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第九章《赫姫と国光》
【十】
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紅子はクロを振り返る。
「申し訳ないけれど、いま彼女は殺させない。全部終わったその後は……そのときは、止めない。どうか手を打って」
表情を無くした男は、無言で首を縦にした。
「あの男の場所は押さえてあります。行きましょう」と弥生は気絶しているレンを抱えた。
「はい」
走り出そうとした弥生の背中に、クロは「主様」と声をかけた。
「クロ、……あなたはここで待っていてください」
とだけ告げ、弥生は再び前を向いた。
疑問と困惑の両方を孕んでいるように心細いクロの呼び声が、紅子の後ろ髪を引いていた。
***
庭からそう離れていない場所に男はいた。外傷はそうないはずだが、うまく体を動かすことができないのか、這いつくばりながらどこかへと進んでいる。
「国光──いいえ、光臣さん」
紅子の呼びかけに、男は小刻みに震える手とは裏腹に瞬時に首を巡らせた。
「なぜその名を、お前が知っている」
「そんなに怯えないで。恨む方向は間違ってないもの」
「……どういう意味だ」
「私はあなたを生き返らせた緋子さんの生まれ変わりではない。緋子さんを殺した女の娘の子孫よ」
やはりか、と男は憎々しく吐き捨てた。黒い瞳に憎悪が灯る。
「だけどね、生まれ変わった緋子さんはずっとあなたの傍に居たのよ」
紅子は拳を握り、男を睨みつけた。
「あなたを慕ってくれる人間を見ようともしないで、直接の罪のない血族を殺して……!」
男は紅子の言ったことをうまく呑み込めていないかのように動かない。駄目押しするように弥生の腕の中にいるレンを指し、
「ずっと記憶を引き継ぎながら、緋子さんは蓮の君となり、そして今度はレンになったのよ。ずっとずっと魂だけが残って、体だけが自分のモノじゃない生活を何十年も、何百年も過ごしてきたの!」
と叫ぶ。
男の視線がレンに釘付けになる。弥生は数歩進み出て、目を覚ます気配のない彼女を男の傍に降ろした。
男は「レン」と小さく呟いた。
「私は、望んでなどいなかったというのに」
男は懐から短剣を取り出した。
「私はあの場で死んでいたとしても、なにも……ああ、君があと少しで同じ場所にくるのだと思うと少しだけそれもいいかもしれないと思ったくらいだった。それなのに、君は私を生かした。なぜだ」
問いかけに答えないレンに、一方的に男はしゃべり続ける。
「なぜ私を生き返らせた?なぜ人間と呼べないほどの寿命を与えた?長い長い時の間、私を支えていたのは君を殺した奴の子孫への憎しみだけだったんだ。君を思い出す日々は次第に減っていった。最近ではなにを憎んでいたのか定かじゃなくなっていた。なぜ君は、私にこんな呪いをかけたのだ」
男は感情を映さなくなった瞳でレンを見つめる。
「君を殺した奴の子孫は、君の姿になぜか似ていたよ。髪は赤いし……赫を見たとき、君の仇だとわかったよ。本能がそう告げるんだ。殺せと言うんだ。だけど、赫を見ていたら君を見ている気がした。赫が笑えば君が笑っている気がした。赫の憎しみに満ちた目を見たとき──君が、私を恨んでいると思った。そのまま殺されようと思っていたのに、なぜか私は死ぬことができない。痛みと傷は残るのに、だ。それに……あの女、花だけは、どうしたって殺す気になれなかった。今思えば君と瓜二つだったんだ。髪の色、瞳の色、過酷な環境で育ったという境遇と自分への頓着のなさが……」
だから母は殺されなかったのか。安堵と居心地の悪い感情とが紅子の背中を走った。と同時に、頭を石で殴られたかのような激痛が走った。立っていられないほどの痛みに紅子は呻き声をあげた。
「まって……」
紅子は涙目になりながら訴える。
「まって、お母様……ッ」
ぱたりと地に倒れた紅子の頭を弥生は咄嗟に支える。彼女が目を覚ますのに時間はかからなかった。だがまるで体の持ち主ではないかのように重そうに瞼を開ける。
容姿はいつもの彼女とまったく変わらない。けれど瞬きの仕方が、弥生を見つめる目が、どこか、なにかが違うと思わせる。
「……あら、驚かないのね」
ふふ、と柔らかく微笑む紅子を前に、
「はい。きっとこの局面であなたが出てくると思っていました──紅緒さん」
弥生は平然と紅子の母親の名を呼んだ。
「神様の力が直接宿った人たちは本当に大変よね。能力と一緒に、能力を受け継いだ歴代の人たちすべての記憶も受け継がれるんだものね」
