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ランディーで始まりランディーで終わった第6章付録

付録2 クドクド長文を圧縮してまとめてみた(後編)

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 後編は『エルドレッド、ジムに頭にしばかれる』『レイナ、その姿を覗き見され、海賊どもに欲情される』『ピーターはピーターでしっかりと仕事をしている件』についての圧縮です。


●『エルドレッド、ジムに頭にしばかれる』
・ ペイン海賊団結成以来、初めての撤退――”引き分け”という屈辱の炎を全身より立ち上らせているペイン海賊団構成員たち。そんななか、エルドレッドは涼しい顔で絵を描いていた
よって、”エルドレッド、ジムに頭にしばかれる”。
・ 形ばかりのペイン海賊団の頭&単なる酒浸りのおっさん、セシル・ペイン・マイルズがついに登場。
・ そして、魔導士クリスティーナ(話し言葉と服装は女だが、四十路を過ぎていることは明らかな中年男)も登場。
・ クリスティーナの力によって、ペイン海賊団構成員たちはレナートならびランディーが囚われているアドリアナ王国の船の中を覗き見ることに。自分の罪を償う決意を決めたランディーは、ペイン海賊団構成員に”裏切者”と見なされてしまう!


●『レイナ、その姿を覗き見され、海賊どもに欲情される』
・ クリスティーナによる覗き見――ペイン海賊団への映像提供はまだまだ続く。
・ なんと、レイナまでが覗き見のさざ波に映し出され……彼女の絶世の美貌を目にした海賊どもに欲情されてしまう! レイナの身(貞操)にも危険が迫ることを予感させる。
※ ちなみに、この時だけ、クリスティーナは(現代の言葉で言うなら)カメラのように映像を提供しているというよりも、おそらく”ミザリーの目から見た”レイナの姿を提供しているようであった。要するにミザリーの肉体に入り込んでいるようであった。


●『ピーターはピーターでしっかりと仕事をしている件』
・ ピートがランディーの元へ。要約すると「ペイン海賊団に戻ったら、ジムやルイージたちに裏切者としての制裁(死に直結するリンチ)を受ける。だから、二度とペイン海賊団に戻っちゃだめだ」ということを伝えるために。
・ レイナが部屋に戻った時、自分とミザリーの部屋の前に兵士オスニエル・レイ・ジャクソンがいた。そして、部屋の中では何やらアダムがミザリーと話をしていたらしい。部屋から出てきたアダムの苦々しい顔は、何か”厄介なこと”にミザリーが直面していることを意味しているとしか、レイナには思えなかった。
・ アダムとオスニエルが言うには、この船は”普通では考えられないスピードで海を進み続けて”おり、もう明日の夜か明後日の朝ぐらいにはエマヌエーレ国に着くとのこと。そう、実は物凄いパワーを秘めている”眠りのピーター”こと、魔導士ピーター・ザック・マッキンタイヤーが”眠りながらもしっかりと仕事をしている”ためだ。彼だけにできる船路の支え方で。
・ 夜。廊下で見張り中の兵士イライジャ・ダリル・フィッシュバーンの元に、ルークとディランが連れだってやってくる。彼ら2人は、この廊下の先の鉄格子の中にいる海賊(ランディー)と話がしたいと。規則を破ることになるため、渋るイライジャであるが、彼ら2人がランディーとの”今生の別れとなる短い時間”を過ごすことを見逃してくれた。
・ 「罪を償ってくれ……ランディー」「俺たちにはそれしか言えない……」と、ルークとディランの涙とともに絞り出された言葉に、自身の瞳から溢れ出す涙でしか、答えることができないランディーの咽び泣く声だけが鉄格子の中に響き渡った。
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