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第三章《籠姫伝と焔の能力》
【一】
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体が痛い。頭がじんと痺れるような感覚から、紅子は呻き声を洩らしながら目をゆっくり開いた。
暗い室内は、見覚えのない場所だった。
つい先刻までの記憶が頭になだれ込む。
──そうか、誘拐されたんだっけ。
きっと秋桐様は迷惑に思っているだろうな。紅子は眉を下げ溜息をついた。
カランとどこかで小石が転がるような音がした。紅子は慌てて目を瞑り耳に神経を尖らせた。
「え、女の子なの!?じゃあチームに入れよーよ!私女の子大歓迎!」
「いやでも運動神経良くなさそうだし……まぁ可愛いっちゃ可愛い。うん、俺全然アリ。彼女にしてもいい」
「なんで上から目線なんだ。お前の方が彼女の手に余るよ」
「なんだと!」
と、数人が連れ立って近づいてくる。
紅子の心臓の音はだんだん速くなっていく。
カチャンとドアノブが捻られる音がした。
キィと甲高い音と共に、複数の足音がピタリと止まった。
「あー……まだ寝てる。やっぱあの薬個人差あるなぁ……もう丸九日寝込んでるよ。そろそろ飯食わないと栄養失調で永遠に起きなくなるぞ」
ペチペチ、と紅子は頬を軽く叩かれる。
思わず顔をしかめると、「お」と呟きが降ってきた。
「起きろー。起きねーとチューするぞー」
男の呟きに、紅子はパチッと目を開いた。
「その反応もなかなかショックだぞ」
と、バンダナをグルグル巻いた山賊のような男は、眉間に皺を寄せ呻きながら拳を握った。
皆マントを深く被っていて顔がはっきりとは分からない。
ここはどこですか、と声を出そうとすると、「ひゅーっひゅーっ」という呼吸音しか出てこない。
「ああ、水分が足りないのよ。水飲んどきな」
切れ長の瞳を持つ女は、そう言いながら瓢箪を差し出してきた。
紅子はそれには手を出そうとしなかった。
すると女は切れ長の瞳をより一層細め、
「安心しな。毒なんぞ入ってやしない。なんなら私が先に飲んでやろうか」
そう言うなりキュポンと栓を抜くと、躊躇いもせず瓢箪を傾けた。
「な?平気だろ。あんた、少しでも何か食べないと死ぬぞ。この飯にも毒は入ってねぇから安心して食えよ」
そう言いながら、後ろに控えている女を親指で指す。
女、というにしては、なんとなく喋り方が女性のようではない。そんな不思議な彼女に、少し違和感を覚えるも、嫌悪感や恐怖心は一切感じなかった。むしろ、居心地がいいとさえ感じたのだ。
「ん?あぁ……私みたいな女は少ないから、珍しいよな。でも、私はお淑やかにっていう男の理想にはなれないんだ」
彼女はニカッと口を開いて明るく笑った。
「強引に連れ出して悪かった。だけど、どうか力を貸してくれないか?私たちの後ろにあんたが居たら心強いんだ」
一体何の話だ、と紅子は眉を寄せる。
すると真っ黒な長髪を一つに結った男が「おい」と女に視線を遣った。
「突然そんな話をしても分からないだろ。まずは一から説明しろ」
冷たい視線を投げかけられ、紅子はビクッと肩を震わせた。
「それもそーだよ。まずはお腹になにか入れなよォ。ほんに栄養失調になるよ」
盆を持っていた女が高い声を出す。微妙に会話が噛み合っていない。
その盆を紅子の目の前に置き、にこっと笑顔を見せた。
「てわけで、まずちゃっちゃと体調回復させてくれるかな?」
有無を言わさない集団の圧に、紅子はごくりと唾を飲み込み箸を手に取った。
***
食わされた飯は、予想に反してにかなり美味だった。
重湯と同じような見た目だが、味付けがしっかりなされていた。また付け合せの瓜の漬物も、少し塩気があって食欲を湧かせるものだった。
「おっ!めちゃ綺麗にたいらげたなぁ」
バンダナ男は目を猫のように細めた。
「これだけ食べられれば、明後日にでも声が出せるようになるわよ」
満足そうに食器を片す女のフードの隙間から、綺麗な桜色の髪が数束外へ出た。
紅子がその髪に見惚れていると、女と目が合った。
「私、サクラっていうのよ。この髪は地毛じゃないの」
サクラと名乗った女はそう言って笑い、「またね、えーと……紅い髪だから、あーちゃんって勝手に呼ぶね」
またねー、と手を振りながらサクラは部屋から出ていった。
部屋には、切れ長の瞳の女とバンダナ男、それと冷気を放ち続ける男が残った。
