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第4章・北方諸国漫遊と、契約の精霊と
第199話・救世主……いえ、型録通販のシャーリィです。
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炊き出し、そして毛布や衣類の無料配布。
時間が経つにつれてどんどん避難してくる人が増えはじめ、それと同時に大バザールの間を走る道にも人があふれ始めました。
それに伴い、騎士の方々による警備も増員されてきたのは良いのですけれど、そろそろこの場所に怪我人を連れてくるのは限界だと思われます。
炊き出しはさらに鍋を追加し、有志の奥様たちが手伝ってくれていますし、毛布や衣類の配布についても近所の商店の人たちが手伝ってくれています。
こうなると、私が直接できることは殆どありません。
でも、このまま何事もなく全て終わるのかどうか、だんだんと不安になってきました。
ここに来る人たちの表情もまだ暗く、ここからすぐにでも逃げたくなっています。
他に逃げる場所がないかと騎士たちに問いかけている人もいますし、なによりも子供たちのすすり泣く声まで聞こえてきました。
「……泣かないでね。これ食べて元気を出して」
泣いている子供たちのもとに向かい、以前購入していた駄菓子やチョコレートを取り出し、それを配ります。
甘いものでも食べて、少しでも元気になってほしい。
そう思って配っていると、私もだんだんと不安になってきそうです。
「クリスティナさん、こちらの鍋の具材の追加をお願いします」
「こちらの毛布、あと10枚ほど必要なのですが」
「はい、少々お待ちください」
炊き出しと配給をお願いしていた人達が呼んでいます。
大丈夫、まだどっちも在庫はある。
少しだけ溢れそうな涙をグイっと拭い、急ぎ足で炊き出しの場所へ。
そして急いでアイテムボックスから具材をさがします。
といっても、根菜類は大バザールの中の商店の提供、おなじく肉類も大型精肉店からの無料提供です。
だから、調味料やお米などを取り出して、それぞれの担当さんにお渡しします。
「あと、私ができること、探すべきものは……」
大急ぎでアイテムボックスを開き、次の手を考えます。
温泉の健康グッズは今はダメ、懐中時計なんて今は必要ない。
綿羊の綿毛はあっても、加工していないからどうしようもない。
「なにか、なにかあるはず……明日の朝まで、この場所を安全にするために……」
そう呟きつつ、必死に目録である羊皮紙をくまなく調べていますと。
――カツカツカツカツ
「お待たせしました。型録通販のシャーリィです。定期配達便として荷物をお届けに参りました」
アイテムボックスの目録を睨みつけていた私の目の前に、白いタキシード姿のペルソナさんが姿を現してくれました。
ええ、いつものマスクで顔は隠れていますけれど、この優しい声、そしてこの姿。
私が見間違えるはずもありません。
でも、即日配達の注文時間はとっくに過ぎています。
ここの状況を考慮して即日対応してくれたにも、夕方6つの鐘にはまだ早すきます。
「え……定期便……」
「はい。途中で別口の配達がありましたので、こちらに届に来る時間が遅くなりました。誠に申し訳ありま……」
――ボロボロボロボロ
え、私、泣いてます?
