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第7章・王位継承と、狙われた魔導書
第316話・うん、アリサちゃんも手伝いたいのですね
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――ガラガラガラガラ
早朝、6つの鐘が鳴り始めた時。
朝靄の向こうから、【型録通販のシャーリィ】の配達馬車が走ってきます。
今日は純白の馬車が一台、その御者台にはペルソナさんの姿も見えています。
「お待たせしました。【型録通販のシャーリィ】より、ご注文の品をお届けに参りました……と、今日は随分と物々しいのですね。何かありましたか?」
フェイール商店の店舗横に併設されている倉庫の前、そこに私のエセリアル馬車が止まっています。
今日はその前でペルソナさんをお迎えしていたのですけれど、私だけでなくノワールさん、ブランシュさん、そしてクリムゾンさんも一緒に待ってくれました。
今日の荷物は、いつもの3倍以上、当然ながら検品の時間もいつも以上にかかります。
だから、荷下ろし要員とアイテムボックス要員として、お手伝いしてくれるそうで。
「……ということじゃな。ほら、とっとと荷物を下ろすぞ」
「俺は姐さんの検品が終わった商品をアイテムボックスに納めるかな。アイテムボックス共有……と」
ブランシュさんのアイテムボックスと、私のアイテムボックス内の『フェイール商店』のパーテーションを共有します。これでブランシュさんがアイテムボックスに荷物をしまう係となります。
「では、私はクリスティナさまのお手伝いを」
「はい、よろしくお願いします、ノワールさん」
「畏まりました……」
「ほらほら、ノワールや、とっとと検品を始めんか。荷物が溜まっていくぞ」
馬車の荷台から、ペルソナさんとクリムゾンさんが積荷を下ろし始めました。
まあ、認識阻害の効果があるため、馬車から降ろしてもすぐには私たち以外は触れることはできません。でも、あまり時間をかけすぎますと、認識阻害の効果はゆっくりと消滅し始めます。
私たちに掛けられた効果は消えませんが、どうしても積荷などは荷台から降ろしてしまったら効果が薄れていくとかで、今は急ぎ作業を進めなくてはなれません。
「それじゃあ始めますか! みなさん、よろしくお願いします」
私とノワールさんで次々と検品して、ブランシュさんに指示を出します。
そしてブランシュさんがアイテムボックスに納める、うん、いい流れです。
ちなみにエセリアル馬車の窓からは、アリサちゃんが興味津々でこちらを見ています。
この作業が終わったら朝食にしますので、もう少し待っていてくださいね……。
「クリスティナさま。アリサちゃんが、ずっとこっちを見ていますけれど」
「まあ、あの子の血筋というか、運命というか……認識阻害が効きませんからねぇ」
「え、クリスティナさん、今の話はなんでしょうか?」
おおっと、私とノワールさんの話になにか気が付いたのか、ペルソナさんが驚いた顔でこちらに話しかけてきました。まあ、認識阻害効果って、勇者の血筋とか勇者本人には効果が薄いそうですから。
そう考えているうちに、気が付くと荷物は全て降ろし終えています。
私たちもラストスパート、一気に検品を終えました。
「ハアハアハアハア……も、もう、こんなに大量の入荷は当面は控えますわ」
「とはいえ、事情が事情だからなぁ」
「それよりも、わしは早く朝食を食べたいぞ」
三人とも、まだまだ元気そうで。
私はペルソナさんに支払いを行い、新しい型録を受け取りました。
来月は……んん? 秋の味覚? あ、勇者さんの世界はそろそろ秋なのですか。
「はい、支払いは確認しました。今回も【型録通販のシャーリィ】をご利用いただき、誠にありがとうございます……それと、先ほどのお話なのですが、何かあったのですか?」
