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☆第3章終了時点における登場人物紹介(ファーストネームでの昇順)☆ネタバレ含む

★特別付録その2★ アポストルからの啓示抜粋

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 第3章までのアポストルからの啓示抜粋です。
 もちろん、ネタバレありです。


※※※第1回目の啓示※※※

「悪しき魔導士フランシスとの戦いは、アリスの町にある山の麓で。
 そこに、今この部屋にいる平民、以下3名を同行させよ。

 ルーク・ノア・ロビンソン
 ディラン・ニール・ハドソン
 トレヴァー・モーリス・ガルシア

 彼らには使命がある。
 彼らはやがて英雄となる。

 私はすべてを知っている。
 すでに、全ては紡がれているのだから」


【エピソード】 第1章 ―6― 断言されし”勝利” 
【 場 所 】 アドリアナ王国 デブラの町の庶民的な宿

【この啓示が行われた場所にいた者】
・河瀬レイナ
・ジョセフ・エドワード
・アンバー・ミーガン・オスティーン
・カール・コリン・ウッズ
・ダリオ・グレン・レイク
・ルーク・ノア・ロビンソン
・ディラン・ニール・ハドソン
・トレヴァー・モーリス・ガルシア
・ジェニー・ルー・タウンゼント
・宿の女将さん

★この啓示の際の簡単な状況を説明★
 フランシス、マリア、オーガストが一時退却したため、レイナの魂はマリアの肉体からどうにか追い出されずに済んだ。
 安堵の息を吐いたのも束の間、またしても謎の光がレイナの前に現れる。
 その光の中にいた者は、あの悪しき者たちではなく、超絶に愛くるしい美少年・ゲイブであった。
 ゲイブはレイナに手紙を渡すも、レイナはこの異世界の文字が読めないため、代わりにジョセフが手紙を読み上げることとなった。


◆ 使いの少年・ゲイブがちょい出ししてきた情報(いや謎か?) ◆
・ 知らないお兄ちゃん(いっつも怒ったような顔してる、ちょっと怖いお兄ちゃんで、ゲイブのことをクソガキと呼ぶ)に、ゲイブは手紙を託されたらしい。
・ そのお兄ちゃんは、手紙に「私はすべてを知っている」という言葉通り、ジョセフが手紙を読み上げることも、手紙がすぐに消えてしまうことも知っているようであった。
・そして、ゲイブはアンバーに「必ず最後には悪しき者たちに勝つ。だから今は守るべきものを思って心強く進め」という言葉を伝えた。

 そう、”最後には”と――
 次章でアンバーがマリアに殺害され、アポストルとなる運命を、きっとゲイブに手紙を託した者はすでに知っていた。
 アンバー亡き後に、残った者たちが悪しき者に勝つという意味が含まれていた。




※※※第2回目の啓示※※※

「物語はまだ続く。
 そして、やはり全ては既に紡がれている。

 ルーク、ディラン、トレヴァー、そしてレイナ。
 ここより南へ進め。

 そして、以下の者たちをたずねよ。

 アダム・ポール・タウンゼント
 ヴィンセント・マクシミリアン・スクリムジョー

 暗黒に飲まれし民たちを救わんと
 ともに船を漕ぎゆく英雄全員が集いし時、
 私はまたゲイブに手紙を託す」


【エピソード】 第3章 ―1― 物語はまだ続く
【 場 所 】 アドリアナ王国 アリスの町の領主の城内にて

【この啓示が行われた場所にいた者】
・河瀬レイナ
・ジョセフ・エドワード
・カール・コリン・ウッズ
・ダリオ・グレン・レイク
・ルーク・ノア・ロビンソン
・ディラン・ニール・ハドソン
・トレヴァー・モーリス・ガルシア

【この啓示を覗き見していた者】
・フランシス
・ヘレン・ベアトリス・ダーリング 
 ※だが、ヘレンはたまたまフランシスの近くにいて、フランシスが映し出した映像は見ずに、耳で聞いていただけと考えられる。

★この啓示の際の簡単な状況を説明★
 アンバーの死という悲しみに嘆き悲しむ一同であるが、これからのことを決めるために部屋に集まっていた。
 その時、またしてもゲイブが光とともに現れる。
 前回からのアポストルからの啓示――言葉を信じたからこそ、アンバーも、そしてレイナやジョセフたちも進んだ結末がアンバーの死であったため、ゲイブはビクリと身を震わせ、涙目になってレイナの影に隠れてしまった。
 2回目の手紙は、レイナではなくルーク、ディラン、トレヴァーの3人に持ってきたものであったらしいが、ルークたちの誰一人として文字の読み書きができない。
 よって、ジョセフがゲイブに向かって優しく手招きをして、手紙を受け取り、読み上げた。


