上 下
105 / 123
最終章 最後に愛は勝つ!? 婚約破談の危機に害虫駆除!

絶倫皇女、聖剣を扱かれる ♡

しおりを挟む
 もう私の頭の中には『屈辱』の二文字しか思い浮かばなかった。

 確かにさっき自分でやります!!と意気込みながら言った。だが、いつも付いてない物がアソコからニョキッと生えてくるのを体感すると、もう恥ずかしいやら見たくないやらで気持ちの整理が追い付かない。

 しかし、生えてしまったものは仕方がない。私がやらねばグレンが犠牲になってしまうのだ。

「…………で、これからどうすればいいの?」
聖剣エクスカリバーでセックスしてセックスしてセックスしまくるにゃ! そうすれば、彼女の毒を吸い上げる事ができるにゃり♡』

 複雑ぅぅぅぅ、すっごい複雑ぅぅぅぅ!!
ペニスバンドを装着するならまだしも、女の子なのにペニスが生えて女性に対して淫らに腰を振るなんてぇぇぇぇ……! それだったら女性同士らぶえっちしてた方が断然燃えるのにぃぃぃぃっ!

「はぁ……すっごく複雑だわ」
『にゃはははっ! おまいさんの事にゃ、一度快感を覚えたらそんな恥ずかしい気持ちなんて綺麗サッパリ忘れてるにぇ。だから、さっさとセックスしてくるにゃり!』

 おい……今、凄く軽い感じでセックスしてこいって言ったな!? 主神である貴様がそんな思考をしているから世界が荒れてるんじゃないかと思ったわ!

 あぁ……でも、今回は別。
今回だけはこの立派なモノでネリスお姉様と毒抜きセックスしないといけないのよ。ズッコンバッコンやるしかない。

『それじゃあ、頑張るにゃりよ~~! おまいさんの武運を祈ってるにぇッ!』
「えぇ……また、お会いしましょう」

 疲れた顔で猫神様との会話を終えると、私は猫神様の像をグレンに返した。いつもは感じる事のない太腿に当たる異物感に対し、私は羞恥で悶えながら手で顔を覆ったのだった。

 ▶︎イングリッドは聖剣エクスカリバーを手に入れた!

◇◇◇

「インジー、そろそろ見てみたらどうですか?」
「やだ……恥ずかしい」

 私は馬車に揺られている間、ずっと内腿を固く閉じていた。そうでもしないと私の股間に突如として現れた聖剣エクスカリバーがテントを張り、存在を主張してしまうからだった。

「うぅ……いつも好きで舐めたり突かれたりしてる物が自分のアソコにあるだなんてぇ……。こんなに恥ずかしい思いをするとは予想だにしてなかったわ」
「さっき、自分でやるって宣言してたのにですか?」
「……うん。だって、私は女の子だもん」
「それじゃあ……私が手解きしましょうか?」

 え、手解き? もしかして、私のアソコから生えたモノを触ってくれるの……?

 グレンは早速、狭い馬車の中で私の目の前で跪き、スカートを捲ってきたのだった。

「ま、待ってグレン。心の準備が……」
「待ちませんよ。だって、後もう少ししたら街に入るじゃないですか」
「そうかもしれないけど……私ね、アソコから生えてるモノを見る勇気がないの」
「さっき主神も言ってたでしょ? 貴方の事だから気持ち良くなったら、きっとやみつきになるって。ほら、物は試しです。早くやってみましょうよ」

 グレンはワンピースの裾を更に捲り上げ、私のアソコから生えたペニス擬きを露出させた。

「ま、待ってグレン! あ……やだっ、本当に生えてる……!」

 ドクドクと脈打つ私の赤く腫れ上がった私のペニス擬きを初めて見た。形も大きさも文句なしの一級品。カリ高だし、これで弱い所をガンガン突かれたら白目剥いて昇天する事間違いなしの代物だった。

「凄い……ちゃんと尿道口まで付いてるのね」

 私は人差し指で尿道口付近を指でツンツンと突いた後、小さな穴をクパッと優しく広げてみる。すると、先走りのようなネバネバとした分泌液が滲み出て来た。

 これ本当のペニスみたい。
精巣は……さすがに付いてないか。はぁぁぁぁ……良かったぁぁ!!