「先ほどの話、はい、そうですわね。それじゃあ、折角なのでペルソナさんも朝食をご一緒しませんか? その時にご説明しますので」
やった、ペルソナさんを食事にお誘いしましたよ。
今まではこんなチャンスはなかったのですから、これは快挙です。
「そうですね……まだ時間は十分ありますので、折角ですからご相伴にお預かりします」
「はい、それではこちらへ……」
エセリアル馬車の中にペルソナさんをご招待。
広い応接間のような場所、そこのソファーに座って本を読んでいるアリサちゃんが一人。
「あ、クリスティナさん、お疲れ様でした」
「はい、今すぐご飯を作ってきますね」
「では、私もお手伝いしますので、白と紅はアリサちゃんとペルソナさまのお相手を、よろしくお願いします」
「了解……と、それじゃあ旦那、この子がアリサちゃんで……」
「ブランシュ、どうして私の呼ばれ方が、旦那に変わったのですか?」
うん、ブランシュさんがペルソナさんにアリサちゃんを紹介しています。
では、今のうちにちゃっちゃとご飯を作ってしまいましょう。
幸いなことに、私のアイテムボックスには、【日本全国くいだおれフェア】という季節限定型録で購入した様々な食材が入っています。
あとはペルソナさんの好きな食べ物を……って。
「クリスティナさま、ペルソナさまは、どちらかというと野菜系と魚系が好物ですよ(ボソッ)」
「は、はわわわわ、そ、そんなって、ノワールさん、また私の心の中を覗き込んだのですか?」
「いえ、小声でつぶやいていましたから。ということで、本日はこちらの食材を使いましょう」
ノワールさんがアイテムボックスから取り出したものは、【越後村上の塩引き鮭】と【大泉農園の、とれたて夏野菜セット】です。
塩引き鮭は焼魚ですね、夏野菜はサラダと、ああ、大根おろしですか。
はいはい、勇者語録にもありますよね、大根は根元から降ろすと辛くなるって。
それではさっそく、レッツクッキング……あ、ご飯も炊かないと。
ん? ノワールさん、夏野菜なのにどうしてパイ生地を用意しているのですか?
朝はご飯ですよ、パイじゃありませんよ?
………
……
…
「ふぅ、朝から大ボリュームじゃったな」
「全くだ。もう、今日はあまり動きたくないぞ」
「でも、クリスティナさんのつくった朝食、大変おいしかったですよ」
「ありがとうございます。これ、知覧茶です。食後に飲むと言いそうなので、どうぞ。アリサちゃんはオレンジジュースがいいかな?」
「はいっ、ありがとうございます!!」
うん? 気のせいでしょうか、今朝のアリサちゃんはなんといいますか、ハキハキしています。
それにも右手首には知らないブレスレットが付けられていますし。
「ああ、クリスティナさん、アリサちゃんの件ですが、ブランシュたちから説明は受けました。しかし、まさか初代魔王の転生者とは予想外でした。ですので、体内の魔素放出を抑え、頭の角も隠せるようなブレスレットを偶然持っていましたので、そちらをアリサちゃんにお渡ししておきました」
「そうなのですか!!」
思わず問い返してしまいましたけれど、ペルソナさんはにっこりとほほ笑んでいます。
うう、その笑顔は狡いです。
何も聞き返せなくなったじゃないですか。
「さて。それでは朝食のお礼として、精霊人としてのアドバイスを。アリサちゃんですが、できるならば聖職者の前には出さない方が良いでしょう。彼らは神の加護を持ちます、私が与えた『守護のブレスレット』の効果を打ち消される恐れがあります。あと、勇者にも効果はないと思ってください。それ以外の方には、認識阻害と同じ効果がありますので大丈夫かとおもいますので」
「そうですか……うん、アリサちゃん、馬車から外に出るときは、私かノワールさん、ブランシュさん、クリムゾンさんの誰かと一緒に出る事。これは約束だからね」
「はい、わかりました。それでですね……あの……」
うん?