ざり、と床が擦れる音に紅子は肩をビクッと震わせる。
「さて、本題に入りたいところだが……お前、能力者で間違いないか」
蔑むような冷たい視線を紅子に注ぐ男は、漆黒のフードを外した。彼は白銀の髪を肩ほどの高さで切り揃えていた。神童と言われたら信じてしまいそうな程に整った顔立ちの男は、よくよく見ればまだ十五にもなっていない子どもに見える。
「そうか、答えたくないのなら……無理やり聞き出すしかないな」
なんの反応も示さない紅子に対し、男は細い目をさらに細めた。
しかし紅子は身構えも睨みもしなかった。
その様子に、女が「まて」と静止をかけた。
「この子、力ずくでは何も吐かないだろうよ。……拷問されたことでもあるようだ」
そう呟いた彼女は、ギリッと拳を握った。
しかし、思い直したように眉間のシワを解いて息を短く吐いた。
「私たちは全員普通の人間ができないことをできる、なんかしらの能力をもつ人間の集まりだ」
「おい」と白銀髪の男が険しい顔をしたが、女は意に介さない様子で言葉を紡ぎ続ける。
「だから能力に関してはそこいらの連中より理解がある。この話が理解るのなら、教えてくれ。あんたは、能力をもっているのか?」
紅子はじっと女の目を見返した。
少し茶色の混じった瞳に、紅子の顔が映っている。
真っ直ぐな意志を持つ、とても澄んだ瞳だった。
紅子はふっと目元を緩め、小さく頷いた。
「……そうか。それで、本題はここからなんだ」
女は一旦目を伏せてからゆっくりと顔を上げた。
「私たちと一緒に戦って欲しい。私たちは戦って、自分たちの権利を掴み取りたい。どこにでも、弱いものが存在して虐げられるような風習が蔓延っている。私たちはそれを無くしたい」
きゅっと紅子の手を掴み、「どうか力を貸して」と女は頭を下げた。
「勿論前線に出て戦うのが嫌だったら後援でも構わない。とにかく、私たちと共に居てくれさえすればそれでいい」
女の手は震えていた。
紅子は口を開きかけたが、声を出せないことを思い出し口を閉じた。
「どっちなんだ」
煮え切らない態度の紅子に、白銀髪の男は腕を組んで彼女を見下ろす。
紅子はそっと女の手を外し、掌の上を指でなぞった。
「……か、み……紙……あ、ちょ、シン。紙と鉛筆もってきて」
シン、と呼ばれたバンダナ男は「あいよ」とポケットから小さなメモ用紙と鉛筆を取りだした。
紅子はそこに文字を連ねた。
「申し訳ありませんが、御協力はできません」
暗い室内は、見覚えのない場所だった。
つい先刻までの記憶が頭になだれ込む。
──そうか、誘拐されたんだっけ。
きっと秋桐様は迷惑に思っているだろうな。紅子は眉を下げ溜息をついた。
カランとどこかで小石が転がるような音がした。紅子は慌てて目を瞑り耳に神経を尖らせた。
「え、女の子なの!?じゃあチームに入れよーよ!私女の子大歓迎!」
「いやでも運動神経良くなさそうだし……まぁ可愛いっちゃ可愛い。うん、俺全然アリ。彼女にしてもいい」
「なんで上から目線なんだ。お前の方が彼女の手に余るよ」
「なんだと!」
と、数人が連れ立って近づいてくる。
紅子の心臓の音はだんだん速くなっていく。
カチャンとドアノブが捻られる音がした。
キィと甲高い音と共に、複数の足音がピタリと止まった。
「あー……まだ寝てる。やっぱあの薬個人差あるなぁ……もう丸九日寝込んでるよ。そろそろ飯食わないと栄養失調で永遠に起きなくなるぞ」
ペチペチ、と紅子は頬を軽く叩かれる。
思わず顔をしかめると、「お」と呟きが降ってきた。
「起きろー。起きねーとチューするぞー」
男の呟きに、紅子はパチッと目を開いた。
「その反応もなかなかショックだぞ」
と、バンダナをグルグル巻いた山賊のような男は、眉間に皺を寄せ呻きながら拳を握った。
皆マントを深く被っていて顔がはっきりとは分からない。
ここはどこですか、と声を出そうとすると、「ひゅーっひゅーっ」という呼吸音しか出てこない。
「ああ、水分が足りないのよ。水飲んどきな」
切れ長の瞳を持つ女は、そう言いながら瓢箪を差し出してきた。
紅子はそれには手を出そうとしなかった。
すると女は切れ長の瞳をより一層細め、
「安心しな。毒なんぞ入ってやしない。なんなら私が先に飲んでやろうか」
そう言うなりキュポンと栓を抜くと、躊躇いもせず瓢箪を傾けた。
「な?平気だろ。あんた、少しでも何か食べないと死ぬぞ。この飯にも毒は入ってねぇから安心して食えよ」
そう言いながら、後ろに控えている女を親指で指す。
