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一ヶ月の入院~私の場合~ 3
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私は、元々『うつ病』の診断をうけて、約2年半もの間、精神科のアラブの商人(私の主治医)にみてもらっていたので、何の躊躇もなく、⚪⚪ホスピタルへ転院をしました。
病棟にいくまでは、希望に満ち、『やっとちゃんとした精神科の治療をしてもらえる』と考えていたのです。
しかし、その思いは、後でボロボロにされてしまいますが。
退院の手続きが終わり、ヒコちゃんの運転席に乗せられ、着いたのが『⚪⚪ホスピタル』です。
大学付属病院からは、家が断然近くなりました。
ヒコちゃんも少しは楽になる...そう、思うと、少しだけ気分が晴れました。(月・水・金以外の日は、透析が無いのでヒコちゃんが仕事のあとに来てくれます。しかも、家事も私の病院関連の事も全部してくれていました。本当にありがとう!)
さて、病院に到着すると、入院前の診察をしてくれたのは、病院の医院長先生でした。(主治医の代わりに入院前診察をしてくれました。月曜の夜と、木曜日の日勤しか、主治医に会えないので)
その時に、驚くべき事を聞かされます。
①「MRSA」が(+)だと、前の病院から連絡がきた事。
②血液検査で肝機能が高いこと。
③アルブミンが1.6と異常に低い事を聞かされます。
さらに衝撃が走ったのは、
④どうやら私は『うつ病』ではないらしいこと
何も聞かされていなかった衝撃が、私の心を次々に傷つけていったのです。
それでも、ちゃんとした治療をしてもらえると信じて、怒らずに我慢をしていました。(取りあえずMRSAが出ているので個室に入ることも、確認をしました。)
そして最後に医院長先生が、
「確か、あなたは看護師でしたね?精神科は初めて?」
と、聞いてきました。
「はい。学生の時に精神科に行った以来、初めてです。」
「そうですか。まあ、色々と頑張って下さい。」
と、意味ありげに笑みを浮かべたのを今でも思い出します。
診察を終えて、私は病棟の看護師さんのお迎えがきて、病棟へと上がっていきました。
そして、そのあと。私は更なる衝撃を受けることになります。
さて、看護師さんと私達夫婦が連れていかれたのは...
『閉鎖病棟』
でした。
エレベーターを出ると、目の前に看護室があり、病棟に入るには鍵を開けないと入れないようになっていました。
すぐにオリエンテーションを看護師さんは考えていたようですが。
私達は、ICU(寝巻きは、すべて前開き)で着用するような服しか持っておらず、病棟の人達は皆普段着を着ていました。
そこで、お昼時でもあったため、病室に入る前に外出して荷物を家に取りに行きたいと伝えました。(転院した日が、土曜日だったので、午前中に⚪⚪ホスピタルへ行かないと、先生の診察を受けることができなかったので)
看護師さんと相談した結果、 二時間だけと言うことで、了解を得ることができました。
私達は急いで家に帰り、荷物を作ったり、書類の手続きのを話したり、ご飯を食べたり...
とにかく世話しなく二時間はあっという間に過ぎました。
私達は、14時前に⚪⚪ホスピタル に約束通りに戻ってきました。
すると、看護室から看護師Sさんが出てきて、私は個室に連れていかれて一人、部屋の説明を受けました。
「それでは、よろしくお願いします。」
と、看護師Sさんが出て行ってしまいました。しかも、24時間部屋に施錠をすると言うのです。
...?!何故?
MRSAだけで、ここまでされるのか???仕方なく、部屋でひこちゃんを待つことにしました。
待つこと、30分。誰も個室に着ません。ヒコちゃんが帰ったのか?会えるのか?何も分かりません。
私は、ナースコールをしました。 コールの向こうで看護師Tさんが、
「はい、どうされました?」
と、出てくれました。私は、ヒコちゃんがいるのかどうか聞くと、
「少々お待ちください。確認します」
そう言って、5分後に私のいる個室に来てくれた。
「旦那さんはまだおられますが、何か?」
と、言ってしました。
私は、帰る前に夫と話をしたいと告げました。すると、
「え? 旦那さんと2時間話す時間があったはずですが?⁉」
と、言われたのです。急の退院に、たったの二時間で
す。話なんか出きるわけがない。私は、カチンとなって、
「あの...普通は、帰るからって、夫と話をしますよね?私、変なこと話していますか⁉」
と、看護師Tさんに声を荒げました。看護師Tさんは、
「まあ、普通はそうですね。」
・・・まるで、少し驚いているみたいでした。そして、こう言ってきました。
「分かりました。今はまだ内のスタッフと旦那さんが話しているので、終わったら会うようにします。」
との、上からの言葉。(そのあと、看護師Tさんも部屋を出るときに施錠をしていきました。)
5分後、別の看護師Oさんが来ました。ひこちゃんに会えるのか?と、喜ぶと...
