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一章
記憶
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気がつくと、見慣れない白い天井があった。
状況が把握できず、広翔はゆっくり上半身を起こす。
「……カーテン?」
目の前はカーテンで見えないようになっている。
だいたいの予測はできた。
「保健室か」
だが、何故自分が保健室に来たのかは全く思い出せない。
教室に行って、胡桃に会って、騒ぎが起きて·····──。
思い出そうとしていると、シャッと目の前のカーテンが開けられた。
「あら、起きてる。気分は?」
赤い口紅の美人がツカツカと寄ってくる。
「えと、なんで、俺ここに·····」
「ん?覚えてないの?葛西君、胡桃ちゃんの目の前でぶっ倒れたのよ」
覚えていない。
広翔は意識を手放す数分の出来事を思い出そうとしたが、靄がかかったように何一つ思い出せなかった。
「覚えて、ない、です」
「そう。まぁ、よくある事だからあまり気にしない事ね」
安心させるように、美人はにかっと笑った。
「私は保健医の今井穂花。家が胡桃ちゃんの近所なのよ」
「雨水さんの」
「まぁ、軽い貧血でしょうからゆっくり休んでね」
そう言うなりカーテンをまた閉めた。
言われるがまま、広翔はゆっくりと意識を手放した。
***
「葛西君、だいじょぶ?」
温かい緑茶を手に、胡桃は心配そうに穂花を見上げる。
「ええ。安静にしとけば、何の問題もないわ。……ところで、葛西君が倒れたのは胡桃ちゃんが火事のことを話し出した時?」
「え?うん。そうよ」
それがどうしたの、とでも言いたげに胡桃は眉をひそめる。
「葛西君が倒れたのは、貧血じゃなくて、フラッシュバックによるものよ 」
「フラッシュバック?」
訳が分からない、と首を傾げる。
穂花は少し言い淀み「あなただから、話すことだからね。胡桃ちゃんは少なからず関係しているから」と前置きし、ゆっくり話し始めた。
「葛西君は、記憶の一部分がごっそり抜けているのよ。……あの、火事のことも。お姉さんのことも。そして、あなたのことも。幼い頃の記憶を、ほとんど今は覚えていないのよ」
「え、なんで、そんなことわかるのよ」
胡桃は微かに手を震わせている。
ショックを隠しきれていなかった。
穂花はため息混じりに白状した。
「葛西君の叔父夫婦から、話がきてるのよ。……ないと思っていたんだけど、まさかあなた達が知り合いとは·····。くれぐれも、あなたのお姉さんには、会わせないようにしないとね·····。」
「え、義姉さん?なんで?義姉さんこそ関係ないじゃん。」
「関係大ありよ。あなたのお義姉さんは──……」
穂花の告げた事実に、胡桃は声が出せなかった。
***
広翔が再び目を覚ました時には、もう夕方だった。
「あ、やっと起きた。早く帰んなさい。君以外の生徒はみんな帰っちゃったわよ」
と言われたので、広翔は鞄を取りに教室へ行った。
教室の机は真っ赤な夕日に照らされ、オレンジ色に光っていた。その教室には広翔の鞄と、机の上に小さなメモ書きが置いてあった。
「先に帰ってるからなー」
という璃久からのメッセージだった。
気にかけてくれたことを少し嬉しく思い、笑みをこぼす。
よく見ると、メモ書きの下に付箋が貼ってあった。
「体調は大丈夫ですか?これからよろしくね」
差出人は書かれていなかった。
倒れたのは胡桃以外は知らないはずだ。
──……いや。もしかしたら、雨水の悲鳴で事が大きくなってたり……。
「悪いことしたなぁ」
誰に言うでもなく呟いた。
目の前でいきなり倒れてしまったため、誰が運んでくれたのかも、彼女がどんな顔をしていたかも覚えていない。
しかし、一番気になっているのは、記憶の彼方の存在のことだ。
白い帽子の似合う、華奢な体の持ち主。