女、というにしては、なんとなく喋り方が女性のようではない。そんな不思議な彼女に、少し違和感を覚えるも、嫌悪感や恐怖心は一切感じなかった。むしろ、居心地がいいとさえ感じたのだ。
「ん?あぁ……私みたいな女は少ないから、珍しいよな。でも、私はお淑やかにっていう男の理想にはなれないんだ」
彼女はニカッと口を開いて明るく笑った。
「強引に連れ出して悪かった。だけど、どうか力を貸してくれないか?私たちの後ろにあんたが居たら心強いんだ」
一体何の話だ、と紅子は眉を寄せる。
すると真っ黒な長髪を一つに結った男が「おい」と女に視線を遣った。
「突然そんな話をしても分からないだろ。まずは一から説明しろ」
冷たい視線を投げかけられ、紅子はビクッと肩を震わせた。
「それもそーだよ。まずはお腹になにか入れなよォ。ほんに栄養失調になるよ」
盆を持っていた女が高い声を出す。微妙に会話が噛み合っていない。
その盆を紅子の目の前に置き、にこっと笑顔を見せた。
「てわけで、まずちゃっちゃと体調回復させてくれるかな?」
有無を言わさない集団の圧に、紅子はごくりと唾を飲み込み箸を手に取った。
***
食わされた飯は、予想に反してにかなり美味だった。
重湯と同じような見た目だが、味付けがしっかりなされていた。また付け合せの瓜の漬物も、少し塩気があって食欲を湧かせるものだった。
「おっ!めちゃ綺麗にたいらげたなぁ」
バンダナ男は目を猫のように細めた。
「これだけ食べられれば、明後日にでも声が出せるようになるわよ」
満足そうに食器を片す女のフードの隙間から、綺麗な桜色の髪が数束外へ出た。
紅子がその髪に見惚れていると、女と目が合った。
「私、サクラっていうのよ。この髪は地毛じゃないの」
サクラと名乗った女はそう言って笑い、「またね、えーと……紅い髪だから、あーちゃんって勝手に呼ぶね」
またねー、と手を振りながらサクラは部屋から出ていった。
部屋には、切れ長の瞳の女とバンダナ男、それと冷気を放ち続ける男が残った。
ざり、と床が擦れる音に紅子は肩をビクッと震わせる。
「さて、本題に入りたいところだが……お前、能力者で間違いないか」
蔑むような冷たい視線を紅子に注ぐ男は、漆黒のフードを外した。彼は白銀の髪を肩ほどの高さで切り揃えていた。神童と言われたら信じてしまいそうな程に整った顔立ちの男は、よくよく見ればまだ十五にもなっていない子どもに見える。
「そうか、答えたくないのなら……無理やり聞き出すしかないな」
なんの反応も示さない紅子に対し、男は細い目をさらに細めた。
しかし紅子は身構えも睨みもしなかった。
その様子に、女が「まて」と静止をかけた。
「この子、力ずくでは何も吐かないだろうよ。……拷問されたことでもあるようだ」
そう呟いた彼女は、ギリッと拳を握った。
しかし、思い直したように眉間のシワを解いて息を短く吐いた。
「私たちは全員普通の人間ができないことをできる、なんかしらの能力をもつ人間の集まりだ」
「おい」と白銀髪の男が険しい顔をしたが、女は意に介さない様子で言葉を紡ぎ続ける。
「だから能力に関してはそこいらの連中より理解がある。この話が理解るのなら、教えてくれ。あんたは、能力をもっているのか?」
紅子はじっと女の目を見返した。
少し茶色の混じった瞳に、紅子の顔が映っている。
真っ直ぐな意志を持つ、とても澄んだ瞳だった。
紅子はふっと目元を緩め、小さく頷いた。
「……そうか。それで、本題はここからなんだ」
女は一旦目を伏せてからゆっくりと顔を上げた。
「私たちと一緒に戦って欲しい。私たちは戦って、自分たちの権利を掴み取りたい。どこにでも、弱いものが存在して虐げられるような風習が蔓延っている。私たちはそれを無くしたい」
きゅっと紅子の手を掴み、「どうか力を貸して」と女は頭を下げた。
「勿論前線に出て戦うのが嫌だったら後援でも構わない。とにかく、私たちと共に居てくれさえすればそれでいい」
女の手は震えていた。
紅子は口を開きかけたが、声を出せないことを思い出し口を閉じた。
「どっちなんだ」
煮え切らない態度の紅子に、白銀髪の男は腕を組んで彼女を見下ろす。
紅子はそっと女の手を外し、掌の上を指でなぞった。
「……か、み……紙……あ、ちょ、シン。紙と鉛筆もってきて」
シン、と呼ばれたバンダナ男は「あいよ」とポケットから小さなメモ用紙と鉛筆を取りだした。
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