なにかアリサちゃんがモジモジとしていますけれど。
「どうかしたの?」
「アリサも、クリステイナさんのお手伝いがしたいのですけれど……駄目でしょうか?」
「はぅあ!! か、可愛い……」
「可憐じゃなぁ」
「元王女ということもあり、カリスマ性も高いですわね」
ブランシュさんたちが、アリサちゃんの可愛さにノックアウトですか。
まあ、私はその程度では……って、お手伝いぐらいならいいですよね。
「それじゃあ、次の納品の時からお願いしますね。流石に露店の手伝いはもう少し先になると思うけれど……それでいい?」
「はいっ!!」
うんうん。
なんだか、私まで幸せな気分になってきましたよ。
ということで、ペルソナさんを見送ってから、いよいよ馬車での移動を開始です。
王都を出て三日後には交易都市メルカバリーに到着。
そこで一晩の宿を借りた跡は、シャトレーゼ伯爵に見つかる前にメルカバリーを出発。
さらに3日後には、港町サライへ到着です。
ここからは西交易路を通って、いよいよラボリュート辺境伯領へと向かいますが。
うん、ここで一日ぐらい露店を開いても、罰は当たりませんよね。
予定よりも早い時間で到着しそうですから。
早朝、6つの鐘が鳴り始めた時。
朝靄の向こうから、【型録通販のシャーリィ】の配達馬車が走ってきます。
今日は純白の馬車が一台、その御者台にはペルソナさんの姿も見えています。
「お待たせしました。【型録通販のシャーリィ】より、ご注文の品をお届けに参りました……と、今日は随分と物々しいのですね。何かありましたか?」
フェイール商店の店舗横に併設されている倉庫の前、そこに私のエセリアル馬車が止まっています。
今日はその前でペルソナさんをお迎えしていたのですけれど、私だけでなくノワールさん、ブランシュさん、そしてクリムゾンさんも一緒に待ってくれました。
今日の荷物は、いつもの3倍以上、当然ながら検品の時間もいつも以上にかかります。
だから、荷下ろし要員とアイテムボックス要員として、お手伝いしてくれるそうで。
「……ということじゃな。ほら、とっとと荷物を下ろすぞ」
「俺は姐さんの検品が終わった商品をアイテムボックスに納めるかな。アイテムボックス共有……と」
ブランシュさんのアイテムボックスと、私のアイテムボックス内の『フェイール商店』のパーテーションを共有します。これでブランシュさんがアイテムボックスに荷物をしまう係となります。
「では、私はクリスティナさまのお手伝いを」
「はい、よろしくお願いします、ノワールさん」
「畏まりました……」
「ほらほら、ノワールや、とっとと検品を始めんか。荷物が溜まっていくぞ」
馬車の荷台から、ペルソナさんとクリムゾンさんが積荷を下ろし始めました。
まあ、認識阻害の効果があるため、馬車から降ろしてもすぐには私たち以外は触れることはできません。でも、あまり時間をかけすぎますと、認識阻害の効果はゆっくりと消滅し始めます。
私たちに掛けられた効果は消えませんが、どうしても積荷などは荷台から降ろしてしまったら効果が薄れていくとかで、今は急ぎ作業を進めなくてはなれません。
「それじゃあ始めますか! みなさん、よろしくお願いします」
私とノワールさんで次々と検品して、ブランシュさんに指示を出します。
そしてブランシュさんがアイテムボックスに納める、うん、いい流れです。
ちなみにエセリアル馬車の窓からは、アリサちゃんが興味津々でこちらを見ています。
この作業が終わったら朝食にしますので、もう少し待っていてくださいね……。
「クリスティナさま。アリサちゃんが、ずっとこっちを見ていますけれど」
「まあ、あの子の血筋というか、運命というか……認識阻害が効きませんからねぇ」
「え、クリスティナさん、今の話はなんでしょうか?」
おおっと、私とノワールさんの話になにか気が付いたのか、ペルソナさんが驚いた顔でこちらに話しかけてきました。まあ、認識阻害効果って、勇者の血筋とか勇者本人には効果が薄いそうですから。
そう考えているうちに、気が付くと荷物は全て降ろし終えています。
私たちもラストスパート、一気に検品を終えました。
「ハアハアハアハア……も、もう、こんなに大量の入荷は当面は控えますわ」
「とはいえ、事情が事情だからなぁ」
「それよりも、わしは早く朝食を食べたいぞ」
三人とも、まだまだ元気そうで。
私はペルソナさんに支払いを行い、新しい型録を受け取りました。
来月は……んん? 秋の味覚? あ、勇者さんの世界はそろそろ秋なのですか。
「はい、支払いは確認しました。今回も【型録通販のシャーリィ】をご利用いただき、誠にありがとうございます……それと、先ほどのお話なのですが、何かあったのですか?」
「先ほどの話、はい、そうですわね。それじゃあ、折角なのでペルソナさんも朝食をご一緒しませんか? その時にご説明しますので」
やった、ペルソナさんを食事にお誘いしましたよ。
今まではこんなチャンスはなかったのですから、これは快挙です。