◆ 使いの少年・ゲイブがちょい出ししてきた情報(いや謎か?) ◆
・ ゲイブに手紙を託したお兄ちゃんは、ルーク、ディラン、トレヴァーのことを”いかにも平民で、いかにも貧乏で、いかにも無学な3人の奴ら”と失礼なことを言っていた。
・ ”暗黒に飲まれし民たち”とは、まさかユーフェミア国の民のことを指しているのではと――
 けれども、ゲイブ自身がユーフェミア国の民であることが彼自身の口より判明。そのうえ、ユーフェミア国は何もおかしいことにはなっていないと――
 この時のゲイブには、嘘をついている様子は全くなかった。
・ お兄ちゃんがポソッと言っていたこと――”マリア王女があんな××××じゃなかったら、ジョセフ王子はレツジョウ? を抱いたんだろうか?” をゲイブは、ジョセフに伝えた。
 つまりは近親相姦という禁断。そして、”××××”とは、キで始まりイで終わる四文字の放送禁止用語であった。


 今回の啓示は、やや具体的なものであった。
 レイナは手紙に自分の名前が書かれていた以上、こんな泣いてばかりの自分にも何かできることがあるのだ、そして何か意味があるのだと、ルークたちと行動をともにすることを決意した。
 この2回目の啓示の場においては、ゲイブの滞在時間も前回より伸びていた。
 消えゆく手紙に触れた魔導士のカールとダリオは、手紙を書いた者の”言いようのない悲しみ”を感じ取った。
 そして、手紙を書いた者も”全ては紡がれている”なんて書いていたけど、本当は手探りで、ルークたちに指示を出しているような気もしないでもないとカールとダリオはともに思ったのであった。



※※※第3回目の啓示※※※

 ゲイブが現れた。
 だが、啓示内容については作中では記載なし。
 次章にて、明らかになる。

【エピソード】 第3章 ー14ー 希望の光を運ぶ者たち
【 場 所 】 アドリアナ王国 アレクシスの町の宿にて

【円陣を組みゲイブを呼んだ ”希望の光を運ぶ者たち”】
・ルーク・ノア・ロビンソン
・ディラン・ニール・ハドソン
・トレヴァー・モーリス・ガルシア
・アダム・ポール・タウンゼント
・ヴィンセント・マクシミリアン・スクリムジョー
・ダニエル・コーディ・ホワイト
・フレデリック・ジーン・ロゴ

【この啓示が行われた場所にいた者】
・河瀬レイナ
・カール・コリン・ウッズ
・ダリオ・グレン・レイク
・ジェニー・ルー・タウンゼント

【この啓示を覗き見していた者】
・フランシス
・ヘレン・ベアトリス・ダーリング
・ネイサン・マイケル・スライ
・オーガスト・セオドア・グッドマン
・(オーガストが大切に抱える鞄の中のマリア・エリザベスの魂のひとかけら)
・ローズマリー・クリスタル・ティーチ


★この啓示の際の簡単な状況を説明★
 アポストルからの手紙に書かれていた者は全て揃ったのに、ゲイブはまだ現れない。
 だが、いつまでもこのアレクシスの町にとどまっているわけにはいかないと一同は、ジョセフ王子の待つ首都シャノンへと向かう手配を進めていた。
 レイナは、誰かを救わんとする強い意志を表明することと、手紙に名前が書かれていなかったダニエルとフレディの存在も、必要なのではないかと皆に述べる。
 皆、レイナの意見を受けれいてくれ、ルークたち7人がゲイブを呼ぶため、円陣を組んだ。
 レイナの推理は見事に当たっており、わずか十数秒の後、あのアポストルからの使いである少年・ゲイブが現れる光が、部屋の中を満たしていった――


◆ 使いの少年・ゲイブがちょい出ししてきた情報(いや謎か?) ◆
 今回はまだ不明。


 その紡がれゆく時という物語のなかで、1人1人が確固たる意志を持ち、助けを必要とする者たちへ希望の光を運ばんというその思いが、ゲイブを呼びよせた。
 地上にて、やがて英雄となりし者たちが奏でていく物語は動き出した。希望の光を運ばんとする強い決意の集結。そして、アポストルからの新たな啓示という追い風が吹いてきたのだ。
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