることを前提に話を進めようとするボブカット。
「うむ……その件だがな。本人とも話をして――」
「本人? はっ! 女の意見なんぞ聞くだけ無駄ですな」
「ガラハド、どうやら帝国様はお前の力が見たいようだ」
「……は!」
ガラハドが剣に手を掛ける。ターンブルの騎士達にも緊張が走る。
「……ま、いいでしょう。続けて下さい」
折れたつもりらしい。再び緊張が解かれる。どうでもいいが、この台詞、謝ってるつもりなのだろうか。
「本人とも話をしてみると、驚くべき事が分かってな……あ~、後はこのお方から説明する」
お、おいおい。オッサン、丸投げしやがった! どうなっても知らないからな。
「……先ず聞きたいが、帝国はエスタール第一息女を側室で迎える用意がある。これで間違いはないな」
「分かっている事を態々と……だからこうして来ているんですよ」
このやろう。一々目くじら立ててたら何時まで経っても話が進まないのかもしれないが、ちょっとこいつにはハッキリ言ってやった方がいいのかもしれない。
「そうか……だが、もう遅かったな。アレは既に俺の女《もの》だ」
「!?」
お……初めて感情を見せたな。驚愕……かな。
「一足遅かったな。もうあいつは身も心も俺無しじゃ生きられない。そう『教育《ちょうきょう》』した。と言う訳で、お引き取り願おう」
「ひ、姫に手を掛けるだと……? し、し、信じられませんな」
「おや? 貴方が仰っていただろう。田舎国家だと。侍女もいない公女と六年も同じ屋根で暮らして、何もしない訳がない」
まあ何もしなかったんだけどな。
「ふ、不埒なッ! ルスランは神をも恐れぬのか!」
神……? ああ、『教会』の教えね。悪いが俺は一般的な日本人なんでね。無神論者だ。
「それも貴方が先ほど言ったな。『ここはルスランであってルスランではない』と。悪いがここはエスタール。教会聖堂など無い!」
その上側室を取ろうとする方が神を語る? はっ、片腹痛いわ。
「都合の良い引用ばかりしよって……ふざけるな!」
「ふざける? ふざけているのはどちらだ。 領主の手前見逃していたが、使者であればもう少し弁えた話し方をしたらどうだ?」
「はっ! 私はターンブルの軍団長側近にして千人隊長――」
「千隊長風情が、王族と同等の口を叩くな」
怒声に場がシン――と静まり返る。本当はそんなことは思っちゃいない。だが舐められると後が面倒になる。心情はクールだが、外面だけは怒りを見せる。
「それとも、戦争でもしたいのか? もしそうならば、公国ではなく、王国が相手になる。ルスラン王家への侮辱な訳だからな」
「ぐっ……」
「さて、戦争したいのか? どちらだ?」
もはやボブカットに最初の時の余裕はない。あるのは俺への怒り、それとターンブル帝国の立場がせめぎ合い、心の中で渦巻いている。だが千隊長まで登り詰めているのであれば、結局の所――
「わ、分かった。本国にはそう話そう」
そう、私情は捨てるしかないだろう。この場ではだが。しかし、まだ甘い。
「耳が腐っているのか? もう一度聞こう。どちらだ?」
「……」
「田舎国の守護者だと軽く考えてたか? 構わない。そちらがそのつもりならば、こちらもそれなりのことを考るだけだ」
「……後悔するぞ」
「後悔? 縁談を持って行ったら戦争を持ち帰ってきた何処かの馬鹿な千人隊長のことか?」
「……くっ」
「それとも、使命を全うできず、ここにもたどり着けず、野党に蹂躙された何処かの使者のことか?」
完全に侮辱と受け取ったのだろう。後ろの騎士達が剣を抜――
一閃だった。甲高い声が響き、騎士達の剣は三本とも床を滑る。騎士達は空の手を見て唖然とする。
「ああ、後ろのガラハドだが。六年前は本国で『雷英』と呼ばれていてな。そこの雑魚どもじゃ束になっても敵わないぜ」
当のガラハドは相変わらず俺の背後で憮然とした態度を取っているはずだ。剣すら抜いていないように見えたことだろう。
「……ま、まあいいでしょう」
形勢不利と見たか、ボブカットが謝ってるつもりになる。頼むから、怒っているフリをしてるこっちの身にもなってくれ。
「俺は優しいが、これが最後だ。王国と争いたいのか? どちらだ?」
「……我々は敵ではない」
「ならば、その口はなんだ?」
「……――た」
「あ゛っ?」
「……失礼しました」
絞り上げるような声を聞き、やっと溜飲が下がる。最初から素直にやっときゃこんなことにならなかったんだ。
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「……やってしまった」
「ま、まあ仕方ないな。使者のことを伝えなかったわしも悪い」
ボブカットに詳細を伝え封書を渡し、とっととお引き取り願った直後、頭を抱える。
完全に予想外の人選だった。というかターンブルもよくあんな奴を寄越してきたものだ。国が国なら本当に戦争になってるぜ、アレは。
出来るならば穏便に済ませておきたかったんだが、やってしまったのはしょうが無い。
十六歳のガキが偉そうにしやがって、と思ったかもしれないが王族とは偉そうにするのが仕事だ。外交上少しでも気弱な面を出せば、そこから一気に攻められる。国に不利な条件を叩きつけられる。だからいつ如何なる時も自分は絶対に正しいといった姿を見せなくてはならない。
伊達に俺も十六年王族をやってないということだな。
「ロキぃ……!」
そしてファティがさっきから俺の腕をギュッと抱えて放さない。やめろ、当たってる。
「ったく……覗いていたなら分かっただろうが、見苦しいだけだっただろ。使者も俺も頭に血が上ってて」
「ううん、胸がすーっとしたよ」
「はっはっは、実はわしもだ。帝国め、田舎国家だと思って馬鹿にしやがって」
「そう思ってるなら何か発言が欲しかったですがね」
我関せずで通しやがって……。まあ、あの場でエスタールも交じったら余計ややこしいことになっていた。それが分かってるから何も言ってこなかったんだろう。
「だがまあ、仕方ないこととは言え、心証は悪くしてしまったな。帝国は大丈夫か?」
「ああいった人間は弱い物に強く出て、強い物には媚びを売るタイプです。自分の立ち位置をあえて悪くはしないはず。ルスランに喧嘩を売る真似はしないでしょう。ターンブルにも上手く伝えるんじゃないですか? 皇帝の顔色を伺いながら」
とは言ったものの、俺は暗雲の錯覚と一抹の不安を覚えていた。
そしてルスラン本国へ帰国の日が来た。
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