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2 狩られる魔法美少女戦士シャルム ①
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2 狩られる魔法美少女戦士シャルム
①屋上で一人ランチをしていた、生徒会長水上葵のよころに、編入学当日校門で、さらに、教室でも揉めていた王性司がやってきた。狙っていても隙を見せない水上葵をずっと狙っていた。
「生徒会長さん、お友達いないから一人でお昼をここで食べていて、おさみしいでしょう、この俺が、隣で一緒に食べてやろうか」
水上葵は、いつ、怪人や魔人が出て来るかわからないので、一人で過ごすようにしているのだ。さみしいというより、安全。安心な日々が過ごせていることを喜びながら一人で行動している。特に、屋上でのランチは、景色を見てなごみ、最高の時間だった。
「王君、余計なお世話、変なことをしたら、この屋上から落とすわよ」
「怖いことを平気で言うやつだな、そんなことを言わずに一緒に食べようぜ」
魔界の王子は、いつでも媚薬や、その他の薬を持っている。だから、水上葵に隙があれば入れることができるのだ。王性司は、水上葵の隣に座り、弁当箱を開いた、弁当箱を開いた時のにおいだけでも嗅がせようとしている。これにも仕掛けがあるからだ。
「ごちそうさまでした」
水上葵は、王性司を強く睨みつけて、その場を立ち上がった。
「後で見にくるけど、もし、ゴミが落ちていたら先生と一緒に王君を呼び出して拾ってもらうから、よごさないようにね」
言うだけ言って、水上葵は立ち去った。
「あのクソ生意気な人間の女め、魔法美少女戦士シャルムを倒した後は、あいつだ、絶対、許さん!!いや、もしかしたら、あいつが魔法美少女戦士シャルムではないのか、試してみよう」
王子は、学校の校庭に怪人を出現させて水上葵が教室から出て行ったら追いかけることにした。事件は授業中に起こした。
「全校生徒のみなさん、校庭に怪人が出現しました、先生の指示に従って避難してください」
王性司は、水上葵を尾行した。すると、みんなと一緒に避難していたのだ。
「全校生徒のみなさん、落ち着いてください、魔法美少女戦士シャルムが怪人と対峙しています」
魔法美少女戦士シャルムが、怪人から遠く離れて出てきた。
「悪は、この魔法美少女戦士シャルムが許しません!」
「出たな、魔法美少女戦士シャルム、まんまとおびき出されおって、馬鹿め!」
「シャルムローリングフラッシュで、お前は爆発します、何か言い残すことはありますか!」
「ふん、これでおまえの正体がわかったから、おれの役目はここまでだ」
怪人は、去って行った。魔法美少女戦士シャルムも、それを見届けると去って行った。
王性司の水上葵が魔法美少女戦士シャルムだという見当ははずれた。王性司が水上葵を見ている所で魔法美少女戦士シャルムは怪人と対峙したのだ。
「いったい、だれが、魔法美少女戦士シャルムなんだ! また、振り出しじゃないか!」
王性司は悔しがったが、それには裏があった。学校に怪人が出現した時には、怪人に近寄らないようにして魔法美少女戦士シャルムの姿で学校を守ってほしいと、スーツアクターのバイトを水上葵は頼んであったのだ。それは、魔法美少女戦士シャルムの正体がばれないためでもあった。
「学校に怪人が出たということは、この学校に魔界のスパイが進入しているということね」
あたまの良い水上葵は察しがついた。それなら、そのスパイをおびき出して、魔王の居場所を聞き出してやる。
①屋上で一人ランチをしていた、生徒会長水上葵のよころに、編入学当日校門で、さらに、教室でも揉めていた王性司がやってきた。狙っていても隙を見せない水上葵をずっと狙っていた。
「生徒会長さん、お友達いないから一人でお昼をここで食べていて、おさみしいでしょう、この俺が、隣で一緒に食べてやろうか」
水上葵は、いつ、怪人や魔人が出て来るかわからないので、一人で過ごすようにしているのだ。さみしいというより、安全。安心な日々が過ごせていることを喜びながら一人で行動している。特に、屋上でのランチは、景色を見てなごみ、最高の時間だった。
「王君、余計なお世話、変なことをしたら、この屋上から落とすわよ」
「怖いことを平気で言うやつだな、そんなことを言わずに一緒に食べようぜ」
魔界の王子は、いつでも媚薬や、その他の薬を持っている。だから、水上葵に隙があれば入れることができるのだ。王性司は、水上葵の隣に座り、弁当箱を開いた、弁当箱を開いた時のにおいだけでも嗅がせようとしている。これにも仕掛けがあるからだ。
「ごちそうさまでした」
水上葵は、王性司を強く睨みつけて、その場を立ち上がった。
「後で見にくるけど、もし、ゴミが落ちていたら先生と一緒に王君を呼び出して拾ってもらうから、よごさないようにね」
言うだけ言って、水上葵は立ち去った。
「あのクソ生意気な人間の女め、魔法美少女戦士シャルムを倒した後は、あいつだ、絶対、許さん!!いや、もしかしたら、あいつが魔法美少女戦士シャルムではないのか、試してみよう」
王子は、学校の校庭に怪人を出現させて水上葵が教室から出て行ったら追いかけることにした。事件は授業中に起こした。
「全校生徒のみなさん、校庭に怪人が出現しました、先生の指示に従って避難してください」
王性司は、水上葵を尾行した。すると、みんなと一緒に避難していたのだ。
「全校生徒のみなさん、落ち着いてください、魔法美少女戦士シャルムが怪人と対峙しています」
魔法美少女戦士シャルムが、怪人から遠く離れて出てきた。
「悪は、この魔法美少女戦士シャルムが許しません!」
「出たな、魔法美少女戦士シャルム、まんまとおびき出されおって、馬鹿め!」
「シャルムローリングフラッシュで、お前は爆発します、何か言い残すことはありますか!」
「ふん、これでおまえの正体がわかったから、おれの役目はここまでだ」
怪人は、去って行った。魔法美少女戦士シャルムも、それを見届けると去って行った。
王性司の水上葵が魔法美少女戦士シャルムだという見当ははずれた。王性司が水上葵を見ている所で魔法美少女戦士シャルムは怪人と対峙したのだ。
「いったい、だれが、魔法美少女戦士シャルムなんだ! また、振り出しじゃないか!」
王性司は悔しがったが、それには裏があった。学校に怪人が出現した時には、怪人に近寄らないようにして魔法美少女戦士シャルムの姿で学校を守ってほしいと、スーツアクターのバイトを水上葵は頼んであったのだ。それは、魔法美少女戦士シャルムの正体がばれないためでもあった。
「学校に怪人が出たということは、この学校に魔界のスパイが進入しているということね」
あたまの良い水上葵は察しがついた。それなら、そのスパイをおびき出して、魔王の居場所を聞き出してやる。
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