 それでも複雑な気持ちは変わらなかったが、何故だろう……グレンにずっと見られているせいなのか、だんだんエッチな気分になってきた。

「グ、グレン……本当に手解きをしてくれるの?」
「貴方が望んでいるのであれば」
「……これを見て気持ち悪くならないの?」
「なりませんね。多分、インジーだからですよ。アランやヒューゴだったらきっと吊し上げてます」

 それを聞いた私はプッと吹き出し、少し恥ずかしがりながら「じゃあ……私のおちんちん、いっぱいイカせて?」と言うと「かしこまりました」と笑って答えてくれた。

「痛かったら遠慮なく言って下さいね」
「うん……っ、ふぅ……」

 先ずグレンが触れたのは陰茎だった。
先端から流れ落ちた先走りを使いながら、ゆるゆると優しく上下に扱き始める。暫くしてから指で輪を作り、わざとカリに引っ掛かるように扱かれると腰が少し揺れ動いてしまったのだった。

「はぁ、ん……」
「気持ち良いですか?」
「ん……ソコ、刺激強い……♡」

 私は座席からずり落ちそうになりながらも必死で手すりに掴まっていた。

 確かに気持ち良いのだが刺激が強すぎる為、このままだとイケないのは確かだ。それに、なんだかムズムズとした物足りなさも感じもするし……一体、何が足りないんだろう?

 私がハァハァと息をしながらそんな事を考えていると、グレンが良い事を思い付いたのかニヤッと笑った。

「……インジー、いつも貴方がしてくれるみたいにフェラをしてみても良いですか?」
「えっ!?」

 フェ、フェラ!?
このアングルで貴方が私のペニスを口に含むなんて眼福でしかない……ゲフンゲフン!

「グ、グレンがコレを舐めるの……?」
「えぇ♡ 是非、貴方がいつも私にしてくれてるみたいに体感して欲しいのです。貴方の口の中は暖かくて強弱つけて吸ってくれるし、それに貴方の口内で精液を出した後のアフターケア……それが堪らなく好きなんです」

 アフターケア?
そんな事してたっけ……って––––。

「あっ、待ってグレンッ! そこくすぐったい……♡」

 足がガクガクと痙攣してしまった。
先っぽにチュッとキス落とされ、ほぼ同時に陰茎をゆるゆると扱きながら裏筋を舐められる……それだけで私は息が上がってしまった。

「っ……はぁぁぁん♡」
「チュッ……フフッ、気持ち良いですか?」
「うん……気持ちぃぃ……♡」

 素直にそう言うとグレンは嬉しそうに笑いながら、一番敏感な部分をパクリと口に含んで強弱をつけながら吸い始めた。加えて、口内でうねうねと亀頭に舌が絡みつく感触がして腰が勝手にゆらゆらと揺れ動いてしまう。

「うあぁッ……それはぁ、やッ!」
「チュブッ、ヂュウゥゥ……はぁ、はぁっ♡ やはり形が変わっただけで味はインジーのモノと同じですね♡」
「そんなモノ扱いたままニヤけないでよぉぉ! んぁぁぁぁ……♡」
「あぁ、足先をそんなにピンと伸ばしちゃって……本当に感じてくれてるんですね。今度、主神に女の子にして欲しいって願ったら叶えてくれると思いますか?」

 おいおいおいおい……今なんて言った!? グレン、貴方は女の子になりたい願望があったのか!?

「グレン……ひゔっ!?」

 私が何かを変な事を言う前にグレンがギュッと私の陰茎を握ってきた。

「……勘違いしないで下さい。私は男のままが良いです。ですが、インジーのここにペニスが生えて男の快感を感じれるんだったら、私も女の快感を感じたみたいなって思っただけです」

 ……マジですか。
いつもあるモノがないだけでもすっごく違和感あると思うよ? 現に私がそうだもん。

「いつか一緒に主神にお願いして下さいね」
「やる気満々ね……分かったわ。いつか一緒に猫神様へお願いしましょう」
「約束ですよ? さぁ、仕上げに入りましょうね♡」
「あ……それ、はぁ…………あぁんっ!」

 グレンが喉の奥ギリギリまで私のペニスを口に含んで出し入れをし始めた。私は唇を噛み締めて快感に耐える……だが、足腰がガクガクと震えて声が抑えられなくなってきた。

「ぅゔ……あぁッ、くぅぅぅぅ……」

 馬車が走行中で本当に良かったと思う。
じゃないと、私の声やグレンが私のペニスを激しく吸い上げる音が丸聞こえなのだから。

 ジュポッ、ジュルジュル……ジュププ……ジュッ!