「あなたは、何を希望しますか?」
と聞かれました。
(え?何を希望しますか⁉)
私は、困惑しました。
「あんまり、漠然としすぎて...そうですね早く治療を初めて、退院したいです。」
そう答えました。すると、
「例えば、インフルエンザをしたいとか...」
!私は、ハッとしました。
そう看護師Oさんが言いたかったのは、私にインフルエンザを予防接種するかどうかを聞いていたのです!
ご存知ない方もいるかもしれませんが、インフルエンザは、自由診療です。
つまり、金額は病院ごとに違います。
こちらのホスピタルさんは、約4000円との事でした。
しかし、私が努めていたバイト先の病院は、このあたりで、一番安い事を私は知っていたので、(何と2500円!)
「夫がいいと言うならしますけど?」
そう言いました。すると、
「するでいいんですね?」
ど、聞いてくるのです。
「はい、夫が承知しているなら。」
まるで、尋問されているようでしたが、そう言うと、看護師Oさんが、部屋から出ていきました。
何だか嫌な予感がしました。しかし、私は自由に外には出られません。待つしかありませんでした。
約1時間待っていたとき。
「それでは、旦那さんと話をしましょう。」
と、一番始めに私を部屋に通してくれた看護師Sさんが、やって来ました。
ホッとして急いで看護師Sさんの後を追って行くと、面会室にヒコちゃんがいるのかどうかいました。
私は、安心しました。 で、ヒコちゃんと話をすると、
「インフルエンザは、お前が(ハゼミが)いいと言うならやってくださいと、言った」
と言うとです。つまり、看護師Oさんは、ヒコちゃんに。
「(ハゼミが)してもいいといっている」
と、言っていたというのです。
伝言ゴッコてした。
で、ヒコちゃんと話し合った結果。私は、退院後にイユフルエンザの予防摂種をすることに決め、看護師Tさんに伝えました。
さらに、病棟内にスマホか持ち込めないと看護師Sさんに言われました。
しかし、私達はどうしてもスマホがないと困ると二人で断固許否。
その結果、
「主治医が月曜日の夜に来るから、確認します」
とのことで、私達も納得しました。
結局、二人で話を聞いた方が、約20分で話がつきました。(洗濯は家でする。入院時のおやつは飴にするなど...)
その後.ヒコちゃんが帰ることになり、鍵を開けてもらい、エレベーターまでお見送りをしました。そして、ヒコちゃんを見送ると、再び閉鎖病棟の個室に私も戻っいました。
病棟にいくまでは、希望に満ち、『やっとちゃんとした精神科の治療をしてもらえる』と考えていたのです。
しかし、その思いは、後でボロボロにされてしまいますが。
退院の手続きが終わり、ヒコちゃんの運転席に乗せられ、着いたのが『⚪⚪ホスピタル』です。
大学付属病院からは、家が断然近くなりました。
ヒコちゃんも少しは楽になる...そう、思うと、少しだけ気分が晴れました。(月・水・金以外の日は、透析が無いのでヒコちゃんが仕事のあとに来てくれます。しかも、家事も私の病院関連の事も全部してくれていました。本当にありがとう!)
さて、病院に到着すると、入院前の診察をしてくれたのは、病院の医院長先生でした。(主治医の代わりに入院前診察をしてくれました。月曜の夜と、木曜日の日勤しか、主治医に会えないので)
その時に、驚くべき事を聞かされます。
①「MRSA」が(+)だと、前の病院から連絡がきた事。
②血液検査で肝機能が高いこと。
③アルブミンが1.6と異常に低い事を聞かされます。
さらに衝撃が走ったのは、
④どうやら私は『うつ病』ではないらしいこと
何も聞かされていなかった衝撃が、私の心を次々に傷つけていったのです。
それでも、ちゃんとした治療をしてもらえると信じて、怒らずに我慢をしていました。(取りあえずMRSAが出ているので個室に入ることも、確認をしました。)
そして最後に医院長先生が、
「確か、あなたは看護師でしたね?精神科は初めて?」
と、聞いてきました。
「はい。学生の時に精神科に行った以来、初めてです。」
「そうですか。まあ、色々と頑張って下さい。」
と、意味ありげに笑みを浮かべたのを今でも思い出します。
診察を終えて、私は病棟の看護師さんのお迎えがきて、病棟へと上がっていきました。
そして、そのあと。私は更なる衝撃を受けることになります。
さて、看護師さんと私達夫婦が連れていかれたのは...
