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第二部・浮遊大陸ティルナノーグ

浮遊大陸の章・その3・旅の道連れとドワーフの物語

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 サムソンから転移してシュミッツ城に到着したストーム。
 予め此処に来る事を説明してあればよかったと、転移を終えてから考えていた。
 シュミッツ王の住まう王城地下には、マチュアとミストの手によって転移魔法陣が設置されている。
 諸王並びに各国の騎士団などは、この魔法陣を通じて各地を行き来しているのだか、他の諸国とは違いシュミッツ城では、この魔法陣を管理出来る高位の魔術師が少ないらしい。


「しかし、一瞬で移動できるのはすごいなぁ……」
 やや感動しつつ周囲を見渡すと、6名の騎士が抜刀してストームに向かって構えていた。
 突然魔法陣から見知らぬ格好の男が出てくるのである、このような態度を取るのは騎士としては致し方あるまい。
「何者だ、この不審者め」
「一体何処から侵入した? 事と次第では容赦しないぞ」
「武器と装備を捨てて、両手を上げてじっとしていろ」
 そう叫ぶ六名の騎士。
 まだ若い騎士なのだろう、ストームを見ても誰なのか理解していない。
 明らかに侵入者と思われているフシがある。
「あー、そう言うことか、了解した」
 素早く幻影騎士団のマントを装備すると、魔法陣の中で暫し考えた後に一言。
「ベルナー女王麾下、幻影騎士団のストームだ。まずは騎士団長を呼んできて欲しい。話はそれからだ」
 とストームが告げたので、一人の騎士が騎士団長を呼びに走った。
 この直後、駆けつけた騎士団長及び近衛騎士たちから、この若き騎士たちは大目玉を食らうことになった。


 ○ ○ ○ ○ ○


「はっはっはっ。済まないことをした。まだこいつらは騎士団に入団したばかりでな。元々は腕の良い冒険者達で、入団試験を終えたばかりなのだよ」
 応接間に通されたストームをよそに、笑いながら騎士団長のラインベルクがそう話しかけてきた。
「まあ、そんな所でしょうねぇ。しっかりと教えられた事を忠実に守っているようですし。ただ、武器とかの扱いはまだまだですねぇ。隙だらけですし、こっちを向いて震えている者もいましたよ」
「ストーム殿相手に隙を見せない者がいるのなら、是非とも見て見たいものですがなぁ」
「マチュアと本気でやり合ったら、お互い隙なんて見せませんよ。現状、この帝国で俺と互角に戦えるのはマチュアぐらいと思います。その次が、皇帝近衛騎士団と幻影騎士団ですね」
 と差し出されたコーヒーのようなものを、ゆっくりと飲みながら一息いれる。
「して、わざわざシュミッツ城までどの様な用件で?」
「エル・カネックについて、知っている人がいたら紹介して欲しい。急ぎその場所を訪れて見たいのだが、何分にも情報が少ないのでな」
「そうでしたか。では、城内の魔術師にでもここに来るように話をしておこう。あと、この街は吟遊詩人が多く滞在する街でな、街の酒場でも話を聞くことができるぞ。エル・カネックに向かうのなら、此方で馬車の都合もつけるがどうする?」
 と告げてから、ラインベルクは傍らに立っている次官を呼んだが。

「お言葉は有り難いのですが、其処まで甘えるわけには行きませんので。何処かで馬を借りて見ますよ」
 ストームは謹んで馬車を辞退する。
 馬車を借りるとなれば、最低でも御者と馬の手入れをする従者も付いて来る。これからは危険が伴うので、一緒に連れていくと危険であると判断した。
「ならば、馬をお貸ししよう。それならば宜しいのでは?」
「それは有り難いですね。では、お言葉に甘えさせて頂きます」
 と頭を下げるストーム。
 馬の準備が出来るまでに王城付きの魔術師がやってきたのだが、サムソンの酒場以上の情報を聞くことができなかったので、ストームは騎士団長や魔術師に礼を告げると馬を借りて王城を後にした。


 ○ ○ ○ ○ ○


 シュミッツ連邦は、この大陸でもっとも大きいラグナ・マリア帝国の最南端に位置する。
 王都アインホーンは巨大な城塞によって守られた堅牢な都市で、ここから先幾つかの都市を経て、国境沿いの辺境都市フィーエリンへと繋がる。
 ここは隣国である『バイアス連邦王国』と『ソラリス連邦国家』、『フェルゼンハント森林王国』、そしてエルフの聖地である『ブラウヴァルト大森林』と合わせて4つの王国境目にあるため、大勢の商人や冒険者が行き来する都市でもある。
 国境は封鎖されているわけではなく、越境税を支払うことで何処にでも自由に行き来することが出来るようになっている。 
 アインホーンを出て既に10日、ストームはフィーエリンに辿り着いた。
 アインホーンの酒場でエル・カネックについて情報を探していたら、たまたま居合わせたカサンドラという吟遊詩人にフィーエリンに住んでいる歴史研究家のエルリックというエルフを紹介されたのである。

