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第二章
第十二話 マフィアの男
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エルエ達を乗せた馬車が、暗闇の中を疾走していく。屋敷を脱出した時よりも速度を落としているのは、ここが街道から外れた道の為に、灯りとなるホーエンビリアの花がないので、危険だからだ。
もしここで事故などを起こせば、完全に助からないだろう。かろうじて月明かりがあるので、大きな障害物などは避けられるが速度を出すのは危険すぎた。
逸る気持ちを抑えつつ、エルエは馬車の後方を警戒していた。砂利道に入って、客車はかなり揺れが酷いが、誰もが水を打ったように静かに目的地への到着を待っている。
(主…ブジでいて)
エルエは、祈るようにそう思った。屋敷を抜け出してからずっと、胸騒ぎが消えてくれない。獣人だからなのか、彼女はとても勘がよく、危険を察知する能力に長けていた。ウォルフの護衛を自称しながら、肝心の彼を置いて行くしかできなかった自分の不甲斐無さがエルエの胸を痛めつけている。
砂利道が終わりに差し掛かり、馭者の視界の先にカルムの街の明かりが見えた頃、風を切る音と共に、客車に何かが突き刺さった。
「弓騎兵…?そんな!?」
エルエは思わず声をあげた。それは、後少しで逃げ切れるというのに、敵に追い付かれた事を意味している。いくら速度を落としていたとはいえ、複数の馬が引く高速馬車に追い付くなど、尋常ではない。敵の騎兵も、同じように魔法で加速しているのは明らかだ。
エルエが目を凝らして馬車の後方を見ると、月明かりを反射して複数の矢がこちらを狙っているのが見えた。
「ミンナ、伏せて!」
エルエの叫びに、客車に乗った全員が頭を下げると、複数の高音が聞こえて、客車の壁を何本もの矢が貫き刺さっていた。誰もが絶望の悲鳴を上げる中、エルエにしがみ付いていた少女が、エルエを見上げて涙を流している。
「お姉ちゃん…」
その姿は、かつての自分そのものだった。傷ついた母を置いて、悔し涙を流しながら助けを求めて逃げたあの日。ウォルフ達に救われても、自分の無力さと後悔は、今もずっと胸に燻っている。ウォルフに心配をかけないように振る舞いつつ、セヴィやダンテから様々な戦闘技術を教わり、力をつけてきた。それはきっと、今日この日の為だと、エルエは確信した。
「大丈夫…アタシが守るよ、今度こそ」
エルエは優しく少女の頭を撫でながら、馭者に向かって叫ぶ。
「アタシが敵を食い止めるから、全力で街へ逃げて!ゼッタイに止まったり振り向いちゃダメ!お願い!」
馭者の返事を待たずに、エルエは少女を母親に預けて、客車を飛び出した。その勢いのまま、もっとも近くまで追いすがっていた騎兵を蹴り飛ばし、地面に転がって着地する。
それに驚いたのか、騎兵の大半が動きを止めて、エルエの前に立ち塞がった。だが、二組の騎兵が馬車を追い続けている。
エルエはすぐさま砂利道から大きめの石を拾って、ウォルフが扉を投げつけたように、騎兵に向かって全力で投げた。
見事それは一人の騎兵の頭に命中し、もう一人はそれを恐れて馬車を追うのを諦めた。その間に、馬車はグングンと速度を上げ、見えなくなっていく。
「ヘヘ、主ジキデン…ってヤツ!」
誇らしげに呟くエルエを、騎兵達が取り囲む。かなり怒っているようで、もはや殺気を隠そうともしていない。だが、それはエルエも同じだった。姿勢を低くして、虎そのもののように身構えると、尻尾は逆立ち、その顔には黒い隈取が浮かび上がっていた。
「主を助けに行くんだ…邪魔するならお前ら皆、殺す!」
その言葉と同時に、騎兵達は次々と矢を番え、或いは剣を抜く。しかし、それが撃たれるよりも速く、エルエは騎兵達に飛び掛かっていた。鋭い爪で、瞬時に二人の喉笛を切り裂き、その後も瞬く間に数人の身体を鎧ごと引き裂いた。
獣人の本性を余すことなく曝け出すエルエに、何よりも騎兵の乗る馬たちが恐れをなした。恐慌状態となり、コントロールが効かなくなった馬達は、我先にエルエの前から逃げ出そうとしている。それを乗り手が無理矢理に抑えている状態だ。もはや戦闘どころではない。
エルエはそれを好機と捉え、残った騎兵を始末すべく飛び掛かろうとした。だが、その瞬間、嗅覚を刺すような匂いがして、エルエはその場に倒れ込んでしまう。薄れゆく意識の中、馬に乗った貴族風の男が、何かを手に持ち近づいてくるのが見えた。
「くそっ…参ったな」
