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第6章

―4― 夢は幾重にも渦巻いて(4)

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 頷きあった海賊たちは、血だらけのアイザックを数人がかりで持ちあげた。
 殺害指示を忠実に、”指示者の目の前で”実行するために。
 アイザックの血が奴らの手を、腕を、ぬるりと汚す。奴らの足元にもまた、アイザックの血は滴り落ちる。


「……た……頼むっ……殺さないでくれえぇ!!!」
 命乞い。
 アイザックは生きたいのだ。
 散々に痛めつけられ、男としての生殖機能までも潰されてしまったという、苦痛と恐怖の中にいるにもかかわらず。
 そして、アイザック自身も今までに、必死の命乞いをする”罪なき数多の人々”の命を奪ってきたにもかかわらず。


「しつけえ野郎だな! もう”終わり”だっての!」
 止めの怒声は、ルイージからも発された。
 あとわずかな時間で、アイザックの人生の幕は下りる。
 この甲板にいる幾人もの獣たちと同じく、血とあらゆる欲にまみれていた青年・アイザックの人生という物語は、あっけなく終わりを”迎えさせられる”のだ。


「……やめてくれぇぇ!!!!!」
 だが、口から血をゴポッと溢れさせたアイザックは、”下された死の決定”になおも足掻き続けた。
 その”最期の声”は、まさに絶叫であった。


 ”瀕死のアイザック”は、まるでゴミのように海へと投げ捨てられた。いや、殺された。
 アイザックの短き人生の幕も、神々しいまでの満月の下で繰り広げれた暴虐の宴の幕も下ろされた。

 投げ捨てられたアイザックの体が、満月が照らし出す穏やかな波間へと飲み込まれていったであろう音が震わせたのは、ランディーの”鼓膜だけではなかった”。

「うげえええ……っ!!!」

 膝から崩れ落ちたランディーは、その場で嘔吐した。
 自身の吐瀉物の飛沫でズボンの膝が汚れたも、ランディーは痙攣し続ける胃の中のものを全て、ビシャビシャと吐き続けた。



「――ランディー! 何があったんだ?!」
 エルドレッドだ。
 ゼエゼエと肩を上下させるランディーの背に、息せき切った彼の声が飛んできた。

 エルドレッドの瞼や髪の状態、服のよれ具合からして、彼はおそらくほんの少し前まで眠っていたのだろう。
 夢の中にいた彼は、この血塗られた海賊船の甲板で繰り広げられていた悪夢から発されし獣たちの声によって目を覚まし、何事か?!と、駆け上がってきたのだ。

「ア、アイザックが……!」
 目に涙を滲ませたランディーはこれ以上、続けることはできなかった。
 しかし、ランディーが言葉を続けられなくとも、エルドレッドには甲板にて”繰り広げられていた悪夢”の概要を、その一言で理解したらしかった。



 ――と、そこで”全てが止まった”。
 苦々しい顔をしたエルドレッドも、そして、アイザックを飲み込んでいった穏やかな波の音も、全てがピタリと止まった。

 制止と静寂。
 そして、ランディーの内側から、またしても波の音が聞こえてきた。
 その波は、激しく渦巻きながら、夢の中においても”何もできなかった、誰も助けられなかったランディーを苛むように”彼の内側から迫り来ていた。
 ”それ”から逃げることなどできないとランディーは、もう散々なまでに分かっていた。

 そう、またもやランディーと渦巻く波との距離は縮まっていき、瞬く間に彼を飲み込んでいった。


――助けて……助けてくれ……!

 冷たい。
 息が苦しい。
 左脚の傷がことさらに脈打っている。

 暗く冷たい海のなか、光すら差し込むことはないであろう頭上へと向かって、ランディーは両腕を伸ばしもがいた。
 けれども、誰も助けてくれやしない……!
 神ですら助けてくれやしないだろう。いや、神だからこそか。自分は”救いや安らかな眠りなど”許されない人間なのだ。

 たった1人の罪なき少女を救えなかったばかりか、自分が彼女を惨たらしい死へと追いやってしまったのだから。
 ”奴ら”が共食いまでする獣たちだと分かっていながら、ずっとその獣たちとともに行動することを”自身が選択していた”のだから。
 この両の瞳で海の彼方まで見渡して、”奴ら”に船の姿を――”奴ら”が獲物として狙いを定めることを分かっていたにもかかわらず、”奴ら”に知らせていたのだから……


「!!!」

 しかし、もがき続けるランディーの頭上より光がパアッと差し込んできた。
 身も凍えるほどに冷たい暗黒の海において、生じたその”希望の光”はあたたかかった。
 まばゆい希望の光。
 そして、あたたかでどこか懐かしい希望の光に全身を包まれゆくランディーの両手が、それぞれガシッと掴まれた。

――……ルーク! ディラン!