「さてと。まずはエルリックさんを探すか」
 ということで、拠点となる宿を探す。
 街道沿いには彼方此方に酒場兼宿屋があり、其々の店では盛大に客引き合戦を繰り広げている。
「お、そこのかっこいいにーさん、宿ならうちが安いよ。一食付きで銀貨6枚だ」
「うちは酒も食事もついて一泊7銀貨だよ。部屋も広いよ
「うちは食事二食つけるよー。それで銀貨6枚、どうだい?」
「う、うちは銀貨4枚で。でも食事もありませんし‥‥」
 と次々と声を掛けられる。
「うちの宿はギルド割引付きだ。魂の護符プレートでもギルドカードでもいいから提示してくれれば、ランクに応じて割引するぜ」
 お?
 これは面白い。
 ということで、ものは試しにストームはその宿屋に向かう。
「カードで割引といったな。例えば、ギルドカードでなく『|魂の護符(プレート)』でもかまわないのか?」
「まあ、魂の護符プレートは身分を証明するものですからねぇ。ギルドカードでなくても別に‥‥」
 と告げたので、ストームは魂の護符プレートを提示する。
 それを見た店員の顔色がサーッと青くなる。
「は、伯爵様ですか。最低でも金貨1枚はかかりますが」
 ありゃ、逆効果だった。
「これなら?」
 と今度は鍛冶ギルドカードを提示する。
 Bクラスのカードなので、今度は普通の価格になるのかと期待である。
「せめて、さきに此方だけでも見せて頂ければ良かったのですよ。こっちですと銀貨5枚でよろしいのですが、先程の魂の護符プレートとは部屋の質が変わりますよ。それでよろしければ」
「うむ。よろしいのでお願いする。とりあえず腹が減っているので食事を頼みたい」
 と告げて、金貨一枚を先払いする。
「今食べる分と夜の食事代、夜はワインを付けてくれ」
「か、かしこまりました。それと士爵様は、名字はどのようにお呼びすればよろしいのでしょうか?」
 と問われたので、しばし考える。

(ストーム・サミヤ‥‥ちがう。伯爵位はフォンが付くから、ストーム・フォンサミヤ‥‥いや、ストーム・フォンゼーンでいい。英語だとストーム・F・ゼーン、いいじゃないか?)

「俺の名前はストーム・フォン・ゼーン。ゼーン伯爵でもかまわないが、ストームさん、と気軽に読んでくれたほうが気が楽だ」
 と告げると、宿屋の主人がホッと胸をなでおろす。
「では、先にお部屋の鍵をお渡ししますね。食事はすぐにご用意しますので、酒場にいらして頂ければ」
 と告げて部屋の鍵を手渡す。
 それを受け取って、ストームは一度部屋の確認をしたのち、酒場に戻ってくる。
 そして差し出された食事をしばし楽しんでいた時。

「あーー。鍛冶屋さんのストームさんっぽい」
「本当だ。ご無沙汰していますわ、ストームさん」
「ワッハッハッ。こんなところで出会うとは奇遇じゃのう」
 と、突然声を掛けられたストーム。
 あまりにも懐かしい声の人々が名乗り出たので、慌ててそちらを見てみる。
 そこには、カナン郊外で助けた冒険者たちが驚いた表情で立っていた。
「以前カナン近くで出会った、冒険者のポイポイさん御一行様でしたか。こんなところで出会うとは。ギルドの任務か何かですか?」
「いやいや。ちょっと訳ありでな。ワシは元々この近くにある小さなドワーフ氏族の街出身でのう。依頼でアインホーンまでの護衛があったので、それを終わらせて久し振りの帰省じゃよ」
「それで、私達もご一緒するのですわ」
「ついでに探検にいくっぽい。ターキーさんの故郷は、近くにエル・カネックがあるのでモゴモゴモゴモゴ」

──キュピーン
 瞬時にポイポイの口を塞ぐ、ワイルドターキーとズブロッカの二人。
「な、なんでもないぞう」
「ええ。全く何もありませんわよ」
 と慌てて後ろに下がるが。
 その一瞬の失言を聞き逃すストームではない。
「まあまあ、ちょっと座りなさい。実は、俺がこっちに来たのも訳があってな‥‥」
 と3人を椅子に座らせるストーム。
「ふむふむ。食事は大勢の方が楽しいからのう。ズブさん、ポイポイさん、ご一緒しようではないか」
 と喜んで同席する三名。
「さて、何処から話をすれば良いのやら」
 と目の前の三人に視線を送る。

