FIA FormulaE World Championship Electronic Runner

Season1(2014~15)新たな歴史の幕開け

Round6~11歴史の1ページ(ロングビーチ~ロンドン)

マイアミから、ロングビーチに舞台を移した第6戦。なんと言っても暖かい。これくらいがちょうどいいくらいだった。俺は、フリー走行開始前までマシンの中で昼寝をしたくらいだった。バイザーを下ろして寝る。それをするだけでも体力回復するし、リフレッシュできる。一寝入りした俺は、フリー走行開始と共にコースイン。全体トップで終えた。続く予選でもスーパーラップを連発。ぶっちぎりでのポールとなった。決勝では、アンドレッティのスピードと一騎打ちを演じて優勝。

第7戦モナコは、荒れに荒れた。決勝では多重クラッシュが発生して、俺もそれの巻き添えを食らってしまい、シーズン初のリタイアをしてしまった。正直言うと、勝てるレースを無駄にした悔しさで涙が止まらなかった。優勝は、アグリのデュランが初優勝を達成。

第8戦ベルリンは、テンペルホーフ空港と言う使われなくなった空港が舞台。フォーミュラe史上初の「反時計回り」のコースになった。俺は、コース習得に手間取り、予選は振るわなかった。決勝では、ドラゴンのダンブロシオとの3位争いを繰り広げて見事3位を獲得した。

第9戦モスクワは、バージンのバードとのデッドヒートを展開。お互い譲らないトップ争いに会場が沸いた。どうやら噂だとシトロエンのパワーユニットを極秘テストしてるとの事らしい…。

第10~最終戦ロンドンは、遂にフォーミュラe初年度のフィナーレに相応しいステージになった。舞台はバタシーパークという公園が舞台になっている。このラウンドには、アムリンアグリから左近さんが緊急エントリーしている。俺は、初代王者になる為に予選から本気を出す必要がある。迎えた予選。俺は、ぶっちぎりでポールを獲得して、ポイントランキングでもトップを守り抜いた。レースでも他を寄せつけない走りで優勝。けど、まだ王者になるには次も勝つかファステストラップを取らないと行けないので気が抜けない。そして迎えた最終決戦。俺は、「いつも通り」にレースをするだけと自分に言い聞かせていた。シグナルがブラックアウトしてからのスタートは俺が完璧に決めた。あとは全開で走るのみになった。マシンチェンジも完璧に決めて復帰した際には、俺は「今のファステスト誰？」と聞くと「今のファステストはピケ。ピケだ。」と返ってきた。俺はピケよりも速く走れば良いと思い、容赦なく攻めた。遂にレースもファイナルラップ。俺は、集中力を切らすことなく走り切り2連勝からのファステストラップポイントを奪取して初代王者に君臨した。俺は「やったぜ皆！！初代王者だぜ！初代王者！歴史に名を刻んだよ！皆ありがとう！！」と無線で叫んでいた。こうしてフォーミュラE初年度は終わりを告げて、シーズン2に向けたシートも動いていた。どうやらマシンは5速からハイロー切り替え式になり、モーターも新しくしてるという話を聞いていたのとシーズン2も参戦決定している為、落ち着いてシーズンオフを過ごす事が出来そうだ。