50 / 64
⑤
しおりを挟む
⑤美月は心配しないように家に電話をして買い物をして帰ることを伝えた。太陽君も星奈ちゃんも危険なことはせずに、自分のことは自分でできるようになっているが、お母さんの鬱病は、良くなったり悪くなったりと繰り返しで、太陽君や星奈ちゃんよりも心配している。でも、翔君と一緒にいておしゃべりをしていると忘れられて笑顔や笑い声を出して楽しい一時があるのだ。
「お兄ちゃん、お客さん、あっ、美月お姉さん、お母さんが家に入れたらだめだって言っていたよ」
「大丈夫! お母さんと話は付いているから・・・・」
「美月お姉ちゃん、体操部で上手なんでしょ、制服でもいいから見せてよ」
美月は制服の下にレオタードを着ていたので、制服では技ができないので脱いだ。妹は、スマホを持って撮り始めた。
「すごいね、お姉ちゃん、かっこいいよ~足が、すごい開くんだね、片足上げて手で持って見て~」
「わぁぁぁ~すごい~すごい~・・・・・・・・お兄ちゃんも、手伝って上げて~~~」
「美月さんは自分でできるよ、おい、体操を見るのは終わりでいいだろう、もう、あっちへ行ってくれるかな」
妹は不服そうにして美月の腕にしがみ付いた。
「翔君、妹さんもいいでしょ、一緒にいても、私、もっと、妹さんと仲良くなりたい」
妹が弘子に情報を送っていることを知っている翔は慎重に行動しているが、弘子がどこを加工して悪用するかわからないので、妹には部屋から出て行ってほしかった。
妹が翔のベッドの上でトランポリンのように跳びはねた。
「美月お姉ちゃん、お兄ちゃんね、ベッドの下に嫌らしいものを隠しているかも知れないよ、ほら、こことか・・・」
「ばか、やめろ、そこを見るな」
「お姉ちゃん、来て見て」
「えっ、でも、お姉ちゃんに関係してるから」
美月は翔君のベッドに乗って枕の下を見て驚いた。翔も慌ててベッドに乗って取り返そうとする。妹は、そんな二人にかけ布団をかけた。
美月が手にしたのは、取材などで美月が演技している写真だった。布団から顔を出して写真を見ている所を妹は、二人に気付かれないように何枚も写真に撮った。あたかも、二人が一つのベッドに寝ていたかのようだ。
妹は、さらに足の方をめくって二人の足や、二人が中途半端に布団を掛けてカメラ視線を向けている所など、弘子にとっては面白い写真になるであろうものが、たくさん撮れたのだ。
「あっ、お母さんが帰ってきた。ねえ、お兄ちゃん、急いで二人でベッドに寝て、美月お姉ちゃんは、顔も布団の中に入れて隠れて、早く!!!」
二人は、あわてて考える間もなく、妹に従ってしまった。
美月は、レオタードのままなので、翔が触れるとすべすべしていた。一見せる為に抱き合う形で、美月は顔が隠れている。 そして、美月はなるべく翔とくっついた。
「お母さん、お帰りなさい」
「お兄ちゃんと、いい子にしてた」
「うん、でも、お兄ちゃん、今、ベッドで美月お姉ちゃんと、変な声出してエッチなことしてるよ」
「えぇええええええええ~翔! 賭け布団をとりなさい! 」
「違う! お母さん、信じて、僕は・・・・・・」
妹は、すべて弘子から言われた通りに動いていた。
「お兄ちゃん、お客さん、あっ、美月お姉さん、お母さんが家に入れたらだめだって言っていたよ」
「大丈夫! お母さんと話は付いているから・・・・」
「美月お姉ちゃん、体操部で上手なんでしょ、制服でもいいから見せてよ」
美月は制服の下にレオタードを着ていたので、制服では技ができないので脱いだ。妹は、スマホを持って撮り始めた。
「すごいね、お姉ちゃん、かっこいいよ~足が、すごい開くんだね、片足上げて手で持って見て~」
「わぁぁぁ~すごい~すごい~・・・・・・・・お兄ちゃんも、手伝って上げて~~~」
「美月さんは自分でできるよ、おい、体操を見るのは終わりでいいだろう、もう、あっちへ行ってくれるかな」
妹は不服そうにして美月の腕にしがみ付いた。
「翔君、妹さんもいいでしょ、一緒にいても、私、もっと、妹さんと仲良くなりたい」
妹が弘子に情報を送っていることを知っている翔は慎重に行動しているが、弘子がどこを加工して悪用するかわからないので、妹には部屋から出て行ってほしかった。
妹が翔のベッドの上でトランポリンのように跳びはねた。
「美月お姉ちゃん、お兄ちゃんね、ベッドの下に嫌らしいものを隠しているかも知れないよ、ほら、こことか・・・」
「ばか、やめろ、そこを見るな」
「お姉ちゃん、来て見て」
「えっ、でも、お姉ちゃんに関係してるから」
美月は翔君のベッドに乗って枕の下を見て驚いた。翔も慌ててベッドに乗って取り返そうとする。妹は、そんな二人にかけ布団をかけた。
美月が手にしたのは、取材などで美月が演技している写真だった。布団から顔を出して写真を見ている所を妹は、二人に気付かれないように何枚も写真に撮った。あたかも、二人が一つのベッドに寝ていたかのようだ。
妹は、さらに足の方をめくって二人の足や、二人が中途半端に布団を掛けてカメラ視線を向けている所など、弘子にとっては面白い写真になるであろうものが、たくさん撮れたのだ。