 私の絶頂が近いと感じたのか、グレンは亀頭中心に激しく亀頭を舐め取り、陰茎は手で激しく扱かれるとゾクゾクとした快感の波が押し寄せ始めた。

「あぁんッ、もぉやぁぁぁぁッ!」

 私はブンブンと頭を振り乱しながら足を目一杯開き、迫り上がってくる快感に耐える為に必死に手摺を掴んだ。

「んあぁぁッ、グレン! そんなに激しくされたら私、どうにかなっちゃう!」

 それでもグレンは止めてはくれなかった。私の反応を面白いと感じたのか更に扱く速度を早めたのである。

「はぁぁぁぁん、グレンッ……♡ どうしよっ、すっごくゾクゾクするの♡ それにっ……何か、来ちゃうぅぅ♡ インジーのペニス、さっきからドクドクしてる……グレン、離れてぇぇ……!」

 今の私の身体に精巣は備わっていない。だから、いつも私が飲み干してる精液は出ないはずだ。もし、出るとしたらきっと潮だと思う。

 ヤダッ……先っぽから沢山潮を噴いちゃうかもしれないなんて! それに今、グレンが私のを咥え込んでるじゃないッ!

「やあぁぁぁぁッ! グレン、離してっ! 何か来ちゃいそ……このまま、だと! 貴方の……口にぃ……ふ、噴いちゃ……んあッ–––––♡♡」

 ビュク、ビクンッ! ビクビク……ビュッ––––♡

「んはぁーー、はぁーー♡ はあぁん、もう立てないぃぃ……♡」

 真っ赤な顔をさせながら私はイッた。私のペニス擬きがまだ痙攣しながら、天に向かってピンと勃ち上がっている。

 グレンの喉が上下するのが何度か見えた。多分、潮を噴いたのをゆっくりと飲み込んでいるのだと思う。

「グレン……?」

 恐る恐る彼の名前を呼んでみた。そして、暫くしてからグレンは私のペニスから口を離し、眩しい笑顔で「ご馳走様でした♡」と言い放ったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】

白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。 故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。 好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。 しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。 シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー ★登場人物紹介★ ・シルフィ ファイターとして前衛を支える元気っ子。 元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。 特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。 ・アステリア(アスティ) ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。 真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。 シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。 ・イケメン施術師 大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。 腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。 アステリアの最初の施術を担当。 ・肥満施術師 大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。 見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。 シルフィの最初の施術を担当。 ・アルバード シルフィ、アステリアの幼馴染。 アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。

クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった

山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』 色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。 ◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。

【R18】聖処女騎士アルゼリーテの受難

濡羽ぬるる
ファンタジー
清楚な銀髪少女騎士アルゼリーテは、オークの大軍勢に屈し、犯されてしまいます。どんなに引き裂かれても即時回復するチート能力のおかげで、何度でも復活する処女を破られ続け、淫らな汁にまみれながらメスに堕ちていくのです。

ゆったりおじさんの魔導具作り~召喚に巻き込んどいて王国を救え? 勇者に言えよ!~

ぬこまる
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれ異世界の食堂と道具屋で働くおじさん・ヤマザキは、武装したお姫様ハニィとともに、腐敗する王国の統治をすることとなる。 ゆったり魔導具作り! 悪者をざまぁ!! 可愛い女の子たちとのラブコメ♡ でおくる痛快感動ファンタジー爆誕!! ※表紙・挿絵の画像はAI生成ツールを使用して作成したものです。

【R18】ダイブ〈AV世界へ堕とされたら〉

ちゅー
ファンタジー
なんの変哲も無いDVDプレーヤー それはAVの世界へ転移させられる魔性の快楽装置だった 女の身体の快楽を徹底的に焦らされ叩き込まれ心までも堕とされる者 手足を拘束され、オモチャで延々と絶頂を味わされる者 潜入先で捕まり、媚薬を打たれ狂う様によがる者 そんなエロ要素しかない話

完結【R―18】様々な情事 短編集

秋刀魚妹子
恋愛
 本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。  タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。  好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。  基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。  同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。  ※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。  ※ 更新は不定期です。  それでは、楽しんで頂けたら幸いです。

【R18】泊まった温泉旅館はエッチなハプニングが起きる素敵なところでした

桜 ちひろ
恋愛
性欲オバケ主人公「ハル」 性欲以外は普通のOLだが、それのせいで結婚について悩むアラサーだ。 お酒を飲んだ勢いで同期の茜に勧められたある温泉旅館へ行くことにした。そこは紹介された人のみ訪れることのできる特別な温泉旅館だった。 ハルのある行動から旅館の秘密を知り、素敵な時間を過ごすことになる。 ほぼセックスしかしていません。 男性とのプレイがメインですが、レズプレイもあるので苦手な方はご遠慮ください。 絶倫、巨根、連続絶頂、潮吹き、複数プレイ、アナル、性感マッサージ、覗き、露出あり。

処理中です...