一方、ウォルフは屋敷の本邸に身を隠していた。
魔導連弩の槍が放たれる直前、盾代わりの大扉を隠れ蓑にして近くの茂みへ飛び込み、窓を割って本邸に侵入したのはいいが、あんなものまで用意されているとは夢にも思わなかった。これではちょっとした要塞だ。
手近なカーテンを裂いて、初撃で槍が掠めた肩の手当てをしつつ、ウォルフは休みながら、考えをまとめることにした。
まずあり得ないのは弓兵だ。剣士や騎士も同じだが、それら以上に鍛錬と装備が重要なのは、弓兵や魔導兵と呼ばれる魔法使い達である。その技術は、一介のマフィアやチンピラが修練で会得できるものではなく、それ故に立派な専門の職業なのである。先程、ウォルフを撃った弓兵は、決して粗雑な兵士もどきではなかった。明らかに正規兵の様に、訓練を受けたものの技だ。
さらに言えば、地下牢のあった離れにいたチンピラ達とは違い、本邸から出てきた者達は、装備のランクが明らかに違った。弓兵のものだけでなく、剣も鎧も、ヴァージリア騎士団でも通用するレベルだろう。
加えて、この屋敷の設備である。魔導連弩といい、あの牢といい、他にも何かあるに違いない。まるで一国の城のようだ。もしも、これらの存在を知らずに相対すれば、ヴァージリア騎士団ですらある程度の損害を被るだろう。相応の対策が必要だ。
ウォルフは思わぬ難敵に頭を抱えた。とはいえ、尻尾を巻いて逃げるつもりもない。エルエが逃げ切ってくれていれば、ダンテやセヴィ、なんならアイテールも駆けつけてくれるはずだ。十分勝ち目はある。出来れば、魔導連弩くらいは潰しておきたい所だが…
そう考えていると、敵の足音と怒声が聞こえてきた。そろそろ隠れているのも限界か。ウォルフは、敵から奪った剣を片手に近づく敵を迎撃すべく、隠れていた小部屋から飛び出した。
立て続けに襲い来る敵を切り伏せつつ、ウォルフは妙な胸騒ぎを覚えていた。どうもおかしい、さっきから屋敷の奥へ奥へと誘導されているような気がする。それにしてもこの屋敷は、本当に見た目通りのものではない。普通であれば、書庫や執務室の一つや二つがありそうなものだが、それらは一切見当たらず、代わりにあるのは兵舎のような武器庫や、兵士の待機所のような部屋ばかりだ。
もっと言うと、屋敷の奥へ行くにしたがって、行き止まりがあったり、罠が仕掛けられていたりと、まるで迷路のような造りになっていた。
冗談抜きでこれは家屋ではなく、要塞そのものである。
「いいように踊らされているようで癪だが…この先に進むしかないか」
屋敷の中心部へと続くであろう廊下の先には、再び大扉がある。
ウォルフが慎重にそれを開くと、中はまるで謁見の間のように広く、最奥には豪華な椅子に座った、若い男が待ち構えていた。
もしここで事故などを起こせば、完全に助からないだろう。かろうじて月明かりがあるので、大きな障害物などは避けられるが速度を出すのは危険すぎた。
逸る気持ちを抑えつつ、エルエは馬車の後方を警戒していた。砂利道に入って、客車はかなり揺れが酷いが、誰もが水を打ったように静かに目的地への到着を待っている。
(主…ブジでいて)
エルエは、祈るようにそう思った。屋敷を抜け出してからずっと、胸騒ぎが消えてくれない。獣人だからなのか、彼女はとても勘がよく、危険を察知する能力に長けていた。ウォルフの護衛を自称しながら、肝心の彼を置いて行くしかできなかった自分の不甲斐無さがエルエの胸を痛めつけている。
砂利道が終わりに差し掛かり、馭者の視界の先にカルムの街の明かりが見えた頃、風を切る音と共に、客車に何かが突き刺さった。
「弓騎兵…?そんな!?」
エルエは思わず声をあげた。それは、後少しで逃げ切れるというのに、敵に追い付かれた事を意味している。いくら速度を落としていたとはいえ、複数の馬が引く高速馬車に追い付くなど、尋常ではない。敵の騎兵も、同じように魔法で加速しているのは明らかだ。
エルエが目を凝らして馬車の後方を見ると、月明かりを反射して複数の矢がこちらを狙っているのが見えた。
「ミンナ、伏せて!」
エルエの叫びに、客車に乗った全員が頭を下げると、複数の高音が聞こえて、客車の壁を何本もの矢が貫き刺さっていた。誰もが絶望の悲鳴を上げる中、エルエにしがみ付いていた少女が、エルエを見上げて涙を流している。
「お姉ちゃん…」
その姿は、かつての自分そのものだった。傷ついた母を置いて、悔し涙を流しながら助けを求めて逃げたあの日。ウォルフ達に救われても、自分の無力さと後悔は、今もずっと胸に燻っている。ウォルフに心配をかけないように振る舞いつつ、セヴィやダンテから様々な戦闘技術を教わり、力をつけてきた。それはきっと、今日この日の為だと、エルエは確信した。