その子を思い出そうとすると頭が裂けそうになる。以前から、そうだった。たまに夢に出てくるくせに、その存在を考えることは許されない。
──考えるな。
大丈夫だ。今まで思い出さなくても普通に生きていけたのだから。考えるな。
ただ、広翔の本能がそう告げていた。
「……帰るか」
鞄を持ち、ゆっくりと家路を歩いた。
***
「久しぶり。雨水さん」
胡桃が教室に戻ると、璃久だけが残っていた。
「さん付けやめて。違和感しかない。·····変わらないね、渡辺君は」
「そう言う雨水はすっかり変わったな」
璃久はそう言いながら胡桃に歩み寄る。
「帰り道は同じ方向なんだろ?帰ろうぜ」
「なんでよ。誤解されたら嫌なんだけど」
胡桃は心底嫌そうに顔をしかめる。
「まぁそう言うなって。話したいことがあるから」
昼間とは打って変わって、真剣味のある表情で言った。
「……わかった」
頷く胡桃に微笑みかけ、璃久はサラサラと付箋にメモを書き、机に貼った。
胡桃は無言でそれに倣った。
その数分後、二人は少し距離を置いて歩き出した。
「穂花さんに、聞いた」
切り出したのは胡桃だった。
道路脇を並んで歩きながら、小さな声で保健室での出来事を簡単に説明した。
「ふーん」
璃久はそう言っただけだった。
「何よ、驚かないわけ」
「あのな、こちとら何年あいつと一緒にいると思ってんだよ」
「そういえば、なんで渡辺君はずっと葛西君と同じ学校なの?」
だって、葛西君は引っ越したんでしょう、とは言わなかった。
璃久は何も答えなかった。
胡桃は何も言わず答えるのを待った。
やがて諦めたように息を吐き、
「親友が大変なことになってたんだ。いてもたってもいられなかった。母さんたちも同じだ。ウチの母さんと父さんは、広翔の家族と昔から付き合いがあったんだ。だからウチは家族ぐるみで仲が良かったから、引っ越したんだ」
「……なにもそこまで」
しなくても、と言おうとする胡桃の言葉を遮り、
「親友っつーより、もはや家族同然だったんだ。家族を見放すやつは、俺らの中にいないよ」
璃久はキッパリと言い切った。
「そう」
とだけ答え、胡桃は前を向いた。
「で、何、穂花さんだっけ。その人に言われたかもだけど、事件のこと、広翔の前で話すなよ」
「言わないよ……。てか、言えないって」
「穂花さんて人は、幼少期のことを覚えてないって言ったらしいけど、少し違う」
「え?」
困惑気味に璃久を仰ぎ見ると、璃久は歩みを止め、真っ直ぐに胡桃を見た。
「あいつの中で、姉の存在が無かったことになってる」
璃久の言葉に胡桃は絶句した。
「なんで」
かろうじて、それだけが言葉として出てきた。
「それは俺にもわからない。ただ、これだけは言える」
──広翔が葛西春海を思い出したら、あいつの精神はぶっ壊れる可能性があるってこと。
***
家に帰ると、バタバタと足音が響いた。
「ヒロ君倒れたって本当!?」
駆け寄ってきた広翔の叔母である葛西結芽が、広翔の肩をがしっと掴み詰め寄った。
「大丈夫なの?何か、何か変なこととか起きてない?」
結芽の顔は険しく、真剣そのものだった。
「大丈夫だよ、結芽さん。相変わらず心配性過ぎるよ」
と苦笑を滲ませると、
「そうね」
結芽はゆっくり手を離し微笑んだ。
「ちょっと、過保護だね。でも本当に心配したのよ」
「ごめんて。軽い貧血だから。ほら、前もあったじゃん」
なおも心配そうな表情の結芽に「あ。夕飯何?いい匂い」と話題を無理やり反らす。
結芽は何か言おうとしたが、口をつぐみ、
「筑前煮。好きでしょ?いっぱい食べて栄養つけて、早く元気になってね」
と微笑した。
その日の夜、広翔は叔母の言葉を反芻していた。
──何か、変なこととか……。
以前にも、叔母が同じ台詞を言ったのを思い出す。
中学生のとき、体育館のステージから落ちて頭を強打したとき。
その時の記憶もほとんど無かったのだが、叔母が涙目で尋ねてきた。
「何か思い出した!?変なこととか……っ起きてない?」
──何か思い出した!?
