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第1章 実は処女だなんて、絶対誰にも知られたくない!

第3話 酔いは醒めたはずなのに(※)

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 薄暗い寝室。ベッドの上で間抜け面を晒す私。隣に腰掛けて、そんな私を可笑しそうに見つめるサイラスくん。

「それから、バーで飲み直したんですよ。思い出しましたか?」
「……うん」

 思い出した。ほぼ。おそらく。今みたいに薄暗い照明の素敵な雰囲気のバーで、二人で飲んだのだ。

「いっぱい愚痴言って、いっぱい飲んだから。……酔うと、こんな風になっちゃうんですね」

 私の唇を撫でていたサイラスくんが、今度は私の頬を撫でながらうっとりと言う。

「あの、私……」
「なんですか?」
「酔ってたから、変なこと言ったよね」
「ぜんぜん気にしません」

 気にしてほしい。いや、むしろ気にしているのは私の方だ。あれやこれやと、全てを愚痴った。そう。『全て』だ。

「ボクは嬉しいです。エミリーさんが処女だって教えてもらえて」

(最悪)

 それだけは知られたくなかったのに。

「じゃあ、失礼しますね」

 言いながら、サイラスくんがベッドに上がってきた。長身の彼が乗ると、ダブルベッドも狭く感じてしまう。

「え、ちょ、ちょっと、なに……!?」

 慌ててその肩を押すと、サイラスくんの方が首を傾げた。

「なにって……。ボクにくれるって言ったじゃないですか」
「な、なにを……?」

 冷や汗が流れる。確かに、そんな会話をした記憶がある。酔いつぶれてしまう直前だ。

『私の処女をぉ、もらってくれる人、どっかにぃ、転がってないかなぁ』
『そのへんに転がってる男でいいんですか?』
『……いや!』
『じゃあ、ボクなんてどうですか?』
『サイラスくん?』
『そう。ボクがもらってもいいですか? エミリーさんの処女』
『うーん。……いいよ!』

(何が、いいよ! だ! 私の馬鹿! バカバカバカバカ!!!!)

 酔って馬鹿みたいな受け答えしかできなくなっていた自分が憎い。そのせいで私は今、絶体絶命だ。

「エミリーさんの処女、ボクにくれるって。言いましたよね?」

 ニコリと笑う空色の瞳が、チリチリと熱をもっていることがわかる。


 ──トン。


 肩を押されて、今度こそ押し倒された。

「あの、あのね、サイラスくん」
「はい。なんですか?」
「こういうのは、よくないと思うの」
「……酔い、覚めてきちゃいました?」
「うん。覚めたの! 完全に覚めた! ありがとう! 私はもう大丈夫! 酔って変なこと言ってごめんね!」

 介抱の必要はない。あれは酔っ払いの世迷い言。それで納得して帰ってもらおう。
 必死に言い募る私を見たサイラスくんは、

「ははは。エミリーさん、かわいいですね」

 と笑った。

「や、やめてよ、もー。こんなおばさん捕まえて、か、かわいいだなんて!」

 冗談っぽく言ったが、これは自分に刺さる。

「……なんで、そんなこと言うんですか?」
「え?」
「泣かないでください」

 目尻を撫でられて、涙が滲んでいることにようやく気付いた。

「エミリーさんは、かわいいです」
「そんなこと、ない」
「いいえ。かわいいです。……ボクだけですか?」
「え?」
「こんなにかわいいエミリーさんを知ってるのは、ボクだけですか?」

 ぎゅっと、両手を握られた。いわゆる恋人繋ぎで。

「それは、その……」
「ん?」

 顔を覗き込まれて、今度は顔に熱が集まる。きっと、真っ赤な顔をしているだろう。

「そう、だけど」

 また、サイラスくんがうっとりと微笑んだ。

「うれしいです」

 同時に唇に柔らかい感触が触れて。

(キス、された)

 これも初めて、だ。

「かわいい」

 サイラスくんは、うわ言のように『かわいい』と繰り返しながら、私に優しいキスをしてくれる。
 そうしていると、だんだん頭がぼんやりしてきた。

(また、お酒まわってきたのかな?)

 そんなことを考えていたら、今度は唇を舐められた。

「ひゃっ!」

 思わず声を上げた私に、サイラスくんが微笑む。

「大丈夫。キス、気持ちいいですね」
「きもち、いい……?」
「そんな顔しちゃって。ほんと、かわいい」

 上と下の唇の間を舐められてから、下唇を吸われると、なんだか背中がぞわぞわしてきた。

「くち、開けてください」
「あ、あける?」
「もっと、きもちよくなりましょ?」
「ん」

 言われた通りに、口を開く。頭が馬鹿になってきたらしい。薄暗い寝室の中で響く水音に腰が震える。すると、口の中に何かがヌルリと侵入してきて。

(あ、これ、舌だ。サイラスくんの、舌……)

 ぼんやりと何が起こっているのか理解した。その舌が、私の咥内を余すことなく舐め尽くそうと動き回る。

「んっ、んぅっ」

 最後に私の舌を吸われて、唇が離れていくと、

「……あっ」

 思わず、変な声が出てしまった。慌てて口を塞ぐ。

(なに今の、物欲しそうな声……!?)