「大丈夫…アタシが守るよ、今度こそ」
エルエは優しく少女の頭を撫でながら、馭者に向かって叫ぶ。
「アタシが敵を食い止めるから、全力で街へ逃げて!ゼッタイに止まったり振り向いちゃダメ!お願い!」
馭者の返事を待たずに、エルエは少女を母親に預けて、客車を飛び出した。その勢いのまま、もっとも近くまで追いすがっていた騎兵を蹴り飛ばし、地面に転がって着地する。
それに驚いたのか、騎兵の大半が動きを止めて、エルエの前に立ち塞がった。だが、二組の騎兵が馬車を追い続けている。
エルエはすぐさま砂利道から大きめの石を拾って、ウォルフが扉を投げつけたように、騎兵に向かって全力で投げた。
見事それは一人の騎兵の頭に命中し、もう一人はそれを恐れて馬車を追うのを諦めた。その間に、馬車はグングンと速度を上げ、見えなくなっていく。
「ヘヘ、主ジキデン…ってヤツ!」
誇らしげに呟くエルエを、騎兵達が取り囲む。かなり怒っているようで、もはや殺気を隠そうともしていない。だが、それはエルエも同じだった。姿勢を低くして、虎そのもののように身構えると、尻尾は逆立ち、その顔には黒い隈取が浮かび上がっていた。
「主を助けに行くんだ…邪魔するならお前ら皆、殺す!」
その言葉と同時に、騎兵達は次々と矢を番え、或いは剣を抜く。しかし、それが撃たれるよりも速く、エルエは騎兵達に飛び掛かっていた。鋭い爪で、瞬時に二人の喉笛を切り裂き、その後も瞬く間に数人の身体を鎧ごと引き裂いた。
獣人の本性を余すことなく曝け出すエルエに、何よりも騎兵の乗る馬たちが恐れをなした。恐慌状態となり、コントロールが効かなくなった馬達は、我先にエルエの前から逃げ出そうとしている。それを乗り手が無理矢理に抑えている状態だ。もはや戦闘どころではない。
エルエはそれを好機と捉え、残った騎兵を始末すべく飛び掛かろうとした。だが、その瞬間、嗅覚を刺すような匂いがして、エルエはその場に倒れ込んでしまう。薄れゆく意識の中、馬に乗った貴族風の男が、何かを手に持ち近づいてくるのが見えた。
「くそっ…参ったな」
一方、ウォルフは屋敷の本邸に身を隠していた。
魔導連弩の槍が放たれる直前、盾代わりの大扉を隠れ蓑にして近くの茂みへ飛び込み、窓を割って本邸に侵入したのはいいが、あんなものまで用意されているとは夢にも思わなかった。これではちょっとした要塞だ。
手近なカーテンを裂いて、初撃で槍が掠めた肩の手当てをしつつ、ウォルフは休みながら、考えをまとめることにした。
まずあり得ないのは弓兵だ。剣士や騎士も同じだが、それら以上に鍛錬と装備が重要なのは、弓兵や魔導兵と呼ばれる魔法使い達である。その技術は、一介のマフィアやチンピラが修練で会得できるものではなく、それ故に立派な専門の職業なのである。先程、ウォルフを撃った弓兵は、決して粗雑な兵士もどきではなかった。明らかに正規兵の様に、訓練を受けたものの技だ。
さらに言えば、地下牢のあった離れにいたチンピラ達とは違い、本邸から出てきた者達は、装備のランクが明らかに違った。弓兵のものだけでなく、剣も鎧も、ヴァージリア騎士団でも通用するレベルだろう。
加えて、この屋敷の設備である。魔導連弩といい、あの牢といい、他にも何かあるに違いない。まるで一国の城のようだ。もしも、これらの存在を知らずに相対すれば、ヴァージリア騎士団ですらある程度の損害を被るだろう。相応の対策が必要だ。
ウォルフは思わぬ難敵に頭を抱えた。とはいえ、尻尾を巻いて逃げるつもりもない。エルエが逃げ切ってくれていれば、ダンテやセヴィ、なんならアイテールも駆けつけてくれるはずだ。十分勝ち目はある。出来れば、魔導連弩くらいは潰しておきたい所だが…
そう考えていると、敵の足音と怒声が聞こえてきた。そろそろ隠れているのも限界か。ウォルフは、敵から奪った剣を片手に近づく敵を迎撃すべく、隠れていた小部屋から飛び出した。
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もっと言うと、屋敷の奥へ行くにしたがって、行き止まりがあったり、罠が仕掛けられていたりと、まるで迷路のような造りになっていた。
冗談抜きでこれは家屋ではなく、要塞そのものである。
「いいように踊らされているようで癪だが…この先に進むしかないか」
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