叔母はそう言ってしまったことを後悔した素振りを見せた。
この時の叔母の表情と発言で解った。
──自分には眠っている記憶がある。
そしてそれはきっと、小さな記憶ではないこと。
思い出してはならないということ。
そして、もう一つ。
この自分の記憶は、自分の両親の死に関係しているということ。
三つ目はあくまで憶測なのだが、妙に確信が持てた。
「……どれが正解なんだ」
思い出すべきか、忘れるべきか。気にしないべきか。
今の広翔には決心できない問題であった。
状況が把握できず、広翔はゆっくり上半身を起こす。
「……カーテン?」
目の前はカーテンで見えないようになっている。
だいたいの予測はできた。
「保健室か」
だが、何故自分が保健室に来たのかは全く思い出せない。
教室に行って、胡桃に会って、騒ぎが起きて·····──。
思い出そうとしていると、シャッと目の前のカーテンが開けられた。
「あら、起きてる。気分は?」
赤い口紅の美人がツカツカと寄ってくる。
「えと、なんで、俺ここに·····」
「ん?覚えてないの?葛西君、胡桃ちゃんの目の前でぶっ倒れたのよ」
覚えていない。
広翔は意識を手放す数分の出来事を思い出そうとしたが、靄がかかったように何一つ思い出せなかった。
「覚えて、ない、です」
「そう。まぁ、よくある事だからあまり気にしない事ね」
安心させるように、美人はにかっと笑った。
「私は保健医の今井穂花。家が胡桃ちゃんの近所なのよ」
「雨水さんの」
「まぁ、軽い貧血でしょうからゆっくり休んでね」
そう言うなりカーテンをまた閉めた。
言われるがまま、広翔はゆっくりと意識を手放した。
***
「葛西君、だいじょぶ?」
温かい緑茶を手に、胡桃は心配そうに穂花を見上げる。
「ええ。安静にしとけば、何の問題もないわ。……ところで、葛西君が倒れたのは胡桃ちゃんが火事のことを話し出した時?」
「え?うん。そうよ」
それがどうしたの、とでも言いたげに胡桃は眉をひそめる。
「葛西君が倒れたのは、貧血じゃなくて、フラッシュバックによるものよ 」
「フラッシュバック?」
訳が分からない、と首を傾げる。
穂花は少し言い淀み「あなただから、話すことだからね。胡桃ちゃんは少なからず関係しているから」と前置きし、ゆっくり話し始めた。
「葛西君は、記憶の一部分がごっそり抜けているのよ。……あの、火事のことも。お姉さんのことも。そして、あなたのことも。幼い頃の記憶を、ほとんど今は覚えていないのよ」
「え、なんで、そんなことわかるのよ」
胡桃は微かに手を震わせている。
ショックを隠しきれていなかった。
穂花はため息混じりに白状した。
「葛西君の叔父夫婦から、話がきてるのよ。……ないと思っていたんだけど、まさかあなた達が知り合いとは·····。くれぐれも、あなたのお姉さんには、会わせないようにしないとね·····。」
「え、義姉さん?なんで?義姉さんこそ関係ないじゃん。」
「関係大ありよ。あなたのお義姉さんは──……」
穂花の告げた事実に、胡桃は声が出せなかった。
***
広翔が再び目を覚ました時には、もう夕方だった。
「あ、やっと起きた。早く帰んなさい。君以外の生徒はみんな帰っちゃったわよ」
と言われたので、広翔は鞄を取りに教室へ行った。
教室の机は真っ赤な夕日に照らされ、オレンジ色に光っていた。その教室には広翔の鞄と、机の上に小さなメモ書きが置いてあった。
「先に帰ってるからなー」
という璃久からのメッセージだった。
気にかけてくれたことを少し嬉しく思い、笑みをこぼす。
よく見ると、メモ書きの下に付箋が貼ってあった。
「体調は大丈夫ですか?これからよろしくね」
差出人は書かれていなかった。
倒れたのは胡桃以外は知らないはずだ。
──……いや。もしかしたら、雨水の悲鳴で事が大きくなってたり……。
「悪いことしたなぁ」
誰に言うでもなく呟いた。
目の前でいきなり倒れてしまったため、誰が運んでくれたのかも、彼女がどんな顔をしていたかも覚えていない。
しかし、一番気になっているのは、記憶の彼方の存在のことだ。
白い帽子の似合う、華奢な体の持ち主。
その子を思い出そうとすると頭が裂けそうになる。以前から、そうだった。たまに夢に出てくるくせに、その存在を考えることは許されない。
──考えるな。
大丈夫だ。今まで思い出さなくても普通に生きていけたのだから。考えるな。