 なんと、ランディーの両手をそれぞれ掴んでくれたのは、他でもないルークとディランであった。
 数年前、袂を分かった時のままの姿のルークとディラン。
 希望の光と、2人の友のあたたかな手。
 ランディーの目には、涙が滲み始めた……


※※※


 幾重にも渦巻く悪夢より、ルークとディランの手によって引き上げられたランディーは、”鉄格子の中の現実”へと戻って来た。

 目尻よりこぼれる寸前であった涙を、汗で湿った人差し指でぬぐったランディー。
 夢は恐ろしく、そして哀しかった。
 ルークとディランが自分を救い出してくれたも、あの夢の中の彼らは”自身の願望が創り出したもの”でしかないと。

 もう自分などルークやディランに友達とは思ってもらえないだろう。
 今のこの状況は、単なる喧嘩や仲違いなどとは明らかに違う。彼らと元通りの関係になれるはずなどないし、そんなことを”望んじゃいけない”。

 この手で誰一人殺していなくても、自分はあいつらとは違うと思っていても、自分は海賊であるのだ。
 エマヌエーレ国へと向かっているらしいこの船を下りた後、自分も、同じく捕らえられているらしいレナートも、エマヌエーレ国の衛所へと”ペイン海賊団の一員”として、引き渡されるはずだ。
 そこで待っているのは、この船における取り調べ以上に厳しいものであるかもしれない。やや拷問めいた自白の強要だって受けるかもしれない。
 そして、最期は火炙りか、斬首か、絞首刑か?
 法の裁きによる「死」で、ランディー・デレク・モットとレナート・ヴァンニ・ムーロの物語も終わりを迎えることになるのだ……


 突然、ランディーのお腹がキュウと鳴った。
 積み重ねてきた罪に、誰も救えなかった心の傷に、裁きを受ける恐怖に、涙を堪え唇を噛みしめていたランディーであったも、生者である彼の体は空腹を訴え始めた。

 アドリアナ王国の兵士たちに捕らえられてからというもの、ランディーは碌に水も食べ物も与えられていなかった……となんてことはなく、食事はきちんと提供されていた。
 なお、より正確に言うなら、ペイン海賊団の本船にいた頃より、健康的な食生活となっていたともいえるであろう。
 17才とまさに体の基礎を構築する年頃であるのに、ペイン海賊団においては食事の時間なども定まっていなかった。めいめい腹が減ったら適当に食べるか、襲撃後、勝利の美酒に酔いしれる宴会に夜通し(ランディー自身は肉や酒の補充係として)付き合わされていたのだ。

 今まで自分が身を置いていたところが修羅の世界なら、現在の”ここ”は優しすぎるほどの世界だ。
 身分なき平民であるうえに極悪人である自分にも、人権なるものをアドリアナ王国側は与えてくれている。
 別の鉄格子の中にいるであろうレナートだって、自分と同じく食事を与えられなかったり、拷問を受けたりなんてことは”絶対にない”はずだ。
 気性の荒いレナートのことだから、負け知らずであったペイン海賊団も、そして自分自身も、捕らわれの身となってしまった”屈辱”に暴れて毒を吐きまくっているかもしれないが……


 思い出すと、”実際にアイザックが殺された後”、ランディーは何日も眠れなくなり食事すら満足にとれなくなっていた。
 しかし、そんなランディーの様子を見たジムが「俺たちを怒らせたあいつが悪いんじゃねえか。”終わったこと”をいつまでも引きずんじゃねえよ」と言い放ったのだ。

 あの夜までは確かに同じ船に乗っていた仲間であったアイザックに大勢対1でのリンチを加え、殺害する事態になるほどの喧嘩の原因については、結局うやむやのままだ。
 酒の席でなければ、ああもヒートアップし一方的な惨たらしい殺戮になるほどの原因ではなかったのかもしれない。お互い様ではあるだろうが、相手に対する小さな鬱憤がたまりにたまって爆発し、ぶつかり合って腹の内を吐き出しただけで終わった話であったかもしれない。