「あっ、お母さんが帰ってきた。ねえ、お兄ちゃん、急いで二人でベッドに寝て、美月お姉ちゃんは、顔も布団の中に入れて隠れて、早く!!!」
二人は、あわてて考える間もなく、妹に従ってしまった。
美月は、レオタードのままなので、翔が触れるとすべすべしていた。一見せる為に抱き合う形で、美月は顔が隠れている。 そして、美月はなるべく翔とくっついた。
「お母さん、お帰りなさい」
「お兄ちゃんと、いい子にしてた」
「うん、でも、お兄ちゃん、今、ベッドで美月お姉ちゃんと、変な声出してエッチなことしてるよ」
「えぇええええええええ~翔! 賭け布団をとりなさい! 」
「違う! お母さん、信じて、僕は・・・・・・」
妹は、すべて弘子から言われた通りに動いていた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
釣りガールレッドブルマ(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
高校2年生の美咲は釣りが好きで、磯釣りでは、大会ユニホームのレーシングブルマをはいていく。ブルーブルマとホワイトブルマーと出会い、釣りを楽しんでいたある日、海の魔を狩る戦士になったのだ。海魔を人知れず退治していくが、弱点は自分の履いているブルマだった。レッドブルマを履いている時だけ、力を発揮出きるのだ!
イケメン男子とドキドキ同居!? ~ぽっちゃりさんの学園リデビュー計画~
友野紅子
児童書・童話
ぽっちゃりヒロインがイケメン男子と同居しながらダイエットして綺麗になって、学園リデビューと恋、さらには将来の夢までゲットする成長の物語。
全編通し、基本的にドタバタのラブコメディ。時々、シリアス。
トウシューズにはキャラメルひとつぶ
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
児童書・童話
白鳥 莉瀬(しらとり りぜ)はバレエが大好きな中学一年生。
小学四年生からバレエを習いはじめたのでほかの子よりずいぶん遅いスタートであったが、持ち前の前向きさと努力で同い年の子たちより下のクラスであるものの、着実に実力をつけていっている。
あるとき、ひょんなことからバレエ教室の先生である、乙津(おつ)先生の息子で中学二年生の乙津 隼斗(おつ はやと)と知り合いになる。
隼斗は陸上部に所属しており、一位を取ることより自分の実力を磨くことのほうが好きな性格。
莉瀬は自分と似ている部分を見いだして、隼斗と仲良くなると共に、だんだん惹かれていく。
バレエと陸上、打ちこむことは違っても、頑張る姿が好きだから。
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
スペクターズ・ガーデンにようこそ
一花カナウ
児童書・童話
結衣には【スペクター】と呼ばれる奇妙な隣人たちの姿が見えている。
そんな秘密をきっかけに友だちになった葉子は結衣にとって一番の親友で、とっても大好きで憧れの存在だ。
しかし、中学二年に上がりクラスが分かれてしまったのをきっかけに、二人の関係が変わり始める……。
なお、当作品はhttps://ncode.syosetu.com/n2504t/ を大幅に改稿したものになります。
改稿版はアルファポリスでの公開後にカクヨム、ノベルアップ+でも公開します。
【総集編】日本昔話 パロディ短編集
Grisly
児童書・童話
⭐︎登録お願いします。
今まで発表した
日本昔ばなしの短編集を、再放送致します。
朝ドラの総集編のような物です笑
読みやすくなっているので、
⭐︎登録して、何度もお読み下さい。
読んだ方も、読んでない方も、
新しい発見があるはず!
是非お楽しみ下さい😄
⭐︎登録、コメント待ってます。
【完】ことうの怪物いっか ~夏休みに親子で漂流したのは怪物島!? 吸血鬼と人造人間に育てられた女の子を救出せよ! ~
丹斗大巴
児童書・童話
どきどきヒヤヒヤの夏休み!小学生とその両親が流れ着いたのは、モンスターの住む孤島!?
*☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆*
夏休み、家族で出掛けた先でクルーザーが転覆し、漂流した青山親子の3人。とある島に流れ着くと、古風で顔色の悪い外国人と、大怪我を負ったという気味の悪い執事、そしてあどけない少女が住んでいた。なんと、彼らの正体は吸血鬼と、その吸血鬼に作られた人造人間! 人間の少女を救い出し、無事に島から脱出できるのか……!?
*☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆*
家族のきずなと種を超えた友情の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる