新・三国志

第１章 黎明編

第１章 第１節 黎明編 その３

新・三国志　第１章　黎明編　その３　

和帝(龍完周は秦王劉星玄の一族で時間工作員)の改革は順調に進んだ、未来から一緒に来たのは５百名ほどで充分に工作できる人数である。外威で有力な諸侯数十名を更迭し、自領での蟄居を命じた。 

一族から４名の副帝北帝劉安歩、西帝劉荘可、東帝劉新位、南帝劉応巨を選んだ。 

現在生存する若手の劉氏の中から各種の試験を受けさせ、最も優秀な者４名を４王国の国王に据える。燕王劉宗、宋王劉殿、呉王劉名、涼王劉択となる。 

正帝と副帝の５名は任期３０年とし、１０代先までタイムスリープがセットされた。 

和帝は長安と洛陽周辺に漢帝国の直轄領をかなり広く設けて、広大な地下基地を建設した。ここには銀河級のマザーPCが設置され東アジアを守る中心基地となる。 

雍州周辺は強力な物理・魔法シールドを発生させ人の移動がほぼ街道沿い以外は出来なくなっていた。程無くして雍州の殆どの土地は皇帝の直轄領となる。 

現在地球の赤道ベルト上空には銀河のオリオン腕を支配するゴーグル侯国よりの１６基の直径１００キロ前後の防衛要塞が配置されて、北極方面には攻撃要塞８基がある。 

更に侯国より１千隻の艦隊が土星衛星周辺に基地を作り駐屯していた。地球星系の守りは完全だった。 

４名の王の任期は１０年で次の者は現状の実績により選出される。王になる者は各地の太守か刺史、校尉や将軍などから選ばれる事が多い。

太守となった者たちは次に各省の長官か２０名の補佐官、辺境王の文官などが次の職務となり、希望と適性を見て任命される。各地の州都を守る都護将軍という役職も出来た。 

又漢帝国内では金貨や銀貨、銅銭ではなく新たに現在では複製が不可能な紙幣を国庫の金の量と同等に発行され、流通を簡素化した。 

ただ大量の紙幣発行はインフレを招くので紙幣量は国庫の財産と均等以上は特例以外では発行できない法律も作られ、刑罰も設けられていた。 

又金貨や銀貨の代わりに銅貨を改変したコインが作られ流通するようになる。 

新たな国の仕組みも人材が無ければ運用ができない、急速な幼年学校(皇室用と民間用)の２種類の建物の建設が急がれ、それに伴う講師の育成も異常な速度を持って行われる。 

和帝はこれらを周りの人々と協議しながら作って来た。勿論未来の優秀な配下たちが推薦登用され、その実力を如何なく発揮することは言うまでもない。 

最初から漢帝国の大胆な改革から話が始まるので吃驚された方も多いでしょう。 

どんなに優れた人々たちが国の運営を行っても100年も生きれない人類がやる事には如何しても限界がある。 

この世界では超古代に善と悪の象徴的な者達の戦いが善成る者が勝利を収めた世界です。 

更に悪なる者たちは姿を変えて手を変えて宇宙を支配する為に多く出てきす。

ミュール連邦と言うのは善成る者の後継者達の一つで彼らは数十万年戦っていた。 

この物語ではミュール連邦は3回も主星を破壊され其の度に引っ越しをした国です。 

其れだけ激戦の中国家が滅亡しそうな戦いで何とか生き残っている国です。 

ミュール連邦の興亡もお話の一つで考えています。 

和帝の改革は順調に進展し後継者たる正帝劉教班が後を引き継ぎ、劉備が出現する時代以降も続いていく。