「そうですね……まだ時間は十分ありますので、折角ですからご相伴にお預かりします」
「はい、それではこちらへ……」
エセリアル馬車の中にペルソナさんをご招待。
広い応接間のような場所、そこのソファーに座って本を読んでいるアリサちゃんが一人。
「あ、クリスティナさん、お疲れ様でした」
「はい、今すぐご飯を作ってきますね」
「では、私もお手伝いしますので、白と紅はアリサちゃんとペルソナさまのお相手を、よろしくお願いします」
「了解……と、それじゃあ旦那、この子がアリサちゃんで……」
「ブランシュ、どうして私の呼ばれ方が、旦那に変わったのですか?」
うん、ブランシュさんがペルソナさんにアリサちゃんを紹介しています。
では、今のうちにちゃっちゃとご飯を作ってしまいましょう。
幸いなことに、私のアイテムボックスには、【日本全国くいだおれフェア】という季節限定型録で購入した様々な食材が入っています。
あとはペルソナさんの好きな食べ物を……って。
「クリスティナさま、ペルソナさまは、どちらかというと野菜系と魚系が好物ですよ(ボソッ)」
「は、はわわわわ、そ、そんなって、ノワールさん、また私の心の中を覗き込んだのですか?」
「いえ、小声でつぶやいていましたから。ということで、本日はこちらの食材を使いましょう」
ノワールさんがアイテムボックスから取り出したものは、【越後村上の塩引き鮭】と【大泉農園の、とれたて夏野菜セット】です。
塩引き鮭は焼魚ですね、夏野菜はサラダと、ああ、大根おろしですか。
はいはい、勇者語録にもありますよね、大根は根元から降ろすと辛くなるって。
それではさっそく、レッツクッキング……あ、ご飯も炊かないと。
ん? ノワールさん、夏野菜なのにどうしてパイ生地を用意しているのですか?
朝はご飯ですよ、パイじゃありませんよ?
………
……
…
「ふぅ、朝から大ボリュームじゃったな」
「全くだ。もう、今日はあまり動きたくないぞ」
「でも、クリスティナさんのつくった朝食、大変おいしかったですよ」
「ありがとうございます。これ、知覧茶です。食後に飲むと言いそうなので、どうぞ。アリサちゃんはオレンジジュースがいいかな?」
「はいっ、ありがとうございます!!」
うん? 気のせいでしょうか、今朝のアリサちゃんはなんといいますか、ハキハキしています。
それにも右手首には知らないブレスレットが付けられていますし。
「ああ、クリスティナさん、アリサちゃんの件ですが、ブランシュたちから説明は受けました。しかし、まさか初代魔王の転生者とは予想外でした。ですので、体内の魔素放出を抑え、頭の角も隠せるようなブレスレットを偶然持っていましたので、そちらをアリサちゃんにお渡ししておきました」
「そうなのですか!!」
思わず問い返してしまいましたけれど、ペルソナさんはにっこりとほほ笑んでいます。
うう、その笑顔は狡いです。
何も聞き返せなくなったじゃないですか。
「さて。それでは朝食のお礼として、精霊人としてのアドバイスを。アリサちゃんですが、できるならば聖職者の前には出さない方が良いでしょう。彼らは神の加護を持ちます、私が与えた『守護のブレスレット』の効果を打ち消される恐れがあります。あと、勇者にも効果はないと思ってください。それ以外の方には、認識阻害と同じ効果がありますので大丈夫かとおもいますので」
「そうですか……うん、アリサちゃん、馬車から外に出るときは、私かノワールさん、ブランシュさん、クリムゾンさんの誰かと一緒に出る事。これは約束だからね」
「はい、わかりました。それでですね……あの……」
うん?
なにかアリサちゃんがモジモジとしていますけれど。
「どうかしたの?」
「アリサも、クリステイナさんのお手伝いがしたいのですけれど……駄目でしょうか?」
「はぅあ!! か、可愛い……」
「可憐じゃなぁ」
「元王女ということもあり、カリスマ性も高いですわね」
ブランシュさんたちが、アリサちゃんの可愛さにノックアウトですか。
まあ、私はその程度では……って、お手伝いぐらいならいいですよね。
「それじゃあ、次の納品の時からお願いしますね。流石に露店の手伝いはもう少し先になると思うけれど……それでいい?」
「はいっ!!」
うんうん。
なんだか、私まで幸せな気分になってきましたよ。
ということで、ペルソナさんを見送ってから、いよいよ馬車での移動を開始です。
王都を出て三日後には交易都市メルカバリーに到着。
そこで一晩の宿を借りた跡は、シャトレーゼ伯爵に見つかる前にメルカバリーを出発。
さらに3日後には、港町サライへ到着です。
ここからは西交易路を通って、いよいよラボリュート辺境伯領へと向かいますが。
うん、ここで一日ぐらい露店を開いても、罰は当たりませんよね。
予定よりも早い時間で到着しそうですから。
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