(ドワーフとエルフはまあ良いが、問題は……)

 とポイポイを見る。
 彼女は旅に生きるロリエットの氏族。
 『楽しければなんでもこい』の種族である。
 それ故、内緒話などは苦手でもある。
「ここから先は、シャレにならない話になる。絶対に口外しないと言うのなら話をするが」
「ふむ。ストーム殿には助けてもらった経緯もあるしのう」
「そうですね。私達も冒険者です。得た情報を口外するなと言うのでしたら、そのお言葉に従いますわ」
「大丈夫っぽーい」
 と告げるので、ストームは静かに話を始めた。
 水晶柱の少女の事やティルナノーグの解放の件について。
 そしてそれら全ての問題を解決するために、吟遊詩人のエルリックに助言を求めにきたことも。

――ガクガクブルブル
 話の内容があまりにも突拍子もないので信用してくれるか心配であったが、三人は固まってガクガクと震えている。
「と言うことだ。この後はエルリックの元を訪ねてから、エル・カネックに向かいたい。力を貸してくれるか?」
「ポイポイは手伝うっぽい」
「そ、そうじゃのう。それは是非手伝わせてもらうぞ」
「そうね。でも、私達も冒険者です。多少は報酬を支払って頂きたいですけれどね」
 とズブロッカが告げるので、ストームはバックの中から金貨の入った袋を取り出した。
「よし。一人頭、前金で金貨50。『全てが終わった』ら追加で金貨250。依頼内容は、今話した件が終わるまで協力してくれること。どうだ?」
「はーい。分かったっぽい」
「うむ。特に問題はないぞ」
「報酬については、一応慣例としてね。では依頼終了まで宜しくお願いします」
 と依頼が成立したので前金を支払う。
 そして一先ず食事を終えると、ワイルドターキーの案内でエルリックの元を訪れたたのである。

 
 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯


 フィーエリンの町外れの一軒家にあるエルリック邸。
 彼女の元を訪れた一行は、そのまま客間へと案内された。

「ようこそ我が家へ。私が歴史研究家のエルリックと申します。今日はわざわざお越しいただきご苦労様です。こちらは親友のライと申します」
 と、横に座っていた筋骨隆々なエルフを紹介するエルリック。
「今ご紹介に預かりました、ディーンの森のエルフ、ライと申します。気軽にライ・ディーンとお呼びください」
 と頭を下げるライ。
 あれ、何処かであったことあるようなないような‥‥。
「いえいえ、此方こそ突然お邪魔して申し訳有りません。ストームと申します、こちらはパーティの」
「ターキーさんたちでしたら私も知り合いなので紹介は不要ですよ」
 ニコリと笑いつつエルリックが告げる。
「しかし、まさかこのような所でストーム殿と出会えるとは、思ってもみませんでした」
 とライが楽しげに告げる。
「ほう、貴方はストーム殿を知っているのですか?ライ・ディーン」
「うむ、実はな……と」
 そこまで話して、ライはストームを見て言葉を止める。
「まあ、これ以上は野暮な話。詮索無用と行こうではないか」
 というライの言葉に頷くと、ストームは早速話を始めた。
「エル・カネックに向かいたいのだが、なんでも良いから情報が欲しい」
 と単刀直入に問い掛ける。
「成る程。随分とストレートですね。ですがターキーさんがここに連れてきたという事でしたら、教えないわけにも行きませんね。まず、あの地へ向かうためには、いくつか必要なものがあります」
 と告げながら立ち上がると、エルリックは部屋の奥においてある棚から一振りの短剣と、太陽の紋章の刻まれたメダルを持ってきた。
「これは一体なんですか?」
「エル・カネックへと繋がる、太陽の門を通るための通行手形です。この二つで門を開く事で、エル・カネックへと向かう回廊が開きます。ですが、それだけではたどり着くことができません」
「うむ。あそこにはちょっと面倒くさい仕掛けがあってなぁ」
 とライが告げる。

