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第6章

―7― エルドレッド、ジムに頭にしばかれる(1)

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 襲撃の爪痕。
 それは、獲物たちに鋭き牙と爪を剥き出しにして襲い掛かった側であるペイン海賊団にも残っていた。

 構成員を多数失ったという痛みと哀しみなるものは、さすがの鬼畜たちの間にもあった。しかし、それ以上に”襲撃途中で引き上げることになった”という屈辱の炎を傷を負った全身より立ち上らせている者が圧倒的多数であった。

 その凄まじき炎の中心にいるのは、案の定というべきか、ジェームス・ハーヴェイ・アトキンスであった。
 奴から立ち上りし劫火は、今現在、生き残った構成員たちが集結している船室の空気をも焼き焦がさんばかりであった。


「くそっ!!!」
 近くに転がっていた酒瓶をガッと蹴っ飛ばしたジム。
 船室の薄汚れた壁で粉々となったそれは、ただでさえ清掃が行き届いていない船室をさらに汚した。

「モッタイナーイ! モッタイナーイ!」
 けたたましく喚くピートの鮮やかな羽根が、砕け散った酒瓶の上をふわりと舞う。
 
 なんと、お喋りオウムのピートも、同じ船室内にいた。
 ”別にてめえは呼んでねえよ”とピートをギッと睨んだジムであったも、今は空気の読めないオウムに対する怒りよりも別の壮絶な怒りに全身を支配されている。
 そして、ルイージ・ビル・オルコットをはじめとする海賊どもたちの怒りも、ジムの”それ”へと乗っかる。
 気性が荒いという次元などは通りこした若き海賊どもの屈辱の炎は、このペイン海賊団の本船そのものを炎の船と化さんばかりであった。

「俺は、いや俺たちは、こんな屈辱は……初めてだっての!」
 ジムの言葉にルイージたちが、頷いた。

「次にあいつらに会ったら……」
「ヒキワケ! ヒキワケ! ハジメテノ、ヒキワケ――!」

「ぜってえ(絶対)に、全員ともブッ殺……」
「ズタズタ! ズタズタ! プライド、ズタズタ――!」

「うるッせえンだよ!!! てめえは!!! 絞め殺すぞ!!!」

 ついにブチ切れたジムは、近くで埃をかぶっていた箒をガッと掴んだ。
 そして、絞め殺すと言いつつも、ピートをその箒で叩き殺そうとした。

「ギャ――! コワイ――! ジムハ、トリゴロシ――! ヒトゴロシノウエ、トリゴロシ――!!!」


 命の危機にあるというのに、緊迫感の欠片すら感じられない声と言葉で啼いたピート。彼は、部屋の天井へと向かって、その鮮やかであるも毒々しい翼をはためかせた。
 先ほど茶々を入れてきたことといい、ピートは完全にジムで遊んでいた。


 ”アホオウム”を睨み上げたジムは、フウフウと肩で息を整えていた。
 そして、箒を壁へとガッと投げつけた。ピートを”しめる”のは、ひとまず置いておくことにしたらしい。
 それよりも、今は……
 ジムは、”船室の隅の椅子に腰かけている者”へと、その鋭き視線を突き刺す。

――”あいつ”は、あのアホオウムみてえに、俺をおちょくってるわけじゃねえ。だがよ……何、この状況で、全くの無関係みてえな涼し気な顔をして、”絵なんか描いていやがんだ”……!


「おい……!」
 ジムは、新たなる怒りの標的へと足を進めた。
 その標的――エルドレッド・デレク・スパイアーズが画板から顔を上げると同時に、ジムは彼の頭をバシッとしばいた。
  エルドレッドの右手の黒鉛が、画板の上で歪んだ跡をつけた。

「何、てめえはンな時にユーチョー(悠長)に絵なんか、描いてやがんだ?!」

 ジムの怒声を後ろで聞いたルイージ以外の構成員――いや、ルイージと「ハテ?」小首を傾げたピート以外の構成員の背中には、”や、やべえ……”と冷たい汗がじわりと滲まずにはいられない。
 しかし、当人であるエルドレッドは、顔色1つ変えずにジムを見上げただけであった。


「てめえは悔しくはねえのか?! この俺らが途中で、引き上げることになったんだぞ! 結成以来、ずっと負け知らずだった、この俺らが!! しかも、よりによって……”あいつら”、ルークとディランの野郎どもが乗っていた船相手にによ!!!」