ペルソナさんの姿を見て、安心している自分がいます。
よかった、ペルソナさんが来てくれた。
そう思って安堵したとき、堪えていた涙が溢れました。
「ペルソナさん、わ、わたっ、私っ……出来ることを頑張ってっ……不安でっ」
言葉も紡ぐことができない。
体も震えて、不安で不安で、どんどん人が集まって来て、私は商人として出来る限りのことをして。
「魔王軍が来て、クリムゾンさんが戦って、みんな怪我して、それで」
「大丈夫ですよ」
その言葉と同時に、ペルソナさんがしゃがんで私を抱きしめてくれます。
暖かい。
「クリムゾンは元とはいえ、あの魔王軍四天王と互角に渡り合ったエセリアルナイトです。今の、封印から解放され力を取り戻していない四天王ごときに、負けるはずがありません……」
「で、でも、柚月さんも王城にいって、ここにはノワールさんとブランシュさんがいてくれるけれど、私の立ち目にここに留まっていて……二人が戦ってくれたら、もっと早く被害が収まっていたかもしれないのに私のために留まって」
「今の彼女たちの主人は、クリスティナさん、貴方です。主を護るのが二人の務めです。それに、この二人が戦局を見誤るとは思っていません。クリムゾンと柚月さん、二人に任せて大丈夫と思ったからこそ、ここであなたの居場所を護っているのですよ」
ペルソナさんが、そう私に諭すように話してくれます。
そうです。
私を護るのなら、ここはブランシュさんの結界だけで間に合うはずです。
ノワールさんが此処にいる理由は、私がここに来る怪我人の治療をお願いしたから……。
でも、二人なら、本当にこの街が危険なら私に断りを入れてでも戦いに赴いていた。
そう思って、ブランシュさんとノワールさんの方を向きますと。
ふたりとも、笑顔で頷いてくれました。
「そっか……そうですよね、ありがとうございます」
「ええ。だから、クリスティナさんは自分を責めるようなことはしないでください。あなたは商人、自分ができることをしています。だから、そのことで負い目を追ってはいけません。それに……」
そう告げてから、ペルソナさんが私の耳元に顔を近づけて。
「私がついていますから……」
そう、小声で呟いてくれました。
その言葉で、私の体の震えが収まっています。
こころなしか、体の中が暖かくなってきました。
『……ペルソナの加護を受けました』
え、なんですか今の言葉は。
確か、私がこの青い指輪を填めたときも、アーレストの秘儀に目覚めた時も聞こえてきた声です。
それよりも。
「ペ、ペルソナさんの加護って……」
「それは、秘密です」
そう問いかけても、彼は口元に指を立てて内緒の仕草をしてくれました。
そっか。また内緒なのですね。
「……いつか、教えてくださいね」
「ええ。と、それでは元気も取り戻したことですから、さっそく納品をしてしまいますか。そこでこちらをニヤニヤと見ているブランシュ、荷物を下ろすのを手伝ってもらえますよね?」
心なしか、今の言葉には凄みを感じます。
その証拠にブランシュさんが姿勢を整えて騎士の敬礼を行っています。
「さ……サーイエッサー!」
「よろしい。では始めるとしましょう。クリスティナさんは検品と、アイテムボックスへの移動をお願いします」
「はい、よろこんで」
先ほどまでの不安もなにもかも、全て吹っ飛んでいきました。
さあ、ペルソナさんからも元気をもらいました、まずは荷物を収めてから対策を考えることにしましょう。
時間が経つにつれてどんどん避難してくる人が増えはじめ、それと同時に大バザールの間を走る道にも人があふれ始めました。
それに伴い、騎士の方々による警備も増員されてきたのは良いのですけれど、そろそろこの場所に怪我人を連れてくるのは限界だと思われます。
炊き出しはさらに鍋を追加し、有志の奥様たちが手伝ってくれていますし、毛布や衣類の配布についても近所の商店の人たちが手伝ってくれています。
こうなると、私が直接できることは殆どありません。
でも、このまま何事もなく全て終わるのかどうか、だんだんと不安になってきました。
ここに来る人たちの表情もまだ暗く、ここからすぐにでも逃げたくなっています。
他に逃げる場所がないかと騎士たちに問いかけている人もいますし、なによりも子供たちのすすり泣く声まで聞こえてきました。
「……泣かないでね。これ食べて元気を出して」
泣いている子供たちのもとに向かい、以前購入していた駄菓子やチョコレートを取り出し、それを配ります。
甘いものでも食べて、少しでも元気になってほしい。
そう思って配っていると、私もだんだんと不安になってきそうです。
「クリスティナさん、こちらの鍋の具材の追加をお願いします」
「こちらの毛布、あと10枚ほど必要なのですが」
「はい、少々お待ちください」
炊き出しと配給をお願いしていた人達が呼んでいます。
大丈夫、まだどっちも在庫はある。
少しだけ溢れそうな涙をグイっと拭い、急ぎ足で炊き出しの場所へ。
そして急いでアイテムボックスから具材をさがします。
といっても、根菜類は大バザールの中の商店の提供、おなじく肉類も大型精肉店からの無料提供です。
だから、調味料やお米などを取り出して、それぞれの担当さんにお渡しします。
「あと、私ができること、探すべきものは……」
大急ぎでアイテムボックスを開き、次の手を考えます。
温泉の健康グッズは今はダメ、懐中時計なんて今は必要ない。
綿羊の綿毛はあっても、加工していないからどうしようもない。
「なにか、なにかあるはず……明日の朝まで、この場所を安全にするために……」
そう呟きつつ、必死に目録である羊皮紙をくまなく調べていますと。
――カツカツカツカツ
「お待たせしました。型録通販のシャーリィです。定期配達便として荷物をお届けに参りました」
アイテムボックスの目録を睨みつけていた私の目の前に、白いタキシード姿のペルソナさんが姿を現してくれました。
ええ、いつものマスクで顔は隠れていますけれど、この優しい声、そしてこの姿。
私が見間違えるはずもありません。
でも、即日配達の注文時間はとっくに過ぎています。
ここの状況を考慮して即日対応してくれたにも、夕方6つの鐘にはまだ早すきます。
「え……定期便……」
「はい。途中で別口の配達がありましたので、こちらに届に来る時間が遅くなりました。誠に申し訳ありま……」
――ボロボロボロボロ
え、私、泣いてます?