「どういう事だ? 知っているのか、ライ・ディーン!!」
「うむ。エル・カネックへと向かう回廊には仕掛けがあってなぁ。これは吟遊詩人ミィン・メーインの遺した伝承に記されているのだが、門は試しの門とも伝えられている。エル・カネックに何を求めて向かうのかによって、回廊の難易度が変わるらしい。何故ならば」
 とライが説明する。
「何故ならば?」
「エル・カネックは、今もなお住人達が生きている都市だからさ。古い言い伝えでは滅びし都となっているが、実際はエル・カネックの住人達が自らの手で都市そのものを大地の下に封印したのだ」
 ライの言葉を静かに聞いているエルリック。
「とまあ、説明は以上です。太陽の門はターキーさんたちが知っているので、連れて行ってもらうと良いでしょう。この手形はお渡しすることができませんが、ターキーさんたちも持っているので一緒に行くのでしたら問題はありませんね」
 と微笑みつつげる。
「そうでしたか。色々と教えていただき有難うございます」
「いえいえ。殆どライが話ししていただけですので、私は何もしていませんよ」
「私も、自分の知っていることを告げただけですので。では、私はこれで。乗合馬車の時間ですので」
 と挨拶をして、ライ・ディーンはエルリック宅を後にした。
「フフッ、相変わらず忙しい人だこと。もしエル・カネックに向かうのでしたら、急いだ方が良いですよ」
 とエルリックが告げると、ターキーが慌てて立ち上がる。
「そうじゃ、ストームさんや、急ごう。太陽の門はその名の通り、朝の太陽が昇る時と太陽が頂点にある時、そして太陽が沈む時の三回しか開かないのじゃよ」
「今から向かえば?」
「道中は3日ほど。今から行けば、三日後の夕方には着くはずじゃ」
 とターキーが告げるので、ストームはエルリックに頭を下げた。
「すいません。急ぎですので、これで失礼します」
「はいはい。道中お気をつけくださいね」
 とエルリックに見送られ、ストーム達は旅路を急ぐことにした。


 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 


 フィーエリンを出発して三日。
 街道から森にある小さな小道を通り抜け、其処からエルフの領地であるブラウヴァルト大森林に向かう。
 その途中にある小さな泉にたどり着くと、ワイルドターキーが周囲を見渡す。

「ふむ。やはり時間が合わなかったか」
「でも、ちょっと早かっただけっぽい。この前みたいにちょっと手遅れじゃないっぽいよ」
「そうだな。取り敢えず一休みとするか」
 と三人は荷物を降ろして一休みとなった。
「ちょっと早かったのなら、少しでも早く目的地にたどり着いた方が良いんじゃないか?」
 と三人が余りにもゆっくりしているので、ストームは先を急ぐことを提案したのだが。
「ストームさん、此処がエル・カネックの入り口っぽいよ」
「はあ? 此処とは?」
 と慌てて周囲を見渡すストーム。
 だが、何処にも遺跡らしい建物の跡は存在しない。
「だから此処がその入り口ですわ」 
 とズブロッカが、目の前の泉を指差す。
「此処が?  一体どうやって?」
 ストームは泉に近づくと、そっと覗き込む。
 大きさにして直径10m程度、深さは2mにも満たない。
「ハッハッハッ。ストームさん、エル・カネックの別名は『太陽の都市』とも呼ばれていてのう。伝説で滅んだと言われていたのは地上に剥き出しになった都市だけで、地下にあった都市は全く侵略されてはおらんかったのだよ」
 と告げながら、ワイルドターキーは空をじっと見る。
「そろそろじゃな。さて、話の続きじゃが、水晶の民の魔術の力で、エル・カネックはこの世界とは異なる空間に引っ越ししたのじゃ。大地と共にな。だから、今、この目の前にエル・カネックがあると告げても、ストームさんは信じないじゃろう」
 懐から太陽のメダルを取り出すと、それを泉にかざす。
 太陽光がメダルに反射し、その反射光が泉を照らした時。

――スーッ
 と巨大な扉が姿を現した。
 今度は懐から取り出した短剣を扉にかざすと、扉がゆっくりと開き始めたのである。

「こ、これが、エル・カネックへの扉か……」
「ええ。私たちもターキーに連れてきてもらった時には驚きましたわ」
「その通りっぽい。この道を通って、ポイポイ達は『滅びたエル・カネック』に遊びに行ったっぽい。其処はまだお宝があるっぽいよ」
 と三人が告げる。
「その遺跡の宝とは?」
「ハッハッハッ。地上の都市だった部分は、その全てが侵略者によって奪われたのではないからな。エル・カネックの長老達は、未だに伝説を信じている者達のために、その遺跡に向かう道は残してあるのじゃよ。今もなお、存在する本物のエル・カネックを隠すためにな」
「そんな重要な話を、俺になんて話して良いのか?」
 とストームが問いかけるが。
「さて。それは分からん。この太陽の門は、ドワーフにしか開けることができぬ。扉を開けたものが認めたものしかくぐる事は出来ない。そして、其処に何を求めているのかで、回廊は侵入者を排除する。この扉のことも含めて、其の者の記憶を消してな」
 そんな事を話しつつ、三人は荷物を背負う。
「では参ろうか。鬼が出るか邪が出るか、此処にストームさんの求めているものがあるかどうか……」
 と告げて、先に三人が入って行った。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず、か。それじゃあ行ってみようか」
 と覚悟を決めて、ストームも太陽の門を潜っていった。
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