 確かに、今回の襲撃は、あらゆる面でいつもとは違った。
 獲物にしても、”名前も顔も知らねえし、俺らがすぐサクッと殺(や)っちまうから、別にンなこと知る必要のねえ奴ら”ではなかった。
 ジム、ルイージ、エルドレッドが堅気の仕事に就いていた時からの知り合いが乗っていた。しかも、ジムとルイージにとっては当時から気が合わなかった因縁の相手だ。
 悔しさ――”引き分けの屈辱”は、ひとしおなのだろう。


 ジムに凄まれているエルドレッドへと、ルイージが”黙ったまま”歩みを進める。それはジムへの加勢を意味し、また”ルイージ自身の炎”もさらにその勢いを増さんとしていることを意味していた。

「エルドレッド……お前、俺があのトレヴァーとかいう筋肉野郎とやりあっていた時、俺に向かってルークの野郎を飛ばしたろ!? 邪魔しやがって!!」

 スッと立ち上がったエルドレッド。
 横で自分を”睨み上げる”ジムの視線をものともせず、彼はルイージを見上げた。

「飛ばそうと思って、飛ばしたわけじゃない」
「ああん? 結果的にそうなっていやがンだよ! お前には”チームプレー”をやってるって自覚が足りねえんだよ!!」

 唾を飛ばさんばかりにルイージががなり立てたも、”襲撃”はチームプレーといった言葉で表すものでは断じてない。単なる殺戮行為と略奪行為だ。

 ジムも口を開く。
「あのよ、エルドレッド……ルイージが言うように、俺らはチームで動いている。俺らの間にも一応、”和”ってモンがあンだよ。獲物の船に襲撃をかけている間だけじゃねえ、”今この時”にだってよ。俺たちの”和”を乱すんじゃねえよ!!!」

「……あんたら2人が、それを言うのか?」
 と、エルドレッド。
 確かにジムとルイージは、堅気の仕事に従事していた頃、その性格の悪さと暴力によって、同僚の少年たちの”和”を乱しまくっていたのだから。


「ンだとゴラァ!!」
 ルイージががエルドレッドの胸倉を掴み――
「てめええ!!」
 ジムがエルドレッドへ向かって、その右拳を――!!!

 ついに、ジムとルイージによる、エルドレッドの粛清開始か?!

 だが――
「待った! 待った!!」と、後方で固唾を呑んで様子をうかがっていた、ボールドウィン・ニール・アッカーソンをはじめとする海賊たちがダダッと走り出、ジムとルイージをそれぞれ数人がかりで押さえつけた。

「ダメだ。今はやめとけ。これ以上、人数が減ったら、本当にまずい」
 ボールドウィンが言う。
 
 ボールドウィンたちも理解している。 
 キレたジムとルイージは、同じ船に乗っている俺らでもハンパねえぐれえ怖えし、実際に過去に2人をキレさせた”アイザック”はリンチの末、半殺しの状態で海へと投げ込まれている。俺らも正直、エルドレッドの海賊としての協調性の無さとやる気の無さはどうかとは思う。
 けれども、今はまずい。
 これ以上、人数が減るのは相当にまずい。
 先日の襲撃は、今までとは明らかに違った。
 俺たちが途中で引き上げざるを得なかったうえ、本来なら俺たちとともに”ここ”にいるはずのロジャーやレナートまでもがいない。この事態に加えて、エルドレッドまでもが”いなくなってしまった”ら……


「ナカマワレ――! ナカマワレ――! ナカマワレ、シテイル、バアイジャナイノニ、ナカマワレ――!!!」

「「うるせええええ!!!!!」」

 なおも空気の読めないピートの嬌声に、ジムとルイージの怒声が飛び交う。

 ボールドウィンたちが止めに入ったも、奴らの火消しの水など、ジムとルイージの怒りを完全に鎮火することはできなかった。
 ジムもルイージも、ペイン海賊団唯一の飛び道具の使い手であるエルドレッドを失うのは”人材面において”相当な痛手であることは、”完全に血が上っている今の頭”でも分かっている。

――だがよ、やっぱ、この野郎は今後のためにも、今、しっかりしめとかねえと……!!