ただ、広翔の本能がそう告げていた。
「……帰るか」
鞄を持ち、ゆっくりと家路を歩いた。
***
「久しぶり。雨水さん」
胡桃が教室に戻ると、璃久だけが残っていた。
「さん付けやめて。違和感しかない。·····変わらないね、渡辺君は」
「そう言う雨水はすっかり変わったな」
璃久はそう言いながら胡桃に歩み寄る。
「帰り道は同じ方向なんだろ?帰ろうぜ」
「なんでよ。誤解されたら嫌なんだけど」
胡桃は心底嫌そうに顔をしかめる。
「まぁそう言うなって。話したいことがあるから」
昼間とは打って変わって、真剣味のある表情で言った。
「……わかった」
頷く胡桃に微笑みかけ、璃久はサラサラと付箋にメモを書き、机に貼った。
胡桃は無言でそれに倣った。
その数分後、二人は少し距離を置いて歩き出した。
「穂花さんに、聞いた」
切り出したのは胡桃だった。
道路脇を並んで歩きながら、小さな声で保健室での出来事を簡単に説明した。
「ふーん」
璃久はそう言っただけだった。
「何よ、驚かないわけ」
「あのな、こちとら何年あいつと一緒にいると思ってんだよ」
「そういえば、なんで渡辺君はずっと葛西君と同じ学校なの?」
だって、葛西君は引っ越したんでしょう、とは言わなかった。
璃久は何も答えなかった。
胡桃は何も言わず答えるのを待った。
やがて諦めたように息を吐き、
「親友が大変なことになってたんだ。いてもたってもいられなかった。母さんたちも同じだ。ウチの母さんと父さんは、広翔の家族と昔から付き合いがあったんだ。だからウチは家族ぐるみで仲が良かったから、引っ越したんだ」
「……なにもそこまで」
しなくても、と言おうとする胡桃の言葉を遮り、
「親友っつーより、もはや家族同然だったんだ。家族を見放すやつは、俺らの中にいないよ」
璃久はキッパリと言い切った。
「そう」
とだけ答え、胡桃は前を向いた。
「で、何、穂花さんだっけ。その人に言われたかもだけど、事件のこと、広翔の前で話すなよ」
「言わないよ……。てか、言えないって」
「穂花さんて人は、幼少期のことを覚えてないって言ったらしいけど、少し違う」
「え?」
困惑気味に璃久を仰ぎ見ると、璃久は歩みを止め、真っ直ぐに胡桃を見た。
「あいつの中で、姉の存在が無かったことになってる」
璃久の言葉に胡桃は絶句した。
「なんで」
かろうじて、それだけが言葉として出てきた。
「それは俺にもわからない。ただ、これだけは言える」
──広翔が葛西春海を思い出したら、あいつの精神はぶっ壊れる可能性があるってこと。
***
家に帰ると、バタバタと足音が響いた。
「ヒロ君倒れたって本当!?」
駆け寄ってきた広翔の叔母である葛西結芽が、広翔の肩をがしっと掴み詰め寄った。
「大丈夫なの?何か、何か変なこととか起きてない?」
結芽の顔は険しく、真剣そのものだった。
「大丈夫だよ、結芽さん。相変わらず心配性過ぎるよ」
と苦笑を滲ませると、
「そうね」
結芽はゆっくり手を離し微笑んだ。
「ちょっと、過保護だね。でも本当に心配したのよ」
「ごめんて。軽い貧血だから。ほら、前もあったじゃん」
なおも心配そうな表情の結芽に「あ。夕飯何?いい匂い」と話題を無理やり反らす。
結芽は何か言おうとしたが、口をつぐみ、
「筑前煮。好きでしょ?いっぱい食べて栄養つけて、早く元気になってね」
と微笑した。
その日の夜、広翔は叔母の言葉を反芻していた。
──何か、変なこととか……。
以前にも、叔母が同じ台詞を言ったのを思い出す。
中学生のとき、体育館のステージから落ちて頭を強打したとき。
その時の記憶もほとんど無かったのだが、叔母が涙目で尋ねてきた。
「何か思い出した!?変なこととか……っ起きてない?」
──何か思い出した!?
叔母はそう言ってしまったことを後悔した素振りを見せた。
この時の叔母の表情と発言で解った。
──自分には眠っている記憶がある。
そしてそれはきっと、小さな記憶ではないこと。
思い出してはならないということ。
そして、もう一つ。
この自分の記憶は、自分の両親の死に関係しているということ。
三つ目はあくまで憶測なのだが、妙に確信が持てた。
「……どれが正解なんだ」
思い出すべきか、忘れるべきか。気にしないべきか。
今の広翔には決心できない問題であった。
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