紅子の手がさらりと弥生の髪を撫でた。
「懐かしい気配……おじい様はお元気?もうお亡くなりになったかしら」
「ええ。一昨年」
「そう……」
紅緒は伏せた睫毛の隙間から深緑の瞳を覗かせ、「じゃあ」と申し訳なさそうに眉を下げた。
「終わらせましょうか」
呟いた紅緒は弥生の額に手を当てた。
青と赤の煌めいた光の粒子が地面から上り、二人を囲うように渦を描いていく。
「──代理人の名のもとに命じる。今このときをもって任は解かれた。眠るモノよ、在るべき場所へ戻りたまえ」
とんっ、と額を小突かれた弥生の体がゆらりと傾ぐ。受身をとることなく地面に倒れ込んだ弥生の意識はなかった。
紅緒の手の上で、水浅葱の光の玉が小さく上下しながら揺れる。その頭上から、紅色と若緑の玉が紅緒の手に落ちた。
「神の名のもとに、返上奉る」
ゴロッと空が唸り、一角だけに真っ黒な雲が集まっていく。その中央が渦を巻き、白い雷が渦の切れ目を走る。
渦はだんだんと龍の形へと変化していった。
『呼び出されたのは久々よ。我になにを差し出すというか』
低い声というよりは風の音に近い。しかし聞き取りづらいはずが、言葉の端まで理解ができる。理屈では無い空間に放り込まれた紅緒だが、怯む様子を見せず、声に応えるように三色に光る玉を掲げた。
『ほう……神の力を返すというのか』
「ええ 人には大きすぎる力でした」
臆せずものを言う紅緒に、真っ黒な雲は『成程』と言う。
『では、契約に則り、与えたもののすべてを返してもらおうか』
「お待ちください。与えられた龍はすでに人と交わり子孫を残しています。生まれ落ちた子どもの命は、お返しするものには当てはまらないのではございませんか」
『では龍の代わりはどうするつもりだ?』
唸る雲に、紅緒は「私を差し出しましょう」とにこやかに言った。
「私はすでに身体の無い身。あの世にもこの世にも影響を与えません」
『……成程、汝はたしかに良き魂であるな。だが足りぬ』
吐き捨てた雲は、あるはずのない赤く光る瞳をギラつかせながら紅緒と対峙する。
『とはいえ、汝のことは気に入った。多少の条件をつけるが受け入れることとしよう』
「感謝申し上げます」
礼をした紅子の体から、すっと紅緒が抜け出た。
軽くなった紅子の体はその場に崩れる。紅緒は振り返りその姿をしばし目に焼き付けた後、ゆっくりとした足取りで、降りてきた黒い雲に足をかけた。
「申し訳ないけれど、いま彼女は殺させない。全部終わったその後は……そのときは、止めない。どうか手を打って」
表情を無くした男は、無言で首を縦にした。
「あの男の場所は押さえてあります。行きましょう」と弥生は気絶しているレンを抱えた。
「はい」
走り出そうとした弥生の背中に、クロは「主様」と声をかけた。
「クロ、……あなたはここで待っていてください」
とだけ告げ、弥生は再び前を向いた。
疑問と困惑の両方を孕んでいるように心細いクロの呼び声が、紅子の後ろ髪を引いていた。
***
庭からそう離れていない場所に男はいた。外傷はそうないはずだが、うまく体を動かすことができないのか、這いつくばりながらどこかへと進んでいる。
「国光──いいえ、光臣さん」
紅子の呼びかけに、男は小刻みに震える手とは裏腹に瞬時に首を巡らせた。
「なぜその名を、お前が知っている」
「そんなに怯えないで。恨む方向は間違ってないもの」
「……どういう意味だ」
「私はあなたを生き返らせた緋子さんの生まれ変わりではない。緋子さんを殺した女の娘の子孫よ」
やはりか、と男は憎々しく吐き捨てた。黒い瞳に憎悪が灯る。
「だけどね、生まれ変わった緋子さんはずっとあなたの傍に居たのよ」
紅子は拳を握り、男を睨みつけた。
「あなたを慕ってくれる人間を見ようともしないで、直接の罪のない血族を殺して……!」
男は紅子の言ったことをうまく呑み込めていないかのように動かない。駄目押しするように弥生の腕の中にいるレンを指し、
「ずっと記憶を引き継ぎながら、緋子さんは蓮の君となり、そして今度はレンになったのよ。ずっとずっと魂だけが残って、体だけが自分のモノじゃない生活を何十年も、何百年も過ごしてきたの!」
と叫ぶ。
男の視線がレンに釘付けになる。弥生は数歩進み出て、目を覚ます気配のない彼女を男の傍に降ろした。
男は「レン」と小さく呟いた。
「私は、望んでなどいなかったというのに」
男は懐から短剣を取り出した。