 


 決裂の炎が、渦巻き始めた船室。
 しかし――

「お前ら……何やってんだ?」

 船室を一瞬にしてムワンと蹂躙した強烈な酒の匂い。酒焼けした野太い声。さらに言うなら、一目で分かるこの一触即発の状態を全く気に留めてなさそうな声。

「親方……」

 ”一応は”ペイン海賊団の長であるセシル・ペイン・マイルズだ。
 中身がほとんど残っていない酒瓶を片手に、ギシシッと足元の床を重々しく鳴らしながら、セシル・ペイン・マイルズは足を踏み入れてきた。しかし、奴のむくんだ手はわずかに震え、足取りもおぼつかないことは誰もが見てとった。

 ツルツルに剃りあげたスキンヘッドに、極太の吊り上がった漆黒の眉毛。”厳つさ”の究極のごとき顔の下半分は、極太の眉毛と同じく、艶のある濃く太い漆黒の髭で覆われているといった、”ザ・海賊”といった風貌の中年男。
 その肉体も数年前までは、その強烈な風貌に見事に比例したガチムチのマッチョ体型であったはずだが、今は肥満まではいかないも贅肉の方が存在感を増していた。

 奴を上回る上背と体の厚みを持つ、ペイン海賊団構成員は、いまだに誰一人としていない。
 だが、それだけだ。
 このおっさんは、いまや”酒浸りのでかいおっさん”でしかない。
 ペイン海賊団結成時には、斧を使っての襲撃も行い、斧を幾人もの血で染め上げていた。けれども、今や”戦闘において”は、若い海賊たちに丸投げの状態であった。
 体力的に厳しいのも一因だとは思うが、襲撃が終わった後に姿を見せ、酒と若い女を”大将の特権とばかりに”一番にぶんどっていく。
 そして、今回の襲撃に関しては、襲撃が終わって、それからさらに時間が経った今、この時にやっと姿を見せやがった。一応は、大将にもかかわらず……

 しかし、親方セシル自身は、”一応は”部下である海賊たちのそんな心中にも気づかず、まさに一触即発状態の部屋の中をグルリと見回した。

「……ん? どうしたんだ。”ずいぶんと”減ってるな。」

 ”減ってるな”じゃねーよ、と全員が無言のツッコミを入れた。

 部屋を見回したセシルは、ジムとルイージがエルドレッドへと掴みかからんとし、周りの海賊が必死でそれを仲裁しようとしていることは分かったろうに――そう、分からないわけなどないのに、それについては見事にスルーだ。

「今回の獲物は、ずいぶんと手強かったみたいだな……ロジャーやレナートまでいないとはな」

 酒で据わった目でも、普段の襲撃以上の深手を負っている構成員たちならびに、戦闘能力上位のロジャーやレナートがいないことまでも、ちゃんと見ている。

「ということは、今回はそう目ぼしいものは手に入らなかったわけか。酒も、女も、金も、宝石も……」

 なんと、ロジャーやレナートたちの生死を構成員たちに”確認”するよりも先に、略奪品の心配しているセシル。
 
 親の顔も知らねえ俺らだけど、父親ほど年の離れたこのおっさんに、実の息子のように可愛がって欲しいわけじゃないし、ンなこと考えたこともねえ。だが、やっぱり、このおっさんにとっちゃ、俺らペイン海賊団の構成員なんて、いくらでも替えのきくものだと思ってんだろうな……と、血も涙もないはずの海賊たちの間にさえ、冷たい風が吹き抜けていった。



「親方……今回、俺たちは初めて襲撃途中で引き上げることになった。アドリアナ王国の兵士相手によ」
 唇をギリリと噛みしめ、ルイージが言う。

「……アドリアナ王国の奴らとやりあったとはな……お前ら、兵として碌な訓練も受けてないのに、エリート兵士どもと互角にやりあえたなんて、すごいじゃないか。お前らの海賊としての素質は見上げたもんだな」
 どこかうれしそうなセシル。

 仮にペイン海賊団敗北の事態となっていたら、セシル自身の身も危ない……というよりも間違いなく死刑となるのに、暢気なものである。
 この余裕は、魔導士クリスティーナが背後にいることが理由にあげられるだろう。
 それに、今の言葉は、いくら荒くれ者が集結したペイン海賊団が負け知らずとはいえ、兵士のプロであるアドリアナ王国兵士軍団相手ではさすがに厳しいはずだ、とのセシル自身の本音がつい出てしまったのだ。

 ジムが片方の眉を吊り上げる。
「……本来だったら、俺らが負けるはずはなかった。でもよ、あの船には、魔導士が何人か乗ってたみてえで、俺たちの鳥も蹴散らされちまった。途中で”キモくてでかい手”も出てきやがったが、一番の問題はそれじゃねえ! あの船には……ルーク・ノア・ロビンソンとディラン・ニール・ハドソンが乗っていやがったんだ!」