『閉鎖病棟』
でした。
エレベーターを出ると、目の前に看護室があり、病棟に入るには鍵を開けないと入れないようになっていました。
すぐにオリエンテーションを看護師さんは考えていたようですが。
私達は、ICU(寝巻きは、すべて前開き)で着用するような服しか持っておらず、病棟の人達は皆普段着を着ていました。
そこで、お昼時でもあったため、病室に入る前に外出して荷物を家に取りに行きたいと伝えました。(転院した日が、土曜日だったので、午前中に⚪⚪ホスピタルへ行かないと、先生の診察を受けることができなかったので)
看護師さんと相談した結果、 二時間だけと言うことで、了解を得ることができました。
私達は急いで家に帰り、荷物を作ったり、書類の手続きのを話したり、ご飯を食べたり...
とにかく世話しなく二時間はあっという間に過ぎました。
私達は、14時前に⚪⚪ホスピタル に約束通りに戻ってきました。
すると、看護室から看護師Sさんが出てきて、私は個室に連れていかれて一人、部屋の説明を受けました。
「それでは、よろしくお願いします。」
と、看護師Sさんが出て行ってしまいました。しかも、24時間部屋に施錠をすると言うのです。
...?!何故?
MRSAだけで、ここまでされるのか???仕方なく、部屋でひこちゃんを待つことにしました。
待つこと、30分。誰も個室に着ません。ヒコちゃんが帰ったのか?会えるのか?何も分かりません。
私は、ナースコールをしました。 コールの向こうで看護師Tさんが、
「はい、どうされました?」
と、出てくれました。私は、ヒコちゃんがいるのかどうか聞くと、
「少々お待ちください。確認します」
そう言って、5分後に私のいる個室に来てくれた。
「旦那さんはまだおられますが、何か?」
と、言ってしました。
私は、帰る前に夫と話をしたいと告げました。すると、
「え? 旦那さんと2時間話す時間があったはずですが?⁉」
と、言われたのです。急の退院に、たったの二時間で
す。話なんか出きるわけがない。私は、カチンとなって、
「あの...普通は、帰るからって、夫と話をしますよね?私、変なこと話していますか⁉」
と、看護師Tさんに声を荒げました。看護師Tさんは、
「まあ、普通はそうですね。」
・・・まるで、少し驚いているみたいでした。そして、こう言ってきました。
「分かりました。今はまだ内のスタッフと旦那さんが話しているので、終わったら会うようにします。」
との、上からの言葉。(そのあと、看護師Tさんも部屋を出るときに施錠をしていきました。)
5分後、別の看護師Oさんが来ました。ひこちゃんに会えるのか?と、喜ぶと...
「あなたは、何を希望しますか?」
と聞かれました。
(え?何を希望しますか⁉)
私は、困惑しました。
「あんまり、漠然としすぎて...そうですね早く治療を初めて、退院したいです。」
そう答えました。すると、
「例えば、インフルエンザをしたいとか...」
!私は、ハッとしました。
そう看護師Oさんが言いたかったのは、私にインフルエンザを予防接種するかどうかを聞いていたのです!
ご存知ない方もいるかもしれませんが、インフルエンザは、自由診療です。
つまり、金額は病院ごとに違います。
こちらのホスピタルさんは、約4000円との事でした。
しかし、私が努めていたバイト先の病院は、このあたりで、一番安い事を私は知っていたので、(何と2500円!)
「夫がいいと言うならしますけど?」
そう言いました。すると、
「するでいいんですね?」
ど、聞いてくるのです。
「はい、夫が承知しているなら。」
まるで、尋問されているようでしたが、そう言うと、看護師Oさんが、部屋から出ていきました。
何だか嫌な予感がしました。しかし、私は自由に外には出られません。待つしかありませんでした。
約1時間待っていたとき。
「それでは、旦那さんと話をしましょう。」
と、一番始めに私を部屋に通してくれた看護師Sさんが、やって来ました。
ホッとして急いで看護師Sさんの後を追って行くと、面会室にヒコちゃんがいるのかどうかいました。
私は、安心しました。 で、ヒコちゃんと話をすると、
「インフルエンザは、お前が(ハゼミが)いいと言うならやってくださいと、言った」
と言うとです。つまり、看護師Oさんは、ヒコちゃんに。
「(ハゼミが)してもいいといっている」
と、言っていたというのです。
伝言ゴッコてした。
で、ヒコちゃんと話し合った結果。私は、退院後にイユフルエンザの予防摂種をすることに決め、看護師Tさんに伝えました。
さらに、病棟内にスマホか持ち込めないと看護師Sさんに言われました。
しかし、私達はどうしてもスマホがないと困ると二人で断固許否。
その結果、
「主治医が月曜日の夜に来るから、確認します」
とのことで、私達も納得しました。
結局、二人で話を聞いた方が、約20分で話がつきました。(洗濯は家でする。入院時のおやつは飴にするなど...)
その後.ヒコちゃんが帰ることになり、鍵を開けてもらい、エレベーターまでお見送りをしました。そして、ヒコちゃんを見送ると、再び閉鎖病棟の個室に私も戻っいました。
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