「私はあの場で死んでいたとしても、なにも……ああ、君があと少しで同じ場所にくるのだと思うと少しだけそれもいいかもしれないと思ったくらいだった。それなのに、君は私を生かした。なぜだ」
問いかけに答えないレンに、一方的に男はしゃべり続ける。
「なぜ私を生き返らせた?なぜ人間と呼べないほどの寿命を与えた?長い長い時の間、私を支えていたのは君を殺した奴の子孫への憎しみだけだったんだ。君を思い出す日々は次第に減っていった。最近ではなにを憎んでいたのか定かじゃなくなっていた。なぜ君は、私にこんな呪いをかけたのだ」
男は感情を映さなくなった瞳でレンを見つめる。
「君を殺した奴の子孫は、君の姿になぜか似ていたよ。髪は赤いし……赫を見たとき、君の仇だとわかったよ。本能がそう告げるんだ。殺せと言うんだ。だけど、赫を見ていたら君を見ている気がした。赫が笑えば君が笑っている気がした。赫の憎しみに満ちた目を見たとき──君が、私を恨んでいると思った。そのまま殺されようと思っていたのに、なぜか私は死ぬことができない。痛みと傷は残るのに、だ。それに……あの女、花だけは、どうしたって殺す気になれなかった。今思えば君と瓜二つだったんだ。髪の色、瞳の色、過酷な環境で育ったという境遇と自分への頓着のなさが……」
だから母は殺されなかったのか。安堵と居心地の悪い感情とが紅子の背中を走った。と同時に、頭を石で殴られたかのような激痛が走った。立っていられないほどの痛みに紅子は呻き声をあげた。
「まって……」
紅子は涙目になりながら訴える。
「まって、お母様……ッ」
ぱたりと地に倒れた紅子の頭を弥生は咄嗟に支える。彼女が目を覚ますのに時間はかからなかった。だがまるで体の持ち主ではないかのように重そうに瞼を開ける。
容姿はいつもの彼女とまったく変わらない。けれど瞬きの仕方が、弥生を見つめる目が、どこか、なにかが違うと思わせる。
「……あら、驚かないのね」
ふふ、と柔らかく微笑む紅子を前に、
「はい。きっとこの局面であなたが出てくると思っていました──紅緒さん」
弥生は平然と紅子の母親の名を呼んだ。
「神様の力が直接宿った人たちは本当に大変よね。能力と一緒に、能力を受け継いだ歴代の人たちすべての記憶も受け継がれるんだものね」
紅子の手がさらりと弥生の髪を撫でた。
「懐かしい気配……おじい様はお元気?もうお亡くなりになったかしら」
「ええ。一昨年」
「そう……」
紅緒は伏せた睫毛の隙間から深緑の瞳を覗かせ、「じゃあ」と申し訳なさそうに眉を下げた。
「終わらせましょうか」
呟いた紅緒は弥生の額に手を当てた。
青と赤の煌めいた光の粒子が地面から上り、二人を囲うように渦を描いていく。
「──代理人の名のもとに命じる。今このときをもって任は解かれた。眠るモノよ、在るべき場所へ戻りたまえ」
とんっ、と額を小突かれた弥生の体がゆらりと傾ぐ。受身をとることなく地面に倒れ込んだ弥生の意識はなかった。
紅緒の手の上で、水浅葱の光の玉が小さく上下しながら揺れる。その頭上から、紅色と若緑の玉が紅緒の手に落ちた。
「神の名のもとに、返上奉る」
ゴロッと空が唸り、一角だけに真っ黒な雲が集まっていく。その中央が渦を巻き、白い雷が渦の切れ目を走る。
渦はだんだんと龍の形へと変化していった。
『呼び出されたのは久々よ。我になにを差し出すというか』
低い声というよりは風の音に近い。しかし聞き取りづらいはずが、言葉の端まで理解ができる。理屈では無い空間に放り込まれた紅緒だが、怯む様子を見せず、声に応えるように三色に光る玉を掲げた。
『ほう……神の力を返すというのか』
「ええ 人には大きすぎる力でした」
臆せずものを言う紅緒に、真っ黒な雲は『成程』と言う。
『では、契約に則り、与えたもののすべてを返してもらおうか』
「お待ちください。与えられた龍はすでに人と交わり子孫を残しています。生まれ落ちた子どもの命は、お返しするものには当てはまらないのではございませんか」
『では龍の代わりはどうするつもりだ?』
唸る雲に、紅緒は「私を差し出しましょう」とにこやかに言った。
「私はすでに身体の無い身。あの世にもこの世にも影響を与えません」
『……成程、汝はたしかに良き魂であるな。だが足りぬ』
吐き捨てた雲は、あるはずのない赤く光る瞳をギラつかせながら紅緒と対峙する。
『とはいえ、汝のことは気に入った。多少の条件をつけるが受け入れることとしよう』
「感謝申し上げます」
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