 真っ赤になって口を塞ぐ私の様子を、サイラスくんが嬉しそうに見ている。

「恥ずかしがらないで。きもちよくて声が出るのは、普通のことですよ」
「ふつう? これが?」
「少しずつ、慣れていきましょうね」

 言いながら、サイラスくんが私のブラウスのボタンを外し始めた。

「きゃ、ちょっと!」
「なんですか?」
「なんですかじゃなくて……」
「ダメなんですか?」

 サイラスくんが、ブラウスの3つ目のボタンを口に含んだ。そのまま上目遣いに私を見て。

「ダメですか?」

 唇と舌で、ボタンを転がす。その様子に、何かがこみ上げてきた。

「……ダメ、だけど」
「だけど?」
「んっ……」

 問いながらもサイラスくんはボタンをピチャピチャと音を立てながら舐めていて。両手を握り直して、指先で私の手の甲をさすさすと擦る。

「ん?」
「ダメ、だけどぉ……!」

 その先をどうしても言えない私のことを、うっとりと見つめてくる。

「ふふふ。いいですよ。今日は」
「え?」
「酔ってるせいにしましょう。エミリーさんは酔ってるから。だから抵抗できないんです」
「よってるから……」
「そう。酔ってるから、ここから先のことは仕方がないことです」
「しかたがないこと……」
「ね。ぜんぶお酒とボクのせいにしてください」
「……ん」

 私が小さく頷いたのを見て、サイラスくんが残りのボタンを外した。

「はぁ、エミリーさんの下着……」

 サイラスくんが熱い吐息を吐きながら、私のブラジャーに鼻先を寄せた。

「白……。なんで……」

 うわ言のように言われて、慌てて自分の下着を確認する。お気に入りの白い総レースの上下セットだ。毎日味気ない制服を来ているので、『せめて下着だけでも』と可愛いものを選ぶようにしている。

(年相応じゃないかも……)

「へん?」
「いいえ。……最高です」

 背中に回された手で、あっさりとホックを外される。そっとブラジャーをどかされると、大して大きくもない胸が顕になった。

「んんぅ」

 恥ずかしさに身を捩ると、サイラスくんが私の腰を掴んで押し留めた。

「動かないで。ちゃんと見せてください」
「や、ぁ」
「はぁ、ん……、恥ずかしがってるの、かわいい」
「んぅ」

 耳元で熱っぽい吐息混じりに言われて、私まで熱い息を吐いてしまう。

「触りますね」
「おねがい、いちいち、っ……いわないで……っ」
「わかりました。……お話ししながらセックスするのは、また今度にしましょうね」

(お話ししながら、せっくす……?)

 意味がよくわからないが、とりあえずあれこれ言うのはやめてくれるらしい。サイラスくんは黙ったままで私の目を見て、胸に触れた。

「んっ、……んん」

 やわやわと揉みしだかれて、くすぐったいような、なんともいえない感触が全身に伝わっていく。その感触に震える足を縮こまらせると、それを見たサイラスくんがクスリと笑った。次いで、自分の唇を舐める。私の目を見ながらするものだから、ドキリと胸が高鳴った。次に何をされるのか、想像してしまったのだ。

 私の想像通りになった。左の胸の頂きにサイラスくんの唇が触れて、優しく舐められる。

「ふっ、んっ」

 鼻にかかるような声が漏れて、恥ずかしい。我慢しようとしても、どうしても漏れてしまう。

(これが、きもちいい……?)

 サイラスくんの『きもちよくて声が出るのは、普通のこと』という言葉を思い出す。どうやら、気持ちいいと声が出るらしい。

「あっ、んぅ、あぁっ!」

 喰むように舐められたかと思えば、今度は音を立てて強く吸われて。反対の乳頭は、指で摘まれてコシコシと擦られた。

「ああ、あんっ! あっぁぁ!」

 大きな声が出る。我慢なんか、できない。

「かわいい……」

 サイラスくんが、また呟く。そして、今度はスカートに手をかけた。ゆっくりとホックを外されて、するりと足から抜かれる。

「これも、かわいい」

 長い指が、太ももを辿ってガーターベルトに触れた。

「いわないでぇ……」
「ごめんなさい。でも、我慢できません」
「んぅ……」

 さわさわとベルトとストッキングのつなぎ目のあたりを撫でながら耳元で囁かれて、全身がゾワゾワと震える。
 ガーターベルトはそのままで、ショーツだけを脱がされた。

「あっ、だめ……!」

 小さな声で訴えてみるが、あまり意味はない。だって身体は素直に腰を浮かせて、彼が脱がせるのに協力したから。この先を『早くしてほしい』と思っているのだ、私は。

(はしたない……!)

 そんな私の内心の葛藤など知ってか知らずか、サイラスくんは脱がせたショーツを自分の頬にあてた。

「なに、して……」

 うっとりと微笑みながら、今度はショーツに鼻先を埋める。

「ん。エミリーさんの匂い、覚えておこうと思って」
「にお、っい!?」

 思わずぎょっとした私に、サイラスくんが笑みを深める。

「ちょっと酸っぱい匂いがしますね。……なんでだと思います?」
「すっぱい?」

 首を傾げた私の耳元に、サイラスくんの唇が寄せられる。そして、彼の指先がそこを触れる。

 ──クチュ。

「ここが、ぐっしょり濡れてるからです」
「んんっ!」

 ちょんと触られてから耳元で言われて、じゅんと音を立てて蜜が溢れたのがわかった。

「ほら、また」
「あっ、んっ、ダメ、ダメ……!」
「ダメじゃないです。きもちいい、です」
「や、あぁぁ……っ!」

 グチュグチュと恥ずかしい音を立てながら、サイラスくんがそこに指を滑らせる。

「あっ、あん、あぁ、あ……っ」

 私はもう、腰をガクガクと震わせながら、はしたない声を出すことしかできなくなっていた。

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