 
 酒臭い息を眼前で舞わせたセシルが、目を細める。
「……そういえばいたなあ、そういう奴ら。アドリアナ王国の兵士になったのか。大出世だな。ルークとか特に元気な奴だったなしなあ。それに、ルークとディランは”お前ら2人”とは特に仲が悪かったよな」
 どこか懐かしむような声。


 ”何、センチメンタルになってんだよ、このアル中ジジイ! ”と、ジムが眉をさらに吊り上げる。
「ロジャーは殺(や)られちまった。そして、レナートはあいつらの船に潜ったままだ。だがよ、もう正直、殺(や)られちまってるだろう。レナートだけじゃねえ、エマヌエーレ国の獲物の船に残してきたランディーとか他の野郎もな」
 
 ルイージも、ボールドウィンも、その他の海賊たちも”状況的に間違いのない死”に頷いた。
 けれども、エルドレッドは……
「レナートとランディーだけは、まだ生きてるさ」

「レナートならまだしも、この状況で”あの”ランディーが生きてるわけねえだろ!」
「ふざけたこと、言うんじゃねえ!」
 ルイージの怒鳴り声に、ジムの怒鳴り声が重なる。 
 奴らの脳裏では、戦闘能力皆無の見張りボーイが血だらけになって事切れている姿が描かれずにはいられなかったのだから。


「イキテル! イキテル! エルドレッドハ、ウソハ、イッテイナイ!! ランディーノ、イノチノ、ホノオハ、キエテイハナイ!!!」
 うれしそうにカラフルな翼をバサバサはためかせ始めたピート。
 それもそのはず、ピートの主な世話係はランディーであり、そしてサブの世話係はエルドレッドであるのだから。

「うるせーよ!!」
「黙ってろ!!」
 怒鳴ってばっかりのジムとルイージは、ハイテンション真っ只中のピートから、依然として涼しい顔のままのエルドレッドへと視線を移した。


――なんなんだよ、こいつ……こいつは、昔から妙な落ち着きと存在感を持っていた野郎だった。俺たちに媚びることは一切なくて、言う時はは言う”怖い物知らず”の一面は昔からあった。ランディーみてえに抜きん出てドンくさいワケでもなく、身体能力的にはまあ人並みってトコだったはずだが……今やいつの間にやら”弓矢の名手”だ。それに、レナートやランディーの生存を実際に確認したわけでもねえのに、そもそも”確認できる力”を持って生まれた者でもなかったのに……こいつには、視えるのか? 何か、俺たちが数年前まで知っていたこいつと比べると、いろいろとブレブレなんだよ。まるでこいつであって、こいつじゃねえみてえな……いや、今はこいつの身に何が起こったかなんて、ンなことは後回しだ。それに、こいつへの粛清も”とりあえずは”後回しだ……!
 

「ぜってえ(絶対)にあいつら全員、叩きのめしてやらあ! 特にルークとディラン、んでもってあの”グレーの髪のすばしっこい野郎”もな!」
 因縁の2人に加え、グレーの髪のすばしっこい野郎――フレディへのリベンジに燃えるジムからは、新たな火柱が立ち上った。

「俺はあの筋肉野郎とも、今度こそ絶対に決着をつけてやる!」
 トレヴァーへのリベンジに燃えるルイージからも、火柱がゴオッと立ち上った。
「おい、アホオウム! お前、クリスティーナを呼びにいってこい!」

「アホオウム、ジャナイ! ピート! ピート、トイウ、ナマエガ、チャントアル! ルイージニ、ルイージトイウ、ナマエガ、アルヨウニ!!!」
 自分の名前をきちんと呼んでくれないルイージの言うことなど聞く気はないらしいピートは、その尖った嘴をさらに尖らせ、プイッと横を向いた。

「親方! クリスティーナを呼んでくれ!」
 ジムがセシルへと向き直った。
 あの鳥のくせにクソ生意気な”アホオウム”の羽根をむしって締め上げたいのはやまやまであるも、あいつらへのリターンマッチを優先するつもりだ。
 クリスティーナは、いつも親方をたずねてきていた。
 親方もエルドレッドと同じく魔導士ではないが、クリスティーナとの連絡手段なるものを持っていることは間違いない……

 その時、声が響いてきた。
「ジム、ルイージ。その必要はないわよ。私、もう、ここにお邪魔しているもの」
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