  
 そして、ペイン海賊団の構成員が”襲撃時ではなく”平常時に”1人いなくなったという事実に、親方セシル・ペイン・マイルズも絶対に気づいていた。気づかないはずなどなかった。
 しかし、親方は”姿が見えなくなった”アイザックのことを口に出すこともなく、ジムやルイージに問うこともなかった。
 まるで、アイザックという名のまだ少年であったころより自分の下で働いていた青年は最初からいなかった者であると”自分の中で処理した”としか思えなかった。
 あのリンチ事件の夜の親方は、エルドレッドのように甲板から聞こえている怒声や罵声によって目を覚ますことなく、酔っぱらったまま寝ていたのかもしれない。いや、もしかしたら、甲板でただならぬ事態が発生していることを察したのやもしれないが「好きにやらせとくか」と”見て見ぬふりをすること”を選択したのだと……


 しかし、ランディー自身も、ずっと”見て見ぬふりをしたまま”ペイン海賊団の船に乗っていたのだ。
 これから、おそらく早くて数か月、遅くて数年以内に、法の裁きによる「死」を、ランディーは迎えるであろう。だが、こうなってよかったのかもしれないと、彼は思い始めていた。
 残された時間で自分にできることは、ペイン海賊団が重ねてきた罪を、襲撃時の海域、気候、犠牲者となった船の規模や紋章等、記憶を全て洗い出し供述することだ。
 海にて行方不明、遭難の可能性あり、とされている被害者たちが大勢いるはずだ。そして、わずかな望みを抱いて、帰りを待ち続けている”遺族”たちも。
 名前すら知ることもなかった、あの美しい少女の父親は殺害されているも、母や姉たちはおそらく裏娼館へと間違いなく売られている。末娘、末妹の最期を彼女たちに知らせるのは、酷なことだ。しかし、”何も分からないまま”であるよりは、まだわずかな救いとなるかもしれない。

 おぞましい数多の罪の供述、ペイン海賊団の息がかかっていると思われる”裏娼館”の名についての供述、そして、何より……ペイン海賊団の内部についての情報をも、全て話すつもりだ。
 親方らしいことをしていない親方セシル・ペイン・マイルズ、実質的なリーダー格のジェームス・ハーヴェイ・アトキンスとルイージ・ビル・オルコット、奴らの下に続く構成員たち。
 そして、何より……何が目的でペイン海賊団を支援しているのか分からない”魔導士クリスティーナ”についても……


 その時であった。
「!!!」
 鉄格子の向こうより、通路より聞こえてきた足音に、ランディーは飛びあがった。

――まさか……クリスティーナ?
 
 普通の人間なら、敵の船内にはやすやすと忍び込めやしない。しかし、クリスティーナは魔導士だ。あいつはいつも、空間を飛び越えて”突然に”、クッキーならパイやらなんやらを手土産にペイン海賊団の本船に出現していた。
 ランディーは、魔導士についての詳しい能力(そもそも人によって違うし、かなりの力の差による開きもあるみたいだが)は分からない。
 だが、あいつらはひょっとしたら、人の心を読めるのかもしれない!
 ペイン海賊団の罪を洗いざらい供述するという自分の心を読み、”口封じ”にやってきたのではと――


 けれども、鉄格子の前に姿を見せた者は――それも、ランディーのために食事を運んできてくれた者は、ランディーの予測とは違っていた。
 年齢は20代半ばぐらいで、目の下に隈ができ、頬がこけていることは抜きにしても、いかにもインテリっぽい雰囲気のスラリとした男性だ。
 ランディーは、この男性の名前こそ知らないが、彼はどうやらこの船の船医であるらしかった。

 船医といえば、穏やかな風貌の中年男性を真っ先に思い浮かべてしまうランディーであったし、ペイン海賊団が今までに襲撃した船にいた船医だって、おそらくそういったタイプの船医が大半であっただろう。
 だが、この船医はどう見てもまだ20代であり、アドリアナ王国あげての船出に選ばれるほどの人物だから、家柄も良く、相当に優秀な頭脳の持ち主なのは間違いない。
 でも、ランディーはこの船医が知的であることは顔つきから分かるが、どこか狡猾さが滲み出ており、身なりもこざっぱりと清潔ではあるも、どこかだらしなさも滲み出ていていることを、肌で感じずにはいられなかった。


※※※


 船医ハドリー・フィル・ガイガーが、海賊ランディー・デレク・モットの元へと食事を運んだ。
 しかし、本来なら、その食事をランディーの元へと運ぼうとしていたのはレイナであった。
 そう、レイナと女性蔑視の船医ガイガーの間には、またもや一悶着が起きていた。

 さらに言うなら、別の鉄格子の中で屈辱の炎に身もだえする海賊レナート・ヴァンニ・ムーロの元へと食事を運んでいったダニエル・コーディ・ホワイトとの間にも、またもや諍いの火種が灯されていたのだ。
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