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☆第3章終了時点における登場人物紹介(ファーストネームでの昇順)☆ネタバレ含む

マリア

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【名前】
 マリア・エリザベス
【性別】
 女
【年齢】
 17才
【身長】
 168cm
【職業ならび身分】
 アドリアナ王国 第一王女
【家族】
 父親 ルーカス・エドワルド (アドリアナ王国 国王)
 母親 エリーゼ・シエナ (アドリアナ王国 王妃)
 兄  ジョセフ・エドワード (アドリアナ王国 第一王子)
 弟  ※弟はマリアの手によって、この世に生まれいづることができなかった


 波打つ金色の髪、白く透き通った肌、青く輝く瞳、まるで天使か妖精、あるいは女神か――生も死も、過去も未来も、善も悪も、彼女の前では何もかも意味をなさなくなるような絶世の美貌の持ち主。スタイルも良い。その輝きに満ちた美しさは、彼女に対峙した全ての者を惹きつけてやまないが……

 現在、レイナの魂が入っている肉体の本来の持ち主。
 絶世の美貌を誇る彼女のその魂は美しさなど微塵もなく、残虐で淫乱な悪魔のごときものである。人間としてあるべきものが最初から彼女の魂にはないのだ。
 だが、仮に彼女が人間としての心を持つ魂であったなら、レイナがこの異世界へと誘われることはなかっただろう。

 彼女は人が苦しむ姿を何よりも好み、その衝動を抑えきれず、人に直接危害を加えたこともある。回想により判明した彼女の”直接的な”被害者は、顔を焼けただれさせられた侍女のサマンサ、彼女自身の母親である王妃エリーゼとエリーゼが身ごもっていた彼女自身の弟である。

 拷問にも強い興味を示し、またその性癖も近親相姦好きの凌辱好きといった幾重にも歪んだものである。男性経験も多数あり、一番お気に入りの男はオーガストであるが、彼女のその性欲の一番の対象は、兄のジョセフ王子であっただろう。

 王女という身分、そしてご自慢の美しさで、全ての男は思い通りになると思っていた彼女であったが、どさくさに紛れてアンバーを殺害してしまったことで、フランシスをブチ切れさせ、彼に魂の大部分を焼き尽くされた……
 その後、オーガストの献身的な愛によって何とか助かることができた、彼女の魂のひとかけらの物語もまだ続くのだ。
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