ペルソナさんの姿を見て、安心している自分がいます。
よかった、ペルソナさんが来てくれた。
そう思って安堵したとき、堪えていた涙が溢れました。
「ペルソナさん、わ、わたっ、私っ……出来ることを頑張ってっ……不安でっ」
言葉も紡ぐことができない。
体も震えて、不安で不安で、どんどん人が集まって来て、私は商人として出来る限りのことをして。
「魔王軍が来て、クリムゾンさんが戦って、みんな怪我して、それで」
「大丈夫ですよ」
その言葉と同時に、ペルソナさんがしゃがんで私を抱きしめてくれます。
暖かい。
「クリムゾンは元とはいえ、あの魔王軍四天王と互角に渡り合ったエセリアルナイトです。今の、封印から解放され力を取り戻していない四天王ごときに、負けるはずがありません……」
「で、でも、柚月さんも王城にいって、ここにはノワールさんとブランシュさんがいてくれるけれど、私の立ち目にここに留まっていて……二人が戦ってくれたら、もっと早く被害が収まっていたかもしれないのに私のために留まって」
「今の彼女たちの主人は、クリスティナさん、貴方です。主を護るのが二人の務めです。それに、この二人が戦局を見誤るとは思っていません。クリムゾンと柚月さん、二人に任せて大丈夫と思ったからこそ、ここであなたの居場所を護っているのですよ」
ペルソナさんが、そう私に諭すように話してくれます。
そうです。
私を護るのなら、ここはブランシュさんの結界だけで間に合うはずです。
ノワールさんが此処にいる理由は、私がここに来る怪我人の治療をお願いしたから……。
でも、二人なら、本当にこの街が危険なら私に断りを入れてでも戦いに赴いていた。
そう思って、ブランシュさんとノワールさんの方を向きますと。
ふたりとも、笑顔で頷いてくれました。
「そっか……そうですよね、ありがとうございます」
「ええ。だから、クリスティナさんは自分を責めるようなことはしないでください。あなたは商人、自分ができることをしています。だから、そのことで負い目を追ってはいけません。それに……」
そう告げてから、ペルソナさんが私の耳元に顔を近づけて。
「私がついていますから……」
そう、小声で呟いてくれました。
その言葉で、私の体の震えが収まっています。
こころなしか、体の中が暖かくなってきました。
『……ペルソナの加護を受けました』
え、なんですか今の言葉は。
確か、私がこの青い指輪を填めたときも、アーレストの秘儀に目覚めた時も聞こえてきた声です。
それよりも。
「ペ、ペルソナさんの加護って……」
「それは、秘密です」
そう問いかけても、彼は口元に指を立てて内緒の仕草をしてくれました。
そっか。また内緒なのですね。
「……いつか、教えてくださいね」
「ええ。と、それでは元気も取り戻したことですから、さっそく納品をしてしまいますか。そこでこちらをニヤニヤと見ているブランシュ、荷物を下ろすのを手伝ってもらえますよね?」
心なしか、今の言葉には凄みを感じます。
その証拠にブランシュさんが姿勢を整えて騎士の敬礼を行っています。
「さ……サーイエッサー!」
「よろしい。では始めるとしましょう。クリスティナさんは検品と、アイテムボックスへの移動をお願いします」
「はい、よろこんで」
先ほどまでの不安もなにもかも、全て吹っ飛んでいきました。
さあ、ペルソナさんからも元気をもらいました、まずは荷物を収めてから対策を考えることにしましょう。
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